ホロライブなどのVTuberグループを見てから「にじさんじ」を見始めると、新人ライバーのデビュー方法に戸惑うことがあります。初期メンバーには「1期生」「2期生」と呼ばれる人たちがいる一方、最近の新人は2人・3人・4人などで登場し、ユニット名が付いていることもあるからです。
結論から整理すると、にじさんじにも歴史上「1期生」「2期生」と呼ばれる世代は存在しますが、現在の新人を第○期生という番号で順番に分類する仕組みではありません。2018年末に、それまで存在した「にじさんじ1・2期生」「にじさんじゲーマーズ」「にじさんじSEEDs」といった枠組みが一つの「にじさんじ」へ統合され、その後は新人が「にじさんじ所属ライバー」としてデビューする形が基本になっています。ANYCOLOR公式・2018年のグループ統合発表[参照]
そのため、最近見かける「2人でデビュー」も新しい期生制度というわけではありません。同じタイミングでデビューしたライバーが2人だったり、その2人にユニット名が設定されていたりする、と考えると理解しやすくなります。
- にじさんじには昔、本当に「1期生」「2期生」があった
- その後「ゲーマーズ」「SEEDs」という別グループも誕生した
- 2018年末に「全部にじさんじ」へ統合された
- 2019年にはすでに「○期生」ではなく2人デビューの例がある
- 現在の新人は「同期」で覚えると分かりやすい
- 「同期」と「ユニット」は似ているが同じ意味ではない
- VOLTACTIONは4人組としてデビューした例
- 3SKMは3人組の例
- 最近は本当に2人デビューも多い
- ただし「今後は必ず2人ずつ」という制度でもない
- 2026年8月にも2人の新人がデビュー
- ホロライブの「期生」と比較すると理解しやすい
- 「○期生」と「デビュー組」を無理に対応させなくてよい
- なぜ昔の「1期生」という呼び方は今も残っている?
- 新人デビューを追うなら公式ニュースを見るのが分かりやすい
- にじさんじ初心者向けに一言で整理すると
- まとめ|にじさんじは「期生」より同期・ユニットで覚えると分かりやすい
にじさんじには昔、本当に「1期生」「2期生」があった
現在の仕組みを理解するには、まずにじさんじ初期の歴史を見ると分かりやすくなります。にじさんじは2018年2月、最初の公式バーチャルライバー8名が活動を開始しました。現在ファンの間などで「1期生」と呼ばれる世代です。ANYCOLOR(当時いちから)の公式発表でも、2018年2月8日に8人が始動したことを確認できます。ANYCOLOR公式・初期8名の始動[参照]
続いて2018年3月15日には10名の「二期生」が一斉に活動を開始しました。当時の公式プレスリリースにも明確に「二期生」と記載されています。ANYCOLOR公式・にじさんじ二期生[参照]
つまり、「にじさんじには期生という概念がない」という説明も正確ではありません。初期には明確な1期・2期という区分がありましたが、その方式が現在まで第3期、第4期、第5期……と続いているわけではないというのがポイントです。
その後「ゲーマーズ」「SEEDs」という別グループも誕生した
にじさんじは1期生・2期生の後、そのまま3期生を作るのではなく、異なる枠組みを展開しました。その代表例が「にじさんじゲーマーズ」と「にじさんじSEEDs」です。
2018年5月には、ゲーム配信に特化したグループとして「にじさんじゲーマーズ」が始動しました。公式発表では赤羽葉子、叶の2名から活動を開始したことが記録されています。ANYCOLOR公式・にじさんじゲーマーズ[参照]
さらに「にじさんじSEEDs」には1期生・2期生という区分があり、例えば2018年8月の公式発表では「SEEDs2期生第2弾」として7名がデビューしています。ANYCOLOR公式・SEEDs2期生[参照]
2018年末に「全部にじさんじ」へ統合された
現在の仕組みにつながる大きな転換点が2018年12月です。当時は「にじさんじ(1・2期生)」「にじさんじゲーマーズ」「にじさんじSEEDs(1・2期生)」という複数の枠組みが存在していました。
