インターネット回線を利用していると、ルーターやONUを再起動した直後だけ速度が改善し、その後すぐに遅くなるという症状が発生することがあります。最初は20Mbps程度出ていたのに、数分後には600kbps程度まで低下する場合、単純な機器の一時的な不具合だけではなく、回線混雑や機器設定、通信制御など複数の原因が考えられます。
この記事では、ONUやルーターを再起動しても速度低下を繰り返す場合に確認したいポイントや、原因を切り分ける方法について詳しく解説します。
再起動直後だけ速度が速くなる主な原因
ルーターやONUの再起動後に一時的に速度が改善する場合、機器が保持していた通信状態や接続情報がリセットされることで、一時的に正常な通信状態になることがあります。
しかし、数分後に再び速度が低下する場合は、何らかの負荷や制限が発生している可能性があります。
代表的な原因としては以下のようなものがあります。
- プロバイダー側の通信制御や混雑
- ルーターの処理能力不足
- 接続機器の大量通信
- Wi-Fi環境による電波干渉
- LANケーブルや設定による速度低下
まず確認したいのは有線接続での速度
速度低下の原因を調べる場合、最初に確認したいのはWi-FiではなくLANケーブルによる有線接続です。
Wi-Fiは周囲の電波状況や接続台数によって速度が大きく変化するため、原因の切り分けには向いていません。
例えば、パソコンをルーターへLANケーブルで直接接続して速度測定を行い、同じように600kbps程度になる場合は、Wi-Fiではなく回線やルーター側に問題がある可能性が高くなります。
プロバイダーや回線混雑が原因の場合
インターネット速度は、契約している回線だけでなく、プロバイダーの設備や利用者数にも影響されます。
特に夜間など利用者が増える時間帯に速度が極端に低下する場合、回線混雑が原因である可能性があります。
再起動直後に速度が戻るのは、接続が一時的に別の経路へ切り替わったり、通信セッションがリセットされたりするためです。しかし混雑状態が変わらなければ、再び速度低下が発生します。
BUFFALO WXR-1750DHPで確認したい設定
使用しているBUFFALO WXR-1750DHPは家庭向けとして十分な性能を持つルーターですが、設定や利用環境によっては速度低下が発生することがあります。
確認しておきたいポイントは以下の通りです。
- ファームウェアが最新版になっているか
- PPPoE接続設定に問題がないか
- IPv6接続(IPoE方式)が利用できる環境か
- 接続している端末数が多すぎないか
特に、IPv4 PPPoE方式を利用している場合、利用者が集中する時間帯に速度が大きく低下することがあります。
IPv6(IPoE方式)への変更で改善する可能性
現在、多くの光回線ではIPv6を利用したIPoE方式による接続が利用できます。この方式では、従来のIPv4 PPPoE方式で発生しやすかった混雑ポイントを避けられる場合があります。
例えば、同じ光回線でもIPv4 PPPoE接続では夜間に1Mbps以下になる一方、IPv6 IPoE接続へ変更すると数十Mbps以上出るケースがあります。
契約しているプロバイダーがIPv6対応している場合は、利用可能か確認してみるとよいでしょう。
ONUやLANケーブルの問題を確認する方法
ONUやLANケーブルが原因で速度が低下するケースもありますが、再起動直後だけ速くなる場合は可能性としては低めです。
ただし、LANケーブルが古い規格だったり、断線しかけていたりすると通信が不安定になる場合があります。
CAT5eのLANケーブルは一般的な光回線では十分利用できますが、ケーブルを交換して症状が改善するか確認する方法もあります。
原因を特定するためのチェック手順
速度低下の原因を効率よく調べるには、以下の順番で確認すると切り分けしやすくなります。
- パソコンを有線接続して速度測定する
- 速度低下する時間帯を確認する
- ルーターの管理画面で接続方式を確認する
- IPv6 IPoEが利用可能か確認する
- 別のLANケーブルで試す
- 改善しなければプロバイダーへ問い合わせる
原因を一つずつ確認することで、機器交換が必要なのか、回線契約側の問題なのか判断しやすくなります。
まとめ
ONUやルーターを再起動した直後だけ20Mbps程度まで回復し、その後600kbps程度まで低下する場合、単純な機器故障だけではなく、プロバイダーの混雑や接続方式が原因になっている可能性があります。
まずは有線接続で速度を確認し、IPv6 IPoE接続の利用状況やルーター設定を見直すことが重要です。
BUFFALO WXR-1750DHPのような家庭用ルーターでも、回線環境や設定によって速度は大きく変化します。原因を順番に切り分けることで、安定したインターネット環境へ改善できる可能性があります。


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