Internet Explorer(IE)は、かつてWindowsに標準搭載されていたWebブラウザですが、初期のバージョンでは現在とは大きく異なる配布方法が使われていました。特に1990年代のパソコン環境では、ソフトウェアの受け渡しにフロッピーディスクが利用されることも珍しくありませんでした。
この記事では、Internet Explorer 1.0のインストール時にフロッピーディスクが使われていたのか、当時のソフトウェア配布事情やIE初期バージョンの特徴について詳しく解説します。
Internet Explorer 1.0とはどのようなブラウザだったのか
Internet Explorer 1.0は、Microsoftが1995年に公開した最初のInternet Explorerです。当時はWindows 95が発売された時期で、インターネットが一般家庭にも広がり始めた時代でした。
現在のようにWebブラウザがOSに標準搭載されている環境ではなく、ユーザーが別途ブラウザを入手してインストールすることが一般的でした。
IE 1.0は、現在のEdgeやChromeのような大規模なブラウザではなく、基本的なWebページ閲覧機能を提供する小規模なソフトウェアとして登場しました。
IE 1.0のインストールにフロッピーディスクは使われていたのか
結論から言うと、Internet Explorer 1.0の配布やインストールにフロッピーディスクが使われるケースはありました。
1990年代前半から中頃のパソコンでは、インターネット経由で大容量ファイルをダウンロードする環境が十分に整っていませんでした。そのため、ソフトウェアはフロッピーディスクやCD-ROMなどの物理メディアで提供されることが一般的でした。
特に企業や雑誌の付録、パソコンショップなどでは、ブラウザやインターネット関連ソフトをフロッピーディスクで配布することがありました。
IE 1.0の容量と当時の記録メディア事情
現在のWebブラウザは数百MB以上の容量がありますが、IE 1.0は非常に小さなプログラムでした。当時のソフトウェアは数MB程度でも大きな部類に入りました。
一般的な3.5インチフロッピーディスクは1枚あたり約1.44MBの容量でした。そのため、ソフトウェアによっては複数枚のフロッピーディスクに分割して収録されることもありました。
例えば、インストールディスクを1枚目、2枚目、3枚目というように分け、順番に読み込ませながらセットアップを進める方式がよく使われていました。
IE 1.0はCD-ROMやオンライン配布も行われていた
フロッピーディスクだけではなく、Internet Explorer 1.0はCD-ROMによる配布も行われていました。
1995年前後になると、パソコン雑誌の付録CD-ROMやインターネット接続サービスの提供ディスクなどにブラウザが収録されることが増えていきました。
また、インターネット接続環境を持つユーザー向けには、オンライン経由でダウンロードしてインストールする方法も存在しました。ただし当時の通信速度は現在より非常に遅く、大容量ファイルの取得は簡単ではありませんでした。
なぜ現在ではフロッピーディスクを使わなくなったのか
フロッピーディスクが使われなくなった大きな理由は、ソフトウェアの大容量化と高速な通信環境の普及です。
WindowsやWebブラウザは機能追加によってサイズが大きくなり、数MBしか保存できないフロッピーディスクでは対応できなくなりました。
現在ではインターネットから直接ダウンロードしたり、クラウド経由で更新したりする方法が一般的になっています。USBメモリやオンライン配布によって、物理ディスク自体を利用する機会は大幅に減少しました。
まとめ|IE 1.0はフロッピーディスクで配布されることもあった
Internet Explorer 1.0が登場した1995年頃は、ソフトウェアをフロッピーディスクで配布することがまだ一般的な時代でした。
そのため、IE 1.0のインストールにフロッピーディスクが使われるケースは存在しました。ただし、CD-ROMやオンライン配布など、複数の提供方法も利用されていました。
IE 1.0の歴史を振り返ると、現在のように高速通信やクラウドが当たり前になる前の、パソコンソフトが物理メディアで提供されていた時代背景を知ることができます。


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