Instagramでは、写真やストーリーズの撮影時にはエフェクトが正常に使えるのに、友達とのビデオ通話になるとエフェクトが表示されない、選んでも反映されないということがあります。この症状では、カメラそのものの故障とは限りません。
Instagramでは写真・動画の撮影機能とビデオ通話機能が完全に同じ仕組みで動いているわけではなく、利用できるエフェクトや機能にも違いがあります。また、アプリのバージョン、端末、アカウントへの機能配信状況、一時的な不具合などによってビデオ通話中の機能が変わることもあります。
写真ではエフェクトが使えるのに通話だけ使えない場合は、まずInstagramを最新版に更新し、アプリの完全終了と端末の再起動を行い、それでも改善しなければ別のエフェクト・別の相手・別の通信環境で切り分けるのが分かりやすい対処法です。
- 写真では使えるのにビデオ通話では使えないことがある理由
- 最初にInstagramアプリを最新版へ更新する
- Instagramを完全終了してスマホも再起動する
- 一つのエフェクトだけ使えないのか確認する
- 相手を変えると使えるか試してみる
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替えてみる
- カメラとマイクの権限も確認する
- 省電力モードを解除して試す
- エフェクトの種類や提供状況は以前と同じとは限らない
- アカウントによって機能の表示が違う場合もある
- Androidならキャッシュ削除を試す方法もある
- 最後の手段としてInstagramを再インストールする
- 改善しない場合はInstagramへ問題を報告する
- 原因を効率よく切り分けるチェックリスト
- まとめ|Instagramの通話だけエフェクトがつかないなら順番に切り分けよう
写真では使えるのにビデオ通話では使えないことがある理由
Instagramの「カメラで写真・動画を撮影する機能」と「DMから行うビデオ通話」は、同じカメラを利用していても用途が異なります。そのため、撮影画面で利用できる機能が、そのままビデオ通話でも利用できるとは限りません。
過去にはMetaがInstagramやMessengerなどのビデオ通話向けAR体験を開発しており、ビデオ通話は通常の写真撮影とは別の利用場面として扱われてきました。Meta公式情報[参照]
そのため、「撮影画面では動く=同じエフェクトがビデオ通話でも必ず動く」とは判断できません。特定のエフェクトだけが通話で使えないのであれば、端末のカメラ故障より、そのエフェクトと通話機能の組み合わせを疑った方がよいでしょう。
最初にInstagramアプリを最新版へ更新する
最初に確認したいのはInstagramアプリの更新です。Instagramは機能追加や変更が頻繁に行われるサービスなので、古いアプリを使用していると通話画面の機能が正常に表示されなかったり、相手側とのバージョン差によって挙動が異なったりする可能性があります。
iPhoneならApp Store、AndroidならGoogle PlayでInstagramを検索し、「アップデート」または「更新」が表示されていれば実行します。自分だけでなく、可能なら通話相手にも最新版か確認してもらうと切り分けやすくなります。
更新後はInstagramを一度完全に終了し、もう一度起動してビデオ通話を試します。アップデート直後でも以前のプロセスが残っている場合があるため、再起動まで行うとより確実です。
Instagramを完全終了してスマホも再起動する
昨日まで使えていたエフェクトが突然使えなくなった、ある通話から急に反映されなくなったという場合は、一時的なアプリの不具合も考えられます。
Instagramをホーム画面へ戻しただけではバックグラウンドに残っていることがあります。アプリ切り替え画面からInstagramを完全に終了し、再度起動して確認します。それでも直らなければスマートフォンそのものを再起動します。
例えば「ストーリーズでは顔認識エフェクトが正常に動く」「Instagramのビデオ通話だけ反映されない」という状態なら、カメラハードウェアそのものよりInstagramの通話機能側に問題が限定されている可能性が高くなります。
一つのエフェクトだけ使えないのか確認する
原因を調べるうえで重要なのが、全部のエフェクトが使えないのか、一部だけ使えないのかという違いです。
通話中に複数のエフェクトを選べる場合は、できるだけシンプルな別のエフェクトをいくつか試してみます。一つだけ反映されず、ほかは正常に動くのであれば、スマートフォンやInstagram全体の故障とは考えにくくなります。
