ソフトバンクとワイモバイルの2回線を1台のiPhoneで利用している場合、海外旅行では「どちらの回線でデータ通信するのか」「両方のデータローミングをオンにしてよいのか」が分かりにくくなります。特にアメリカ旅行では、ソフトバンクの「アメリカ放題」があるため、一般的な海外ローミングとは少し考え方が異なります。
2026年9月時点のソフトバンク公式情報では、ロサンゼルスを含むアメリカ本土は「アメリカ放題」の対象エリアです。対象となるソフトバンク回線で「世界対応ケータイ」に加入していれば、アメリカ放題そのものへの別途申し込みは不要で、現地でデータローミングをオンにして利用できます。ソフトバンク「アメリカ放題」公式情報[参照]
一方、デュアルSIMだからといってソフトバンクとワイモバイルの両方のデータローミングを無条件にオンにする必要はありません。ロサンゼルスでアメリカ放題を使うことが目的なら、基本的にはモバイルデータ通信にソフトバンク回線を指定し、ソフトバンク側のデータローミングをオン、ワイモバイル側は不要ならオフにしておく方が分かりやすく、意図しない海外データ通信も防ぎやすくなります。
- ロサンゼルスはソフトバンク「アメリカ放題」の対象
- 主回線がソフトバンクなら自動的にアメリカ放題になる?
- アメリカ放題と海外あんしん定額は別のサービス
- ロサンゼルス到着後はソフトバンク側のデータローミングをオンにする
- ソフトバンクとワイモバイルのデータローミングを両方オンにする必要はない
- ワイモバイルも海外で使えるが、料金制度は別に確認する
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」にも注意
- ワイモバイル回線自体をオフにする必要はある?
- アメリカ放題ならデータ通信だけでなく通話・SMSも対象
- ロサンゼルス到着時にSMSを確認する
- 旅行前にMy SoftBankで確認しておきたいこと
- ロサンゼルス旅行での設定例
- 帰国したら設定を戻す
- サービス内容は旅行直前にも再確認する
- まとめ|ロサンゼルスではソフトバンク回線をアメリカ放題用に使うと分かりやすい
ロサンゼルスはソフトバンク「アメリカ放題」の対象
ソフトバンクのアメリカ放題は、アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、アメリカ領バージン諸島を対象とするサービスです。そのため、カリフォルニア州ロサンゼルスは対象エリアに含まれます。
2026年9月時点でソフトバンクが案内している利用可能ネットワークには、T-Mobile USA、Verizon Wireless、AT&Tなどがあります。実際に利用できるネットワークは機種や現地の電波状況などによって異なるため、旅行前には利用するiPhoneを指定して最新の対応状況を公式サイトで確認しておくと安心です。アメリカ放題のサービスエリア・料金[参照]
なお、同じ「アメリカ方面」でもグアムとサイパンはアメリカ放題の対象外です。ロサンゼルス旅行では問題ありませんが、旅行先によって適用サービスが変わることは覚えておきましょう。
主回線がソフトバンクなら自動的にアメリカ放題になる?
iPhoneの設定画面でソフトバンクを「主回線」と表示していることだけで適用が決まるわけではありません。重要なのは、実際に海外通信に使用するソフトバンク回線がアメリカ放題の利用条件を満たしているかです。
ソフトバンク公式では、アメリカ放題を利用するために「世界対応ケータイ」への加入が必要と案内しています。「世界対応ケータイ」は無料ですが、加入していない場合は申し込みが必要です。My SoftBankの「オプションサービス」から加入状況を確認できます。世界対応ケータイの申し込み方法[参照]
My SoftBankで「世界対応ケータイ」が加入済みなら、アメリカ放題そのものを旅行のたびに申し込む必要はありません。現地でソフトバンクから届くSMSを確認し、対象ネットワークへ接続して利用します。
アメリカ放題と海外あんしん定額は別のサービス
海外サービスを調べると「アメリカ放題」と「海外あんしん定額」が両方表示されるため、「ロサンゼルスではどちらを申し込めばよいのか」と迷いやすいところです。
アメリカ放題は、対象となるソフトバンク回線でアメリカ本土などを利用するときのサービスです。ソフトバンク公式では追加料金なしと案内されており、アメリカ放題自体への申し込みは不要です。
一方、「海外あんしん定額」は多数の国・地域で利用できる海外データ通信サービスです。利用開始時に専用サイトからプランを選択する仕組みなどがあり、アメリカ放題とは利用方法が異なります。サービス内容や対象料金プランは改定されることがあるため、渡航時点の情報は公式ページで確認してください。ソフトバンク「海外あんしん定額」[参照]
ロサンゼルス到着後はソフトバンク側のデータローミングをオンにする
