1階のWi-Fiを2階へ移したいときの方法は?光回線・有線LAN工事・ルーター移設と費用の目安を解説

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戸建住宅へ引っ越したあと、1階にあるWi-Fiルーターでは2階のパソコンまで電波が届きにくいため、「Wi-Fiを2階へ移したい」「2階で有線LANを使いたい」と考えることがあります。

この場合、最初に知っておきたいのは、「Wi-Fiを2階へ移す工事」と「インターネット回線そのものを2階へ移す工事」は別物だという点です。Wi-Fiはルーターが飛ばしている無線電波であり、光回線では通常、屋外から入ってきた光ファイバーが「光コンセント」につながり、ONUなどの機器を経由してWi-Fiルーターへ接続されています。

2階のパソコンを有線LANで安定して使うことが目的なら、必ずしも光回線やルーターそのものを2階へ移設する必要はありません。1階から2階までLANケーブルを配線する方法のほうが、工事費を抑えながら安定した通信環境を作れる場合もあります。

この記事では、1階にある光回線・Wi-Fi環境を2階でも快適に使う方法、契約を一度解約して新規契約する必要があるのか、光コンセントの移設工事とは何をするのか、費用の目安まで整理して解説します。

  1. まず「Wi-Fi」「ルーター」「光回線」を分けて考える
  2. 同じ家の1階から2階へ移すだけなら、一度解約して新規契約する必要は基本的にない
  3. 祖母が契約していた回線なら「契約者名義」も確認する
  4. 2階で有線LANを使いたいなら最も単純なのはLANケーブルを1階から延ばす方法
  5. LANケーブルは階段沿いや壁際を通すだけでも使える
  6. 見た目をきれいにしたいなら「宅内LAN配線工事」という方法がある
  7. 光回線そのものを2階へ移したいなら「光コンセントの移設」を相談する
  8. 光コンセントの工事では何をする?
  9. 光コンセントを2階へ移す費用はいくら?
  10. 2階に光コンセントがすでにあるなら工事不要で済む可能性もある
  11. ONUだけ1階、Wi-Fiルーターだけ2階へ置く方法もある
  12. 2階でパソコン1台だけ使うならこの方法が有力
  13. 余っているWi-Fiルーターを2階で使うこともできる
  14. 無線中継機だけでパソコンを有線化する方法はどう?
  15. PLCで電源コンセントをLAN代わりにする方法もあるが第一候補ではない
  16. 「Wi-Fiが遠い」だけならルーターの置き場所変更だけで改善することもある
  17. 「1階のWi-Fiを2階へ移す」4つの方法を比較
  18. 新規契約し直したほうが安くなるとは限らない
  19. 11月に入居するなら工事の相談は早めにしたほうがよい
  20. 工事業者へ依頼する前に家の中で確認したいポイント
  21. おすすめの優先順位は「既存LAN確認→LAN配線→光コンセント移設」
  22. オンラインゲームをするなら2階まで有線LANがおすすめ
  23. 光コンセントは自分で勝手に移設しない
  24. 契約会社へ問い合わせるときは「Wi-Fiを移したい」より具体的に伝える
  25. まとめ:2階で有線を使うだけなら光回線を移す必要がない場合が多い

まず「Wi-Fi」「ルーター」「光回線」を分けて考える

家庭のインターネット設備は、すべてをまとめて「Wi-Fi」と呼ばれることがありますが、実際にはいくつかの機器・設備に分かれています。

名称 役割
光ファイバー 屋外から家の中へインターネット回線を引き込む
光コンセント 室内側で光ファイバーを接続する専用端子
ONU 光信号をLANで扱える電気信号へ変換する
ルーター 家庭内の複数端末をインターネットへ接続する
Wi-Fi ルーターなどから端末へ無線で通信する仕組み
LANケーブル パソコンなどを有線で接続するケーブル

一般的な光回線では、室内に設置された光コンセントからONUへ光コードをつなぎ、ONUからルーターへLANケーブルをつなぎます。そしてルーターからWi-Fiを飛ばしたり、LANケーブルを使ってパソコンを接続したりします。

SoftBank 光の公式案内でも、宅内工事では光ファイバーの引き込み、光コンセントの設置、ONUの設置などを行うと説明されています。

[参照] SoftBank公式「宅内工事ではどのような作業が行われますか?」

同じ家の1階から2階へ移すだけなら、一度解約して新規契約する必要は基本的にない

すでにその家で光回線が契約されていて、単に機器の設置場所を1階から2階へ変えたいのであれば、通常は「引っ越しのため一度解約して別住所で新規契約する」という話ではありません。

契約住所そのものが変わらず、同じ戸建住宅内で設置位置を変えるだけなら、現在の回線事業者へ宅内の光コンセントや回線終端装置の設置位置を変更したいと相談するのが基本です。

実際、SoftBank 光では住所変更を伴わず光コンセントの場所だけ変更する場合について、別途工事を受け付けています。

[参照] SoftBank公式「光コンセントの場所を変更したいです。費用はどのくらいかかりますか?」

同じ住所内の1階から2階への移設なら、いきなり解約するのではなく、現在契約している会社へ「宅内で設置場所を変更したい」と問い合わせるのが先です。

祖母が契約していた回線なら「契約者名義」も確認する

家にすでにインターネット回線が残っていても、その契約が祖母名義のままであれば、設備の問題とは別に契約名義を確認する必要があります。

祖母が現在も契約者で、その契約を継続できるのであれば名義変更や支払方法の変更で済む場合があります。一方、すでに回線契約自体が解約されていて、家に光コンセントやONUだけが残っている場合は、新たな契約が必要になることがあります。

つまり「家にWi-Fiの機械が置いてある」だけでは現在も契約中とは限りません。請求書や契約書、プロバイダーからのメール、ルーター・ONUのラベルなどから、現在どこの回線を利用しているのかを最初に確認しましょう。

2階で有線LANを使いたいなら最も単純なのはLANケーブルを1階から延ばす方法

目的が「2階のパソコンを有線で安定して接続したい」ということであれば、光コンセントやONUを2階へ移さず、現在1階にあるルーターから2階までLANケーブルを配線する方法があります。

構成は非常にシンプルです。

1階
光コンセント
    ↓
ONU
    ↓
ルーター
    ↓ LANケーブル
──────────────
    ↓
2階
パソコン

一般的な家庭用Ethernetでは、適切なLANケーブルを使えば数十m程度の宅内配線は珍しくありません。1階から2階という距離だけを理由に、光回線そのものを移さなければならないわけではありません。

パソコン1台だけを有線化したいのであれば、この方法が最も安く、通信も安定しやすい選択肢です。

LANケーブルは階段沿いや壁際を通すだけでも使える

見た目をあまり気にしないのであれば、長めのLANケーブルを購入して、1階のルーターから階段沿い・廊下・壁際を通して2階の部屋まで延ばすこともできます。

LANケーブル自体は長さやカテゴリーによりますが、家庭用の10~30m程度なら数千円程度から購入できるものがあります。壁へ穴を開ける工事をしなければ、工事費をほぼかけずに済むこともあります。

ただし、ドアの隙間へ無理にケーブルを挟む、頻繁に踏まれる場所へ露出配線する、といった施工は断線や転倒の原因になります。モールなどで固定するか、壁際など安全な経路を選ぶことが重要です。

