YouTubeで同じ広告ばかり出るのはなぜ?Androidでインストール済みアプリの広告が表示される理由と減らす方法

動画サービス

YouTubeを見ていると「またこの広告だ」と感じるほど同じ広告が繰り返されたり、Androidスマートフォンにすでにインストールしているアプリの広告まで表示されたりすることがあります。Googleは広告のパーソナライズにAndroid端末へインストールしたアプリなどの情報を利用する場合がありますが、だからといって「インストール済みアプリの広告は必ず除外される」という仕組みではありません。

広告が多く感じる問題と、同じ広告・不要な広告が出る問題も分けて考える必要があります。マイ アド センターでは広告の種類やパーソナライズを調整できますが、通常のYouTubeで表示される広告そのものを無料設定で一括してなくす機能ではありません。

AndroidだからGoogle Playのインストール情報とYouTube広告が完全に連動し、インストール済みアプリが自動的に広告対象から外れるわけではない、という点を理解すると状況が分かりやすくなります。

YouTubeの広告は何を基準に表示されている?

Googleの公式ヘルプによると、YouTubeで表示される広告には、視聴している動画の内容だけでなく、Googleアカウントの情報、Googleサービスでのアクティビティ、Webサイトやモバイルアプリでのアクティビティなど、複数の要素が影響することがあります。YouTubeヘルプ[参照]

さらにGoogleは、パーソナライズド広告について、Googleアカウントに保存されたアクティビティには検索した情報、YouTubeで視聴した動画、Androidデバイスにインストールしたアプリなどが含まれると説明しています。Google「パーソナライズド広告の仕組み」[参照]

ただし、広告表示は「端末内のアプリ一覧だけを見て決める」ものではありません。視聴しているコンテンツ、アカウントや広告設定、広告主側のキャンペーン設定など複数の条件が関係するため、ユーザーから見ると不自然な広告が出ることがあります。

なぜインストール済みアプリの広告まで表示されるのか

「Google Playから入れたアプリなら、Googleはインストール済みだと分かるはずなのに」と疑問に思うのは自然です。実際、GoogleはAndroid端末にインストールしたアプリの情報が広告のパーソナライズに使われる場合があると説明しています。

しかし、インストール情報を広告選択に利用できることと、インストール済みユーザーをすべての広告から自動的に除外することは別です。Google Adsには、広告主がアプリキャンペーンから特定のオーディエンスを除外する仕組みが用意されています。Google Playのオーディエンスセグメントなどを使い、既存ユーザーをキャンペーンの対象から除外できる仕組みです。Google広告「アプリキャンペーンのオーディエンス除外」[参照]

逆にいえば、広告主側のキャンペーンやユーザー認識の条件によっては、すでにアプリを利用している人にも関連広告が表示される可能性があります。Google自身も、アプリキャンペーンのユーザー認識はログイン状態などのコンテキストに大きく依存すると説明しています。

「Play Storeと情報共有されているなら出ないはず」とは限らない

Google Play、YouTube、Google AdsはいずれもGoogleのサービスですが、「同じGoogleだから、広告を表示する直前にPlay Storeへ問い合わせてインストール済みなら必ず広告を止める」という単純な処理だと考えると実態とずれます。

広告配信では非常に多くの条件が処理されます。Google Adsには広告主向けに既存ユーザーを除外する機能が別途用意されていることからも、インストール済みという事実だけで一律にすべてのアプリ広告から除外されるわけではないことが分かります。

また、アプリ広告には単純な新規インストール獲得だけでなく、既存ユーザーとの関係を考慮したキャンペーン設計もあります。そのため「このアプリが端末にある=そのアプリに関係する広告は二度と出ない」とは限りません。

同じ広告が何度も表示される理由

同じ広告が続くと、YouTubeが意図的に一つの広告だけを選んでいるように感じることがあります。しかし、実際の広告表示は、その時点で広告枠に参加している広告キャンペーンや、広告主が設定した対象、動画の内容、ユーザーに関するシグナルなどによって変わります。

