Internet Explorerの「既定のブラウザーでない場合に確認する」はどこ?IE6・IE7・IE9以降の設定場所を解説

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Internet Explorerには、起動時に「Internet Explorerが既定のブラウザーではない」ことを確認し、必要に応じて既定に設定するよう促す機能がありました。昔の設定画面を思い出そうとすると、「初期設定画面にチェックボックスがあったはず」「インターネットオプションのプログラムタブだった気がする」と記憶が曖昧になりやすい項目です。

結論からいうと、Internet Explorer 6~8頃では「ツール」→「インターネット オプション」→「プログラム」タブの下部に、既定のブラウザーかどうかを確認するチェックボックスがありました。一方、Internet Explorer 9以降ではバージョンによって表示場所や表現が変わり、「詳細設定」タブ側に「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合は通知する」という項目が表示される環境もあります。

つまり、「既定のブラウザではない場合に確認する」という記憶自体は正しいものの、IEの世代によって場所が同じではありません。本記事では、Internet Explorer 6、7・8、9・10・11の違いを整理します。

IE6では「インターネット オプション」→「プログラム」タブの最下部

Internet Explorer 6では、「ツール」メニューから「インターネット オプション」を開き、「プログラム」タブを選択すると、その画面の下部に既定ブラウザー確認用のチェックボックスがありました。

英語版では「Internet Explorer should check to see whether it is the default browser」という表記で、Internet Explorerの起動時に既定のブラウザーになっているか確認する設定でした。

当時のInternet Explorer 6の資料にも、「Programs」タブの最下部にこのチェックボックスが配置されていたことが確認できます。Internet Explorer 6の設定例[参照]

IE7・IE8では「既定のWebブラウザー」欄にあった

Internet Explorer 7以降では、同じ「プログラム」タブの中でも画面構成が整理され、「既定の Web ブラウザー」という専用の欄が用意されました。

そこに「既定に設定」ボタンとともに、英語版では「Tell me if Internet Explorer is not the default web browser」というチェックボックスが表示されていました。日本語環境では「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合に通知する」といった意味の表記です。

Internet Explorer 7の設定画面を収録した資料でも、「プログラム」タブ内の「Default web browser」欄に、このチェックボックスが配置されていることが確認できます。Internet Explorer 7の設定画面例[参照]

「初期設定画面」ではなくインターネットオプションにあった可能性が高い

昔の記憶では「IEを初めて起動したときの設定画面にあった」と感じることがありますが、設定項目そのものはInternet Explorerの「インターネット オプション」から変更できるものでした。

基本的な操作経路は次のとおりです。

  1. Internet Explorerを起動する
  2. 「ツール」を開く
  3. 「インターネット オプション」を選択する
  4. 「プログラム」タブを開く
  5. 「既定のWebブラウザー」付近を確認する

IE6ではプログラムタブのかなり下の方、IE7・IE8では「既定のWebブラウザー」という区画の中に表示されるため、バージョンが違うPCを見ると「場所が変わった」と感じることがあります。

Internet Explorer 9ではプログラムタブにも既定ブラウザー設定がある

Internet Explorer 9では、「ツール」→「インターネット オプション」→「プログラム」タブを開くと、「既定の Web ブラウザー」欄に「既定に設定」ボタンがありました。

ソニーの旧VAIO向けサポート資料でも、IE9では「プログラム」タブの「既定のWebブラウザー」欄から既定に設定する手順が案内されています。ソニー・Internet Explorer 9の設定手順[参照]

さらに同資料では、「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合に通知する」にチェックを入れておくと、次回以降の起動時に既定ブラウザー設定を促す画面を表示できることが説明されています。

IE10ではチェック項目が「詳細設定」タブ側に移った環境がある

Internet Explorer 10では、IE9までと画面構成が変わりました。既定ブラウザーそのものを設定する操作は「プログラム」タブにありますが、起動時に既定ブラウザーでないことを通知する設定は「詳細設定」タブ側に配置されている環境があります。

ソニーのIE9~10向け資料でも、IE10では「インターネット オプション」→「詳細設定」タブにある「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合は通知する」にチェックを付ける方法が案内されています。Internet Explorer 10の設定場所[参照]

「以前はプログラムタブにあったのに見つからない」という場合、IEのバージョンが新しくなり、「詳細設定」タブへ移動している可能性があります。

IE11ではWindows側の「既定のプログラム」との連携が強くなった

Internet Explorer 11では、既定ブラウザーの設定自体をWindows側の「既定のプログラム」画面へ移して行う構成が一般的になりました。

Internet Explorerの「ツール」→「インターネット オプション」→「プログラム」タブから、「Internet Explorerを既定のブラウザーにします。」や「プログラムの設定」を選び、Windows側の既定プログラム設定へ進む形です。

富士通のIE11向けサポート情報でも、「インターネット オプション」→「プログラム」からInternet Explorerを既定にする手順が案内されています。富士通・Internet Explorer 11の既定ブラウザー設定[参照]

バージョン別に整理するとこうなる

「既定のブラウザーでない場合に確認する」設定の場所は、おおまかに次のように整理できます。

Internet Explorer 主な場所 特徴
IE6 インターネット オプション → プログラム 画面下部に既定ブラウザー確認のチェックボックス
IE7・IE8 インターネット オプション → プログラム 「既定のWebブラウザー」欄にチェックボックス
IE9 主にプログラムタブ 「既定に設定」と通知用チェック項目
IE10 既定設定はプログラム、通知設定は詳細設定 通知用チェックボックスが詳細設定側にある環境
IE11 プログラムタブ+Windowsの既定プログラム Windows側で既定ブラウザーを設定する方式が中心

特に「プログラムタブの下にチェックがあった」という記憶なら、IE6~IE9頃の画面を思い出している可能性が高いでしょう。

チェックを入れると何が起きていた?

この設定を有効にすると、Internet Explorerを起動するたびに、IEがWindowsの既定ブラウザーとして登録されているかを確認します。

IEが既定でなければ、「Internet Explorerは現在、既定のブラウザーではありません。既定のブラウザーにしますか?」といった確認画面が表示されました。

Microsoftの古い管理用ドキュメントにも、既定ブラウザー確認機能が有効な場合、IE起動時に既定ブラウザーかどうかを確認し、違っていればIEを既定に戻すようユーザーへ促す仕様が記載されています。Microsoft Learn・IE既定ブラウザー確認設定[参照]

チェックを外すとどうなっていた?

チェックを外すと、Internet Explorerの起動時に毎回既定ブラウザーかどうかを確認しなくなります。

例えばFirefoxやGoogle Chromeを既定のブラウザーに変更した後、IEを起動するたびに「Internet Explorerを既定にしますか?」と聞かれるのが煩わしい場合、このチェックを外す使い方がされていました。

IE7頃の英語表示では「Tell me if Internet Explorer is not the default web browser」と表現されていたため、チェックを外すことで「既定ではないことを通知しない」という意味になります。

レジストリにも設定値は存在していた

このチェックボックスは画面上だけの設定ではなく、Internet Explorerのユーザー設定としてレジストリにも対応する値が存在していました。

古いIE環境では、HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\MainにあるCheck_Associationsという値が、既定ブラウザー確認機能に対応していたことが確認されています。

ただし、現在この設定を再現するためにレジストリを変更する必要は通常ありません。古いIEを検証する特殊な環境でない限り、画面上の設定の場所を確認するための歴史的情報として理解する程度で十分です。

現在のWindows 10・11で同じ項目を探しても見つからない理由

Internet Explorer 11のデスクトップアプリは、Microsoftによるサポートが2022年6月15日に終了しています。さらに対象となるWindows 10環境ではMicrosoft Edgeへの移行に伴ってIE11が無効化されています。Microsoft公式・Internet Explorerのサポート終了について[参照]

Windows 11ではInternet Explorerを通常のデスクトップブラウザーとして利用する構成ではなく、古いIE専用サイトが必要な場合はMicrosoft Edgeの「Internet Explorerモード」を利用する方式です。

したがって、現在のWindows 11で昔の「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合に通知する」というチェックボックスを探しても、同じ形では存在しません。

現在は既定のブラウザーをWindowsの設定から変更する

現在のWindows 11では、既定ブラウザーの設定はInternet Explorerのオプションではなく、Windowsの「設定」アプリから変更します。

基本的には「設定」→「アプリ」→「既定のアプリ」と進み、Microsoft Edge、Google Chrome、Firefoxなど使用したいブラウザーを選びます。

つまり昔のIEでは「IE自身が起動時に既定か確認する」という思想でしたが、現在はWindows側で既定アプリを一元管理する仕組みへ変わっています。

具体例|Windows XPのIE6を思い出している場合

例えばWindows XP時代のInternet Explorer 6を使っていた記憶なら、「ツール」→「インターネット オプション」→「プログラム」を開き、画面の一番下付近を探すとイメージに近いでしょう。

そこに「Internet Explorer が既定のブラウザーかどうか確認する」という意味のチェックボックスがありました。

メールソフト、ニュースグループ、HTMLエディターなどを選ぶ一覧のさらに下にあったため、「プログラム設定の一番下にチェックがあった」という記憶になりやすい画面です。

具体例|Windows 7のIE9を思い出している場合

Windows 7とInternet Explorer 9の組み合わせなら、「インターネット オプション」→「プログラム」タブの「既定のWebブラウザー」付近を思い出している可能性があります。

この画面には「既定に設定」というボタンがあり、「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合に通知する」にチェックを入れておくことで、起動時の確認を表示できました。IE9の画面構成[参照]

IE6とは同じ「プログラム」タブでも配置が少し違うため、スクリーンショットを比較すると記憶を特定しやすくなります。

「既定に設定」と「既定でない場合に通知する」は別の設定

混同しやすいのが、「Internet Explorerを既定のブラウザーにする」操作と、「IEが既定でない場合に通知する」設定です。

「既定に設定」は、その場でInternet Explorerを標準ブラウザーとして登録する操作です。

一方「既定でない場合に通知する」は、今後IEを起動した際に既定ブラウザーかどうか確認し、違っていたときにメッセージを表示するための設定です。チェックを付けた瞬間に必ずIEが既定になるわけではありません。

まとめ|昔のIEでは「プログラム」タブ、IE10頃は「詳細設定」も確認

Internet Explorerの「既定のブラウザーではない場合に確認する」というチェックボックスは、昔のIEでは確かに存在していました。

IE6~IE8頃であれば「ツール」→「インターネット オプション」→「プログラム」タブの下部、特に「既定のWebブラウザー」付近にあったと考えてよいでしょう。

IE9でも同様にプログラムタブ周辺で確認できますが、IE10では「Internet Explorer が既定の Web ブラウザーでない場合は通知する」というチェック項目が「詳細設定」タブ側に配置されている環境があります。IE11になるとWindows側の「既定のプログラム」設定との連携が中心になりました。

したがって、「昔の初期設定画面のどこだったか」を思い出したい場合は、まず利用していたInternet Explorerのバージョンを確認するのがポイントです。Windows XP時代のIE6ならプログラムタブ最下部、Windows 7のIE9ならプログラムタブの「既定のWebブラウザー」欄、IE10なら詳細設定タブも確認すると、当時の画面にたどり着きやすくなります。

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