2017年ごろ、LINEのトーク画面のような形式でホラー小説を読めるスマートフォンアプリが広告で頻繁に紹介されていました。「チャットをタップして読み進める」「ホラーが中心だった」「テラーという名前だった気がする」という記憶がある場合、かなり有力な候補が「TELLER(テラー)」です。
TELLERは2017年に登場したチャットストーリーアプリで、当初は特にホラー作品を中心としていました。その後「DMM TELLER」への名称変更などを経て、現在は「テラーノベル」としてサービスが続いています。
一方、「広告に広瀬すずさんが出ていた」という記憶については注意が必要です。2017年のDMM TELLER初のテレビCMで起用されたことが確認できる女優は橋本環奈さんです。似た時期の広告や別サービスの記憶が混ざっている可能性があります。ここでは、当時の資料をもとにTELLERの特徴と現在のサービスまで整理します。
最も条件に一致するのは「TELLER(テラー)」
TELLERはピックアップ株式会社が2017年に開始したチャットストーリーアプリです。2017年9月の公式発表では「たった2分で読める、新感覚チャットストーリーアプリ」と紹介され、画面をタップするとストーリーのセリフがメッセージ形式で順番に表示される仕組みでした。[参照]
さらに当時はホラーコンテンツを中心に展開していたことも公式発表に記録されています。そのため、「2017年ごろ」「LINEのようなトーク形式」「ホラー小説」「テラーという名前」という複数の記憶がTELLERと非常によく一致します。
2017年10月のティーン向けメディアでも、TELLERについてチャットのような吹き出しが順番に表示され、恋愛とホラーを楽しめるアプリとして紹介されていました。[参照]
2017年当時はホラーがメインだった
現在のテラーノベルを見ると恋愛、夢小説、BL、ファンタジーなど非常に多くのジャンルがあるため、「昔使っていたホラーアプリとは別物では?」と感じる人もいるかもしれません。
しかし2017年10月の運営会社による発表には、2017年7月のサービス開始以降、メインコンテンツだったホラーストーリーに加えて恋愛ストーリーも人気になったことが記載されています。[参照]
つまり、初期のTELLERを利用していた人ほど「ホラー小説を読むアプリ」という印象が強く残っていても不思議ではありません。その後、利用者や投稿作品が増えるにつれて扱うジャンルが広がっていきました。
「黒っぽいアプリだった」という記憶にも理由がある
当時のTELLERについて調べると、初期には黒を基調としたデザインが採用されていたことを確認できます。2017年末の記事では、人気コンテンツがホラーだけでなく恋愛にも広がったことから、当初の黒を基調としたメインカラーから白へ変更したことが紹介されています。[参照]
そのため、「黒猫のアイコンだったような気がする」「黒いイメージのアプリだった」という記憶のうち、少なくとも黒を強く使った初期デザインだったという部分はTELLERの歴史と整合します。
ただし、今回確認できた信頼性の高い資料だけでは「2017年当時のアイコンが黒猫だった」とまでは確認できませんでした。黒を基調としたデザインの記憶が、年月を経て「黒猫のアイコン」という記憶になっている可能性もありますし、別のアプリのアイコンと混ざっている可能性もあります。この点は断定しないほうが正確です。
TELLERは途中で「DMM TELLER」に名前が変わっている
検索しても昔の記憶どおりのアプリがなかなか見つからない理由の一つが、サービス名の変更です。
2017年10月19日、運営元はTELLERがリリース3か月で50万ダウンロードを突破したことを発表するとともに、サービス名を「TELLER」から「DMM TELLER」へ変更しました。デザインについても同時に大幅なリニューアルが行われています。[参照]
| 時期 | 名称・特徴 |
|---|---|
| 2017年 | TELLERとして登場。ホラー中心のチャットストーリー |
| 2017年10月 | DMM TELLERへ名称変更・デザインリニューアル |
| 現在 | テラーノベルとして小説閲覧・投稿サービスを展開 |
昔の「TELLER」で検索しても現在のアプリの雰囲気が記憶と違って見えるのは、このように名称だけでなくデザインやコンテンツの方向性も長い年月の間に変化しているためです。
広告に出ていたのは広瀬すずではなく橋本環奈?
「広告に広瀬すずさんが出ていた」という記憶について調べると、2017年のTELLERで明確に確認できる著名人は橋本環奈さんです。
2017年12月、DMM TELLERは初のテレビCMを制作し、そのCMキャラクターとして橋本環奈さんを起用しました。CMには「ホラー篇」と「恋愛篇」があり、2017年12月24日から全国放送されたことが当時の発表に残っています。[参照]
したがって、2017年ごろに「若手の有名女優が出演するTELLERのホラー広告を見た」という記憶であれば、橋本環奈さんのCMだった可能性が高いと考えられます。一方、今回確認した資料からは広瀬すずさんがTELLERの2017年CMに出演した事実は確認できませんでした。
「広瀬」という記憶が完全に無関係とも限らない
現在のテラーノベルのGoogle Play公式掲載情報には、女性誌「with」で広瀬アリスさんが暇つぶしに利用しているアプリとしてテラーノベルを紹介した、というメディア掲載実績が記載されています。[参照]
これはCM出演とは別の話ですが、「広瀬」という名字の記憶と「TELLER」の記憶が結び付いた可能性は考えられます。ただし、人の記憶がどのように形成されたかまでは外部から確定できないため、橋本環奈さんのCM、広瀬アリスさんによる紹介、別広告などが混ざったと断定することもできません。
現在もTELLERは「テラーノベル」として利用できる
昔のTELLERは完全に消滅したわけではなく、現在は「テラーノベル:小説を読む・書く」として提供されています。Google Playにも公式アプリがあり、ホラーだけでなく恋愛、夢小説、ファンタジー、BL、ドラマなど多数のジャンルを扱っています。[参照]
チャット形式の作品も現在まで引き継がれています。テラーノベル公式ヘルプにも「チャットノベル」の読み方が掲載されており、iOSアプリではタップ、Androidアプリでは基本的にスクロールして読む仕組みが案内されています。[参照]
ただし、約9年前のアプリと現在のテラーノベルではUIや掲載作品、機能が大きく変化しています。再インストールしても「昔使っていたアプリと見た目が全然違う」と感じる可能性があります。
まとめ:2017年のLINE風ホラー小説ならTELLERがかなり有力
2017年ごろに利用した「LINEのトーク画面のような形式でホラー小説を読む」「テラーという名前だった」というアプリを探している場合、最も条件に一致するのは2017年に登場した「TELLER(テラー)」です。
TELLERは当時ホラーを中心としたチャットストーリーアプリとして展開され、2017年10月には「DMM TELLER」へ名称変更。その後サービスが発展し、現在は「テラーノベル」として提供されています。
「黒い印象」という記憶についても、初期のTELLERが黒を基調としたデザインだったことは当時の資料から確認できます。ただし「黒猫のアイコン」だったかどうかまでは確認できないため、この部分については別アプリとの記憶が混ざっている可能性も残ります。
また2017年のDMM TELLER初のテレビCMで確認できる出演者は広瀬すずさんではなく橋本環奈さんです。「2017年」「テラー」「LINE風のホラー」「有名な若手女優の広告」という記憶を総合すると、探しているアプリはTELLERである可能性がかなり高いと考えられます。

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