例えば、自分が該当する広告ターゲットの中で、ある企業が積極的にYouTube広告を配信していれば、その企業の広告を見る機会が多くなることがあります。特定期間の大型キャンペーンでは、体感的に同じ広告ばかりになることも考えられます。

一方で「同じ広告を何回まで」という具体的な上限がすべての広告に共通して設定されているわけではありません。広告主側の設定やキャンペーン形式などによっても状況が異なるため、「同じ広告を3回見れば必ず別広告になる」といった固定ルールはありません。

広告が多いこととパーソナライズは別問題

ここは特に誤解しやすいところです。マイ アド センターでパーソナライズド広告をオフにしても、YouTubeの広告そのものがなくなるわけではありません。

Googleは、パーソナライズド広告をオフにすると、Googleアカウントに保存されている情報やアクティビティなどを広告のパーソナライズに使用せず、代わりに時間帯、閲覧している動画・Webサイト・アプリのトピックなど一般的な要素に基づいて広告が表示されると説明しています。マイ アド センター公式ヘルプ[参照]

つまり「パーソナライズをオフ=広告が減る」ではなく、「広告を選ぶために使われる情報が変わる」と考えるのが正確です。

不要な広告はマイ アド センターから調整できる

同じ企業や興味のないジャンルの広告が繰り返し表示される場合は、Googleの「マイ アド センター」を確認する価値があります。Google検索やYouTubeなどに表示される広告について、ブランドやトピックの表示傾向を調整できます。マイ アド センター[参照]

Googleサービス上の広告に表示される「その他」アイコンや情報アイコンなどからマイ アド センターを開き、その広告をブロックしたり、広告主について確認したり、広告表示をカスタマイズしたりできる場合があります。広告エクスペリエンスの管理方法[参照]

同じ広告が繰り返されて不快な場合は、その広告について利用可能な「広告をブロック」などの操作を確認するのが一つの方法です。

「このブランドの広告を減らす」は完全ブロックとは違う

マイ アド センターでは、特定のブランドや広告トピックについて「少なく表示する」というカスタマイズもできます。ただし、Googleは、この設定によってそのブランドやトピックが完全にブロックされるわけではないと説明しています。

例えば、ゲームアプリの広告を減らす設定をしても、条件によってはゲーム関連広告が表示される場合があります。「少なくする」は文字どおり広告選択への希望を反映させる機能であり、永久的な完全除外とは異なります。

特定の一つの広告そのものに問題がある場合と、あるジャンル全体に興味がない場合とで設定を使い分けるとよいでしょう。

Androidなら広告のパーソナライズ設定も確認する

Androidでは、Googleアカウントにログインした状態のYouTubeについて、マイ アド センターからパーソナライズド広告を管理できます。YouTubeアプリから広告設定へ進める場合もあります。

またGoogleの説明では、広告のパーソナライズに使用するアクティビティとして「サイトやアプリでのアクティビティ」「YouTubeの履歴」などを個別に管理できます。広告に自分の行動履歴をあまり利用されたくない場合は、この設定を確認できます。

ただし、これらをオフにすると必ず「自分にとって快適な広告になる」とは限りません。パーソナライズに利用する情報が減ることで、逆に興味のない広告が増えたと感じる可能性もあります。

広告IDをリセットすれば同じ広告がなくなる?

Androidには広告IDに関する設定もあります。Googleの公式説明では、広告IDをリセットすると現在のIDが新しいIDへ置き換わり、削除すると新しい広告IDが割り当てられなくなります。

ただし、同じ広告が多いという理由だけで広告IDのリセットを万能な解決方法と考えるべきではありません。Googleは、広告IDをリセット・削除してもアプリには広告が引き続き表示され、アプリと共有した情報など別の要素が広告に影響する可能性があると説明しています。Androidの広告設定について[参照]