運営会社は2018年12月13日、これら既存3グループを順次一つの「にじさんじ」へ統合すると正式発表しました。公式発表では、既存の枠組みによる制約をなくし、コラボレーションやクリエイターサポートを充実させることなどが目的として説明されています。ANYCOLOR公式・にじさんじ統合発表[参照]
そして同発表では、今後デビューするライバーについても、原則として同じ「にじさんじ」に所属する予定であることが示されました。現在の新人が「にじさんじ3期生」「20期生」のように呼ばれない理由を理解するうえで、この2018年の統合が非常に重要です。
2019年にはすでに「○期生」ではなく2人デビューの例がある
「2人ペアでデビューするのは最近始まった方式なのでは?」と思うかもしれませんが、実はかなり以前からあります。
例えば2019年4月2日には、三枝明那と愛園愛美の2名が新たにデビューしています。ANYCOLORの公式発表のタイトルも「『にじさんじ』より2名が新たにデビュー!」となっており、「○期生」という呼び方ではありません。ANYCOLOR公式・2019年4月の2名デビュー[参照]
したがって、2名単位での新人デビューは近年突然始まった制度ではありません。グループ統合後のにじさんじでは、人数を固定した「期」を積み上げるのではなく、その都度さまざまな人数・形で新人が加わってきました。
現在の新人は「同期」で覚えると分かりやすい
現在のにじさんじを見るときは、「第○期生」という番号よりも同じタイミングでデビューしたメンバー=同期という捉え方をすると理解しやすくなります。
例えば同じ日に2人がデビューすれば、その2人は同期として扱いやすくなります。4人が同時にデビューすれば4人が同期です。公式にユニット名が付いている場合は、そのユニット名でまとめて認識することもできます。
ホロライブの「○期生」という考え方に慣れている場合は、「期の番号の代わりに、デビュー時期やユニット名でまとまりを把握する」と考えるとイメージしやすいでしょう。
「同期」と「ユニット」は似ているが同じ意味ではない
ここで混同しやすいのが「同期」と「ユニット」です。同じ日にデビューした人たちは同期と呼べますが、ユニットは複数のライバーが一つの名称のもとで活動するまとまりを指します。
同期全員が公式ユニットを組んでデビューする場合もあれば、デビュー後に別のメンバーとユニットを組むこともあります。そのため「同じユニット=必ず同期」「同期=必ず一つの公式ユニット」と機械的に考える必要はありません。
にじさんじにはデビュー時から明確なコンセプトとユニット名を持つ例もあるため、近年の新人を見ていると「期生よりユニット制なのかな?」と感じやすくなっています。
VOLTACTIONは4人組としてデビューした例
分かりやすい例が「VOLTACTION」です。2022年7月13日、風楽奏斗、渡会雲雀、四季凪アキラ、セラフ・ダズルガーデンの4名が「VOLTACTION」としてにじさんじからデビューしました。ANYCOLOR公式・VOLTACTIONデビュー[参照]
公式発表でも「○期生」ではなく、「VOLTACTION(ヴォルタクション)として新たに4名がデビュー」とされています。4人それぞれがにじさんじ所属ライバーであると同時に、VOLTACTIONというユニットでも活動する形です。
現在のにじさんじを理解するときは、このように「所属=にじさんじ」「デビュー時のまとまり=同期」「そのメンバーで公式に活動する名称=ユニット」というように分けると整理しやすくなります。
3SKMは3人組の例
人数は4人に固定されているわけでもありません。例えば「3SKM」は北見遊征、魁星、榊ネスの3名によるにじさんじ所属VTuberユニットです。
ANYCOLORの公式情報でも、3SKMについて「にじさんじ所属VTuber『北見遊征』『魁星』『榊ネス』3名のユニット」と説明されています。ANYCOLOR公式・3SKMについて[参照]
