Mozilla Firefox(Firefox)は、Windowsで利用できる代表的なWebブラウザーの一つです。Windows向けの正式版が提供されており、Windows 11やWindows 10のパソコンで利用できます。
ただし、「Windowsに対応している」といっても、すべてのWindowsバージョンで最新Firefoxを利用できるわけではありません。Windows 7・8・8.1ではFirefox 115 ESRという延長サポート版が使われており、Windows XPやWindows VistaについてはすでにFirefoxのサポートが終了しています。
現在のWindowsパソコンでFirefoxを使うなら、Windows 11が最も分かりやすい環境です。Windows 10でもMozillaはFirefoxのサポートを継続していますが、Windows 10自体は原則としてMicrosoftの通常サポートが終了している点に注意が必要です。
- FirefoxはWindowsに正式対応している
- WindowsのバージョンによってFirefoxの対応状況が違う
- Windows 11ならFirefoxを利用できる
- Windows 10でもFirefoxは現在サポートされている
- Windows 10でFirefoxが動いてもOS自体の安全性には注意
- Windows 7・8・8.1ではFirefox 115 ESRが使われている
- Firefoxの通常版とESRは何が違う?
- Windows XP・VistaではFirefoxのサポートは終了している
- WindowsにFirefoxをインストールする基本的な方法
- Edgeが入っていてもFirefoxを追加できる
- 32bit・64bit・ARM版Windowsにも注意
- FirefoxをWindowsで使うメリット
- 古いWindowsでは「Firefoxが起動するか」だけで判断しない
- まとめ|FirefoxはWindows対応。OSのバージョンを確認して使おう
FirefoxはWindowsに正式対応している
FirefoxはMozillaが開発しているWebブラウザーで、Windows向けの正式版が用意されています。Windows用FirefoxはMozillaの公式サイトからインストールできるほか、Windows 10・Windows 11ではMicrosoft Storeから入手する方法もあります。Mozilla Firefoxのインストール・更新情報[参照]
そのため、「FirefoxはWindowsで動くのか」という点については、対応しているWindowsであれば問題なく利用できます。Webサイトの閲覧、タブ表示、ブックマーク、パスワード保存、プライベートブラウジング、拡張機能など、Firefoxの一般的な機能をWindows上で利用できます。
WindowsだからMicrosoft Edgeしか使えないということもありません。Edgeを残したままFirefoxを追加し、用途に応じて複数のブラウザーを使い分けることもできます。
WindowsのバージョンによってFirefoxの対応状況が違う
重要なのは、使用しているWindowsのバージョンです。新しいWindowsでは現在のFirefoxを利用できますが、古いWindowsについては利用できるFirefoxのバージョンが限定されています。
| Windows | Firefoxの状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| Windows 11 | 対応 | 現在のWindows環境として利用しやすい |
| Windows 10 | Firefoxはサポート継続 | Windows 10自体は原則サポート終了済み |
| Windows 8.1 | Firefox 115 ESR | 最新通常版ではなくESRを使用 |
| Windows 8 | Firefox 115 ESR | 最新通常版ではなくESRを使用 |
| Windows 7 | Firefox 115 ESR | 最新通常版ではなくESRを使用 |
| Windows Vista | サポート終了 | Firefox 52.9.0 ESRが最終対応版 |
| Windows XP | サポート終了 | Firefox 52.9.0 ESRが最終対応版 |
古いWindowsでFirefoxそのものを起動できるケースと、「現在も安全性を考慮した更新を受けられる」という意味でのサポートは別です。特にWindows XPやVistaで昔のFirefoxが起動したとしても、現在のインターネット閲覧用として積極的に利用することはおすすめできません。
Windows 11ならFirefoxを利用できる
Windows 11ではFirefoxを利用できます。新しく購入したWindows 11パソコンでEdge以外のブラウザーを使いたい場合にもFirefoxは選択肢になります。
Mozilla公式サイトからWindows用Firefoxをダウンロードしてインストールできます。また、Microsoft StoreにもMozilla Firefoxが用意されています。Mozillaの案内によると、Microsoft StoreからFirefoxをインストールする場合はWindows 10またはWindows 11が必要です。Mozilla「Microsoft StoreからFirefoxをインストール」[参照]
