ホームページ制作の経験があるものの、インフラエンジニアを目指す場合に「この経験は評価されないのではないか」と不安に感じる方は少なくありません。Web制作とインフラ構築では仕事内容が異なるため、直接的な経験として扱われるか疑問に思うことがあります。
しかし、ホームページ作成で身につけた知識や経験の中には、インフラエンジニアの仕事にも活かせるものがあります。この記事では、Web制作経験がインフラエンジニアへの転職でどのように評価されるのか、アピール方法や不足しやすいスキルについて解説します。
ホームページ制作経験はインフラエンジニアでもIT経験として扱われるのか
ホームページ制作経験は、一般的にIT分野での経験として考えることができます。ただし、インフラエンジニアの採用で評価されるポイントは、単に「ホームページを作ったことがある」という事実だけではありません。
採用担当者が見るのは、どのような技術を使い、どこまで自分で作業したのかという部分です。
例えば、HTMLやCSSでページを作成しただけの場合と、サーバーへの公開、ドメイン設定、SSL対応、CMS管理まで行った場合では、インフラに近い経験として評価される度合いが変わります。
Web制作経験がインフラエンジニアで活かせる理由
インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、クラウド環境など、サービスを動かすための基盤を担当する仕事です。一見するとホームページ制作とは別分野に見えますが、Webサービスはインフラ環境の上で動いています。
そのため、Web制作経験がある人は、利用者側の視点やWebシステムの仕組みを理解している点が強みになります。
例えば、レンタルサーバーへサイトを公開した経験がある場合、ファイル配置、FTP接続、ドメイン、DNS、サーバー設定など、インフラ業務につながる知識に触れています。
インフラエンジニアへの転職で評価されやすいWeb制作経験
ホームページ制作経験の中でも、以下のような経験はインフラエンジニアを目指す際のアピール材料になります。
- レンタルサーバーやクラウド環境への公開経験
- ドメインやDNS設定の経験
- SSL証明書の設定経験
- WordPressなどCMSの管理経験
- データベースの利用経験
- アクセス解析や障害対応の経験
例えば、WordPressサイトを運営していて、サーバー移転やバックアップ、PHP設定変更などを行った経験があれば、単なるデザイン制作ではなくシステム管理に近い経験として説明できます。
インフラエンジニアになるために追加で学びたいスキル
Web制作経験は強みになりますが、インフラエンジニアとして採用されるには、インフラ分野の基礎知識も必要になります。
特に以下の分野は、未経験からインフラエンジニアを目指す場合に学んでおくと役立ちます。
- Linuxの基本操作
- ネットワーク基礎(TCP/IP、DNS、HTTPなど)
- サーバー構築の基礎
- クラウドサービス(AWSなど)の基本知識
- セキュリティの基礎
例えば、Webサイト制作でサーバーを利用した経験がある場合、そこからLinuxコマンドやネットワーク設定を学ぶことで、Web系インフラへの理解を深めやすくなります。
面接でホームページ制作経験を伝える方法
インフラエンジニアの面接では、「ホームページを作りました」だけでは十分なアピールにならない場合があります。重要なのは、制作過程で何を考え、どのような技術を扱ったかを伝えることです。
例えば、「WordPressでサイトを作成し、レンタルサーバーへの設定、独自ドメイン取得、SSL設定、障害時の対応まで自分で行いました」と説明すると、インフラに関連する経験として伝わりやすくなります。
また、アクセス数増加への対応や表示速度改善などに取り組んだ経験があれば、運用面のスキルとして評価される可能性があります。
Webエンジニア経験とインフラエンジニア経験の違い
Web制作とインフラエンジニアでは、担当する領域が異なります。
| 分野 | 主な仕事内容 |
|---|---|
| Web制作 | サイト制作、デザイン、フロントエンド開発など |
| インフラエンジニア | サーバー、ネットワーク、クラウド環境の設計・運用など |
ただし、現代のIT業界ではWebサービスを作る人と、それを動かす環境を管理する人の知識が重なる部分も増えています。
Web制作経験がある人は、利用者がどのようにサービスを使うか理解しているため、インフラ側の仕事でも役立つ視点を持っています。
まとめ
ホームページ制作経験は、インフラエンジニア就職で全く役に立たない経験ではありません。特にサーバー設定、ドメイン管理、SSL設定、CMS運用などを経験している場合は、インフラ分野につながる知識として評価される可能性があります。
ただし、インフラエンジニアを目指す場合は、Linuxやネットワーク、クラウドなどの基礎知識を追加で身につけることが重要です。
Web制作で培ったIT経験を土台にして、不足しているインフラ知識を補えば、未経験からでもインフラエンジニアへのキャリアチェンジを目指すことは十分可能です。


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