ホームページを自分のパソコン上で作成し、完成してからレンタルサーバーへアップロードしたい場合は、ブラウザ上で作業するクラウド型サービスではなく、WindowsやMacにインストールして使える「デスクトップ型ホームページ作成ソフト」が候補になります。
初心者が選ぶ場合は、単純に機能数が多いソフトを選ぶより、HTMLやCSSを書かずに作りたいのか、店舗・会社サイトを作りたいのか、記事中心のSEOサイトを作りたいのか、将来Web制作そのものを学びたいのかで選ぶことが重要です。
2026年8月時点では、日本語環境で初心者が使いやすい定番として「ホームページ・ビルダー23」、Windowsで記事型・集客型の静的サイトを作りやすい「SIRIUS2」、Windows・Macでドラッグ&ドロップ型の制作ができる「Mobirise」、HTML・CSSまで本格的に学びたい人向けの「Adobe Dreamweaver」などがあります。本記事では、それぞれの違いと「初心者なら結局どれを選べばよいのか」を具体的に整理します。
- 結論|完全初心者ならホームページ・ビルダー23、記事型サイトならSIRIUS2が分かりやすい
- まず知っておきたい「オフラインでホームページを作る」の意味
- 初心者向け4製品を比較
- ホームページ・ビルダー23|完全初心者に最も説明しやすい定番
- ホームページ・ビルダー23が向いているサイト
- ホームページ・ビルダー23の注意点
- SIRIUS2|記事を追加して育てるサイトに向いている
- SIRIUS2は「オフライン制作」と相性がよい
- SIRIUS2はSEO目的なら有力だが「SEOソフトを使えば上位表示」ではない
- SIRIUS2の弱点|Macでは使えない
- Mobirise|Windows・Macで使えるノーコード型の有力候補
- Mobiriseは「見た目を組み立てたい初心者」に使いやすい
- Mobiriseは完全に何もかもオフラインという意味ではない
- Adobe Dreamweaver|初心者専用ではないが将来性を重視するなら候補
- Dreamweaverはホームページ・ビルダーの上位版ではない
- Dreamweaverの料金は買い切りではなくサブスクリプション
- SIRIUS2とホームページ・ビルダー23はどちらが初心者向け?
- 静的HTMLサイトとWordPressの違いも理解しておく
- 静的サイト作成ソフトのメリット
- 静的サイト作成ソフトのデメリット
- 「ネットショップを作りたい」なら別の選択肢も検討する
- 無料ソフトから試すならMobiriseも便利
- 初心者が最初からHTML・CSSを勉強する必要はある?
- 初心者がソフトを買う前に決めておく5項目
- 具体例|個人経営のお店のホームページを初めて作る場合
- 具体例|記事を50~100ページ作って検索流入を狙う場合
- 具体例|Macで完全初心者がポートフォリオを作る場合
- 結局どれを選べば後悔しにくい?
- まとめ|「ホームページを何のために作るか」でソフトを選ぶ
結論|完全初心者ならホームページ・ビルダー23、記事型サイトならSIRIUS2が分かりやすい
パソコン操作には慣れているもののHTMLやCSSはほとんど分からず、会社・店舗・趣味などの一般的なホームページを視覚的に作りたい場合は、ホームページ・ビルダー23が第一候補になります。2025年6月27日に発売された現行版で、ノーコード型の「ホームページ・ビルダー SP」とHTML・CSSを直接編集できる「クラシック」の2方式を搭載しています。ジャストシステム公式・ホームページ・ビルダー23[参照]
一方、Windowsを使っていて、ブログのように記事を追加しながら企業サイト、アフィリエイトサイト、サービス紹介サイトなどを作りたい場合は、SIRIUS2が分かりやすい選択肢です。公式サイトでも、HTML・CSSの知識がなくても基本的には必要事項を入力して記事を書いていく形式で制作できると説明されています。SIRIUS2公式FAQ[参照]
迷った場合の大まかな基準は、「普通の会社・店舗ホームページを視覚的に作る→ホームページ・ビルダー23」「記事を増やして育てる静的サイト→SIRIUS2」「Macでもノーコード制作→Mobirise」「HTML・CSSも習得したい→Dreamweaver」です。
まず知っておきたい「オフラインでホームページを作る」の意味