反対に、通話画面のエフェクト機能そのものが表示されない、どれを選択しても一切変化しないのであれば、アプリ、アカウント、端末、機能提供状況などを順番に確認する必要があります。
相手を変えると使えるか試してみる
特定の友達との通話だけで問題が起きる場合は、別の相手とのビデオ通話でも同じ症状になるか確認すると原因を絞り込めます。
例えばAさんとの通話ではエフェクトが使えないのにBさんとの通話では正常なら、自分のスマートフォンですべてのビデオ通話エフェクトが壊れているわけではありません。相手側のInstagramバージョンや通話状態なども候補になります。
誰と通話しても同じ症状になるのであれば、自分側のInstagramアプリやアカウント、スマートフォン側を中心に確認していきます。このように一つずつ条件を変えると原因を見つけやすくなります。
Wi-Fiとモバイル通信を切り替えてみる
ビデオ通話は映像と音声をリアルタイムで送受信するため、通常の写真撮影より通信環境の影響を受けます。回線が不安定なときに通話品質や一部の機能へ影響する可能性があります。
Wi-Fiを利用している場合は、通信が安定した場所へ移動して試します。契約している通信容量などに問題がなければ、Wi-Fiを切ってモバイルデータ通信で症状が変わるか試す方法もあります。逆にモバイル通信で発生しているなら安定したWi-Fiで試します。
ただし、ビデオ通話はデータ通信量が増えやすいため、モバイル通信で長時間テストする場合は契約プランの通信容量に注意してください。
カメラとマイクの権限も確認する
写真撮影ができている場合、Instagramへのカメラアクセスはすでに許可されている可能性が高いものの、通話トラブルを切り分ける際には権限設定も確認しておくと安心です。
iPhoneでは「設定」からInstagramの権限を確認し、カメラとマイクへのアクセスが許可されているか確認します。Androidでも「設定」からアプリのInstagramを開き、「権限」などの項目でカメラとマイクを確認できます。OSや機種によって項目名は多少異なります。
映像そのものが正常に相手へ送れていて音声も聞こえるのであれば、権限不足がエフェクトだけの原因である可能性は低くなります。その場合は別の項目を優先して確認しましょう。
省電力モードを解除して試す
顔をリアルタイムで認識して映像へ加工を加える機能は、単純なカメラ撮影より端末への負荷が大きくなります。古い端末や負荷が高い状態では、エフェクトが正常に動作しないことがあります。
一度ほかのアプリを終了し、バッテリー残量を確保した状態で試してみましょう。省電力モードを使用している場合は、テストとして解除して挙動が変わるか確認する方法もあります。
また、端末がかなり熱くなっているときは処理性能が制限される場合があります。長時間ゲームなどをした直後なら、端末が冷えてからもう一度Instagramを試すと切り分けになります。
エフェクトの種類や提供状況は以前と同じとは限らない
Instagramのエフェクトについて調べる際には、古い解説記事や動画にも注意が必要です。InstagramのARエフェクトを取り巻く環境は過去数年間で大きく変化しています。
かつてInstagramではMetaのSpark ARを利用してクリエイターが独自のARカメラエフェクトを公開できました。Metaは2019年にこの仕組みの一般提供を発表していました。Meta公式・Spark AR提供開始時の情報[参照]
しかしMetaはその後、2025年1月14日をもってMeta Sparkプラットフォームと第三者制作のARエフェクトを終了しました。そのため、昔の動画やWeb記事で紹介されているエフェクトが現在も同じように利用できるとは限りません。現在のInstagramで表示されている機能を基準に確認することが重要です。
アカウントによって機能の表示が違う場合もある
Instagramでは新機能をすべての利用者へ完全に同時提供するとは限りません。段階的な提供やテストによって、同じバージョンのアプリでもアカウントによって画面や利用可能な機能が異なることがあります。
このため、友達のInstagramでは通話中に使える機能が自分には表示されないからといって、必ず自分の操作が間違っているとは限りません。
特にアップデート直後や新しい機能の場合は、SNSで見た画面と自分の画面が一致しないことがあります。非公式な裏技で機能を強制的に有効化しようとせず、公式アプリを最新版に保つことをおすすめします。
