X(Twitter)の裏アカで下着・靴下を売るのはメルカリ?販売方法と規約・外部誘導・個人情報の注意点を解説

X(旧Twitter)

X(旧Twitter)で「下着や靴下を販売しています」と投稿しているアカウントを見かけると、どこで実際に取引しているのか、メルカリの商品ページへ誘導しているのか気になることがあります。

ただし、X上で販売を宣伝しているからといって、実際の取引先がメルカリとは限りません。外部の販売サービスを利用するケースもあれば、SNS上で直接やり取りしようとするケースもあります。そして、使用済み下着についてはメルカリで明確に出品禁止とされています。[参照] メルカリ「使用済みの下着類(禁止されている出品物)」

そのため、「Xからメルカリへ飛ばせば販売できる」と考えるのは適切ではありません。商品そのものの規約、外部サービスへの誘導、匿名性、個人情報、購入者との直接取引などをそれぞれ分けて確認する必要があります。

Xの裏アカで販売を告知していてもメルカリとは限らない

Xではプロフィールや投稿を使って商品・サービスについて告知することができます。そのため、販売をしているように見えるアカウントでも、実際の決済先はフリマアプリ、ネットショップ、別の販売サービスなどさまざまです。

中にはDMで購入希望者と連絡を取り、その後に外部サイトを案内しているケースもあります。ただし、外から見ただけでは安全な取引なのか、利用規約を守っているのかまでは判断できません。

特に「匿名配送だから何でも販売できる」「商品名を変えれば禁止商品でも出品できる」といった説明を見かけても、それを信用してはいけません。販売サイトでは商品名だけでなく、説明文・画像・取引内容などを総合的に判断して規約違反とされることがあります。

メルカリでは使用済み下着の出品は禁止されている

メルカリ公式は、青少年保護・育成および衛生上の観点から、使用済みの下着類を禁止出品物としています。クリーニング済みであっても、原則として使用済み下着は出品できません。[参照] メルカリ公式ガイド

禁止例には、試着や水通しをした下着、新品であることが証明できない下着、クリーニング済みの使用済み下着が含まれます。また、記載内容や価格、着用画像などから、いわゆるブルセラ目的と誤認される可能性があるとメルカリが判断したものも対象になります。

そのため、Xで購入者を集めてからメルカリに「普通の衣類」のように見せて出品する方法も、安全なやり方とはいえません。規約上禁止されている商品を別の商品として装って販売すれば、商品削除や取引キャンセル、利用制限などにつながる可能性があります。

靴下は下着とまったく同じ扱いとは限らないが内容が重要

靴下については、一般的な中古衣類として販売されている商品もあります。そのため「中古靴下」というだけで、使用済み下着とまったく同一の扱いになるとは限りません。

しかし、通常の衣類の中古販売ではなく、着用したこと自体に性的な価値を付けて販売する、着用画像を使って性的な取引を示唆する、購入者から特殊な着用方法を指定されるといった内容になると、各サービスの規約や公序良俗に関する判断に触れる可能性が高くなります。

メルカリは使用済み下着のほか、禁止されている出品物や禁止行為を広く定めています。出品可能か判断に迷う商品は、自己判断で表現を変えて出品するのではなく、最新の公式ガイドを確認するのが安全です。[参照] メルカリ「禁止されている出品物」

Xからメルカリへ誘導することとメルカリから外部へ誘導することは別

「Xからメルカリの商品ページを紹介すること」と「メルカリ内の購入者をXなど外部サービスへ誘導すること」は別の話です。

例えば一般的な許可された商品について、自分のXプロフィールなどで販売ページを紹介する行為と、メルカリのコメント欄で「XのDMに来てください」「こちらで直接振り込んでください」とメルカリ外の取引へ誘導する行為では意味が異なります。

メルカリでは外部サービスなどに誘導する行為や、メルカリが用意した取引の流れに沿わない行為を禁止しています。コメントや取引メッセージから直接取引へ誘導することも通報対象として案内されています。[参照] メルカリ「禁止されている行為」

メルカリの商品ページへ通常の商品を案内する仕組み

規約上問題のない一般商品であれば、販売ページのURLを共有し、SNSの投稿やプロフィールからそのページを見てもらうという考え方自体は珍しくありません。ただし、ここでも各サービスの最新規約に従う必要があります。

例えばハンドメイド品や未使用の衣類など、販売可能な商品を正規の方法で出品し、その商品ページをSNS上で紹介するという形です。購入者は販売サービスのページへ移動し、そのサービスが用意した決済・配送方法を利用します。

一方、「XのDMで話をまとめ、形だけメルカリへ架空の商品を出品して決済する」といった使い方は避けるべきです。実際の商品と出品内容が異なるなど、取引サービスのルールに反する可能性があります。

直接取引は住所・本名・決済情報のトラブルに注意

販売サイトを使わずSNSのDMだけで直接取引すると、代金未払い、商品を送った後の連絡途絶、偽の振込画面、返金要求などのトラブルが起きても、フリマサービスの取引保護を利用できません。

さらに通常の宅配便で発送すると、配送方法によっては購入者へ本名や住所が伝わります。相手がSNS上でしか知らない人物なら、商品の代金以上に個人情報の流出が大きな問題になることがあります。

例えば「匿名だから大丈夫」と思ってXのDMで取引し、後から発送のために住所を交換すると、相手に自宅住所を知られる可能性があります。性的な意味合いを含む取引では、執拗な連絡や脅迫など別のトラブルにつながる可能性も考えておく必要があります。

Xにも成人向けコンテンツや販売に関するルールがある

Xでは一定の成人向けコンテンツについて、適切なラベル付けなどの条件を満たせば投稿できる場合があります。しかし、何でも自由に販売・宣伝できるという意味ではありません。

Xの成人向けコンテンツポリシーでは、合意のもと制作・配布された一部の成人向け表現を認める一方、未成年者に関する性的コンテンツ、同意のない性的コンテンツ、性的サービスの勧誘などは禁止されています。[参照] X「Adult Content Policy」

また、Xのショッピング機能についても、成人向け・性的に露骨な商品などは禁止カテゴリーが設定されています。単にXで見かけたから規約上認められている販売方法だと判断しないことが重要です。[参照] X「ショッピングに関するポリシー」

未成年者は下着販売などの性的な取引に関わらないことが重要

特に未成年者の場合、使用済み下着や着用写真などを性的な目的で売買するやり取りには関わらないことが重要です。年齢を偽って成人向けの取引へ参加したり、購入者から求められて自分の身体が写った写真を送ったりすることは避けるべきです。

「商品確認のため」「本人証明のため」などと言われても、顔写真、制服、学校名、自宅周辺が分かる画像などを送る必要はありません。画像には背景や位置情報などから個人を特定する材料が写り込むことがあります。

相手から性的な画像を求められたり、断った後に脅されたりした場合は、それ以上応じず、やり取りを保存して、保護者など信頼できる大人や必要に応じて警察へ相談してください。

「他の人もやっている」は安全性や合法性の根拠にならない

Xを検索すると、実際に販売しているように見えるアカウントが多数見つかることがあります。しかし、アカウントが現在も存在していることと、その販売方法が各サービスの規約に適合していることは別です。

規約違反の商品でも削除されるまで表示されていることがあります。また、そもそも商品を発送する意思がない詐欺アカウントや、購入希望者から個人情報を集めることが目的のアカウントが混ざっている可能性もあります。

したがって「この人がメルカリで売れているから同じ方法なら大丈夫」と判断せず、自分が利用する販売サービスの公式ガイドで商品カテゴリーと取引方法を確認する必要があります。

一般的な中古衣類を安全に販売したい場合の考え方

不要になった服や未使用の商品を売りたいだけであれば、性的な意味付けをせず、一般的な中古衣類として販売できる商品を正規のフリマサービスで出品する方法が安全です。

商品状態、ブランド、サイズ、傷や汚れなどを正確に記載し、利用するサービスが提供する決済・匿名配送などを使えば、SNSのDMだけで直接取引するよりトラブルを減らしやすくなります。

そして、出品禁止商品に該当する場合は、商品名を変えたり別カテゴリーへ登録したりして回避するのではなく、そのサービスでは販売しないという判断が必要です。

まとめ|Xで見かける下着販売がメルカリ経由とは限らず使用済み下着はメルカリ禁止

Xの裏アカウントなどで下着や靴下の販売を告知している人がいても、実際の販売方法は一様ではなく、必ずメルカリを利用しているわけではありません。

特にメルカリでは使用済みの下着類は明確に禁止出品物です。洗濯済み・クリーニング済みでも原則として出品できず、着用画像や説明などからブルセラ目的と判断される可能性がある商品も対象になります。

また、メルカリ内からXや別サイトへ購入者を誘導して直接取引する行為も、外部サービスへの誘導として禁止されています。禁止商品を別名で出品したり、架空の商品ページを決済だけに利用したりする方法は避ける必要があります。

一般的な中古衣類を販売するのであれば、各サービスで許可された商品だけを正規の取引方法で出品し、匿名配送などを活用するのが安全です。特に性的な意味合いを含む取引や、知らない相手との住所交換、顔写真・着用画像の送信には、規約違反だけでなく個人情報や安全面のリスクもあるため注意しましょう。

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