SIer2年目がベンダーやパートナー会社と上手に仕事を進めるための伝え方と関係構築のコツ

インターネットサービス

SIerで経験を積んでいくと、ベンダーや協力会社など社外の担当者と調整する機会が増えていきます。特に若手社員の場合、年上の相手や経験豊富な技術者へ依頼や指摘をするときに、どのような言い方をすればよいのか悩むことがあります。

しかし、プロジェクトを成功させるためには、立場や年齢よりも目的を共有し、必要なことを正しく伝える力が重要です。この記事では、SIerでベンダーやパートナー会社と協働するときのコミュニケーション方法や、相手に信頼される伝え方について解説します。

SIerでは若手でもベンダーへ伝える役割がある

SIerの現場では、自社社員がプロジェクト全体を管理し、ベンダーやパートナー会社へ作業を依頼する場面があります。そのため、年齢や経験年数に関係なく、必要な確認や修正依頼を行うことが求められます。

相手が自分より年上だからといって、すべて遠慮してしまうと、納期遅延や品質低下につながる可能性があります。プロジェクトの責任を果たすためには、言いにくいことでも適切な形で伝えることが大切です。

例えば、納品された設計書に問題があった場合、「間違っています」とだけ伝えるのではなく、「この部分について確認したところ、要件と少し違いがあるようなので、一度認識合わせをお願いできますでしょうか」のように、目的を共有する形で伝えると相手も受け入れやすくなります。

ベンダーに対して強く言う必要はなく、事実を伝えることが重要

ベンダーとのコミュニケーションで重要なのは、相手を責めることではなく、問題を解決するために必要な情報を整理して伝えることです。

「もっと早くしてください」「なぜできないんですか」といった感情的な表現は、相手との関係を悪化させる可能性があります。一方で、「現在のスケジュールではテスト期間が不足するため、対応方法を相談したいです」のように、状況と影響を伝えると建設的な話し合いになります。

ベンダー側もプロジェクトを成功させたいという目的は同じです。敵対する相手ではなく、一緒に問題を解決するパートナーとして接することが大切です。

年上のベンダー担当者と接するときのポイント

年上の担当者へ依頼するときに意識したいのは、年齢ではなく役割で会話することです。相手が何歳であっても、自分はプロジェクト側の担当者として必要な確認や依頼をしていると考えましょう。

ただし、経験豊富な相手には敬意を示すことも重要です。技術的な知識や過去の経験を持っている場合は、「以前の案件ではどのように対応されましたか」「ご経験から何か注意点はありますか」と意見を求めることで、良い関係を築きやすくなります。

例えば、障害対応を依頼するときも、「対応してください」だけではなく、「原因調査について、経験上確認した方がよいポイントがあれば教えていただけますか。そのうえで本日中に方向性を決めたいです」のように伝えると、相手の知見を活かしながら進められます。

ベンダーが怖いと感じる理由と向き合い方

若手社員がベンダーを怖いと感じる理由の多くは、「技術的な知識で負けてしまうのではないか」「年上の人に指示することに抵抗がある」といった不安です。

しかし、SIerのプロジェクト担当者に求められる役割は、すべての技術を一番詳しく知ることではありません。必要なのは、目的や要件を整理し、関係者と協力して成果物を完成させることです。

技術的に分からないことがあっても、「自分は詳しくないので教えてください」という姿勢は問題ありません。ただし、確認した内容や決定事項を整理し、次の行動につなげる力が重要になります。

依頼や指摘をするときに使いやすい伝え方の例

ベンダーへ依頼するときは、以下のような流れを意識するとスムーズです。

  • 現在の状況を共有する
  • 困っている点や影響を伝える
  • 希望する対応や期限を相談する

例えば、「現在、テスト工程で想定より多くの不具合が発生しています。このままだとリリース予定日に影響が出る可能性があります。優先度の高い項目から対応いただくことは可能でしょうか」のように伝えると、相手も判断しやすくなります。

また、メールやチャットでは記録が残るため、口頭で伝えた内容も簡潔にまとめて共有すると、認識違いを防ぐことができます。

若手SIerが信頼されるために意識したいこと

ベンダーから信頼される人は、年齢や役職ではなく、仕事の進め方が安定しています。具体的には、依頼内容が明確であること、期限や優先度を整理していること、決定事項を共有できることなどが重要です。

逆に、急な依頼ばかりしたり、確認不足のまま相手へ丸投げしたりすると、経験年数に関係なく信頼を得ることは難しくなります。

2年目の時期は、分からないことが多くて当然です。大切なのは、分からないことを放置せず、確認し、整理し、周囲と協力して解決する姿勢です。

まとめ

SIerでベンダーやパートナー会社と仕事をするときは、相手の年齢や経験に遠慮しすぎる必要はありません。プロジェクトを成功させるために必要なことを、相手への敬意を持ちながら伝えることが重要です。

強い言葉で指示するのではなく、事実や影響を整理して相談する形で伝えることで、ベンダーとも良好な関係を築くことができます。

若手社員でも、役割を理解して丁寧なコミュニケーションを続ければ、経験豊富な担当者からも信頼されるプロジェクトメンバーになることができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました