楽天モバイルを契約しようと家電量販店やショップへ行ったところ、店員から「電波が悪い」と強く言われ、契約の話がなかなか進まなかった――というケースがあります。せっかく契約するつもりで来店したのに、具体的な説明もなく否定的な言葉だけを繰り返されたら、対応に疑問を感じるのも不思議ではありません。
ただし、ここでは「店員の対応」と「楽天モバイルの通信品質」を分けて考えることが重要です。店頭で不十分な説明を受けたことは、その地域で楽天モバイルが使えないことを意味しません。一方、楽天モバイルなら全国どこでも他社とまったく同じようにつながる、と断言することもできません。
結論としては、「楽天モバイルは悪い」という一言だけで契約を判断するのではなく、自宅・職場・通勤経路など自分が実際に使う場所の電波状況を確認して判断するのが合理的です。この記事では、楽天モバイルの現在の通信状況、店員が契約前に電波について説明する理由、家電量販店と楽天モバイルショップの違い、契約前に確認しておきたいポイントを整理します。
- 楽天モバイルは現在も普通に契約できる携帯キャリア
- それでも「電波が悪い」という評判があるのはなぜ?
- 「楽天モバイルは電波が悪い」の一言だけでは判断できない
- 店員が契約前に電波のデメリットを説明すること自体はおかしくない
- 販売員自身が楽天モバイルを使っていなくても不自然ではない
- 家電量販店内の楽天モバイル窓口と直営系ショップは分けて考える
- 池袋には楽天モバイル池袋東口店もある
- 「店員の対応が悪かった」と「楽天モバイル全体の対応が悪い」は別
- 現在の楽天モバイルは通信品質改善を続けている
- プラチナバンドがあるから絶対につながる、というわけでもない
- 契約前は「池袋でつながるか」より生活圏を確認する
- 楽天モバイルには地域別の体感測定結果もある
- 知人の楽天モバイル端末で自宅の電波を確認するのも有効
- 契約を迷っているなら「電波が悪いですか?」ではなく具体的に質問する
- 通信障害と普段の電波の弱さも区別する
- 利用後に特定の場所だけ電波が悪ければ改善要望を送れる
- 店舗対応に納得できなければ別店舗を利用してもよい
- 結局、楽天モバイルはおすすめできる?
- まとめ|「電波が悪い」の一言ではなく具体的な場所と根拠で判断しよう
楽天モバイルは現在も普通に契約できる携帯キャリア
まず前提として、楽天モバイルは自社ネットワークを展開している携帯電話事業者です。「楽天モバイルだから基本的に使えない」という状況ではありません。
楽天モバイルは現在も基地局を増設しており、公式サイトではエリアマップを公開しています。2026年9月1日更新の公式情報でも、2026年8月1日から15日までに全国31都道府県77市区町村で新たな基地局を設置したと公表しています。楽天モバイル「通信・エリア」[参照]
したがって、数年前に楽天モバイルを使った人の口コミが、現在の通信環境をそのまま表しているとは限りません。携帯電話ネットワークは基地局整備によって変化するため、契約を検討する時点の情報を見る必要があります。
それでも「電波が悪い」という評判があるのはなぜ?
楽天モバイルは後発の携帯キャリアとして自社ネットワークを構築してきた経緯があります。そのため、サービス開始初期から利用していた人と現在の利用者では、電波に対する印象が違うことがあります。
また、携帯電話の電波は「東京都内なら全部同じ」「池袋なら必ずつながる」というものではありません。同じ駅周辺でも、屋外、地下、商業施設、高層ビルの内部などで状況が変わります。
楽天モバイル自身も、サービスエリア内であっても地下、屋内、大きな商業ビルの屋内などでは通信速度が変化する場合があると案内しています。これは契約前に知っておきたいポイントです。楽天モバイルのサービスエリアマップ[参照]
「楽天モバイルは電波が悪い」の一言だけでは判断できない
携帯電話の通信品質は場所によって大きく異なります。したがって、店員が「電波が悪い」と説明するなら、本来は「どこで、どのように悪い可能性があるのか」まで聞かなければ契約判断に使える情報になりません。
例えば「自宅が○○区○○町なのですが、この付近の屋内ではどうですか」「○○線で通勤していますが地下区間はどうですか」と聞けば、より具体的な話になります。
逆に「楽天モバイルは全部ダメ」「東京なら絶対問題ない」のどちらも極端です。携帯電話は無線サービスなので、実際の使用場所、建物、混雑、端末などによって体感が変わります。
店員が契約前に電波のデメリットを説明すること自体はおかしくない
契約後に「自宅で電波が入らない」となれば利用者にとって大きな問題です。そのため、販売員が契約前に通信エリアや注意点について説明すること自体は、むしろ必要な対応と考えられます。
特に、自宅や職場などの利用予定地域について過去に電波相談が多かったり、屋内でつながりにくい可能性を把握していたりするのであれば、それを伝えることには意味があります。
問題になるのは、具体的な根拠を説明せず「悪い」とだけ繰り返して契約手続きを進めない場合です。その場合は「どの場所で悪いのでしょうか」「エリアマップ上ではどうなっていますか」「契約自体はできますか」と具体的に確認すると話を整理しやすくなります。
販売員自身が楽天モバイルを使っていなくても不自然ではない
家電量販店や携帯電話販売店のスタッフが、担当している通信会社を自分自身でも契約しているとは限りません。個人のスマートフォン契約は本人の自由だからです。
そのため、「楽天モバイル担当者なのに楽天モバイルを使っていない」という事実だけで、そのスタッフの説明が間違っているとは判断できません。
一方で、本人が利用していないのであれば、「自分が使ってみたら悪かった」という体験談ではありません。通信品質について説明するなら、エリア情報や店舗で把握している具体的な利用状況など、客観的な根拠を確認した方がよいでしょう。
家電量販店内の楽天モバイル窓口と直営系ショップは分けて考える
楽天モバイルは独立したショップだけでなく、ヨドバシカメラやビックカメラなど一部の家電量販店にも窓口があります。
2026年9月時点では、楽天モバイル公式サイトにも「ヨドバシカメラ マルチメディア池袋店」が楽天モバイル取扱店として掲載され、新規プラン申し込みや機種変更などに対応しています。ヨドバシカメラ マルチメディア池袋店の楽天モバイル公式店舗情報[参照]
したがって、ヨドバシカメラ内の窓口で楽天モバイルを契約しようとすること自体は何もおかしくありません。ただし、量販店窓口では店舗ごとに対応できる手続きが異なり、Web購入商品の不具合相談など、一部の手続きを扱っていない場合があります。
池袋には楽天モバイル池袋東口店もある
量販店で話が進まない場合、同じ担当者と延々とやり取りする必要はありません。別店舗へ行くという方法があります。
2026年9月時点で楽天モバイル公式サイトには「楽天モバイル 池袋東口店」が掲載されています。所在地は東京都豊島区南池袋1丁目19-5で、新規契約、機種変更、SIMタイプ変更・再発行、故障受付など幅広いサービスに対応しています。楽天モバイル 池袋東口店[参照]
「楽天モバイルへ乗り換えることはほぼ決めていて、契約手続きをしたい」という場合は、楽天モバイル公式サイトから対応店舗を検索して来店予約を取るとスムーズです。
「店員の対応が悪かった」と「楽天モバイル全体の対応が悪い」は別
店舗で不快な経験をすると、その会社全体への印象も悪くなりがちです。しかし、一人の販売員とのやり取りだけから楽天モバイル全体のサポート品質を評価することはできません。