見た目をきれいにしたいなら「宅内LAN配線工事」という方法がある

1階から2階へケーブルが見える状態にしたくない場合は、電気工事店やLAN配線業者へ宅内LAN工事を依頼する方法があります。

壁の中に既設の配管があれば、そこへLANケーブルを通し、1階と2階にLAN用の壁端子を設置できる場合があります。

1階
ルーター
  ↓
壁のLAN端子
  ↓
[壁内・配管内LANケーブル]
  ↓
2階のLAN端子
  ↓
パソコン

完成すると、電源コンセントのような見た目のLAN端子へ短いLANケーブルを差すだけで利用できます。

費用は配線距離、既設配管の有無、壁や天井裏へ入れるか、穴あけが必要かなどで大きく変わります。単純な1本のLAN配線なら1万円台から数万円程度で収まる場合がありますが、これはあくまで一般的な民間工事の目安であり、現地状況によって大きく変動します。正式な金額は施工業者の見積もりが必要です。

光回線そのものを2階へ移したいなら「光コンセントの移設」を相談する

ONUとルーターをどちらも2階へ置きたい場合は、光ファイバーの終端位置も2階へ変更する必要があります。この場合に相談するのが光コンセントの移設・宅内配線変更です。

光コンセントとは、一般的な100Vの電源コンセントではありません。壁面に設置される「光」「光コンセントSC」などと表示された光ファイバー専用の接続口です。

[参照] SoftBank公式「光コンセントとは何ですか?」

つまり「2階にコンセントのようなものを追加する」というイメージは一部合っていますが、追加するのは電源ではなく光回線専用の端子です。また、ONUやルーター自体には電源が必要なので、設置場所の近くには通常の100Vコンセントも必要です。

光コンセントの工事では何をする?

工事内容は住宅によって異なりますが、一般的には既存の配管、電話配管、エアコンダクトなど利用可能な経路を調べ、光ファイバーを希望する部屋まで引き込みます。

適切な経路がない場合には、壁に穴を開けたり、外壁に配線を固定したりすることもあります。ただし建物構造によっては希望する場所へ設置できないケースもあります。

SoftBank 光の公式工事案内でも、光ケーブルを室内へ引き込み、光コンセントを設置し、そこへNTT機器を接続する流れが紹介されています。また、建物構造や配線状況によって希望位置へ設置できない場合があるとされています。

[参照] SoftBank公式「開通工事の流れ」

光コンセントを2階へ移す費用はいくら?

光コンセントの移設料金は、現在契約している光回線事業者と工事内容によって異なります。「全国一律で○円」と決めることはできません。

参考としてSoftBank 光では、住所変更を伴わず光コンセントの場所を変更する場合について、契約時と同様の派遣工事費が発生すると公式FAQで案内しています。

2026年6月以降のSoftBank 光新規契約における代表的な派遣工事費は47,520円ですが、これはあくまでSoftBank 光の工事料金体系を理解するための一例で、すべての回線やすべての宅内移設が47,520円になるという意味ではありません。

[参照] SoftBank公式「SoftBank 光 工事費改定」

ドコモ光、フレッツ光、BIGLOBE光、So-net光などでは料金体系が異なります。追加配線、穴あけ、特殊工事、土日工事などによって料金が上がる場合もあるため、契約会社へ「同一住所内で1階の光コンセントを2階へ移したい」と伝えて見積もりを確認するのが確実です。

2階に光コンセントがすでにあるなら工事不要で済む可能性もある

古い戸建住宅では、以前の入居者が別の部屋で光回線を使っていたなどの理由で、2階にもすでに光コンセントが設置されていることがあります。

まず2階の壁を確認し、「光」「光コンセントSC」などと書かれた端子がないか探してみましょう。

ただし光コンセントが存在するだけでは、その配線が現在の契約回線でそのまま使用できるとは限りません。内部の光ファイバーが接続されていなかったり、別回線の設備だったりする可能性もあります。

見つけた場合は写真や場所を契約中の回線会社へ伝え、「この2階の光コンセントを現在の回線で利用できるか」と確認すると、工事を簡略化できる可能性があります。

ONUだけ1階、Wi-Fiルーターだけ2階へ置く方法もある

光コンセントを移設しなくても、ONUとWi-Fiルーターを長いLANケーブルでつなげる構成が可能な場合があります。

1階
光コンセント
 ↓
ONU
 ↓
長いLANケーブル
 ↓
2階
Wi-Fiルーター
 ↓
パソコンを有線LAN接続

この方法なら、光ファイバー自体には触らず、LANケーブルだけを1階から2階へ通します。2階にWi-Fiルーターを置けるため、2階で有線LANを使いやすくなるだけでなく、2階のWi-Fi環境も改善できます。

ただし、契約しているサービスによってはホームゲートウェイ、ひかり電話ルーター、IPv6接続用機器などの構成があるため、単純に現在の「ルーターらしき箱」だけを移動できるとは限りません。

現在の配線を写真に撮り、光コンセントからどの機器へつながっているか確認してから変更すると安全です。

2階でパソコン1台だけ使うならこの方法が有力

利用者が主に一人で、2階のパソコンだけ有線接続したい場合には、設備全体を2階へ移すより1階のルーターからLANケーブルを1本だけ2階へ引く方法がシンプルです。

Wi-Fiの電波が2階で多少弱くても、パソコンは有線LANならWi-Fi電波の強さに左右されません。

さらに2階でもスマートフォンのWi-Fiを改善したい場合は、2階まで引いた有線LANの先にアクセスポイントを設置できます。

1階ルーター
   ↓ LAN
2階アクセスポイント
   ├─ Wi-Fi → スマホ
   └─ LAN → パソコン

この構成なら、光コンセントやONUを動かさずに2階へ高速な有線・無線ネットワークを作れます。

余っているWi-Fiルーターを2階で使うこともできる

手元に別のWi-Fiルーターがある場合、機種によっては「APモード」「ブリッジモード」などに設定して、2階のアクセスポイントとして使用できます。

1階のメインルーターから2階までLANケーブルを引き、そのLANケーブルを2階のアクセスポイントへ接続します。そこからパソコンをLAN接続し、スマートフォンなどはWi-Fiで接続します。

この場合、2階の機器を通常のルーターモードで接続すると二重ルーターになることがあるため、メーカーが用意しているAP・ブリッジモードを利用するのが基本です。

市販のWi-Fiルーターなら数千円から購入できる製品もあるため、光コンセント移設より安価に済む可能性があります。

無線中継機だけでパソコンを有線化する方法はどう?

LAN工事が難しい場合、Wi-Fi中継機やメッシュWi-Fiを階段付近・2階などへ設置する方法もあります。

LAN端子を備えた中継機なら、中継機とパソコンの間だけLANケーブルで接続できる場合があります。ただし、その先の1階ルーターまでは無線です。

1階ルーター
  ))) Wi-Fi )))
2階中継機
   ↓ LAN
パソコン

見た目上はパソコンがLANケーブルにつながっていますが、途中はWi-Fiなので、1階から2階までLANケーブルで直接つないだ完全な有線接続と同じ安定性になるわけではありません。

オンラインゲーム、大容量ダウンロード、オンライン会議などで安定性を重視するなら、有線LANを2階まで配線する方法を優先するのがおすすめです。

PLCで電源コンセントをLAN代わりにする方法もあるが第一候補ではない

PLCという機器を使うと、家の電力線を利用してネットワーク通信を行える場合があります。

1階のルーター付近と2階のパソコン付近のコンセントへPLCアダプターを接続する仕組みなので、新しくLANケーブルを階段へ通しにくい住宅では選択肢になります。

ただし通信品質は宅内電気配線、分電盤、家電製品からのノイズなどに左右されます。住宅によっては速度が大きく低下したり安定しなかったりします。

LANケーブルを配線できるのであれば、通常は有線LANを優先したほうが予測しやすく安定しています。

「Wi-Fiが遠い」だけならルーターの置き場所変更だけで改善することもある

2階までの電波が弱い原因が、ルーターの位置にある場合もあります。ルーターが1階の床付近、部屋の端、金属製家具の裏などに置かれていると、2階へ電波が届きにくくなる場合があります。

配線の範囲内で、床から少し高い位置、家の中央寄り、階段に近い場所などへルーターを移動するだけでも改善する可能性があります。

ただしONUとルーターをつないでいるLANケーブルを延長することは比較的簡単でも、光コンセントからONUへつながる光コードを無理に曲げたり引っ張ったりするのは避けてください。光ファイバーはLANケーブルより取り扱いに注意が必要です。

「1階のWi-Fiを2階へ移す」4つの方法を比較

方法 費用感 安定性 特徴
長いLANケーブルを自分で配線 数千円程度から 非常に高い 最も安く済みやすい
業者に壁内LAN配線を依頼 1万円台~数万円程度が目安 非常に高い 見た目がきれい
光コンセント・ONUを2階へ移設 契約会社・工事内容次第で数万円になる場合あり 高い ネット設備を2階へ集約できる
中継機・メッシュWi-Fi 数千円~数万円程度 無線環境次第 配線しにくい家で便利

パソコン1台だけを有線で使うという条件なら、費用と安定性のバランスではLANケーブルを2階へ延ばす方法が有力です。

一方、「これから長期間この家で暮らし、2階を生活の中心にするので通信設備もすべて2階へまとめたい」という場合は、光コンセントの移設を検討する価値があります。

新規契約し直したほうが安くなるとは限らない

光回線では、新規契約者向けに工事費割引やキャッシュバックが行われることがあります。そのため、一度解約して新規契約すれば得なのではと考えることもあるでしょう。

しかし、現在の契約を解約すると、契約解除料、工事費の残債、機器返却、セット割の終了、電話番号への影響などが発生する可能性があります。また、同一住所・同一契約者などでは新規キャンペーンの対象外となる場合もあります。

さらに一度回線を解約すると、新規工事までインターネットが使えない期間が発生する可能性があります。

単に同じ家の1階から2階へ設備を動かしたいだけなら、「解約→新規」を最初の選択肢にする必要はありません。まず既存契約を維持したまま移設やLAN配線ができないか確認するほうが安全です。

11月に入居するなら工事の相談は早めにしたほうがよい

光回線の派遣工事は、申し込みから工事まで数週間かかることがあります。引っ越しシーズンや土日などは希望日に予約できない可能性もあります。

11月から確実に2階でインターネットを使いたい場合は、入居直前になってからではなく、現在の契約内容と住宅設備を早めに確認すると安心です。

特に確認したいのは、「現在どこの回線を契約しているか」「契約者は誰か」「1階の機器はONUなのかルーターなのか」「2階に光コンセントやLAN端子がないか」の4点です。

工事業者へ依頼する前に家の中で確認したいポイント

工事費を抑えるためにも、まず住宅内の既存設備を確認しましょう。

  • 1階に「光」「光コンセントSC」と書かれた端子があるか
  • 2階にも光コンセントがないか
  • 2階にLAN端子がないか
  • 1階と2階をつなぐ空配管がないか
  • 現在のONUとルーターがどのようにつながっているか
  • ルーターから2階までLANケーブルを通せそうか
  • 2階の設置場所に電源コンセントがあるか

築年数が比較的新しい戸建住宅では、各部屋にLAN配線があらかじめ施工されている場合もあります。その場合は大掛かりな工事をせずに済む可能性があります。

おすすめの優先順位は「既存LAN確認→LAN配線→光コンセント移設」

2階で有線LANを使いたい場合、最初から最も大きな工事を選ぶ必要はありません。

まず2階に既存LAN端子がないか確認し、なければ1階のルーターから2階までLANケーブルを引けるか検討します。それが難しい場合に壁内LAN配線や光コンセント移設を検討すると、無駄な費用を抑えやすくなります。

