au料金の支払口座を変更した直後に旧口座が凍結したらどうなる?引き落とし失敗・振込用紙・機種代の延滞を解説

携帯電話キャリア

家族の死亡などをきっかけに、auの携帯電話料金の支払方法を別の口座へ変更することがあります。このとき注意したいのが、支払方法を変更した日と、すでに確定している請求の支払先は必ずしも一致しないことです。

特に、これまでクレジットカード払いを利用しており、そのカードの引き落とし口座が死亡により凍結されている場合は、「auへの支払い」と「クレジットカード会社への支払い」を分けて考える必要があります。au側ですでにカード決済が成立していれば、その後にカード会社が銀行口座から引き落とせなかった問題は、原則としてカード会社側の請求になります。

また、端末代金を分割払いしている回線では支払状況が信用情報に関係するため、請求が宙に浮きそうなときは放置せず、My auやauショップで支払状況を確認することが重要です。ここでは、口座変更の反映時期、旧口座から引き落とせなかった場合の流れ、機種代金への影響などを整理します。

auの支払口座変更は原則として翌月の支払いから反映される

au公式では、口座振替への支払方法変更について、原則として手続き完了の翌月の支払いから変更されると案内しています。Webで手続きを行った場合、変更後の支払方法は翌日以降にMy auへ順次反映されます。[参照:au公式「口座振替へ支払方法を変更後、いつから適用されますか?」]

例えば8月25日に口座振替への変更手続きが正常に完了した場合、原則では9月のお支払いから新しい口座が利用されます。ただしauは、申込方法や支払期日によって適用時期が異なり、月末近くの申し込みでは翌々月からになる場合があるとも案内しています。

したがって、手続きをした日だけで「次回から確実に新口座になる」と判断せず、My auの「現在のお支払方法」を確認するのが確実です。[参照:au公式「毎月の利用料金の支払方法を確認したい」]

クレジットカード払いだった場合は「au請求」と「カードの口座引き落とし」は別

これまでau料金を家族名義のクレジットカードで支払っていた場合、auが料金をクレジットカード会社へ請求する日と、カード会社が銀行口座から代金を引き落とす日は別です。

例えば9月10日にクレジットカード会社から銀行口座への引き落としが予定されており、そのカード明細にすでにau料金が掲載されている場合、auからカード会社への請求処理はすでに進んでいる可能性があります。この状態でau側の支払口座を変更しても、すでに旧カードへ請求済みの金額が新しい銀行口座へ自動的に付け替えられるとは限りません。

そしてカード会社がすでにauへ代金を支払っている状態で、カード名義人の銀行口座が凍結されてカード会社の引き落としだけ失敗した場合、未払い先はauではなくクレジットカード会社となる可能性があります。このケースでは、カード会社から相続人などへ支払い方法の案内が行われることになるため、カード発行会社へ死亡の連絡を入れて請求状況を確認する必要があります。

旧口座からauの口座振替ができなかった場合、再引き落としは基本的にない

一方、クレジットカードを介さずauが銀行口座から直接口座振替する請求で、残高不足や口座凍結などによって引き落とせなかった場合、auは原則として同じ請求をもう一度自動引き落とししません。

au公式では、口座振替ができなかった場合は再引き落としを行わず、SMS、+メッセージ、Eメール、郵送などで支払い案内を送ると案内しています。通常は引き落とし日から10日~2週間程度を目安に案内が届きます。[参照:au公式「請求料金の引き落としができなかった場合、再引き落としはされますか?」]

つまり、旧口座からの引き落としが一度失敗した後に新口座を登録しても、未払いとなった過去分が自動的に新口座から再引き落としされるとは限りません。その請求分については、案内に従って別途支払う必要があります。

引き落とせなかった料金はMy auや振込用紙などで支払える

auでは、支払期日を過ぎた未払い料金が確定すると、My auから支払えるようになります。未払い料金は通常、当初の支払日から8~10日程度後に確定し、その後SMS、メール、郵送などで案内されます。[参照:au公式「支払期日を過ぎた未払い料金の支払方法」]

支払方法には、コンビニエンスストア、Pay-easy、クレジットカード、auショップなどがあります。振込用紙が届くケースもありますが、必ず紙が届くまで待たなければ支払えないわけではありません。

また、未払い金額がまだシステムへ反映されていない段階ではWebから支払えない場合があります。急いで支払いたい場合は、本人確認書類などを持ってau Style/auショップで相談する方法があります。[参照:au公式「お支払期日を過ぎた場合のお支払い」]

支払方法変更直後は旧支払方法の請求が残る場合がある

支払方法を変更すると、画面上では比較的早く新しい口座が表示されても、すでに処理へ入った請求まで変更されるとは限りません。

au公式も、支払方法変更について原則翌月から適用するとしながら、月末の申し込みなどでは翌々月になる場合があると案内しています。またクレジットカードから口座振替へ変更する場合、旧カードによる先月請求分と新しい口座振替による今月請求分が同じ月に発生する場合があります。

したがって、変更直後の1~2回は「どこから引き落とされる予定なのか」をMy auとクレジットカード明細の両方で確認するのがおすすめです。旧カードの明細にすでに請求が載っている金額と、今後auが新口座へ請求する金額は分けて確認することが重要です。

機種代金の分割払いが残っている場合は支払いを放置しない

auでスマートフォンを分割購入している場合、端末代金は通信料金とは別に割賦契約として扱われています。KDDIは、端末の分割支払契約について支払状況を指定信用情報機関へ登録すると案内しています。

