iPhoneのGmailアプリにGoogleアカウントを追加しようとした際、メールアドレスを入力しても次の画面へ進まない、パスワード入力後に「次へ」を押しても反応しない、といった症状が起こることがあります。
この症状は、メールアドレスやパスワードが間違っている場合だけでなく、Gmailアプリ内の認証画面が正常に読み込めていない、通信環境に問題がある、VPNやコンテンツブロッカーなどが認証通信を妨げている、といった原因でも発生します。
特に新しく作成したGoogleアカウントを追加するときは、闇雲にパスワードを入力し直すより、まずSafariからサインインできるかを確認すると原因を切り分けやすくなります。ここでは、iPhoneのGmailアプリでログイン画面が進まない場合の確認方法を順番に解説します。
「次へ」が反応しないならパスワード間違いとは限らない
通常、パスワードそのものが間違っている場合は、Googleの認証画面にパスワードが正しくないことを示すメッセージなどが表示されます。一方、「次へ」を押しても長時間画面が変化しない場合には、認証ページとGoogleのサーバーとの通信が正常に完了していない可能性があります。
例えば、メールアドレスを入力して「次へ」を押した後に10分近く待ってもパスワード画面へ移動せず、画面を再読み込みすると進めるという症状なら、入力内容だけでなく通信や認証画面の読み込みについても確認する価値があります。
同じパスワードを何度も入力する前に、SafariでGoogleアカウントへ正常にサインインできるか確認するのが重要です。SafariではログインできるのにGmailアプリだけ進まないのであれば、Googleアカウント自体よりGmailアプリ側や端末側に原因がある可能性を絞り込めます。
最初にSafariからGoogleアカウントへログインしてみる
まずiPhoneでSafariを開き、Googleの公式アカウントページから、新しく作成したメールアドレスとパスワードでサインインできるか確認します。検索結果に表示された不明なサイトではなく、Google公式のログイン画面を利用してください。
Safariで問題なくログインできれば、メールアドレスとパスワードが利用できることを確認できます。その状態でGmailアプリを終了して再度起動し、アカウント追加をやり直します。
反対にSafariでもサインインできない場合には、Gmailアプリを何度も再インストールするより、Googleアカウント側の問題を先に確認した方が効率的です。本人確認や追加のセキュリティ確認が表示された場合には、画面の案内に従って完了させます。
Wi-Fiとモバイル通信を切り替えて確認する
ログイン画面が読み込み中のまま進まない場合には、通信環境を変更して試します。Wi-Fiを利用しているなら一度Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信へ切り替え、反対にモバイル通信を利用しているなら信頼できるWi-Fiへ切り替えてみます。
一般的なWebサイトが表示できるからといって、Googleの認証に必要な通信がすべて正常とは限りません。学校、会社、ホテル、公共施設などのWi-Fiでは通信に制限が設けられている場合もあります。
機内モードをオンにして少し待ってからオフにし、ネットワーク接続を確立し直す方法もあります。通信を切り替えた後はGmailアプリを一度終了し、改めて起動してログインを試します。
VPN・広告ブロック・DNS設定なども確認する
iPhoneでVPN、広告ブロッカー、コンテンツフィルター、セキュリティアプリ、独自DNSなどを利用している場合、それらがWebベースの認証処理に影響する可能性があります。利用している場合は、原因切り分けのため一時的に無効化して挙動が変化するか確認します。
例えばSafariでは普通のWebページを閲覧できるのに、アプリ内のGoogleログイン画面だけ読み込みが止まる場合には、このような通信関連設定を確認する意味があります。
ただし、学校や会社から管理されているiPhoneの場合は、管理用プロファイルやVPNを自己判断で削除しないでください。管理された端末では組織の管理者へ確認するのが安全です。
GmailアプリとiPhoneを再起動する
一時的に認証画面が正常に動作していないだけなら、Gmailアプリの終了と再起動で改善する場合があります。アプリを終了して再度開き、アカウント追加を最初から試します。
それでも改善しなければ、iPhone自体を再起動します。アプリやOSを最新版にしていても、一時的なプロセスや通信状態の問題が発生することはあります。
なお、アップデートが「最新」と表示されていても、それだけで端末固有の一時的な問題が否定されるわけではありません。再起動はデータを消去せずに試せるため、初期化などを行う前の基本的な切り分け方法になります。
Gmailアプリに2つ目のGoogleアカウントを追加する基本手順
すでに1つ目のアカウントでGmailアプリを利用している場合、新しいアカウントを追加するために既存アカウントから完全にログアウトする必要はありません。Gmailアプリのプロフィール画像などからアカウント追加のメニューを開き、Googleを選択して追加できます。
新しいGoogleアカウントのメールアドレスを入力して次へ進み、パスワードや必要な本人確認を完了すると、複数のGoogleアカウントをGmailアプリ内で切り替えて使用できます。
ゲーム用など用途別に2つ目のGmailアドレスを作成した場合も基本的な追加方法は同じです。アカウントを追加できた後は、プロフィール画像から利用するアカウントを切り替えられます。
それでも進まない場合はGmailアプリを入れ直す
Safariでは新しいGoogleアカウントへ問題なくログインでき、通信環境を変更してもGmailアプリの認証画面だけが動かない場合には、Gmailアプリの再インストールも選択肢になります。
ただし、アプリを削除する前に、現在使用しているGoogleアカウントのメールアドレスやパスワード、2段階認証の方法などを確認しておくと安心です。再インストール後に再認証が必要になる可能性があるためです。
また、Google側で広範囲の障害が発生している場合は端末を操作しても解決しません。複数のGoogleサービスで同時に接続異常が起きている場合には、時間を置いて再度試すことも必要です。
新規作成直後のアカウントでは追加確認が表示されることもある
Googleはアカウント保護のため、状況に応じて本人確認などを求めることがあります。新しく作成したアカウントを別のアプリや環境から利用するときに追加の確認画面が表示された場合は、その手続きを完了させます。
そのためSafariでGoogleアカウントへログインし、セキュリティ関連の通知や本人確認が表示されていないかを確認することも切り分けにつながります。
ログインできないからといって、短時間に何度もパスワードを変更したりアカウントを作り直したりする必要はありません。まず「Safariでもログインできないのか」「Gmailアプリだけなのか」を判別することが重要です。
まとめ|Safariでログインできるかを基準に原因を切り分ける
iPhoneのGmailアプリでメールアドレスやパスワードを入力した後、「次へ」を押しても画面が進まない場合、入力ミスだけでなく、アプリ内の認証画面、ネットワーク、VPNやフィルターなど複数の原因が考えられます。
最初にSafariから同じGoogleアカウントへログインできるか確認し、次にWi-Fiとモバイル通信の切り替え、VPNなどの確認、GmailアプリとiPhoneの再起動という順番で試すと原因を切り分けやすくなります。
Safariでは正常にログインできるのにGmailアプリだけ「次へ」が反応しない状態が続く場合には、Gmailアプリの再インストールも検討できます。反対にSafariでもログインできない場合は、Googleアカウント側の本人確認やセキュリティ状態を先に確認するのが適切です。


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