マイナアプリ(旧マイナポータルアプリ)にログインできない原因と対処法|再起動で直る場合・NFC・暗証番号を順番に確認

ドコモ

マイナポータルへスマートフォンからログインしようとしても、マイナアプリ(旧マイナポータルアプリ)が正常に進まない、マイナンバーカードを読み取れない、再起動したときだけログインできる、といったトラブルが起こることがあります。

このような症状では、携帯電話会社の回線そのものよりも、スマートフォンのNFC機能、アプリやブラウザの状態、対応機種・OS、マイナンバーカードの電子証明書や暗証番号、マイナポータル側の障害・メンテナンスなどを切り分けることが重要です。

端末を再起動すると一時的にログインできるのであれば、カードそのものだけを原因と決めつけず、NFCやアプリの一時的な動作不良も含めて確認するのがポイントです。この記事では、スマートフォン版マイナアプリでログインできないときに確認したい項目を、簡単なものから順番に解説します。

まず確認したい「マイナアプリでログインする仕組み」

スマートフォンからマイナポータルを利用するには、対応するスマートフォン、マイナアプリ、マイナンバーカードなどが必要です。デジタル庁の案内でも、スマートフォン利用に必要なものとしてマイナンバーカード、マイナアプリ、対応スマートフォンが示されています。マイナポータル公式FAQ[参照]

従来のマイナンバーカードを利用するログインでは、スマートフォンのNFC機能を利用してカード内の電子証明書を読み取ります。そのため、インターネットにつながっているだけではログインできません。

携帯電話会社の店舗で確認しても原因が分からない場合があるのは、このためです。スマートフォン本体の故障や通信契約ではなく、マイナアプリ、マイナンバーカード、電子証明書、NFCなどが関係する問題については、マイナポータル公式サポートや自治体窓口でなければ判断できないケースがあります。

最初にスマートフォンが対応機種・対応環境か確認する

最初に確認したいのが、現在使用しているスマートフォンがマイナアプリに対応しているかどうかです。Androidだから、あるいは比較的新しいスマートフォンだから必ず利用できるとは限りません。

マイナポータルの推奨環境では、Androidについて対応する端末を使用する必要があり、OSやブラウザにも条件があります。また、条件を満たすOSであっても機種によって利用できない場合があると案内されています。マイナポータル「推奨環境について」[参照]

以前は利用できていたスマートフォンでも、OS、アプリ、サービス側の仕様は更新されます。反対に、OSの大型アップデート直後には、マイナアプリ側が新しいOSへ対応するまで一定期間を要する場合があることも公式ページで案内されています。

再起動するとログインできる場合はNFCの状態を確認する

「普段はログインできないのに、スマートフォンを再起動するとログインできることがある」という症状では、NFC周辺の状態を確認する価値があります。Android端末では、マイナンバーカードの読み取りにNFCが使われます。

マイナポータル公式FAQにも「NFCが起動できませんでした」というエラーについて、NFC機能が利用できない状態になっている可能性があるため、NFCを利用できる状態にして再度試すよう案内があります。機種によっては充電中にNFCが動作しない場合があることも案内されています。NFCエラーに関する公式FAQ[参照]

再起動によって一時的なアプリやNFC関連の状態がリセットされ、その直後だけ正常に動作している可能性も考えられます。ただし、再起動で直るという事実だけからNFC故障と断定することはできません。

AndroidならNFCを一度OFF・ONして試す

AndroidスマートフォンでNFCを設定画面から切り替えられる機種なら、一度NFCをOFFにしてから再度ONにし、マイナアプリを起動して試す方法があります。設定項目の名称はメーカーによって異なり、「NFC」「NFC/おサイフケータイ」などと表示されることがあります。

また、別のアプリがNFCを利用している状態では、マイナアプリのカード読み取りに影響する場合があります。バックグラウンドで多数のアプリが動いている場合は不要なアプリを終了し、マイナアプリを改めて起動してみましょう。

再起動すると直る症状なら、再起動→ほかのアプリをほとんど開かない→マイナアプリを起動→カードを読み取るという順番で試すと、ほかのアプリとの競合を切り分ける材料になります。

充電ケーブルを外してからカードを読み取ってみる

意外に見落としやすいのが充電中のカード読み取りです。マイナポータル公式FAQでは、機種によって充電中にNFC機能が動作しない場合があるため、充電を止めて再試行するよう案内されています。

そのため、USBケーブルや充電器につないだ状態で何度試しても失敗する場合は、いったん充電ケーブルを外してからマイナアプリを起動し、マイナンバーカードを読み取ってみましょう。

スマートフォンケースが厚い場合や、ケース内にほかのICカードを入れている場合も読み取りの妨げになる可能性があります。うまくいかない場合はケースを外し、マイナンバーカードだけを読み取らせる方法も試す価値があります。

カードをかざす位置も機種によって違う

マイナンバーカードは、スマートフォンのどこへ置いても読み取れるわけではありません。NFCアンテナの位置は端末によって異なるため、機種に合った位置へカードを密着させる必要があります。