「同じ広告を二度と表示させないスイッチ」として広告IDをリセットするのは期待どおりの結果にならない可能性があります。

YouTubeの視聴履歴も広告に影響する場合がある

Googleは、YouTubeで視聴した動画などのアクティビティが広告のパーソナライズに利用される場合があると説明しています。例えば特定ジャンルの動画を多く視聴していると、それに関連する商品やサービスの広告が選択される要素の一つになり得ます。

マイ アド センターでは、YouTubeの履歴を広告のパーソナライズに利用するかどうかを管理できます。この設定をオフにしてもYouTubeのおすすめ動画そのものを完全に無効化する設定とは別なので、その点にも注意が必要です。

広告の内容が自分の視聴履歴に偏りすぎていると感じる場合は、マイ アド センターの「プライバシーの管理」から、広告に使用されるアクティビティを確認するとよいでしょう。

不快・不審な広告は「報告」を使う

単に興味がない広告と、内容そのものに問題がある広告は区別しましょう。詐欺を疑う広告、誤解を招く広告、不適切な内容の広告などについては、表示された広告から報告できる場合があります。

Googleのマイ アド センターでは、広告のブロックだけでなく、問題のある広告を報告する機能も案内されています。Google広告の管理・報告方法[参照]

「何度も出てくるから違反」というわけではありませんが、広告の内容自体に問題があると考えられる場合は、単に閉じるだけでなく報告機能を利用するのが適切です。

YouTubeの広告そのものを減らしたい場合

マイ アド センターでできるのは主に「どのような広告を表示するか」に関する調整です。「最近広告が多いので表示回数そのものを大幅に減らしたい」という要望とは少し違います。

YouTubeで広告なしの視聴を希望する場合には、公式にはYouTube Premiumという有料サービスがあります。ただし、YouTube Premiumの料金や提供内容は国・契約方法・時期によって変更されることがあるため、加入を検討する場合はYouTube公式ページで現在の条件を確認してください。

無料の範囲でできる対策としては、マイ アド センターで不要なブランド・トピックを調整する、個別広告をブロックできる場合は利用する、不適切な広告は報告する、といった方法が中心になります。

よくある疑問を整理

疑問 考え方
Androidならインストール済みアプリをGoogleは把握できる? インストールしたアプリの情報が広告のパーソナライズに使われる場合があります
ではインストール済みアプリの広告は出ない? いいえ。自動的にすべて除外されるとは限りません
同じ広告が出るのは故障? 必ずしも故障ではありません。広告配信条件などによって同じ広告を見ることがあります
パーソナライズをオフにすれば広告がなくなる? なくなりません。広告選択に使われる情報が変わります
興味のない広告を減らせる? マイ アド センターでブランドやトピックを調整できますが、完全に表示されなくなる保証はありません
特定広告を消したい 広告上のメニューからブロックできる場合があります
怪しい広告を見つけた 広告のメニューからGoogleへ報告できる場合があります

まとめ|インストール済みアプリの広告が出ても情報共有の不具合とは限らない

YouTubeでは、視聴している動画、Googleアカウントに保存された情報やアクティビティ、Android端末のアプリに関する情報など、複数の要素を利用して広告が選ばれる場合があります。そのため、Android端末にインストール済みのアプリに関する広告が表示されること自体は不思議ではありません。

「Google Playでインストール済みだと分かる=YouTubeではそのアプリの広告を自動的に一切表示しない」という仕組みではありません。Google Adsには広告主が既存ユーザーなどをキャンペーン対象から除外する機能が用意されており、広告主側のキャンペーン設定やユーザーを認識できる条件なども関係します。

同じ広告に困っている場合は、まず表示された広告のメニューとマイ アド センターを確認し、不要な広告のブロック、ブランドやトピックの調整、パーソナライズ設定の見直しを行うのが現実的です。ただし、パーソナライズをオフにしても広告の表示回数そのものが減るわけではありません。

広告の内容に問題がある場合は報告機能を利用し、「広告内容ではなく広告そのものを表示したくない」という場合は、YouTubeが公式に提供する広告なしの有料プランを検討する、というように目的に合わせて対策を選ぶとよいでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました