Goodnotes 6では、ノート内のテキストから別のノートブックや特定ページへ移動できる「内部リンク」を作成できます。ところが、これまで「リンクを追加」から「リンク先」「書類」「ページ」を選べていたのに、突然それらの項目が表示されなくなったり、WebサイトのURLしか設定できなくなったりすることがあります。
2026年8月時点でも、Goodnotes公式ヘルプでは通常のノートブックとホワイトボードで、別の書類や特定ページへの内部リンクを作成できる機能は引き続き案内されています。そのため、機能そのものが全面的に廃止されたと考えるより、対象オブジェクトや書類形式、アプリの状態、アップデート後の一時的不具合などを確認するのが適切です。本記事では、Goodnotes 6でノート間リンクが作れなくなった場合の原因と対処法を順番に解説します。
- Goodnotes 6のノート間リンク機能は現在も提供されている
- 最も確認したいのは「通常のノートブック」を編集しているか
- 手書き文字そのものには内部リンクを付けられない
- 現在のGoodnotes 6ではリンク設定画面の表示が以前と違う場合がある
- 突然2日前から使えなくなった場合はアプリ更新の有無を確認する
- GoodnotesとiPad・iPhoneを再起動して一時的不具合を切り分ける
- 新しい空のノートブックを作ってリンクできるか試す
- 同じノートの別ページにもリンクできる
- 既存のリンクを編集する場合は操作方法が少し違う
- PDF内にもともと入っているリンクとは別の機能
- Android・Windows・Web版では操作方法がiPad版と異なる
- 再インストールする前に必ずバックアップ・同期状況を確認する
- 改善しない場合はGoodnotesサポートへ不具合として報告する
- ノート間リンクが作れない場合の確認手順
- まとめ:内部リンク機能は廃止されていないため、書類形式とアプリ状態を確認する
Goodnotes 6のノート間リンク機能は現在も提供されている
まず確認しておきたいのが、「別のノートやページへリンクする機能自体がなくなったのではないか」という点です。Goodnotesの公式サポートでは現在も、通常のノートブックやホワイトボード内のテキストから内部リンクを作成する方法が案内されています。
公式手順では、リンクしたいテキストを選択し、オブジェクトメニューのリンクアイコン、またはキーボードのCmd+KやControl+Kを使用します。その後、リンク設定から「Webサイト」または「書類」を選択し、「書類」を選んだ場合はGoodnotesライブラリ内のノートブックやホワイトボード、さらに特定のページを指定できます。
[参照] Goodnotes公式:外部リンクと内部リンクを作成する
したがって、以前は使えていた「書類」「ページ」の選択肢が急に出なくなった場合、少なくとも2026年8月時点では「仕様変更で内部リンクそのものが削除された」と考える必要はありません。
最も確認したいのは「通常のノートブック」を編集しているか
Goodnotesの内部リンク機能は、すべての種類の書類で利用できるわけではありません。Goodnotes公式では、内部リンクを作成できるのは通常のノートブックとホワイトボードのみと案内しています。
一方、「テキスト書類(Text Documents)」や「学習セット(Study Sets)」では内部リンクに対応していません。テキスト書類では外部Webサイトへのリンクのみ追加できます。
例えば、以前は通常のノートブックにリンクを作っていたものの、最近作成した「テキスト書類」で同じ操作をしている場合、「リンクを追加」は表示されても「書類」「ページ」が出てこないことがあります。この場合は不具合ではなく、書類形式による仕様の違いです。
まず、問題が起きているファイルが通常のノートブックなのか、テキスト書類なのかを確認してみると原因を切り分けやすくなります。
手書き文字そのものには内部リンクを付けられない
Goodnotes公式では、内部リンクを追加できる対象にも制限があります。リンクを直接設定できるのは、基本的に入力したテキストです。
手書き文字へ直接リンクを付けることはできません。手書き内容にリンクを設定したい場合は、一度手書きをテキストへ変換し、その変換後の文字列を選択してリンクを追加します。
また、画像や通常の要素そのものへ直接リンクを設定することもできません。ただし、ステッカーや図形の中に入力したテキストについてはリンクを追加できます。
以前リンクを設定していた対象と、現在選択している対象が違っていないかも確認してみましょう。
現在のGoodnotes 6ではリンク設定画面の表示が以前と違う場合がある
Goodnotesは継続的にUIを変更しているため、以前の「リンクを追加 → リンクを編集 → リンク先・書類・ページ」という表示と、現在の画面が完全に同じとは限りません。
