光回線を利用していると、「NTTのモデムに直接パソコンを接続した方が速いはず」と考える方は少なくありません。しかし実際には、Wi-FiルーターのLANポートに有線接続した方が速度が向上するケースもあります。この記事では、モデム直結とWi-Fiルーター経由の違いや、なぜ有線LANで速度が上がるのかをわかりやすく解説します。
モデム直結の方が必ず速いわけではない
インターネット回線の速度は、単純に接続機器の数だけで決まるわけではありません。
一般的な家庭用ネットワークでは、ONU(光回線終端装置)やモデムとWi-Fiルーターが組み合わさって動作しています。最新のWi-Fiルーターには高性能なCPUや通信制御機能が搭載されており、通信を効率的に処理できる場合があります。
そのため、モデム直結よりもWi-Fiルーター経由の方が安定した速度になるケースもあります。
有線LANが無線LANより速い理由
Wi-Fiは電波を利用するため、壁や家具、他の無線機器からの干渉を受けます。
一方、有線LANはケーブルで直接通信するため、電波干渉の影響を受けません。
| 接続方法 | 特徴 |
|---|---|
| 無線LAN(Wi-Fi) | 設置が簡単だが電波状況に左右される |
| 有線LAN | 通信が安定し高速になりやすい |
例えば1Gbps契約の場合、Wi-Fiで500~600Mbps程度、有線LANで800Mbps前後になることは珍しくありません。
Wi-Fiルーター経由の方が速くなることがある理由
最近のWi-FiルーターにはIPv6 IPoE通信や高速ルーティング機能が搭載されています。
契約している回線や接続方式によっては、ルーターを経由した方が効率的な通信経路が利用される場合があります。
また、古いモデムやホームゲートウェイのLANポート性能よりも、後から導入した高性能ルーターの方が処理能力に優れていることもあります。
具体例
古い機器では実効速度が600Mbps程度でも、新しいWi-Fiルーター経由では800Mbps以上出ることがあります。
特にIPv6接続を利用している環境では、この差が大きくなる場合があります。
速度測定時に確認したいポイント
正確な比較を行うためには、次の項目も確認しましょう。
- LANケーブルがCAT5e以上か
- パソコンのLANポートが1Gbps対応か
- ルーターのWAN/LANポートがギガビット対応か
- IPv6接続が有効になっているか
- 測定サイトや時間帯が同じか
どれか一つでもボトルネックになると、本来の速度が出ないことがあります。
モデム直結とルーター接続はどちらがおすすめ?
現在の家庭用光回線では、基本的にWi-Fiルーター経由で利用する構成が一般的です。
複数端末の接続やセキュリティ管理、IPv6対応などを考えると、ルーター経由の方が利便性は高くなります。
実際の速度がルーター経由の方が高いのであれば、そのまま利用するのが合理的な選択と言えるでしょう。
まとめ
NTTのモデムやONUに直接接続した方が必ず速いとは限りません。最新のWi-Fiルーターには高性能な通信処理機能が搭載されており、環境によってはルーター経由の方が高速かつ安定した通信になることがあります。また、有線LANは無線LANよりも電波干渉の影響を受けにくいため、1Gbps回線で800Mbps前後の速度が出ることも十分にあります。実際に速度が向上しているのであれば、Wi-FiルーターのLANポート経由で利用する方法が適している可能性が高いでしょう。


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