このように、現在のにじさんじでは「新人は必ず○人で一つの期になる」という統一ルールで見るより、各デビュー発表ごとに人数やユニット構成を確認する方が実態に合っています。
最近は本当に2人デビューも多い
「最近2人でデビューするのをよく見る」という感覚には根拠があります。実際、2025年4月11日には新たなライバー2名がデビューし、公式発表でも「スーパーエリートライバー2名がデビュー」と紹介されました。ANYCOLOR公式・2025年4月の新人デビュー[参照]
2026年1月29日にも白砂あやね、水面まどかの2名がデビューしています。こちらも「○期生」という名称ではなく、「新たに2名がデビュー」という発表です。ANYCOLOR公式・2026年1月の新人デビュー[参照]
さらに2026年7月21日には、ぷりん・らら・もーど、ぽめろ・ぱんちの2名がデビューしました。2人は「ぽっぷん・パーラー」というユニットとしても紹介されています。にじさんじ公式・ぽっぷん・パーラー[参照]
ただし「今後は必ず2人ずつ」という制度でもない
最近の2人デビューが目立つからといって、「にじさんじは現在2人1組で新人を出す制度になった」と考えるのも正確ではありません。
例えば2025年8月には4名がデビューし、「今宵、××と夢を見る。」(よいゆめ)というユニットとして活動することが公式発表されています。ANYCOLOR公式・2025年8月の4名デビュー[参照]
さらに2026年4月19日には、にじさんじから一度に8名がデビューしています。ANYCOLOR公式・2026年4月の8名デビュー[参照]この例を見るだけでも、現在の新人デビュー人数が2人に固定されていないことが分かります。
2026年8月にも2人の新人がデビュー
2026年8月27日には、神永タイガと山田龍一郎の2名が新たににじさんじからデビューしました。翌8月28日に初配信リレーが行われています。にじさんじ公式・2026年8月27日の新人デビュー[参照]
この2名には「RhyZyGy」というユニット名があり、デビュー楽曲も発表されています。しかし、公式発表上は「にじさんじ○期生」という扱いではなく、「にじさんじより、新たに2名がデビュー」という形式です。
つまり2026年現在も、「にじさんじ所属として新人デビューする」「同時デビューのメンバーがいる」「場合によってはそのメンバーにユニット名がある」という構造になっています。
ホロライブの「期生」と比較すると理解しやすい
ホロライブを先に見ていた場合、頭の中では「デビューしたまとまり=○期生」という認識になりやすいでしょう。しかし、にじさんじでは初期を除いて、その番号を継続していません。
| ポイント | にじさんじの考え方 |
|---|---|
| 初期 | 1期生・2期生が存在した |
| 2018年中 | ゲーマーズ、SEEDsなど別枠も存在した |
| 2018年末 | 既存3グループを「にじさんじ」へ統合 |
| 統合後の新人 | 原則「にじさんじ所属」としてデビュー |
| 同時デビュー | 2人、3人、4人、8人など人数はさまざま |
| まとまり | 同期として認識され、公式ユニット名が付く場合もある |
したがって、他のVTuber事務所でいう「○期生」に近い感覚で同期グループを見ることはできますが、にじさんじ公式が現在の新人を第○期と連番で管理しているわけではありません。
「○期生」と「デビュー組」を無理に対応させなくてよい
新しくファンになったとき、「この人は何期生?」と全員を分類したくなるかもしれません。しかし、にじさんじの場合は無理に期生番号を付けるとかえって分かりにくくなります。
例えばVOLTACTIONなら「2022年に4人でデビューしたVOLTACTION」、3SKMなら「3人組の3SKM」という覚え方で十分です。2人同時デビューなら「この2人は同期なんだな」と理解すれば大きく間違いません。
古参ライバーについて「1期生」「2期生」「ゲーマーズ」「SEEDs」という言葉が出てきたときだけ、「これは統合前の歴史的な所属区分」と理解すると整理しやすくなります。
なぜ昔の「1期生」という呼び方は今も残っている?