現在の公式手順では、テキストを選択した後にリンクアイコンをタップし、「リンク設定(Link Settings)」から「Webサイト」または「書類」を選ぶという流れになっています。以前のバージョンで見慣れた項目名が別の階層へ移動している場合があります。
例えばリンクアイコンを押した直後にURL入力欄しか見えない場合でも、「リンク設定」や詳細設定を開くことで「書類」を選択できるケースがあります。アップデート後は一度現在の公式手順と画面を照らし合わせて確認するとよいでしょう。
突然2日前から使えなくなった場合はアプリ更新の有無を確認する
「ずっと使えていたのに2日前から急に使えない」という場合は、Goodnotesの自動アップデートが入ったタイミングと一致していないか確認する価値があります。アプリの機能が一時的に正常動作しなくなるケースでは、最新アップデートで修正されることがあります。
Goodnotes公式の「既知の問題」ページでも、問題が発生している場合にはまずApp Storeなどを直接開き、最新版へのアップデートがないか確認するよう案内しています。自動アップデートは配信から端末への反映まで時間差が生じることがあります。
[参照] Goodnotes公式:Goodnotes 6の既知の問題
つまり、突然機能が消えたように見える場合は「機能廃止」と決めつけず、Goodnotesの最新バージョンが配信されていないか確認するのが最初の対処になります。
GoodnotesとiPad・iPhoneを再起動して一時的不具合を切り分ける
リンクメニューの一部だけが表示されないなど、UIの一時的不具合の場合は、アプリを完全終了して起動し直すことで改善することがあります。
Goodnotes公式のiOS・iPadOS・macOS向けトラブルシューティングでも、動作がおかしい場合の基本手順として、Goodnotesを強制終了して再起動すること、端末を再起動すること、GoodnotesとOSを最新版へ更新することが推奨されています。
[参照] Goodnotes公式:iOS・iPadOS・macOSのトラブルシューティング
具体的には「Goodnotesを完全終了 → 再度起動 → 改善しなければiPad・iPhoneを再起動 → App StoreでGoodnotes更新確認」という順番で試すと分かりやすいでしょう。
新しい空のノートブックを作ってリンクできるか試す
原因を特定するうえで有効なのが、問題のノートとは別に新しい空のノートブックを作り、内部リンクを作成できるか確認する方法です。
例えば新規ノートブックを作成して2ページ用意し、1ページ目にテキストツールで「2ページ目へ」と入力します。その文字列を選択し、リンクアイコンから「書類」→同じノート→2ページ目を指定できるか試します。
新しいノートでは正常に「書類」「ページ」が選べるのに、特定のノートだけ選べない場合は、そのノート固有のデータや書類形式に問題がある可能性があります。逆に、新規ノートでも同じように項目が表示されないなら、アプリ側や端末側の問題を疑いやすくなります。
同じノートの別ページにもリンクできる
Goodnotesの「書類」リンクは、別のノートブックへ移動するだけの機能ではありません。同じノートブック内の特定ページへジャンプするリンクも作成できます。
例えば100ページある勉強ノートの1ページ目に目次を作り、「第1章」を15ページ目、「第2章」を42ページ目へリンクするといった使い方ができます。
Goodnotes公式でも、ノートブックまたはホワイトボード内の特定ページへのリンクは可能とされています。ただしページ内の「この文字の位置」「この図形の場所」といった特定座標まで指定することはできません。
既存のリンクを編集する場合は操作方法が少し違う
新規リンクを追加する場合と、すでに設定済みのリンクを変更する場合では操作が異なります。既存のリンクを変更したい場合は、リンク付きのテキストを選択してリンクアイコンを開き、「リンクを編集」を選びます。
そこからリンク先のURLや、リンクする書類・ページを変更できます。以前のバージョンでは直接「リンクを編集」という画面が表示されていた場合でも、現在は一度リンクメニューを経由するUIになっていることがあります。
そのため「以前のリンク編集画面が出てこない」という症状については、現在の操作手順自体が少し変わっていないか確認することも重要です。
PDF内にもともと入っているリンクとは別の機能
Goodnotesには、「自分で作成する内部リンク」と「PDFにもともと埋め込まれているハイパーリンク」の2種類があります。この2つは別の機能なので注意してください。
例えば市販のデジタルプランナーをPDFとしてGoodnotesへ読み込んだ場合、PDF作成時に埋め込まれた目次やタブのリンクを利用できます。iOS版Goodnotesではリンクをタップして移動でき、編集モードではリンクを長押しして開く操作も可能です。
[参照] Goodnotes公式:PDFハイパーリンクをナビゲートする
「PDFにもともとあるリンクが開けない」のか、「自分で新しいノート間リンクを作成できない」のかによって対処方法が異なるため、問題を切り分けて考えるとよいでしょう。