例えば、新しいWindows 11パソコンを購入して最初から入っているEdgeは仕事用、Firefoxは個人用というように分けることもできます。
Windows 10でもFirefoxは現在サポートされている
Windows 10については少し特殊です。Windows 10の一般的なエディションは2025年10月14日にMicrosoftの通常サポートが終了しましたが、MozillaはWindows 10向けFirefoxのサポートを直ちに終了していません。
Mozillaは2026年6月更新の公式サポート情報で、FirefoxのReleaseチャンネルについてWindows 10のサポートを継続すると説明しています。また、現時点でWindows 10向けFirefoxのサポート終了日は発表されていません。Mozilla「Windows 10サポート終了によるFirefoxユーザーへの影響」[参照]
つまり、Windows 10だからFirefoxが使えなくなったわけではありません。通常版Firefoxを利用しているWindows 10ユーザーは、Firefox 115 ESRへ切り替える必要もありません。
Windows 10でFirefoxが動いてもOS自体の安全性には注意
ここで混同しやすいのが、「Firefoxのサポート」と「Windowsのサポート」です。MozillaがWindows 10向けFirefoxへセキュリティ更新を提供していても、それによってWindows 10そのものの脆弱性までFirefoxが修正してくれるわけではありません。
Windows 10の一般的なサポートは2025年10月14日に終了しています。エディションや延長セキュリティ更新などの条件によって事情は異なりますが、長期的にはサポートされているWindows環境へ移行することを検討した方がよいでしょう。
「Firefoxが最新版だから古いWindowsでも完全に安全」と考えないことが重要です。ブラウザーとOSはそれぞれ別々にセキュリティ対策が必要です。
Windows 7・8・8.1ではFirefox 115 ESRが使われている
Windows 7、Windows 8、Windows 8.1では、現在の通常版Firefoxではなく、Firefox 115 ESRが最後の対応系列です。ESRとはExtended Support Release(延長サポート版)のことで、長期間同じ系列を利用する組織なども想定したFirefoxです。
Mozillaは古いWindowsに対するFirefox 115 ESRのサポートを何度か延長しており、2026年7月更新の公式情報では、Windows 7・8・8.1向けFirefox 115 ESRのセキュリティアップデートを2027年3月まで提供すると案内しています。その後については再評価される予定です。Mozilla「Windows 7、8、8.1のFirefoxサポート」[参照]
ただし、Windows 7・8・8.1そのものはMicrosoftの通常サポートが終了しているため、Firefox ESRが更新されていることだけを理由に古いWindowsを使い続けることにはセキュリティ上のリスクがあります。
Firefoxの通常版とESRは何が違う?
Firefoxには一般ユーザー向けの通常版(Release)とは別に、Firefox ESRがあります。通常版は新機能を比較的早いサイクルで受け取る一方、ESRは大きな機能変更を抑えながら、セキュリティ修正などを長期間提供する系列です。
Windows 7・8・8.1の場合は「古いWindowsでも最新版Firefoxがそのまま使える」という意味ではなく、Firefox 115をベースとしたESR系列によって延長サポートされていると理解すると分かりやすいでしょう。
一方、Windows 10やWindows 11で一般的にFirefoxを使う場合は、特別な理由がなければMozillaから案内される通常のFirefoxをインストールすれば構いません。
Windows XP・VistaではFirefoxのサポートは終了している
さらに古いWindows XPとWindows Vistaでは、Firefoxの正式なサポートはすでに終了しています。Mozillaによると、これらのOSに対応した最後のFirefoxはFirefox 52.9.0 ESRです。
その後のセキュリティ更新は提供されていないため、現在のWeb閲覧環境として使用するのは適切ではありません。古いFirefoxでは最新のWeb技術に対応できず、Webサイトが正常に表示されないこともあります。
Windows XPの古いソフトを動かすためにオフライン環境や仮想マシンを利用するといった用途はありますが、日常的なインターネット閲覧はサポートされているOSとブラウザーで行う方が安全です。Mozilla Firefoxインストール・更新情報[参照]
WindowsにFirefoxをインストールする基本的な方法
対応しているWindowsなら、Firefoxのインストールは難しくありません。基本的にはMozilla公式のFirefoxダウンロードページからインストーラーを取得して実行します。
