auの「スマホトクするプログラム」で購入したiPhoneを2年ほど使い、「古い端末だけ返却したい」「新しいスマホの購入手続きとは別に返却できるのか」と迷うことがあります。さらに、au ID・My auが複数あり、端末購入時の契約者と現在利用しているpovo回線の契約者が異なると、オンラインショップで表示される端末や契約情報も分かりにくくなります。
重要なポイントは、従来の「スマホトクするプログラム」は、新しいau端末への機種変更を必須条件としていないことです。au公式の特典利用ナビには「端末返却のみで特典を利用したい場合」の手続きが明記されており、auの契約状況にかかわらず所定の方法で特典を申請できます。au公式「スマホトクする・かえトクプログラム 特典利用ナビ」[参照]
そのため、「旧iPhoneのスマホトクするプログラム特典」と「これから使う端末をどう購入するか」は、いったん別の手続きとして整理すると分かりやすくなります。この記事では、返却のみで利用できる条件、povo利用中の場合、My auの名義や表示端末が食い違う場合の考え方を順番に解説します。
- まず確認|「スマホトクするプログラム」は返却だけでも特典を利用できる
- 「スマホトクするプログラム」と「かえトクプログラム」は条件が違うので注意
- povoを使っていてもスマホトクするプログラムは継続できる?
- My auが2つある場合は「返却したい端末に紐付くau ID」が重要
- 旧iPhoneの返却と新しいiPhoneの購入は分けて考えられる
- 「機種変更できません」と表示される理由
- My auに2代前の機種が「現在の機種」と表示される場合
- 返却だけならMy auから申し込める
- 郵送返却には期限があるので申し込んだまま放置しない
- 2年前に購入したなら「何カ月目か」を必ず確認する
- 返却前に必ずバックアップと初期化をする
- 画面割れや故障がある場合は追加負担の可能性がある
- 2026年現在は「スマホトクするプログラム+」へ移行している
- 新端末は「機種変更」以外に機種のみ購入という方法もある
- 本人名義と母親名義が混在しているなら購入前にauへ確認するのが安全
- 今回のようなケースを整理するとどうなる?
- 手続きを始める前のチェックリスト
- まとめ|返却特典と新機種購入を別々の手続きとして整理しよう
まず確認|「スマホトクするプログラム」は返却だけでも特典を利用できる
従来のau「スマホトクするプログラム」は、対象機種を残価設定型の分割払いで購入し、所定の時期以降に端末をauへ返却することで、最終回支払分などの支払いが不要になる仕組みです。
au公式による現在の特典適用条件は、「本プログラムで購入された機種を12カ月以上利用後、auが回収すること」です。新しいスマートフォンをauで購入すること自体は、従来のスマホトクするプログラムの特典適用条件として記載されていません。au公式「スマホトクするプログラム」[参照]
さらにauの特典利用ナビには、My auから申請する方法として「端末返却のみで特典を利用したい場合はこちら」という手続きが明記されています。つまり、旧端末を返却して特典を受けることと、新端末を購入することを必ず一つの「機種変更」として同時処理する必要はありません。
「スマホトクするプログラム」と「かえトクプログラム」は条件が違うので注意
ここで混同しやすいのが、以前提供されていた「かえトクプログラム」です。名前が似ていますが、特典条件は同じではありません。
| プログラム | 旧端末の回収 | 新しい端末の購入 |
|---|---|---|
| スマホトクするプログラム | 必要 | 特典利用の必須条件ではない |
| かえトクプログラム | 必要 | 原則としてauで対象となる新しい機種の購入が条件 |
2023年ごろにiPhone 15を「スマホトクするプログラム」で購入したケースであれば、基本的には前者について確認することになります。ただし、記憶だけで判断せず、My auにログインして実際に加入しているプログラム名を確認することが重要です。
au公式の特典利用ナビでも、最初に返却したい機種に紐付くau IDでMy auへログインし、契約中のプログラム名と加入期間を確認するよう案内されています。加入プログラムの確認方法[参照]
povoを使っていてもスマホトクするプログラムは継続できる?