読み取りが始まったら、完了するまでカードとスマートフォンを動かさないことも重要です。「一瞬反応したから」とカードを離してしまうと読み取りに失敗することがあります。

何度も位置を変えながら素早くかざすより、端末ごとの読み取り位置を確認し、その位置へカードを置いたまま待つ方が安定しやすくなります。

マイナアプリを最新版に更新する

次に確認したいのがマイナアプリのバージョンです。Google PlayやApp Storeを開き、マイナアプリに「更新」が表示されている場合は最新版へ更新します。

マイナポータルでは、利用可能なバージョンのマイナアプリをインストールすることが案内されています。OSだけ最新版でも、アプリが古ければ正常に連携できない可能性があります。

反対に、OSを更新した直後に突然使えなくなった場合は、OSとアプリの対応状況も確認します。公式の推奨環境では、新しいOSやブラウザが公開された場合、マイナアプリの対応まで一定期間を要する場合があるとされています。最新の推奨環境[参照]

Androidでは一度マイナアプリ単体を起動してみる

Androidでは、ブラウザからログインしようとしたときにマイナアプリとの連携がうまくいかないケースがあります。

マイナポータル公式FAQでは、Android版マイナアプリを一度も起動したことがない端末の場合、ブラウザの「この端末でログイン」から操作するとアプリではなくPlayストアが表示されることがあり、ホーム画面から一度マイナアプリを起動してから再度試すよう案内されています。Android版マイナアプリの公式FAQ[参照]

また、ログインページが完全に読み込まれる前にアプリを起動しようとすると、マイナアプリを正常に認識できない場合があることも公式FAQで案内されています。ページの読み込みを待ってからログイン操作を行うことも試してみましょう。ログインできない場合の公式FAQ[参照]

Chromeなどブラウザ側も最新版にする

マイナポータルはアプリだけですべての画面を処理しているわけではなく、ブラウザとの連携が関係する場面があります。そのため、AndroidならChrome、iPhoneならSafariなど、推奨されているブラウザの状態も確認します。

AndroidでChromeを長期間更新していない場合はGoogle Playから更新し、更新後にブラウザとマイナアプリを終了してからもう一度試します。

なお、ブラウザのキャッシュや設定をむやみに全削除すると、ほかのWebサイトのログイン状態などまで失われることがあります。まずはアプリ・ブラウザの更新、終了と再起動など、影響の小さい方法から試すのがおすすめです。

「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」は必ずしも異常ではない

Androidでマイナンバーカードをかざしたとき、「このNFCタグをサポートしているアプリはありません」といったメッセージが出る場合があります。

このメッセージについてマイナポータル公式FAQでは、表示された場合でもログイン手順を続行するよう案内されており、メッセージは数秒で消え、マイナアプリを利用したログインは実施できるとされています。NFCタグ表示に関する公式FAQ[参照]

したがって、この表示だけを見て「スマートフォンがマイナンバーカードに対応していない」と判断する必要はありません。実際にマイナアプリ側でどのエラーが出ているかを確認することが重要です。

暗証番号がロックされていないか確認する

アプリやNFCではなく、マイナンバーカードの暗証番号が原因でログインできない場合もあります。マイナポータルへの本人確認では、利用者証明用電子証明書の4桁の暗証番号が関係します。

マイナンバーカード総合サイトによると、利用者証明用電子証明書の暗証番号は数字4桁で、3回入力を間違えるとロックされます。暗証番号を忘れた場合やロックされた場合は、所定の方法で初期化・再設定が必要です。マイナンバーカード総合サイト「暗証番号について」[参照]

暗証番号に自信がない状態で何度も推測して入力するのは避けましょう。残り回数を試すつもりで適当な番号を入力すると、ロックしてしまう可能性があります。

電子証明書の有効期限にも注意する

マイナンバーカード本体と、カードに搭載されている電子証明書には別々の有効期限があります。そのため、「カード自体はまだ有効だから電子証明書も問題ない」とは限りません。

特に長期間マイナポータルを使っていなかった場合や、以前はログインできていたのに突然できなくなった場合は、電子証明書の有効期限も確認対象になります。

電子証明書の期限切れや暗証番号ロックが疑われる場合は、スマートフォンを何度設定し直しても解決しないことがあります。この段階では自治体窓口や公式サポートへ確認する方が早いでしょう。

アプリを削除・再インストールする前に確認したいこと

再起動しても改善しない場合、「アプリを削除して入れ直せば直るのでは」と考えることがあります。再インストールでアプリの不具合が改善するケースはありますが、最初から行う必要はありません。

まずは、アプリ更新、OS更新、NFCの確認、充電ケーブルを外す、端末再起動、ブラウザ更新、カード読み取り位置の確認を行います。それでも改善しない場合に、公式FAQやサポートの案内に従って再インストールを検討するとよいでしょう。

また、スマートフォン用電子証明書などを設定している場合は、機種変更・削除・再設定に関する手続きが関係することがあります。自分の利用状況が分からない場合は、先に公式窓口へ問い合わせた方が安全です。

時間によってログインできたりできなかったりするなら障害情報を確認

スマートフォンにもカードにも問題がなく、マイナポータル側の障害やメンテナンスによって一時的に利用できない場合もあります。

マイナポータルには公式の「障害・メンテナンス」ページがあり、現在発生している障害、メンテナンス中の情報、今後の予定などを確認できます。マイナポータル「障害・メンテナンス」[参照]

「昨日は使えなかったのに今日は使える」「朝はダメだったのに再起動後は使えた」という場合、必ずしも再起動だけが改善理由とは限りません。同じ時間帯にサービス側の状態が変化していた可能性もあるため、障害情報も併せて確認すると原因を切り分けやすくなります。

docomoショップで解決しない場合はどこに相談すればいい?

docomoショップはスマートフォンの設定や通信について相談できる窓口ですが、マイナポータルという行政サービスそのものを運営しているわけではありません。そのため、店舗スタッフが端末を確認しても解決できないケースがあります。

アプリのエラーやマイナポータルの動作については、まずマイナポータル公式の「よくあるご質問」から、表示されているエラーコードや症状を検索すると効率的です。マイナポータル よくあるご質問[参照]

暗証番号のロック、電子証明書の更新・再設定などマイナンバーカードそのものに関する手続きが必要な場合は、市区町村のマイナンバーカード窓口などへの相談が必要になることがあります。

ログインできないときはエラーコードをメモしておく

サポートへ問い合わせる場合、「ログインできません」だけでは原因の特定が難しくなります。画面に英数字のエラーコードやメッセージが表示された場合は、その内容を正確にメモしておきましょう。

例えば「NFCが起動できませんでした」「カードの読み取りに失敗しました」「暗証番号が違います」「通信に失敗しました」では、確認する場所がまったく異なります。

問い合わせ前には、スマートフォンの機種名、AndroidまたはiOSのバージョン、マイナアプリのバージョン、発生日時、表示されたエラーコード、再起動すると一時的に直るかを整理しておくと原因を切り分けてもらいやすくなります。

試す順番をチェックリストで整理

マイナアプリへログインできない場合は、設定を手当たり次第に変更するより、影響の少ない方法から順番に確認すると分かりやすくなります。

  1. マイナポータルの障害・メンテナンス情報を確認する
  2. スマートフォンが現在の対応機種・推奨環境に入っているか確認する
  3. マイナアプリを最新版へ更新する
  4. ChromeやSafariなど推奨ブラウザを更新する
  5. AndroidならNFCが有効か確認する
  6. 充電ケーブルを外す
  7. 厚いケースやほかのICカードを外す
  8. 正しいNFC読み取り位置へマイナンバーカードを当てる
  9. 不要なアプリを終了してマイナアプリを起動する
  10. スマートフォンを再起動して再度試す
  11. 暗証番号ロックや電子証明書の期限を確認する
  12. 解決しなければエラーコードを控えて公式サポートへ相談する

特に「再起動直後だけ成功する」という場合は、その情報自体が重要な手掛かりです。問い合わせ時にも必ず伝えるようにしましょう。

やってはいけない対処法

ログインできないからといって、暗証番号を思いつくまま何度も入力するのは避けましょう。利用者証明用電子証明書の4桁暗証番号は3回連続して間違えるとロックされます。

また、インターネット上で「この設定を変更すれば直る」という情報を見つけても、出所不明のアプリをインストールしたり、マイナンバーや暗証番号を第三者へ伝えたりしてはいけません。

マイナンバー、マイナンバーカードの暗証番号、個人を特定できる情報をQ&AサイトやSNSへ掲載しないことも重要です。問い合わせる場合は、マイナポータルやマイナンバーカードの公式窓口を利用しましょう。

まとめ|再起動で一時的に直るならNFC・アプリ・端末環境から順番に確認

マイナアプリ(旧マイナポータルアプリ)へログインできず、スマートフォンを再起動すると時々ログインできる場合、原因を一つに決めつけることはできません。NFCの一時的な不調、ほかのアプリとの競合、アプリやブラウザの状態、カードの読み取り位置など、複数の要因が考えられます。

まずは「障害情報確認→対応機種確認→アプリ・ブラウザ更新→NFC確認→充電を外す→カード位置確認→不要アプリ終了→再起動」という順番で試すとよいでしょう。

それでもログインできない場合は、暗証番号のロックや電子証明書の状態も確認対象です。4桁暗証番号に自信がない場合は、むやみに入力を繰り返さず、市区町村窓口など所定の方法で確認・再設定を行います。

docomoショップなど携帯電話会社の店舗で解決しなかった場合でも、端末故障とは限りません。画面に表示されるエラーコードとスマートフォンの機種・OSを控え、マイナポータル公式FAQ[参照]で該当する症状を確認し、必要に応じて公式サポートや自治体窓口へ相談するのが確実です。

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