グループが統合されたからといって、過去のデビュー時期や関係性が消えるわけではありません。そのためファン同士の会話では、現在でも「1期生」「2期生」「ゲーマーズ」「SEEDs」といった昔の区分が、ライバーの経歴や同期関係を説明する言葉として使われます。
例えば初期から活動しているライバーを紹介するときに「1期生出身」と言えば、いつごろデビューした人物なのかがすぐ伝わります。
一方、現在の新人へ同じ仕組みを当てはめて「今は何期まであるの?」と考えると混乱します。2018年の統合によって、その連番方式は現在の新人分類としては続いていないためです。
新人デビューを追うなら公式ニュースを見るのが分かりやすい
にじさんじの新人について「誰と誰が同期なのか」「ユニット名があるのか」「初配信はいつなのか」を知りたい場合は、にじさんじ公式サイトやANYCOLORのニュースリリースを見るのが最も確実です。
新人発表では、デビューするライバーの名前、プロフィール、X・YouTube、初配信リレーの日程、ユニット名、デビュー楽曲、グッズなどがまとめて発表されることがあります。
特にSNSではファンが便宜上独自の呼び方をする場合もあるため、「これは公式ユニット名なのか、それともファンによる同期の呼称なのか」と迷ったら公式デビュー記事を確認するとよいでしょう。
にじさんじ初心者向けに一言で整理すると
複雑に見えるにじさんじのデビュー制度ですが、現在の感覚だけなら非常にシンプルに整理できます。
- 昔のにじさんじには1期生・2期生があった
- その後ゲーマーズやSEEDsなど複数のグループが作られた
- 2018年末にそれらを一つの「にじさんじ」へ統合した
- 現在は新人を「第○期生」と連番で呼ぶ方式ではない
- 新人は2人・3人・4人など、その都度異なる人数でデビューできる
- 同時期にデビューしたメンバーは「同期」として捉えればよい
- 同期メンバーに公式ユニット名が付いている場合もある
「にじさんじには期生がない」ではなく、「初期には期生制度があったが、現在の新人は○期生という連番方式ではない」と覚えるのが最も正確です。
まとめ|にじさんじは「期生」より同期・ユニットで覚えると分かりやすい
にじさんじには2018年の初期に1期生・2期生が存在し、その後はにじさんじゲーマーズ、にじさんじSEEDsなどの枠組みも作られました。しかし2018年12月、運営会社は既存の「にじさんじ(1・2期生)」「ゲーマーズ」「SEEDs(1・2期生)」を一つの「にじさんじ」へ統合すると発表しました。ANYCOLOR公式・グループ統合[参照]
それ以降、新人が「3期生、4期生、5期生……」と連番で増えていく仕組みにはなっていません。2019年にはすでに三枝明那・愛園愛美の2名が「新たに2名がデビュー」という形で登場しており、2人デビュー自体も最近だけの方式ではありません。ANYCOLOR公式[参照]
近年はVOLTACTIONのような4人組、3SKMのような3人組、ぽっぷん・パーラーやRhyZyGyのような2人組など、さまざまな形があります。一方で2026年4月には一度に8名がデビューしているため、「現在は2人ずつデビューする制度」というわけでもありません。ANYCOLOR公式・8名デビュー[参照]
ホロライブなどの「○期生」に慣れている人は、にじさんじでは「何期生?」ではなく「いつデビューした?」「誰と同期?」「公式ユニットはある?」を見ると理解しやすくなります。初期ライバーについて1期生・2期生という言葉が出てきた場合は昔の正式な区分、最近の新人については同期やユニットという別の考え方、と分けて覚えると、にじさんじのデビューの仕組みがすっきり整理できます。


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