  1. 2階の既存LAN・光コンセントを確認
  2. 1階からLANケーブルを自分で延ばせるか確認
  3. 必要なら電気・LAN配線業者へ宅内LAN工事を依頼
  4. ONU・ルーター自体を2階へ置きたい場合は契約回線会社へ光コンセント移設を相談

特にパソコンを1台だけ有線化したいケースでは、2番または3番で目的を達成できることが多いでしょう。

オンラインゲームをするなら2階まで有線LANがおすすめ

ゲーム用途ではダウンロード速度だけでなく、通信の遅延や揺らぎ、パケットロスの少なさも重要です。

Wi-Fi中継機を経由すると、親ルーターと中継機の間が無線になるため、周囲の電波状況によって通信が不安定になることがあります。

そのためデスクトップPCやゲーム機を2階の決まった場所で使用するなら、1階から2階まで物理的にLANケーブルを引く方法が適しています。

将来的に2.5Gbpsや10Gbpsなど高速回線を利用する可能性があるなら、宅内LAN工事を依頼するときに対応ケーブル・端子について施工業者へ相談しておくと、配線をやり直す可能性を減らせます。

光コンセントは自分で勝手に移設しない

LANケーブルは利用者自身で配線できますが、光回線の引込線や光コンセントについては勝手に切断・加工しないでください。

光ファイバーは細く、強く曲げたりコネクターを破損したりすると通信できなくなる可能性があります。また設備の所有者がNTTなど回線事業者である部分もあります。

光コンセントを2階へ移したい場合は、現在契約している光回線会社へ連絡して正規の工事を依頼するのが安全です。

契約会社へ問い合わせるときは「Wi-Fiを移したい」より具体的に伝える

問い合わせ時に単に「Wi-Fiを2階へ移したい」と言うと、担当者側が何を変更したいのか判断しにくい場合があります。

次のように伝えると内容が明確になります。

「現在、戸建住宅の1階に光コンセントとONU・ルーターがあります。同じ住所の2階へONUとルーターを移したいので、光コンセントの移設または宅内光配線変更が可能か、工事費を知りたいです。」

一方、ONUは1階のままでよいなら、回線会社へ工事を依頼するのではなく、LAN配線業者へ「1階のルーターから2階の部屋までLANケーブルを1本通したい」と相談するほうが目的に合っています。

まとめ:2階で有線を使うだけなら光回線を移す必要がない場合が多い

1階にあるWi-Fi環境を2階でも使いたい場合、最初から回線を解約して新規契約する必要はありません。同じ家・同じ住所の中で設置場所を変更するのであれば、既存契約を維持しながら解決できる可能性が高いです。

2階のパソコン1台を有線接続したいことが主目的なら、1階のルーターから2階までLANケーブルを配線する方法が最もシンプルで安定性も高いでしょう。自分で露出配線すれば数千円程度から始められ、見た目をきれいにしたければ業者へ壁内LAN配線を依頼する方法があります。

ONUとWi-Fiルーターそのものを2階へ置きたい場合は、現在の光コンセントを2階へ移す「光コンセント移設・宅内配線変更」を契約中の回線会社へ相談します。これは普通の電源コンセントを増設する工事ではなく、光ファイバー専用端子と配線を変更する工事です。

工事料金は回線会社、住宅構造、既存配管、穴あけの有無などで大きく異なり、数万円規模になる場合もあります。そのため、まず2階に既存の光コンセントやLAN端子がないか確認したうえで、現在契約している回線会社とLAN工事業者の両方から必要に応じて見積もりを取るのがおすすめです。

また、家に祖母名義の回線が残っている場合は、設備だけでなく契約者名義・契約状況も確認してください。契約が継続中であれば、単なる宅内設備変更で済む可能性があります。

費用と通信の安定性を重視するなら、「既存設備を確認する→LANケーブルで2階へ延ばす→必要なら宅内LAN工事→どうしても設備を2階へ集約したければ光コンセントを移設する」という順番で検討すると、無駄な工事を避けやすくなります。

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