アメリカ放題でモバイルデータ通信を利用するには、iPhone側でも海外ローミングを利用できる状態にする必要があります。ソフトバンク公式のiPhone向け案内では、アメリカ到着後に「設定」からモバイル通信を開き、「通信のオプション」からデータローミングをオンにする手順が案内されています。ソフトバンク公式・アメリカでiPhoneを使う設定[参照]
ただし、デュアルSIMのiPhoneでは「どの回線についてデータローミングをオンにしているか」を確認することが重要です。ソフトバンクとワイモバイルが両方登録されている場合は、回線ごとの設定を確認してください。
iOSのバージョンによって設定項目の名称や配置が多少変わる場合がありますが、考え方としては「モバイルデータ通信に使用する回線=ソフトバンク」「ソフトバンク回線のデータローミング=オン」という状態にします。
ソフトバンクとワイモバイルのデータローミングを両方オンにする必要はない
ロサンゼルスでソフトバンクのアメリカ放題を使うだけなら、ワイモバイル回線までデータローミングをオンにする必要はありません。
むしろ海外旅行では、データ通信に使わない回線のデータローミングをオフにしておく方が、どの回線で通信しているのか判断しやすくなります。意図しない海外ローミングを避ける意味でもシンプルな設定です。
例えば「ソフトバンク=主回線」「ワイモバイル=副回線」で、旅行中のインターネットをアメリカ放題だけで賄うのであれば、次のような設定が分かりやすいでしょう。
| 項目 | 設定例 |
|---|---|
| モバイルデータ通信に使用する回線 | ソフトバンク |
| ソフトバンクのデータローミング | オン |
| ワイモバイルのデータローミング | オフ |
| モバイルデータ通信の切り替えを許可 | 意図しない副回線通信を避けたいならオフを検討 |
これなら「どちらのSIMが海外データ通信をしているのか」が明確です。
ワイモバイルも海外で使えるが、料金制度は別に確認する
ワイモバイルにも国際ローミングサービスがありますが、ソフトバンク回線で利用する「アメリカ放題」と、ワイモバイル回線の海外利用条件を同じものとして扱わないことが重要です。
2026年9月時点では、ワイモバイルの海外データ通信サービスが移行期にあります。公式サイトでは、シンプルS/M/L、シンプル2 S/M/L、シンプル3 S/M/Lについて、2026年秋頃までの仕組みと、それ以降に予定されている「対象国で月2GBまで追加料金なし」という仕組みが案内されています。具体的な切替時期については公式サイト等で改めて告知するとされています。ワイモバイル「国際ローミング」最新情報[参照]
つまり、旅行日によってワイモバイル側の条件が変わる可能性があります。ソフトバンクのアメリカ放題だけを使う予定なら、ワイモバイルのデータローミングはオフにしておけば、この違いをあまり意識せずに済みます。
「モバイルデータ通信の切り替えを許可」にも注意
デュアルSIMのiPhoneには、選択しているモバイルデータ通信回線の状況によって、もう一方の回線によるモバイルデータ通信を利用できる設定があります。
海外で料金管理を明確にしたい場合は、「モバイルデータ通信」の設定画面を確認し、「モバイルデータ通信の切り替えを許可」がどのようになっているか確認しておくと安心です。
アメリカ旅行中に「データ通信は必ずソフトバンクのアメリカ放題だけを使う」と決めているなら、旅行中は自動切り替えを許可しない設定にしておくと、回線を管理しやすくなります。
ワイモバイル回線自体をオフにする必要はある?
データローミングをオフにすることと、回線そのものをオフにすることは別です。副回線でデータ通信をしないからといって、必ずワイモバイル回線自体を無効化しなければならないわけではありません。
ただし、海外ではデータ通信だけでなく音声通話やSMSにも海外利用時の料金・条件があります。ワイモバイル側で着信・発信なども一切必要ないのであれば、旅行中は副回線そのものをオフにするという方法もあります。
逆に、ワイモバイルの電話番号でSMSを受け取る必要があるなど、回線を有効にしておきたい理由がある場合は、回線を有効にしたままデータローミングだけオフにする方法があります。その場合も、海外での通話料金などは事前に確認しておきましょう。
アメリカ放題ならデータ通信だけでなく通話・SMSも対象
アメリカ放題の特徴は、データ通信だけのサービスではないことです。ソフトバンク公式では、対象エリア内でのデータ通信に加え、アメリカ滞在中の日本・アメリカ対象地域への通話やSMSなども無料対象として案内しています。アメリカ放題の対象サービス[参照]
ただし、すべての国際通話が無料になるわけではありません。アメリカから日本およびアメリカ以外の第三国へ発信する場合は210円/分と案内されています。また、日本からアメリカへの発信や国際転送電話など、アメリカ放題の対象外となる通信もあります。
「アメリカにいる間なら電話は何をしても無料」と考えず、発信先を確認して利用することが大切です。
ロサンゼルス到着時にSMSを確認する