Androidならキャッシュ削除を試す方法もある
Androidでは、Instagramの一時データであるキャッシュを削除することで不具合が改善する場合があります。一般的には「設定」→「アプリ」→「Instagram」→「ストレージ」などからキャッシュ削除を選択できますが、機種によって名称や場所が異なります。
ここで注意したいのは、「キャッシュを削除」と「データを削除」は同じではないことです。アプリデータを消去するとログイン状態などがリセットされることがあるため、内容を確認せずに実行しないようにしましょう。
iPhoneではAndroidと同じ形のアプリ別キャッシュ削除ボタンが用意されていないため、改善しない場合はアプリの再インストールを検討します。
最後の手段としてInstagramを再インストールする
アップデート、アプリ終了、スマートフォン再起動、通信環境変更などを行っても直らない場合は、Instagramの再インストールも候補になります。
ただし、削除する前にInstagramへ再ログインできることを必ず確認してください。ユーザーネーム、パスワード、登録メールアドレスや電話番号、二段階認証の方法などが分からない状態でアプリを削除すると、再ログインで困る可能性があります。
また、Instagramの下書きなど端末側に保存されている情報が消える可能性も考慮し、必要なものがないか確認してから行いましょう。
改善しない場合はInstagramへ問題を報告する
すべて試しても「写真ではエフェクトが使えるのにビデオ通話だけ使えない」状態が続く場合、利用者側では修正できないInstagram側の不具合である可能性もあります。
Instagramにはアプリから技術的な問題を報告する機能があります。問題が起きている画面、発生する操作、いつ頃から発生したかなどを具体的に伝えると状況を説明しやすくなります。
例えば「ストーリーズのカメラではエフェクトが正常に使えるが、DMからビデオ通話を開始するとエフェクトが反映されない。アプリ更新、端末再起動、Wi-Fi変更を実施済み」のように、症状と試した対策をセットで書くと分かりやすくなります。
原因を効率よく切り分けるチェックリスト
いろいろな設定を一度に変更すると、何が原因だったのか分からなくなります。次の順番で一つずつ確認すると効率的です。
- Instagramを最新版へ更新する
- Instagramを完全終了して起動し直す
- スマートフォンを再起動する
- ビデオ通話で複数のエフェクトを試す
- 別の友達との通話でも同じか確認する
- Wi-Fiとモバイル通信を切り替える
- カメラ・マイクの権限を確認する
- ほかのアプリを終了し、省電力状態などを解除して試す
- Androidならキャッシュ削除を検討する
- 再ログイン手段を確認したうえで再インストールを検討する
- 直らなければInstagramから問題を報告する
特に重要なのは「撮影時だけ正常」「通話時だけ異常」「特定の相手だけ」「特定のエフェクトだけ」のどれなのかを確認することです。これだけでも原因の範囲をかなり絞り込めます。
まとめ|Instagramの通話だけエフェクトがつかないなら順番に切り分けよう
Instagramで普通の写真を撮影するときにはエフェクトが使えるのに、友達とのビデオ通話では使えない場合、カメラの故障と決めつける必要はありません。撮影機能とビデオ通話では利用環境が異なり、エフェクトの対応状況、Instagramのバージョン、一時的なアプリ不具合、通信状態、端末負荷、アカウントへの機能配信状況などが関係する可能性があります。
まずはInstagramの更新→アプリ完全終了→スマートフォン再起動→別のエフェクト→別の相手→通信環境変更の順で確認するとよいでしょう。これで「端末全体の問題なのか」「ビデオ通話だけの問題なのか」「特定のエフェクトだけの問題なのか」を判断しやすくなります。
なお、InstagramのAR機能は過去から仕様変更が続いているため、数年前の解説動画と現在のアプリでは使えるエフェクトや操作方法が異なることがあります。古い情報どおりのボタンが見つからなくても故障とは限りません。
一通り試しても通話中のエフェクトだけが正常に動かない場合は、無理にスマートフォンの設定を大きく変更するより、Instagramアプリから不具合を報告し、今後のアプリ更新でもう一度確認するのが安全です。


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