PCの起動を司るUEFIやBIOSは、通常のウイルス対策ソフトでは見えにくい領域であり、「本当に感染するマルウェアは存在するのか」「どの程度安全なのか」といった疑問が持たれることがあります。また、近年はセキュアブートの普及やUEFIの大容量化も進んでおり、その仕組みを正しく理解することが重要です。この記事では、UEFI・BIOSの感染リスクとセキュアブートの役割、さらにUEFIの容量について整理します。
UEFI・BIOSに感染するマルウェアは存在するのか
結論として、UEFIやBIOSに感染するマルウェアは実在します。
代表的なものは「ルートキット」や「ファームウェアマルウェア」と呼ばれるもので、OSよりもさらに下位のレイヤーに常駐するため非常に検出が困難です。
ただし、一般的なユーザー環境で遭遇する可能性は低く、標的型攻撃や国家レベルの攻撃で使用されるケースが中心です。
なぜUEFI感染は危険とされるのか
UEFIやBIOSはPCの起動時に最初に動作するため、ここに侵入されるとOSやセキュリティソフトよりも先に悪意あるコードが実行される可能性があります。
これにより、OSを再インストールしても感染が残るケースがあり、通常の対策では除去が難しくなります。
そのため、ファームウェアレベルの攻撃は高度な脅威として扱われています。
セキュアブートの仕組みと役割
セキュアブートは、起動時に実行されるソフトウェアやドライバのデジタル署名を検証する仕組みです。
信頼された署名がないコードは実行されないため、不正なブートローダーやマルウェアの起動を防ぐ役割があります。
ただし、完璧な防御ではなく、UEFI自体の脆弱性を突く攻撃には注意が必要です。
UEFIの容量はどのくらいあるのか
従来のレガシーBIOSは容量が非常に小さく、数百KB程度しか扱えませんでした。
一方でUEFIはフラッシュメモリ上に構成されており、機種によって異なりますが一般的には数MBから数十MB、最近のPCでは16MB〜32MB以上のものもあります。
この拡張によって、GUI対応やドライバ統合など多機能化が可能になっています。
まとめ
UEFIやBIOSに感染するマルウェアは実在するものの、一般的な環境でのリスクは高くありません。
セキュアブートはこうした脅威を抑制する重要な仕組みですが、万能ではないため多層的なセキュリティが必要です。
またUEFIは従来より大幅に容量が増え、多機能化と安全性の両立が進んでいます。


コメント