Firefoxでは、突然のクラッシュやアップデート後の不具合などで「以前のセッションを復元」が表示されなくなり、開いていたタブを失ってしまうことがあります。
そのような場合、プロファイルフォルダー内に保存されているセッションバックアップファイルを利用して復元できる可能性があります。特にsessionstore-backupsフォルダー内のupgrade.jsonlz4などのファイルは、過去の状態へ戻す手掛かりになります。
この記事では、Firefoxのセッション保存の仕組み、upgrade.jsonlz4の役割、手動でバックアップを作成できるのか、復元時に注意すべきポイントについて解説します。
Firefoxのセッション復元データはどこに保存されているのか
Firefoxは、開いているタブやウィンドウの状態をセッション情報としてプロファイルフォルダー内へ保存しています。
主に利用される場所は、Firefoxプロファイル内の「sessionstore-backups」フォルダーです。この中には以下のようなファイルがあります。
- recovery.jsonlz4
- recovery.baklz4
- previous.jsonlz4
- upgrade.jsonlz4
これらのファイルには、以前開いていたタブやウィンドウ情報が圧縮されたJSON形式で保存されています。
upgrade.jsonlz4とはどのようなファイルなのか
upgrade.jsonlz4は、Firefoxのアップデート時などに作成されるセッションバックアップファイルです。
Firefoxの新しいバージョンへ更新する際、以前のセッション状態を保持するために作成されることがあります。そのため、通常の利用中に毎回最新状態へ更新されるファイルではありません。
例えば、数日前にFirefoxをアップデートした場合、その時点で開いていたタブ情報がupgrade.jsonlz4として残っている可能性があります。
upgrade.jsonlz4を手動で今すぐ作成することはできるのか
結論として、Firefoxの通常の操作画面から「upgrade.jsonlz4だけを今すぐ作成する」という機能は用意されていません。
upgrade.jsonlz4は、Firefox自身がアップグレード処理など特定のタイミングで作成するバックアップファイルだからです。
ただし、現在のセッション状態を手動で保存することは可能です。Firefoxが正常に動作している状態であれば、セッションファイルをコピーして別名保存することで、簡易的なバックアップとして利用できます。
現在のFirefoxセッションを手動でバックアップする方法
Firefoxのセッションを保存しておきたい場合は、プロファイルフォルダーを直接バックアップする方法が安全です。
手順は以下のようになります。
- Firefoxのアドレスバーへ「about:support」と入力する
- 「プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」をクリックする
- Firefoxを完全に終了する
- プロファイルフォルダー全体を別の場所へコピーする
プロファイルフォルダーを丸ごと保存しておけば、セッション情報だけでなく、ブックマークや設定、拡張機能の情報も保護できます。
sessionstore.jsonlz4を利用した復元方法
Firefoxが起動できる状態であれば、現在のセッションファイルを利用して復元を試みる方法があります。
一般的にはsessionstore.jsonlz4やsessionstore-backups内のバックアップファイルを利用します。
復元を試す場合は、まず現在のプロファイルフォルダーをコピーして保護してから作業することが重要です。元のファイルを上書きすると、さらに復元できなくなる可能性があります。
lz4形式のセッションファイルを確認する時の注意点
jsonlz4ファイルは通常のテキストエディターでは内容を読むことができません。Firefox独自の圧縮形式で保存されているためです。
内容を確認したい場合は、jsonlz4を扱える専用ツールを利用して展開する必要があります。
ただし、内容を書き換えて保存する場合はファイル形式を壊す可能性があるため、必ず元ファイルのコピーを作成してから作業しましょう。
Firefoxのセッションを定期的に保存するおすすめ方法
重要な作業中のタブを失いたくない場合、Firefoxの自動バックアップだけに頼るのは危険です。
以下のような方法で定期的にバックアップを作成すると安心です。
- プロファイルフォルダーを定期的にコピーする
- 重要なタブはブックマークへ保存する
- セッション管理系の拡張機能を利用する
- Firefox更新前にバックアップを取得する
例えば仕事で大量の調査タブを開いている場合、アップデートやクラッシュによる消失を防ぐため、作業終了時にバックアップを取る習慣が役立ちます。
まとめ
Firefoxのupgrade.jsonlz4は、アップデート時など特定のタイミングで作成されるセッションバックアップであり、通常の操作で任意に生成する機能はありません。
しかし、現在のセッションを守るためには、プロファイルフォルダー全体をコピーする方法や、sessionstore関連ファイルをバックアップする方法が有効です。
セッション復元が必要になる状況は突然発生するため、重要なタブを多く開いている場合は、Firefoxの自動保存だけに頼らず定期的なバックアップを行うことが大切です。


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