KDDIの分割払いに関する重要事項では、支払延滞情報が信用情報機関へ登録される場合があり、その情報が将来の携帯電話分割購入、クレジットカード、ローンなどの審査に影響する可能性があると説明されています。[参照:KDDI「個別信用購入あっせん契約(分割払い)にあたって」]

特に未成年の契約者については、KDDIの案内上、支払名義人である親権者側で延滞した場合でも未成年契約者の支払延滞情報として扱われることがあるため注意が必要です。

一度引き落としに失敗したら即座に重大な信用事故になるとは限らない

銀行口座が凍結されて予定日に引き落とせなかったというだけで、その瞬間にいわゆる「ブラックリスト」のような扱いになると考える必要はありません。ただし、端末の分割払いを含む料金を未払いのまま長期間放置するのは避けるべきです。

auでは支払いが確認できない場合、支払期日後10日~2週間ほどで利用停止予告などを送付します。案内に記載された期限までに速やかに支払うことが大切です。支払期日を過ぎると、期日後料金支払手数料や延滞利息が発生する場合もあります。[参照:au公式「支払期日に間に合わなかった場合の対処方法」]

死亡による口座凍結という事情がある場合でも、自動的に支払い義務が消えるわけではないため、「通知が届くまで何もしない」というより、事前にauへ事情を伝え、対象請求をどの方法で払えばよいか確認するほうが安心です。

端末代金だけ支払方法を変更する必要があるケースもある

端末代金の分割金は、通常は毎月の通信料金とまとめて請求されます。この場合、通信料金の支払方法を変更すれば分割支払金の支払方法も変更できます。

ただし、回線解約後などで端末代金だけが請求されている場合には、端末分割代金の支払方法を別途変更する必要があるケースがあります。auではMy auから端末分割金の支払方法を変更でき、こちらも原則として手続き完了の翌月支払いから変更されます。[参照:au公式「端末の分割支払金の支払い方法を変更したい」]

残りが数回だけの場合は、状況によって一括清算を検討する方法もあります。回線を解約しても端末の分割契約自体はなくならず、完済まで支払いが必要です。

亡くなった家族本人のau回線は別途解約または承継手続きが必要

亡くなった本人名義のau回線が残っている場合、その回線については支払方法変更とは別に、解約または承継の手続きが必要です。

auでは契約者が亡くなった場合、原則として家族がau Style/auショップへ来店して解約できます。死亡を確認できる書類として、戸籍謄本、除籍謄本、住民票の除票、死亡診断書などが利用できる場合があります。[参照:au公式「契約者が亡くなったため解約したい」]

除籍謄本だけが唯一の書類というわけではなく、死亡が確認できる書類には複数の選択肢があります。必要書類は契約状況によって異なるため、来店前に公式案内を確認すると手続きを一度で済ませやすくなります。[参照:au公式「死亡が確認できる書類」]

具体例で整理すると分かりやすい

例えば、子どものau料金を母親名義のクレジットカードで支払い、そのカードの9月10日支払分にすでにau料金が載っているとします。その後8月25日にauの支払先を父親の銀行口座へ変更したケースを考えます。

この場合、すでにカード明細へ載っている9月10日分は旧クレジットカード会社側で処理される可能性が高く、auの支払先変更によって父親の口座へそのまま移し替えられるとは限りません。母親の銀行口座が凍結されてカード会社が9月10日に引き落とせなければ、その金額についてカード会社から支払いの案内が行われる可能性があります。

一方、au側で新しい口座振替が9月分から有効になっていれば、それ以降に新しく確定するau料金は父親の口座から引き落とされます。最も確実なのは、My auで現在の支払方法を確認するとともに、旧クレジットカード会社へ「すでに確定している請求をどう支払うのか」を確認することです。

支払先変更時に確認しておきたい項目

家族の死亡後に支払方法を変更した場合は、次の項目を一つずつ確認すると請求の重複や未払いを防ぎやすくなります。

確認項目 確認する内容
My auの支払方法 新しい口座へ変更済みか
変更完了日 翌月適用か翌々月適用か
旧カード明細 au料金がすでにカード会社へ請求済みか
旧カード会社 凍結口座から引き落とせない請求の支払方法
未払い料金 My auに未払いとして表示されていないか
端末分割金 残額と現在の支払方法
亡くなった本人の回線 解約または承継が必要か

特に旧クレジットカード会社の請求とauの未払い請求を混同しないことが重要です。同じ携帯料金に由来していても、支払う相手が異なる可能性があります。

まとめ|口座凍結時は「au」と「カード会社」のどちらに未払いがあるか確認する

auの支払方法を変更した場合、原則として手続き完了の翌月の支払いから新しい口座が適用されます。ただし月末近くの変更などでは翌々月になる場合もあるため、My auで適用状況を確認する必要があります。

旧支払方法が銀行口座からの直接口座振替で、その口座が凍結されて引き落とせなかった場合、auは原則として再引き落としを行いません。後日送られるSMS・メール・郵送などの案内、またはMy auから未払い料金を支払います。

一方、旧支払方法がクレジットカードで、すでにそのカードの請求明細へau料金が計上されている場合は事情が異なります。auへのカード決済が成立した後にカード会社の銀行引き落としが失敗したのであれば、支払先はカード会社になる可能性があります。そのためカード発行会社にも死亡の連絡を入れ、確定済み請求の支払い方法を確認する必要があります。

端末の分割払いが残っている場合は長期の未払いを避けることが特に重要です。支払方法変更直後で請求先が分かりにくい時期は、My auで支払方法と未払い状況を確認し、必要であればauショップでその場で支払い方法を相談するのが確実です。

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