ホームページ作成でいう「オフライン」には少し注意が必要です。ホームページをインターネット上へ公開する以上、最終的にはサーバーへファイルをアップロードするためのインターネット接続が必要です。
ここでいうオフライン型とは、普段のページ編集をクラウド上ではなく自分のパソコン内で行い、HTML・CSS・画像などをローカルファイルとして作成・管理できる方式と考えると分かりやすいでしょう。
例えばパソコンの中でトップページ、会社概要、お問い合わせ案内などを作成し、ブラウザでプレビューします。完成後にFTPなどを使ってレンタルサーバーへ転送すれば、一般公開されます。
初心者向け4製品を比較
代表的な候補を比較すると、得意分野がかなり異なります。
| ソフト | 初心者向け | 対応環境 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ホームページ・ビルダー23 | ◎ | Windows | 日本語・ノーコード・テンプレート豊富 | 会社、店舗、趣味サイトを簡単に作りたい |
| SIRIUS2 | ◎ | Windows | 記事作成型、静的HTML出力、SEOを意識した機能 | 記事型・集客型サイトを作りたい |
| Mobirise | ◎ | Windows・Macなど | ブロックをドラッグ&ドロップ、ローカル編集 | デザインを見ながら簡単に作りたい |
| Adobe Dreamweaver | △~○ | Windows・Mac | HTML・CSS・JavaScript編集、本格的 | 将来Web制作も学びたい |
単純な「性能」で順位を付けることはできません。初心者にとって重要なのは、多機能さよりも自分の作りたいサイトと操作方法が合っているかどうかです。
ホームページ・ビルダー23|完全初心者に最も説明しやすい定番
ホームページ・ビルダー23は、ジャストシステムが販売しているWindows向けホームページ作成ソフトです。2026年8月時点の現行版は「23」で、2025年6月27日に発売されています。以前のホームページ・ビルダー22を検討している場合は、現在は23が新しい製品です。ホームページ・ビルダー23公式サイト[参照]
初心者向けの「ホームページ・ビルダー SP」では、HTMLやCSSを知らなくても、パーツをドラッグ&ドロップしてページを組み立てられます。一方、「クラシック」ではHTMLやCSSを直接編集できるため、慣れてきた後に細かく調整する道も残されています。
公式では372種類のテンプレート、1,600点の写真素材などを搭載していると案内されています。ゼロからデザインを考えるのが苦手な人でも、テンプレートから始められる点は初心者にとって大きな利点です。ジャストシステム公式[参照]
ホームページ・ビルダー23が向いているサイト
特に相性がよいのは、会社案内、個人事業、店舗、教室、サークル、趣味、プロフィールといった一般的なホームページです。
例えば小さな飲食店のサイトなら、「トップページ」「メニュー」「店舗案内」「アクセス」「お問い合わせ」の5ページ程度をテンプレートから作り、写真や文章を差し替えて公開する、といった使い方ができます。
「Web制作を勉強することそのもの」が目的ではなく、とにかく自分のホームページを完成させたい初心者には非常に分かりやすい選択です。
ホームページ・ビルダー23の注意点
ホームページ・ビルダー23は初心者向けですが、何でも自由に作れるという意味ではありません。ノーコード型のSPでは、用意された仕組みを利用することで簡単になる一方、完全な自由配置や細かなコード制御では制限を感じることがあります。
その場合は「クラシック」を利用できますが、こちらはHTMLやCSSの知識があるほど使いやすくなります。つまり、初心者から中級者へ段階的に移行できる構成と考えるとよいでしょう。
2026年8月時点の公式通常価格はメディアレス版が税込29,700円です。価格は変更される可能性があるため、購入時には公式ページを確認してください。ホームページ・ビルダー23価格情報[参照]
SIRIUS2|記事を追加して育てるサイトに向いている
SIRIUS2はWindows専用のホームページ作成ソフトです。公式サイトでは、HTMLやCSSを使わなくてもテンプレート、レイアウト、配色、見出し、画像、ボタンなどを設定してサイトを制作できることを特徴としています。SIRIUS2公式サイト[参照]