家電量販店には携帯電話会社のスタッフ、販売代理店のスタッフ、量販店側のスタッフなど、さまざまな立場の人が勤務していることがあります。利用者側から見ただけでは、その人がどの会社との雇用・委託関係にあるのか分からない場合もあります。
そのため、対応について意見を伝えたい場合には、「○月○日○時ごろ、○○店の楽天モバイルコーナーで、契約希望だったが電波が悪いとの説明だけで話が進まなかった」というように、事実関係を整理して店舗または適切な問い合わせ先へ伝えるのがよいでしょう。
現在の楽天モバイルは通信品質改善を続けている
楽天モバイルは現在もネットワーク拡充を進めています。公式サイトでは基地局の新設状況のほか、地下駅・地下街、イベント会場などの通信品質改善についても情報を公開しています。楽天モバイルの通信品質改善情報[参照]
また、楽天モバイル公式サイトが掲載しているOpensignalの2025年国内調査結果では、アップロードスピード体感など一部項目で単独受賞したとされています。2026年のグローバル調査でもアップロードスピード体感について評価を受けています。
ただし、こうした全国規模の調査で良い結果が出ていることと、「自宅の寝室で電波が強いか」は別問題です。通信会社を選ぶ際には、全国平均よりも自分の生活圏での実用性を優先した方がよいでしょう。
プラチナバンドがあるから絶対につながる、というわけでもない
楽天モバイルは700MHz帯、いわゆるプラチナバンドの商用サービスも開始しており、屋内などの通信環境改善を進めています。しかし、プラチナバンドを利用しているというだけで、すべての場所が一気に圏内になるわけではありません。
電波は基地局の設置状況、周波数、建物の構造、基地局との距離、利用者数、端末の対応周波数など複数の条件によって変化します。
「プラチナバンド対応=どこでも完璧」と考えるのも、「楽天モバイル=屋内では全部つながらない」と考えるのも正確ではありません。最終的には利用する地域ごとの確認が必要です。
契約前は「池袋でつながるか」より生活圏を確認する
池袋の店舗で契約する場合でも、本当に重要なのは池袋駅周辺の電波だけではありません。普段スマートフォンを使う場所をリストアップしてみましょう。
- 自宅の室内
- 勤務先・学校
- 通勤・通学で利用する鉄道路線
- 地下鉄・地下街
- よく利用する商業施設
- 旅行・帰省先
例えば「池袋では非常に速いが、自宅のマンション内で弱い」のであれば日常利用では不便です。逆に、口コミで「楽天はつながらない」と書かれていても、自宅・職場・通勤経路ですべて問題なければ本人にとっては実用的な回線です。
楽天モバイルは住所や建物名から確認できる公式サービスエリアマップを提供しています。まずはここで自分の生活圏を確認するとよいでしょう。楽天モバイル サービスエリアマップ[参照]
楽天モバイルには地域別の体感測定結果もある
公式サイトではエリアマップとは別に「ネットワーク体感測定結果」も公開されています。地域を選択すると楽天モバイルの評価を確認でき、NTTドコモ、au、ソフトバンクとの比較もできる仕組みです。楽天モバイル ネットワーク体感測定結果[参照]
販売員から単に「悪い」と言われた場合には、このようなデータも参考になります。ただし、測定データについても個々の建物内部まで完全に保証するものではありません。
エリアマップ+測定データ+実際の生活圏での利用状況を組み合わせて判断するのが現実的です。
知人の楽天モバイル端末で自宅の電波を確認するのも有効
家族や友人に楽天モバイル利用者がいるなら、自宅へ来たときに電波状況を見せてもらうのも一つの方法です。
例えば玄関では5Gなのに奥の部屋では4Gになる、窓際では快適なのに建物中央では弱くなる、といったことがあります。こうした違いは全国的な口コミだけでは分かりません。
もちろん端末によって対応周波数や受信性能が異なるため完全な再現にはなりませんが、少なくとも「その建物で楽天回線がどの程度使えそうか」を判断する材料になります。
契約を迷っているなら「電波が悪いですか?」ではなく具体的に質問する
店員へ相談するときは、質問を具体的にすると有益な情報を得やすくなります。
| 曖昧な質問 | より具体的な質問 |
|---|---|
| 楽天って電波悪いですか? | ○○区○○町のマンションで使う予定ですがエリア状況を確認できますか? |
