『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク(プロセカ)』では、楽曲について「書き下ろし楽曲」「カバー楽曲」「楽曲追加キャンペーン」などさまざまな呼び方が使われています。始めたばかりだと、どれもゲーム内で遊べる曲なので違いが分かりにくいかもしれません。
最も大きな違いは、プロセカのために新しく制作された曲なのか、もともと存在していた曲をプロセカへ収録したのかという点です。「書き下ろし」は基本的に、クリエイターへ依頼してプロセカ向けに新規制作された楽曲を指します。
ただし、書き下ろし曲にもユニット向け、周年記念、高難易度企画、コラボ向けなど複数のタイプがあります。この記事では、プロセカの書き下ろし楽曲とその他の収録曲の違いを整理します。
プロセカの「書き下ろし楽曲」とは
書き下ろし楽曲とは、簡単にいえばプロセカの企画のためにクリエイターが新しく制作した楽曲です。すでに公開されていた人気ボカロ曲をゲームへ追加するのではなく、プロセカ側から楽曲提供を受けて新曲として制作されます。
実際にセガの公式発表でも、「書き下ろし楽曲提供クリエイター」としてボカロPや音楽クリエイターを発表し、「Leo/needの書き下ろし楽曲」「ワンダーランズ×ショウタイムの書き下ろし楽曲」など、提供先となるユニットを明示することがあります。[参照] セガ「プロジェクトセカイ 書き下ろし楽曲提供クリエイター発表」
そのため、プロセカの文脈で「書き下ろし」と書かれていたら、「この曲はプロセカへ収録するために新しく作られた曲なのだ」と考えると分かりやすいでしょう。
ユニットの書き下ろし曲はイベントや物語と結び付くことが多い
プロセカでは、Leo/need、MORE MORE JUMP!、Vivid BAD SQUAD、ワンダーランズ×ショウタイム、25時、ナイトコードで。など、それぞれのユニットへクリエイターが新曲を書き下ろす企画が継続的に行われています。
こうした楽曲は、そのユニットやキャラクターの物語・テーマと関係する形で登場することが多く、イベントストーリーを読んだ後に歌詞を聴くと、キャラクターの心情や関係性をより深く感じられる曲もあります。
たとえば公式発表で「○○さんにはLeo/needの書き下ろし楽曲を提供いただきます」と案内されている場合は、既存の○○さんの曲を収録するという意味ではなく、Leo/need向けの新しい曲を制作するという意味です。[参照] セガ「プロジェクトセカイ 新規書き下ろし楽曲情報」
「その他の楽曲」には以前から存在するボカロ曲などがある
一方、プロセカにはゲームが登場する以前から存在していた数多くのVOCALOID楽曲も収録されています。こうした曲は、プロセカのために新規制作されたわけではないので、その曲そのものを「プロセカ書き下ろし」とは呼びません。
たとえば周年企画では、すでに世の中で発表されている楽曲が「楽曲追加キャンペーン」としてまとめてゲームへ追加されることがあります。プロセカ4周年では「モザイクロール (Reloaded)」「メズマライザー」「如月アテンション」「転生林檎」などが楽曲追加キャンペーンとして発表されました。[参照] プロジェクトセカイ4周年 楽曲情報
つまり、もともとクリエイターが公開していた曲が後からプロセカに収録された場合は「収録曲」「追加楽曲」などとして扱われ、プロセカのための新規書き下ろし曲とは区別できます。
「カバー楽曲」と書き下ろし楽曲の違い
カバー楽曲は、すでに存在している楽曲をプロセカのキャラクターたちが歌う形で収録したものです。元の曲を新しく作ったわけではなく、既存曲を別の歌唱メンバーやアレンジで楽しめるようにしたものと考えると分かりやすいでしょう。
たとえばプロセカと『あんさんぶるスターズ!!』のコラボでは、DECO*27による新規の「書き下ろし楽曲」と、既存曲である「フラジール」「KING」の「カバー楽曲」が明確に分けて紹介されています。[参照] プロジェクトセカイ×あんさんぶるスターズ!! 楽曲情報
この例を見ると、新しく曲そのものを作ってもらうのが書き下ろし、すでにある曲を別の歌唱で収録するのがカバーという違いが理解しやすくなります。