ホームページ・ビルダーとの大きな違いは、SIRIUS2が「記事を書く」という流れを中心にサイトを組み立てやすいことです。ブログやSEOサイトのようにページを次々と追加する用途と相性があります。
公式FAQでも基本操作を「必要事項を入力して記事を書く」という流れと説明しており、細かなカスタマイズをしなければHTML・CSSの知識は不要とされています。SIRIUS2公式FAQ[参照]
SIRIUS2は「オフライン制作」と相性がよい
SIRIUS2はWindows上で動作するデスクトップソフトで、作成したサイトをサーバーへ公開する形式です。WordPressのようにサーバーへ管理画面をインストールして、その管理画面上で記事を書く方式とは異なります。
例えば自宅のWindows PCで10ページ、20ページと記事を作成し、プレビューで確認した後、完成したファイルをレンタルサーバーへアップロードできます。
サーバーへ公開するにはもちろんインターネット接続が必要ですが、ホームページのデータを手元のPCで管理したい人には分かりやすい方式です。
SIRIUS2はSEO目的なら有力だが「SEOソフトを使えば上位表示」ではない
SIRIUS2公式ではSEOを意識した高速表示などを特徴として紹介しています。記事タイトル、見出し、内部リンクなどを管理しやすく、検索流入を狙ったコンテンツサイトを作る用途とは相性があります。SIRIUS2公式[参照]
ただし、どのホームページ作成ソフトを利用しても、それだけでGoogle検索上位になるわけではありません。検索結果ではコンテンツの有用性、独自性、サイト構造、ページ速度、外部からの評価など多数の要素が関係します。
「SIRIUS2ならSEO対策を考えたサイト構造を作りやすい」という理解はできますが、「SIRIUS2を使えば順位が上がる」と考えないことが重要です。
SIRIUS2の弱点|Macでは使えない
SIRIUS2はWindows専用です。公式FAQでも、Macやタブレット端末では利用できないと明記されています。SIRIUS2公式・動作環境について[参照]
そのためMacユーザーが「オフラインで使える簡単なホームページ作成ソフト」を探している場合は、SIRIUS2ではなくMobiriseなどを検討した方がよいでしょう。
また、非常に自由なWebアプリケーションを作るソフトではありません。会員システムや複雑なデータベース処理を自作するのであれば、別の開発手段が必要です。
Mobirise|Windows・Macで使えるノーコード型の有力候補
SIRIUS2やホームページ・ビルダー以外で、初心者向けのオフライン型ホームページ作成ソフトを探すなら「Mobirise」も候補になります。
Mobirise公式では、WindowsとMacにインストールして利用できるオフラインアプリとして案内されています。あらかじめ用意されたブロックをドラッグ&ドロップし、文章や画像を置き換える方式なので、HTMLを書かずにページを作成できます。Mobirise公式サイト[参照]
作ったWebサイトはローカルフォルダーへ出力でき、FTPなどで任意のホスティングへ公開できます。特定のホームページサービスへサイトを預けなければ使えない方式ではない点も、オフライン制作を希望する人に向いています。
Mobiriseは「見た目を組み立てたい初心者」に使いやすい
Mobiriseでは、メニュー、画像、ギャラリー、スライダー、料金表、問い合わせなどのページ部品をブロック単位で配置します。
例えば美容室のホームページを作るなら、「大きなメイン画像」「サービス紹介」「料金表」「スタッフ紹介」「地図・連絡先」といったブロックを順番に置き、内容を差し替えるだけで基本レイアウトを作れます。
公式も「No code」を特徴として掲げており、HTMLを覚える前にまずページを完成させたい初心者には扱いやすい方式です。Mobirise公式[参照]
Mobiriseは完全に何もかもオフラインという意味ではない
Mobirise公式では、インストール後のサイト作成・編集・管理はインターネット接続なしでも行えると説明されています。一方、AIによるサイト生成、オンライン公開、アップデート、追加テーマや拡張機能のダウンロードにはインターネット接続が必要です。Mobirise公式・オフライン利用について[参照]