| 地下でも使えますか? | ○○線の○○駅~○○駅を毎日利用しますが対応状況はどうですか? |
| 他社より遅いですか? | この地域の通信品質を比較できる資料はありますか? |
| 契約して大丈夫ですか? | この端末は楽天回線の必要な周波数に対応していますか? |
こう聞けば、「悪い・良い」という主観的なやり取りから、実際の契約判断に必要な情報へ話を進められます。
通信障害と普段の電波の弱さも区別する
「楽天モバイルがつながらない」という情報を見たときには、それが通常時のエリア問題なのか、一時的な通信障害なのかも確認しましょう。
楽天モバイルは公式サイトで障害情報を公開しています。大規模な障害だけでなく、自然災害などによって一部地域で通信しづらくなった場合についても掲載されています。楽天モバイル 障害情報[参照]
一時的な障害の体験談だけを見て「常に電波が悪い」と判断するのも、逆に障害情報を無視して端末故障だと判断するのも適切ではありません。
利用後に特定の場所だけ電波が悪ければ改善要望を送れる
実際に楽天モバイルを利用し始めて、自宅や職場など特定の場所で電波が悪い場合には、楽天モバイルへ電波改善・調査依頼を送るための専用フォームがあります。
公式フォームでは、自宅、交通機関、商業施設、オフィス、公共施設など発生場所の種類や具体的な場所を入力して申告できます。楽天モバイル 電波改善・調査依頼[参照]
改善要望を出したから必ずすぐ基地局が設置されるというものではありませんが、「ここでつながりにくい」という情報を事業者へ伝える正式な手段として利用できます。
店舗対応に納得できなければ別店舗を利用してもよい
携帯電話は継続して利用するサービスなので、契約内容を理解したうえで納得して申し込むことが重要です。説明に納得できないまま契約する必要はありません。
逆に、契約したい意思があるのに一人の店員との話がまったく進まないのであれば、その場で無理に説得し続ける必要もありません。別のスタッフへ相談する、別店舗へ行く、公式Webから申し込むといった選択肢があります。
池袋周辺なら楽天モバイル池袋東口店のほか、公式サイトにはヨドバシカメラ マルチメディア池袋店やビックカメラ池袋本店などの取扱店も掲載されています。店舗によって対応サービスが異なるため、来店前に公式店舗ページを確認・予約しておくと安心です。
結局、楽天モバイルはおすすめできる?
楽天モバイルが向いているかは、「評判が良いか悪いか」だけでは決まりません。料金体系、データ使用量、Rakuten Linkなどのサービス、利用地域の電波状況などを総合的に判断する必要があります。
特に通信品質については、全国平均よりも自宅と職場で問題なく使えることの方が重要です。楽天モバイルが非常に快適な人もいれば、生活圏との相性によって他社の方が適している人もいます。
その意味では、「楽天モバイルだからやめた方がいい」でも「安いから絶対楽天にすべき」でもなく、自分の使い方との相性で選ぶのが正解に近いでしょう。
まとめ|「電波が悪い」の一言ではなく具体的な場所と根拠で判断しよう
楽天モバイルについて「対応が悪い」「電波が悪い」という評判を見聞きすることはありますが、一人の店員の対応と楽天モバイル全体の通信品質は分けて考える必要があります。
契約前に販売員が電波の注意点を説明すること自体は問題ありません。むしろ、利用予定地域でつながりにくい可能性があるなら重要な情報です。ただし、「悪い」の一言だけでは契約判断に必要な情報として不十分です。どの地域・建物・状況で問題があるのかを具体的に確認しましょう。
楽天モバイルは2026年現在も基地局の新設や通信品質改善を進めており、公式サイトには最新のエリアマップや地域別の体感測定結果があります。一方で、サービスエリア内でも地下や建物内部などでは通信状況が変わることも公式に案内されています。
店舗で話が進まなかった場合は、その一回だけで楽天モバイル自体を諦める必要はありません。公式サイトで自宅・職場・通勤経路のエリアを確認し、必要なら別の楽天モバイルショップや取扱店で相談する方法があります。最終的には口コミや販売員の印象だけではなく、「自分が実際に使う場所で十分につながるか」を基準に選ぶのが最も現実的です。

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