近年はスマホアプリの画像加工技術やAI画像生成技術が急速に進化し、写真を自然に加工できるサービスが増えています。そのため「実際には存在しない裸の合成写真のようなものも作れてしまうのではないか」と不安に感じる人も少なくありません。
この記事では、現在の画像加工やAI技術で何が可能なのか、作られた合成画像によるリスク、もし自分の写真が悪用された場合の対処方法について解説します。
現在のAI技術では写真を加工した偽画像が作られる可能性がある
現在のAI技術や画像編集ソフトでは、写真の一部を変更したり、存在しない人物や背景を生成したりすることが可能になっています。特に人物画像を加工する技術は高度になっており、実際には撮影されていないような画像を作ることも技術的には可能です。
以前は専門的な知識や高性能なパソコンが必要でしたが、現在ではスマートフォン向けの画像加工アプリやAIサービスも増え、画像編集のハードルは下がっています。
ただし、技術的に可能であることと、他人の写真を使って性的な画像などを作成・公開することが許されることは全く別です。他人の容姿や写真を本人の同意なく加工する行為は、重大な権利侵害になる可能性があります。
裸の合成写真やディープフェイク画像の問題点
本人の顔写真などを無断で利用して性的な画像に加工する行為は、一般的にディープフェイクや性的ディープフェイクと呼ばれる問題の一つです。
このような画像は実際には存在しないものであっても、第三者から見ると本物のように見えてしまう場合があります。そのため、被害者の名誉や精神的な負担につながるケースがあります。
また、作成しただけでなく、SNSやメッセージアプリなどで他人へ送信した場合には、状況によっては法律上の問題になる可能性があります。
流行している加工アプリと危険な画像加工の違い
写真加工アプリには、顔の明るさを調整したり、フィルターを付けたり、髪型や服装を変えるような一般的な機能があります。
例えば、肌をきれいに見せる加工や背景を変更する加工は、多くの人が日常的に利用している一般的な画像編集です。
一方で、本人が同意していない状態で身体的特徴を変更したり、性的な画像に見えるよう加工したりする行為は、単なる写真加工ではなく、他人の権利を侵害する危険な利用方法になります。
自分の写真が悪用されないためにできる対策
SNSなどに公開している写真は、第三者が保存できる可能性があります。そのため、公開範囲や投稿内容を定期的に見直すことが大切です。
- SNSアカウントを非公開にする
- 知らない人からのフォローやメッセージを制限する
- 個人情報が分かる写真を不用意に公開しない
- 顔写真を公開する範囲を確認する
特に学校名、勤務先、住所が推測できる情報と顔写真が組み合わさると、悪用リスクが高まる場合があります。
もし自分の合成写真が作られた場合の対応方法
もし自分の写真を利用した偽画像が作られたり、拡散されたりした場合は、まず証拠を保存してください。
- 画像が掲載されているページのスクリーンショット
- 投稿者のアカウント情報
- 送信されたメッセージ内容
- 投稿日時やURLなどの情報
証拠を残した上で、SNS運営会社へ削除依頼を行うことができます。また、性的な画像を利用した嫌がらせや脅迫などの場合は、警察や専門の相談窓口へ相談することも重要です。
AI画像加工時代に必要な正しい知識
AIや画像加工技術は、創作や写真編集など多くの便利な用途があります。しかし、その技術を他人を傷つける目的で利用することには大きな問題があります。
「加工された画像だから問題ない」と考える人もいますが、本人の意思に反して作成された画像は、現実の写真と同じように被害を生む可能性があります。
利用者一人ひとりが、画像を作る側も見る側も、正しい知識を持って利用することが大切です。
まとめ
現在のAIや画像加工技術によって、人物写真を大きく変更した合成画像を作成することは技術的には可能になっています。
しかし、本人の許可なく性的な加工を行ったり、作成した画像を拡散したりする行為は、重大な問題につながります。
自分の写真を守るためにはSNSの公開設定を確認し、万が一被害に遭った場合は証拠を保存して早めに相談することが重要です。


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