したがって、「インターネットにつながっていないPCで基本的な編集をしたい」という用途には対応しますが、初回インストールから素材追加、公開まで一切ネット接続を使わないという意味ではありません。
また、日本製ソフトではないため、日本語の情報量や国内ユーザー向けサポートの分かりやすさではホームページ・ビルダーの方が安心しやすい人もいるでしょう。
Adobe Dreamweaver|初心者専用ではないが将来性を重視するなら候補
Adobe Dreamweaverは、HTML、CSS、JavaScriptなどを扱える本格的なWebデザイン・開発ソフトです。2026年にもアップデートが続いており、2026年7月時点ではバージョン21.8.1のリリース情報が公開されています。Adobe公式・Dreamweaverリリースノート[参照]
コードエディターだけでなくデザイン画面、コードヒント、テンプレート、サイト管理などを備えているため、「完成したホームページを作りながらHTMLやCSSも学びたい」という人には有力です。Adobe公式にも初心者向けチュートリアルが用意されています。Adobe Dreamweaver公式[参照]
ただし、「パソコン初心者で、とにかくクリックだけで作りたい」という目的ならホームページ・ビルダーやMobiriseの方が習得しやすいでしょう。
Dreamweaverはホームページ・ビルダーの上位版ではない
価格が高く本格的だからといって、Dreamweaverが初心者にとってホームページ・ビルダーの単純な上位互換になるわけではありません。
ホームページ・ビルダーは「ホームページを簡単に完成させる」方向へ設計されているのに対し、Dreamweaverは「HTML・CSS・JavaScriptを扱いながらWebサイトを制作・管理する」方向が強いソフトです。
例えばボタンの色を変えるだけでも、ホームページ・ビルダーなら設定画面から選ぶ操作で済むところを、DreamweaverではCSSという仕組みを理解した方が自由に扱えます。自由度が高い代わりに覚えることも増えます。
Dreamweaverの料金は買い切りではなくサブスクリプション
Adobe Dreamweaverは現在、買い切り型ではなくAdobe Creative Cloudのサブスクリプションとして提供されています。2026年8月時点のAdobe公式ページではDreamweaver単体の年間プラン(月々払い)が月額3,280円(税込)と案内されています。Adobe公式・Dreamweaver料金[参照]
長期間利用すると買い切り型ソフトより総額が高くなる可能性があるため、「年に数回ホームページを書き換えるだけ」という初心者にはオーバースペックになることがあります。
一方でAdobe製品を仕事で利用しており、Photoshopなどとの連携も重視する人には合理的な選択肢です。
SIRIUS2とホームページ・ビルダー23はどちらが初心者向け?
両方とも初心者向けですが、「初心者」という言葉だけでは選べません。作り方の思想が異なるためです。
| 目的 | おすすめ |
|---|---|
| 会社や店舗の5~10ページ程度のサイト | ホームページ・ビルダー23 |
| 記事を継続的に増やす | SIRIUS2 |
| HTMLをほぼ触りたくない | どちらも候補 |
| パーツをドラッグして視覚的に配置したい | ホームページ・ビルダー23 |
| SEO記事サイト・アフィリエイトサイト | SIRIUS2 |
| Macで制作したい | どちらも基本候補外 |
例えば「町の整体院のホームページを自分で作り、料金・アクセス・スタッフ紹介を掲載したい」という場合はホームページ・ビルダー23が扱いやすいでしょう。
一方、「特定ジャンルの記事を100ページほど書いて検索から集客したい」という場合はSIRIUS2の管理方式が合いやすくなります。
静的HTMLサイトとWordPressの違いも理解しておく
SIRIUS2、Mobiriseなどで作成した一般的な静的ホームページでは、パソコン側でHTMLファイルなどを生成し、それをサーバーへアップロードして公開します。
一方、WordPressは通常サーバー上でPHPやデータベースを動かし、ブラウザから管理画面へログインして記事やページを編集するCMSです。
そのため「インターネットがなくてもPCだけでホームページの記事を作成・管理し、後からまとめてアップロードしたい」という希望なら静的サイト作成ソフトが分かりやすい場合があります。
静的サイト作成ソフトのメリット
静的HTML中心のサイトは、表示時にデータベースへ問い合わせる必要がない構成にしやすく、比較的シンプルです。
- サイトデータを自分のPCにも保存できる
- オフライン状態でも編集しやすい
- 完成後にまとめてアップロードできる
- 比較的高速に表示しやすい
- WordPress本体やプラグインの更新作業が不要
例えば会社概要と商品案内だけで年数回しか更新しないサイトなら、WordPressを導入する必要性が低く、静的サイトで十分なケースがあります。
静的サイト作成ソフトのデメリット
一方で、複数人で頻繁に記事を更新する場合や、コメント、会員機能、高度な検索、ECなどの動的機能を必要とする場合にはWordPressなどのCMSの方が適することがあります。
また、PC側にサイトの元データを保存するソフトでは、パソコン故障に備えてバックアップを取ることも重要です。外付けSSDや別PC、信頼できるクラウドストレージなどへプロジェクトファイルを複製しておきましょう。
ホームページを公開できているからといって、サーバー上のHTMLだけをバックアップ代わりにできるとは限りません。作成ソフト固有のプロジェクトデータが必要になる場合があります。
「ネットショップを作りたい」なら別の選択肢も検討する
商品を紹介するだけのサイトなら、今回紹介したホームページ作成ソフトで十分です。しかし商品をカートへ入れ、クレジットカード決済し、注文・在庫・顧客情報を管理する本格的なネットショップでは事情が変わります。
決済や個人情報を扱うシステムは、初心者がオフラインホームページ作成ソフトだけで一から構築するより、セキュリティ対策や決済機能を提供する専用ECサービスを利用する方が現実的です。
同様に、予約システム、会員ログイン、掲示板などを作りたい場合も「ホームページを作るソフト」と「Webシステムを作る仕組み」は分けて考えましょう。
無料ソフトから試すならMobiriseも便利
有料でも構わない場合でも、操作感が自分に合うか確認してから購入したい人にはMobiriseが試しやすい選択肢です。公式では基本アプリを個人・商用とも無料で利用できると案内しており、追加テーマや拡張機能などには有料のものがあります。Mobirise公式ヘルプ[参照]
まずブロック型の編集を体験し、「こういう操作なら自分でも作れそう」と分かった後に、有料テーマや別ソフトを検討する方法もあります。
ただし、Mobiriseは外部で作成されたHTMLファイルを自由に読み込んで編集する用途には向いていません。公式にも、アプリ外で作られたHTMLファイルの編集には対応しない旨が案内されています。Mobirise公式FAQ[参照]
初心者が最初からHTML・CSSを勉強する必要はある?
ホームページを1つ完成させることが目的なら、最初からHTML・CSSをすべて覚える必要はありません。ノーコード型ソフトを使い、必要になった部分から徐々に覚える方法で十分です。
ただし、長期間ホームページを運営するのであれば、HTMLの「見出し」「段落」「リンク」「画像」、CSSの「文字色」「余白」「幅」程度の基礎を知っているだけでも、トラブル時の対応力が大きく変わります。
そのため初心者には、「コードを覚えてからホームページを作る」より、まずホームページ・ビルダーやSIRIUS2などで1サイト完成させ、その途中で必要になったHTML・CSSを覚える方法が挫折しにくいでしょう。
初心者がソフトを買う前に決めておく5項目
ホームページ作成ソフトを選ぶ前に、次の項目を決めておくと失敗を防ぎやすくなります。
- WindowsとMacのどちらを使うか
- 会社・店舗サイトなのか記事型サイトなのか
- HTML・CSSを今後学びたいか
- ページ数は5ページ程度なのか100ページ以上なのか
- 買い切り型と月額型のどちらを希望するか
例えば「Windows 11、10ページ程度、会社案内、HTMLは覚えたくない、買い切り希望」ならホームページ・ビルダー23が非常に選びやすくなります。
「Windows 11、記事を100ページ以上追加、検索から集客したい、基本的にはコードを書きたくない」ならSIRIUS2が有力です。
具体例|個人経営のお店のホームページを初めて作る場合