- MozillaのFirefox公式サイトを開く
- Firefoxのダウンロードボタンを選択する
- ダウンロードされたインストーラーを実行する
- 画面の案内に従ってインストールする
- Firefoxを起動する
MozillaにはWindows向けの正式なインストール手順も用意されています。Mozilla「WindowsにFirefoxをインストールする方法」[参照]
Firefoxを装った偽の更新ページや非公式ダウンロードサイトを利用する必要はありません。ブラウザーはパスワードや閲覧情報などを扱う重要なソフトなので、Mozilla公式サイトまたは正規のMicrosoft Storeから入手するのが基本です。
Edgeが入っていてもFirefoxを追加できる
Windows 10やWindows 11にはMicrosoft Edgeが標準搭載されていますが、FirefoxをインストールしてもEdgeが使えなくなるわけではありません。
例えばFirefoxをメインブラウザーに設定し、必要なときだけEdgeを使うこともできます。反対に、普段はEdgeを利用し、特定のWebサービスや拡張機能を使うときだけFirefoxを起動する方法もあります。
ChromeからFirefoxへ移行する場合には、ブックマーク、保存されたログイン情報、履歴などをFirefoxへ取り込める機能も用意されています。ブラウザーを変更するからといって、必ずすべてを最初から登録し直す必要があるわけではありません。
32bit・64bit・ARM版Windowsにも注意
Windowsと一口にいっても、パソコンによってCPUやシステムの種類が異なります。FirefoxにはWindows向けとして複数のビルドが提供されてきました。
現在の一般的なWindows 11パソコンなら64bit環境が中心ですが、古いパソコンでは32bit Windowsを使用していることがあります。また、Snapdragonなどを搭載したWindows on ArmパソコンではARM64版という違いもあります。
通常はMozillaのダウンロードページ側で適切なインストーラーが案内されるため、一般ユーザーが細かく判断する必要はありません。特殊な環境で手動ダウンロードする場合には、自分のWindowsとCPUに合った種類を確認しましょう。
FirefoxをWindowsで使うメリット
FirefoxはGoogle ChromeやMicrosoft Edgeとは異なり、Mozillaによって開発されているブラウザーです。Chromeや現在のEdgeがChromium系であるのに対し、Firefoxは異なるブラウザーエンジンを採用しています。
そのため、普段ChromeやEdgeを使っている人が「別系統のブラウザーも用意しておきたい」という場合にも選択肢になります。あるサイトが一つのブラウザーでうまく動かないときに、Firefoxで確認するという使い方もできます。
拡張機能、同期、プライバシー関連機能なども用意されているため、単なる予備ブラウザーではなくメインブラウザーとして利用することもできます。
古いWindowsでは「Firefoxが起動するか」だけで判断しない
古いパソコンでは「Firefoxをインストールできたから問題ない」と考えてしまいがちですが、インターネット利用ではセキュリティ更新を受けられるかどうかが重要です。
特にWindows XPやVistaのようにOSもFirefoxもサポート終了している組み合わせでは、新たに発見された脆弱性が修正されません。Windows 7・8・8.1についてもFirefox ESRの更新状況だけでなく、OS自体がMicrosoftのサポート対象外であることを考える必要があります。
日常的にインターネットへ接続するなら、可能な限りサポート中のOSと更新中のFirefoxを組み合わせることが重要です。
まとめ|FirefoxはWindows対応。OSのバージョンを確認して使おう
FirefoxはWindowsオペレーティングシステムに正式対応しているWebブラウザーです。Windows 11では通常のFirefoxを利用でき、Windows 10についてもMozillaは現在Firefoxのサポートを継続しています。
一方、Windows 7・8・8.1では通常の最新FirefoxではなくFirefox 115 ESRが最後の対応系列となっており、2026年7月時点のMozilla公式情報では2027年3月までセキュリティアップデートを提供する予定です。Windows XPとVistaについてはFirefoxのサポートがすでに終了しています。
したがって、「FirefoxはWindowsに対応しているか」という質問への答えは「対応している。ただしWindowsのバージョンによって利用できるFirefoxとサポート状況が異なる」となります。これからWindowsパソコンへFirefoxを導入するのであれば、Mozilla公式サイトまたはMicrosoft Storeから正規版を入手し、FirefoxだけでなくWindows自体もセキュリティ更新を受けられる環境で利用するのが安心です。


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