端末をauのスマホトクするプログラムで購入したあと、通信回線を変更しているケースもあります。この点についてau公式は、au回線を解約した後もスマホトクするプログラムを継続利用できると案内しています。
つまり、「現在の通信回線が通常のau契約ではないから、以前購入したiPhoneのスマホトクするプログラムが自動的に消滅する」という仕組みではありません。現在povoを利用している場合でも、旧端末に紐付いているプログラム契約を確認する価値があります。
重要なのは、現在SIMやeSIMで利用している電話番号だけを見るのではなく、「返却したいiPhoneをスマホトクするプログラムで購入した契約」を確認することです。
My auが2つある場合は「返却したい端末に紐付くau ID」が重要
今回のように、端末購入に関するMy auと、現在使用している回線に関するMy auが異なる場合は、「どちらのアカウントが正しいか」と一括して考えない方が整理しやすくなります。
au公式の特典利用ナビでは、スマホトクするプログラムを確認するときに「返却したい機種に紐付くau ID」でMy auへログインするよう案内されています。
例えば、iPhone 15を本人名義のau IDでスマホトクするプログラム購入し、現在使用しているpovo回線が母親名義の別アカウントになっているのであれば、iPhone 15の返却手続きについては、まず本人名義側でプログラム契約が表示されるか確認します。
旧iPhoneの返却と新しいiPhoneの購入は分けて考えられる
状況を整理すると、旧端末と新端末について次のように分けて考えることができます。
| やりたいこと | 基準になる契約 |
|---|---|
| iPhone 15のスマホトクするプログラムを確認 | iPhone 15に紐付いているプログラム契約・au ID |
| iPhone 15を返却して特典を申請 | 返却対象端末に紐付くau IDから申請可能 |
| 新しいスマホを購入 | 購入方法・現在の回線契約に応じて手続き |
したがって、「本人名義のau IDで旧iPhoneの返却特典を申請し、新端末については別途、購入可能な契約・方法で購入する」という考え方自体は、スマホトクするプログラムの仕組みと矛盾しません。
ただし、「母親名義のpovoアカウントから新端末を買えば必ず問題ない」とまでは断定できません。新端末の注文時に選択する契約種別や購入方法、契約者情報、本人確認、現在のpovo契約状況によってオンラインショップ側の受付条件が変わるためです。
「機種変更できません」と表示される理由
au Online Shopの「機種変更」は、単純なスマートフォン本体の通販とは異なります。既存の回線契約に対する機種変更として処理する場合、その回線契約に紐付いたau IDでの認証が必要になります。
そのため、スマホトクするプログラムの端末購入契約だけが見える本人名義のau IDでログインしても、現在機種変更の対象となる回線が別のau ID・別名義に紐付いていれば、「このau IDでは機種変更できない」「利用中の回線に紐付くau IDでログインしてください」といった案内になることがあります。
これは必ずしもiPhone 15のスマホトクするプログラムが利用できないという意味ではありません。「旧端末の返却資格」と「新端末を回線の機種変更として購入できる資格」は別の情報だからです。
My auに2代前の機種が「現在の機種」と表示される場合
現在はiPhone 15を使っているのに、回線側のMy auでは2台ほど前のスマートフォンが「現在利用中の機種」として表示されるケースがあります。
SIMやeSIMを別の端末へ移して使用した場合など、My auに表示される登録上の機種と、実際に手元で利用している端末が一致しないことがあります。その表示だけを根拠に、「iPhone 15がスマホトクするプログラムの対象から外れた」と判断する必要はありません。
確認すべきなのは、iPhone 15の購入契約側でスマホトクするプログラムの加入情報と対象端末が確認できるかどうかです。返却対象端末のIMEI(製造番号)も併せて確認しておくと、問い合わせ時の照合がスムーズです。
返却だけならMy auから申し込める
従来のスマホトクするプログラムについて、au公式では特典申請方法として、au Style・auショップなどの取扱店、お客さまセンター、My au(Web)を案内しています。
My auを利用する場合は、返却したい機種に紐付くau IDでログインし、「端末返却のみで特典を利用したい場合はこちら」から登録します。au公式 特典申請方法[参照]
つまり、「新しいスマホを購入する画面まで進まないとiPhone 15を返却できない」というわけではありません。返却のみの申請ルートが公式に用意されています。
郵送返却には期限があるので申し込んだまま放置しない
返却のみで特典を申し込んだ場合も、申請しただけで特典適用が完了するわけではありません。auによる端末の回収・査定が必要です。
au公式の案内では、My auやお客さまセンターなどから登録した場合、回収キットは通常1週間程度で届くとされています。また、郵送の場合は申し込みの翌月25日までに発送できないと特典を受け付けられなくなるため注意が必要です。au公式 端末返却方法[参照]
返却期限は非常に重要なので、回収キットが届いたら長期間保管せず、データ移行と初期化を済ませて早めに返送する方が安心です。
2年前に購入したなら「何カ月目か」を必ず確認する
スマホトクするプログラムでは、購入した月を基準に特典利用時期が決まります。au公式では、対象機種購入後13カ月目から25カ月目までに回収された場合、最終回支払分が不要になる仕組みが案内されています。
25カ月目までに特典を利用しなかった場合は、一定の審査後、最終回支払分が再度24回に分割されます。ただし、その後も対象端末を返却すると、回収・査定完了月の請求分を含めた残債が不要になる仕組みがあります。au公式 スマホトクするプログラムの支払いイメージ[参照]
「ちょうど2年前」という感覚だけで判断せず、My auで購入年月、現在何カ月目なのか、残っている分割支払金、最終回支払額を確認してから申し込むことをおすすめします。
返却前に必ずバックアップと初期化をする
返却するiPhoneには写真、LINE、連絡先、認証アプリ、Apple Account関連情報など重要なデータが入っています。新端末へのデータ移行を完了してから旧端末を初期化します。
auも、返却する端末について事前に利用者自身でバックアップとデータ初期化を行うよう案内しています。回収後に端末内へ残っていたデータは消去され、復元できません。
また、SIMカード、ケース、ストラップなど返却対象ではないものは取り外します。iPhoneの場合は「探す」などの設定も含め、返却時に求められる手順を最新のau案内に沿って確認してから発送すると安全です。
画面割れや故障がある場合は追加負担の可能性がある
スマホトクするプログラムは、返却すれば端末の状態にかかわらず必ず残価が免除される制度ではありません。auによる回収・査定条件があります。
画面割れ、筐体の破損、電源が入らない、充電できない、非純正バッテリーへの交換など、端末状態によっては故障時利用料が必要になる場合があります。状態が著しく悪い場合などには特典自体を利用できないこともあります。au公式 回収・査定条件[参照]
特に返却直前に故障している場合は、「どうせ返すから」とそのまま発送するのではなく、適用される故障時利用料や加入中の補償サービスを確認しておくと予想外の負担を避けやすくなります。
2026年現在は「スマホトクするプログラム+」へ移行している
なお、現在auで新しい端末を購入するときには制度名にも注意が必要です。従来の「スマホトクするプログラム」は、auスマートフォン・タブレットについて2026年2月25日で新規受付を終了し、2026年2月26日から「スマホトクするプログラム+」が提供されています。au公式 新規受付終了のお知らせ[参照]
これは、以前スマホトクするプログラムで購入したiPhoneの契約が無効になったという意味ではありません。旧プログラム加入者については、従来の条件に従って特典利用を行います。
一方、これから購入する新端末について新しい購入プログラムを利用する場合は、「スマホトクするプログラム+」の現在の加入条件・特典利用料などを確認する必要があります。過去のiPhone 15の返却条件と、新しく買う端末のプログラム条件を混同しないようにしましょう。
新端末は「機種変更」以外に機種のみ購入という方法もある
au Online Shopには、回線の機種変更だけでなく「機種のみ購入」という購入方法も用意されています。au公式の購入ガイドでも、商品選択時に「オンラインショップで機種のみ購入」を選ぶ流れが案内されています。au公式「機種のみ購入」ガイド[参照]
そのため、現在の回線契約と端末購入契約の名義が複雑になっている場合、「回線の機種変更」という手続きに無理にまとめるのではなく、旧iPhoneの返却特典と、新端末の購入方法を別々に検討できる場合があります。
ただし、利用できる割引、購入プログラム、本人確認方法、分割払いの条件などは「機種変更」と「機種のみ購入」で異なる可能性があります。価格だけでなく、注文画面に表示される契約条件まで比較することが重要です。
本人名義と母親名義が混在しているなら購入前にauへ確認するのが安全
一般的なケースならオンラインだけで手続きを完結できますが、端末購入契約は本人名義、現在のpovo回線は母親名義、さらにMy au上の現在機種が実機と一致しないという状態では、通常より契約関係が複雑です。
この場合、「母親名義のアカウントでそのまま新端末を注文してよいか」を推測だけで進めるより、注文確定前にauへ契約状態を照会する方が確実です。特に、新端末を誰の名義で購入したいのか、今後povo回線の名義をどうするのかも合わせて整理しておくとよいでしょう。
問い合わせる際は、「返却したいiPhoneの電話番号」だけではなく、iPhone 15のIMEI、スマホトクするプログラムが表示されるau ID、現在のpovo回線に紐付くau IDを整理しておくと説明しやすくなります。auの特典利用ナビには、お客さまセンターから申請する方法も掲載されています。au公式 特典利用ナビ[参照]
今回のようなケースを整理するとどうなる?