例えばパソコンに詳しくない人が、経営している喫茶店のホームページを作るとします。必要なページは「トップ」「メニュー」「店舗紹介」「アクセス」「お問い合わせ」の5ページ程度です。
この場合、ホームページ・ビルダー23のSPで好みのテンプレートを選び、文章・写真・営業時間などを差し替える方法が分かりやすいでしょう。HTMLを学習してからスタートする必要はありません。
完成したらレンタルサーバーへ転送して公開し、メニューや営業時間が変わったときだけパソコン上で編集して再度アップロードします。
具体例|記事を50~100ページ作って検索流入を狙う場合
例えば「家庭菜園の育て方」をテーマに、トマト、ナス、キュウリなどの記事を継続して追加するサイトを作るとします。
この場合はSIRIUS2のような記事管理型のソフトが扱いやすくなります。共通のヘッダーやメニューをテンプレートで管理しながら、それぞれの記事本文を追加していく形です。
トップページの位置を1ピクセルずつ自由にデザインすることより、「新しい記事を効率よく増やしたい」という目的に向いています。
具体例|Macで完全初心者がポートフォリオを作る場合
Macを使っていて、写真家やイラストレーターの作品紹介サイトを作りたい場合、Windows専用のSIRIUS2は候補から外れます。
このようなケースではMobiriseで、メイン画像、プロフィール、ギャラリー、問い合わせなどのブロックを配置する方法が簡単です。公式によるとWindowsとMacのデスクトップアプリが用意され、サイトをローカルフォルダーへ保存できます。Mobirise公式[参照]
将来的にHTML・CSSを本格的に編集したいのであればDreamweaverも候補になりますが、最初の1サイトを早く完成させたいだけならMobiriseの方が学習量を抑えられます。
結局どれを選べば後悔しにくい?
初心者が「最も高機能なソフト」を探す必要はありません。作成目的に合ったものを選ぶ方が重要です。
| こんな人 | 第一候補 |
|---|---|
| パソコン初心者で日本語サポートを重視 | ホームページ・ビルダー23 |
| WindowsでSEO記事サイトを作りたい | SIRIUS2 |
| Windows/Macでノーコード制作したい | Mobirise |
| HTML・CSSも本格的に覚えたい | Adobe Dreamweaver |
| 数ページの会社・店舗サイト | ホームページ・ビルダー23 |
| 大量の記事を追加して運営 | SIRIUS2 |
初心者向けという条件だけなら、ホームページ・ビルダー23とSIRIUS2のどちらかから検討し、MacならMobiriseを加えるという選び方がシンプルです。
まとめ|「ホームページを何のために作るか」でソフトを選ぶ
オフラインでホームページを作りたい初心者には、2026年8月時点でもデスクトップ型のホームページ作成ソフトという選択肢があります。
一般的な会社・店舗・趣味サイトを直感的な操作で作りたいなら「ホームページ・ビルダー23」が分かりやすいでしょう。HTML・CSS不要のSPと、コードを直接編集できるクラシックの両方が用意されているため、初心者から徐々にステップアップできます。
Windowsで記事を次々に追加するサイト、SEOを意識したコンテンツサイトを作りたいなら「SIRIUS2」が有力です。記事を書く感覚でページを作成でき、HTML・CSSを知らなくても基本的なサイト制作ができます。
Macも含めてドラッグ&ドロップ型のオフライン制作をしたいなら「Mobirise」、将来的にHTML・CSS・JavaScriptまで学び、Web制作の技術そのものを身につけたいなら「Adobe Dreamweaver」が候補になります。
「初心者だから一番高価なソフトを買えば安心」ではなく、「会社・店舗サイト→ホームページ・ビルダー23」「記事型サイト→SIRIUS2」「Mac+ノーコード→Mobirise」「Web技術も学ぶ→Dreamweaver」と目的から逆算するのが失敗しにくい選び方です。
なお、どのデスクトップソフトを選んでも、インターネット上へホームページを公開する際にはレンタルサーバーやドメイン、アップロード作業などが別途必要になります。まずソフト上で数ページのテストサイトを作り、自分に合う操作方法を確認してから本格的なサイト制作へ進むとよいでしょう。


コメント