アメリカへ到着してソフトバンク回線が現地ネットワークへ接続されると、ソフトバンクからSMSが届きます。公式案内では、そのSMSを確認してアメリカ放題の利用を開始する流れになっています。
このとき「海外あんしん定額を別途申し込まなければアメリカ放題にならない」と考えて操作を重ねる必要はありません。アメリカ放題は、世界対応ケータイなどの利用条件を満たしていれば自動適用されます。
ただし、SMSが届かない、圏外のまま、データ通信できないといった場合には、利用しているiPhoneが対応している現地ネットワークやローミング設定を確認してください。
旅行前にMy SoftBankで確認しておきたいこと
空港やロサンゼルス到着後に設定で慌てないため、出発前にMy SoftBankを開いて確認しておくのがおすすめです。
- 旅行で使用するソフトバンク回線が正常に契約中である
- 「世界対応ケータイ」が加入済みになっている
- 使用するiPhoneがアメリカでのローミングに対応している
- アメリカ放題の最新対象エリア・事業者を確認する
- iPhoneのモバイルデータ通信に使う回線を把握しておく
- ワイモバイル側を海外でデータ通信に使用するか決めておく
特に「世界対応ケータイ」は重要です。アメリカ放題そのものは申し込み不要ですが、世界対応ケータイへ未加入なら申し込みが必要です。My SoftBankのオプションサービス欄で「加入済み」になっているか確認しましょう。
ロサンゼルス旅行での設定例
例えば、1台のiPhoneに「主回線:ソフトバンク」「副回線:ワイモバイル」が登録されていて、ロサンゼルスではアメリカ放題だけでインターネットを使うケースを考えてみます。
日本にいるうちにMy SoftBankで世界対応ケータイへの加入を確認します。ロサンゼルス到着後、iPhoneのモバイルデータ通信に使用する回線としてソフトバンクを選び、ソフトバンク側のデータローミングをオンにします。現地ネットワークへ接続したらソフトバンクから届くSMSも確認します。
ワイモバイルは海外データ通信に使わないので、データローミングをオフにしておきます。さらに意図しない切り替えを避けたい場合は、モバイルデータ通信の自動的な回線切り替えも許可しない設定を検討します。
この構成なら「データ通信はソフトバンクのアメリカ放題だけ」という状態を作りやすくなります。
帰国したら設定を戻す
海外旅行から帰国した後は、iPhoneのモバイル通信設定を普段の状態へ戻しておきましょう。旅行中だけ副回線をオフにしていた場合は、ワイモバイル回線を再びオンにします。
データローミングについても、普段海外ローミングを利用しないのであればオフへ戻しておくと分かりやすいでしょう。また、モバイルデータ通信に使う回線や自動切り替え設定を変更していた場合も元の設定を確認します。
旅行前の設定画面をスクリーンショットに残しておけば、帰国後に元へ戻す際にも役立ちます。
サービス内容は旅行直前にも再確認する
海外ローミングサービスは、対象料金プラン、対象ネットワーク、無料通信の範囲などが変更されることがあります。特に2026年はソフトバンクの「海外データ放題」の提供やワイモバイルの海外ローミング制度の変更が進んでいるため、過去の記事やSNSだけで判断しないことが重要です。
旅行直前には、ソフトバンク公式のアメリカ放題[参照]と、ワイモバイル公式の国際ローミング[参照]を確認し、自分の契約プランでの条件を確認してください。
また、ソフトバンクは機種によって利用可能な海外事業者が異なる場合があると案内しています。使用するiPhoneの機種を指定してサービスエリア・料金を確認しておくと、より確実です。
まとめ|ロサンゼルスではソフトバンク回線をアメリカ放題用に使うと分かりやすい
ロサンゼルスはソフトバンク「アメリカ放題」の対象となるアメリカ本土です。旅行で使うソフトバンク回線が「世界対応ケータイ」に加入していれば、アメリカ放題そのものへの申し込みは不要です。現地ではソフトバンク回線のデータローミングをオンにし、到着時に届くSMSを確認して利用します。
ソフトバンクとワイモバイルをデュアルSIMで利用している場合、両方のデータローミングをオンにする必要はありません。アメリカ放題だけで通信するなら、モバイルデータ通信=ソフトバンク、ソフトバンクのデータローミング=オン、ワイモバイルのデータローミング=オフという構成が管理しやすいでしょう。
ワイモバイルも海外ローミングに対応していますが、2026年9月時点では海外データ通信サービスの制度変更が予定されており、契約プランと旅行時期によって条件を確認する必要があります。ワイモバイルを旅行中のデータ通信に使わないのであれば、無理にローミングをオンにする必要はありません。
出発前にはMy SoftBankで「世界対応ケータイ」が加入済みかを確認し、旅行直前に公式サイトでアメリカ放題の対象エリア・利用条件を再確認しておけば、ロサンゼルス到着後もスムーズにiPhoneを利用できます。


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