書き下ろし曲はすべてイベント曲とは限らない
プロセカの書き下ろし曲というと、キャラクターイベントに合わせて制作された曲を思い浮かべやすいですが、書き下ろしの用途はそれだけではありません。
たとえば周年記念のアニバーサリーソングも新たに制作されます。4周年ではkemuによる「熱風」、5周年ではsyudouとバルーンによる「ペンタトニック」がアニバーサリーソングとして制作されています。[参照] プロジェクトセカイ5周年 楽曲情報
さらに、高難易度楽曲企画として新規制作される書き下ろし曲もあります。4周年ではかめりあ制作の「生命性シンドロウム」、5周年ではかいりきベア制作の「ネクラチューンサーカス」が「高難易度書き下ろし楽曲」として発表されています。
バーチャル・シンガー版があっても「書き下ろし」であることは変わらない
プロセカでは、同じ曲に「セカイver.」と「バーチャル・シンガーver.」が用意されることがあります。そのため、「初音ミクなどのVOCALOIDが歌っているなら既存のボカロ曲なのでは?」と混乱することがあります。
しかし、誰が歌っているかと、その曲が書き下ろしかどうかは別の話です。プロセカのために新規制作された曲であれば、バーチャル・シンガーが歌うバージョンが存在していても、その楽曲自体は書き下ろし曲です。
逆に、以前から存在するVOCALOID曲をプロセカのキャラクターが歌っていても、元の曲がプロセカ向けに新規制作されたわけではないなら、楽曲そのものはプロセカ書き下ろしではなくカバーに当たります。
違いを表にすると分かりやすい
プロセカの主な楽曲の分類を大まかに整理すると、次のように考えられます。
| 種類 | 意味 | ポイント |
|---|---|---|
| 書き下ろし楽曲 | プロセカの企画向けに新規制作された曲 | ユニット曲、周年曲、高難易度曲、コラボ曲などがある |
| カバー楽曲 | 既存曲をプロセカのキャラクターなどが歌う | 曲そのものは以前から存在する |
| 既存楽曲・追加楽曲 | 既存のVOCALOID曲などをゲームに収録 | バーチャル・シンガー版だけで収録される場合などもある |
| アニバーサリー書き下ろし | 周年企画のために新規制作された曲 | イベントユニット曲とは別タイプの書き下ろし |
細かな分類やゲーム内での扱いには楽曲ごとの違いがありますが、「いつ・何のために曲が作られたのか」を見ると、書き下ろしかどうかを判断しやすくなります。
書き下ろしか分からない曲は公式発表を見るのが確実
特定の曲が書き下ろしかどうか分からない場合は、プロセカ公式サイトやセガのニュースリリースを見るのが確実です。「○○さんによる書き下ろし楽曲」「書き下ろし楽曲提供クリエイター」と明記されていれば、新規制作曲だと確認できます。
逆に「楽曲追加キャンペーン」「カバー楽曲追加」などとして紹介されていれば、既存曲をゲームへ追加したケースだと判断できます。曲名だけでは見分けにくいものもあるため、公式の発表時の表記を見るのがおすすめです。
特にプロセカは長期間にわたって非常に多くの曲が追加されているため、「有名なボカロPが作ったから書き下ろし」「キャラクターが歌っているから書き下ろし」といった判断はできません。
まとめ:書き下ろしは「プロセカのために新しく作られた曲」
プロセカにおける「書き下ろし楽曲」とは、基本的にプロセカの企画のためにクリエイターが新規制作した楽曲を意味します。ユニットやイベントに関連する曲だけでなく、周年記念曲、高難易度企画、コラボ向けなども書き下ろしになることがあります。
一方、以前から存在するVOCALOID楽曲などをゲームへ追加したものは、プロセカへの「追加楽曲」であって、その曲自体はプロセカ書き下ろしではありません。また、既存曲をキャラクターが歌う場合はカバー楽曲として扱われます。
覚え方としては、「プロセカのために新曲を作ってもらった=書き下ろし」「すでにある曲をプロセカに入れた=既存曲・追加曲」「すでにある曲をキャラクターが歌った=カバー」と整理すると分かりやすいでしょう。

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