例えば、「本人名義でスマホトクするプログラムを利用してiPhone 15を購入」「現在使っているpovo回線は母親名義」「本人側のMy auではiPhone 15のプログラムが確認できる」というケースを想定します。
この場合、まず本人名義側のMy auでiPhone 15にスマホトクするプログラムが紐付いていることを確認し、条件を満たしていれば「端末返却のみ」として特典を申請する方法があります。そして、新端末については現在の回線契約に合わせた購入、あるいは機種のみ購入など、別の手続きとして検討できます。
つまり「①本人側のプログラム契約で旧iPhoneを返却する」「②新しいスマホは別途、利用可能な方法で購入する」という二段階の考え方は可能です。ただし、②を母親名義のpovo回線から「機種変更」として申し込めるか、誰が新端末の契約者になるかについては、実際の契約情報に依存するため、注文確定前にauへ確認するのが安全です。
手続きを始める前のチェックリスト
名義やau IDが複数ある場合は、次の順番で情報を整理すると混乱しにくくなります。
- 返却したいiPhone 15のIMEIを確認する
- 本人名義のMy auでスマホトクするプログラムの加入状況を確認する
- 購入年月と現在の利用月数を確認する
- 残りの分割支払金と最終回支払額を確認する
- 「端末返却のみ」の特典申請が表示されるか確認する
- 新端末を誰の名義で購入するのか決める
- povo回線の契約名義とau IDを確認する
- 新端末へのデータ移行を完了してから旧端末を初期化する
- 回収キットが届いたら返却期限内に発送する
特に旧端末を先に初期化・発送してしまうと、新端末へのデータ移行や各種認証で困る可能性があります。可能であれば、新端末を使える状態にしてから旧iPhoneを初期化・返却する方がスムーズです。
まとめ|返却特典と新機種購入を別々の手続きとして整理しよう
従来のau「スマホトクするプログラム」は、新しいauスマートフォンを購入しなくても、旧端末の返却のみで特典を申請できます。au公式にも「端末返却のみで特典を利用したい場合」のMy au手続きが用意されており、au回線を解約した後もプログラムの継続利用が可能と案内されています。
そのため、端末購入契約とpovo回線で名義・au IDが分かれている場合は、「旧iPhoneの返却」と「新端末の購入」を無理に一つの機種変更手続きとして考える必要はありません。返却については、返却対象のiPhoneに紐付くau IDでプログラムを確認するのが基本です。
一方、新端末の購入については、現在の回線契約に対する機種変更、機種のみ購入など複数の方法があります。特に本人名義と家族名義が混在している場合は、誰の名義で新端末を購入するのかによって手続きが変わる可能性があります。
「旧iPhoneは本人名義のスマホトクするプログラムで返却」「新端末は現在の回線契約や希望する名義に合った方法で別途購入」という整理が基本になります。ただし、契約者名義が異なる特殊なケースでは、オンライン注文を確定する前にauへ契約情報を照会し、返却対象IMEIと各au IDの紐付きまで確認してから進めるのが最も確実です。

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