Android・Windows・Web版では操作方法がiPad版と異なる
GoodnotesはiPad・iPhone・Macだけでなく、Android、Windows、Webでも利用できます。内部リンク機能は現在これらの環境でもサポートされていますが、リンク確定時などの操作が少し異なります。
Goodnotes公式では、Android・Windows・Web版ではリンク先を指定したあとチェックマークを押して確定し、iOS・macOSではポップオーバーの外側をタップすると設定が適用されると案内しています。
複数の端末で同じGoodnotesアカウントを使っている場合は、別の端末で同じノートを開き、内部リンクが作れるか確認する方法もあります。例えばiPadで問題が起きているならMac版などで試すことで、ノート自体の問題なのか端末固有の問題なのかを判断しやすくなります。
再インストールする前に必ずバックアップ・同期状況を確認する
アプリの不調が続くと、一度Goodnotesを削除して再インストールしたくなるかもしれません。しかし、ノートデータが十分に同期・バックアップされていない状態でアプリを削除すると、ローカルデータを失う危険があります。
Goodnotes公式も、再インストールを伴うトラブルシューティングでは事前に手動バックアップやiCloudなどの同期状態を確認するよう案内しています。
そのため、内部リンクが使えないという理由だけでいきなりGoodnotesを削除するのは避け、まずアプリ更新、再起動、新規ノートでのテストまで行うのが安全です。
どうしても再インストールを試す場合は、GoodnotesライブラリがiCloudやGoodnotes Cloudなどへ正常に同期されていることを確認し、さらに重要なノートは手動バックアップしてから行いましょう。
改善しない場合はGoodnotesサポートへ不具合として報告する
通常のノートブックで入力済みテキストを選択しているにもかかわらず、「書類」「ページ」が表示されず、新規ノートでも同じ症状が起きる場合は、Goodnotes側の不具合である可能性も考えられます。
Goodnotesの既知の問題ページでは、頻繁に報告される不具合を公開しており、確認済みのGoodnotes側の問題については修正対応を進めると説明しています。2026年8月時点の公開リストでは、内部リンク作成機能そのものの廃止は案内されていません。
サポートへ問い合わせる場合は、「Goodnotesのバージョン」「iPadOS・iOS・macOSのバージョン」「発生した日時」「通常ノートでも再現するか」「リンクアイコンを押した後の画面」などを伝えると原因を特定してもらいやすくなります。
ノート間リンクが作れない場合の確認手順
内部リンクが突然使えなくなったときは、闇雲に設定を変更するより、次の順番で確認すると原因を切り分けやすくなります。
- Goodnotes 6を利用しているか確認する
- 対象が通常のノートブックまたはホワイトボードか確認する
- リンクを設定する対象が入力済みテキストか確認する
- テキストを選択してリンクアイコンを開く
- 「リンク設定」に「書類」がないか確認する
- App StoreなどからGoodnotesを最新版へ更新する
- Goodnotesを完全終了して起動し直す
- 端末を再起動する
- 新しい空のノートブックで同じ操作を試す
- 別端末がある場合は同じアカウントで試す
- 改善しなければGoodnotesサポートへ問い合わせる
特に「新しいノートではできるか」という確認は重要です。これだけで、アプリ全体の問題か特定ノートの問題かを大きく絞り込めます。
まとめ:内部リンク機能は廃止されていないため、書類形式とアプリ状態を確認する
Goodnotes 6で以前利用できていた「書類」「ページ」へのノート間リンクが突然作れなくなった場合でも、2026年8月時点で内部リンク機能そのものが廃止されたわけではありません。Goodnotes公式では現在も、通常のノートブックやホワイトボードからGoodnotesライブラリ内の別書類・特定ページへリンクを作成できると案内しています。
まず確認すべきなのは、問題のファイルが「通常のノートブック」または「ホワイトボード」であることです。テキスト書類や学習セットでは内部リンクが利用できません。また、手書き文字や画像へ直接リンクすることもできず、基本的には入力したテキストを選択して設定します。
以前と同じ通常ノートで2日前頃から突然使えなくなったのであれば、「Goodnotesを最新版へ更新 → アプリを完全終了して再起動 → 端末を再起動 → 新規ノートで内部リンクをテスト」という順番で確認するとよいでしょう。
新規ノートでも「書類」「ページ」が表示されない場合は、一時的不具合やバージョン固有の問題である可能性があります。重要なノートをバックアップしたうえでGoodnotes公式の既知の問題を確認し、改善しなければ使用バージョンや症状を添えてサポートへ報告するのが確実です。

コメント