ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」を利用し、24か月目以降も端末を使い続けていると、もともと24回目に設定されていた残価が再分割され、毎月の機種代金として請求されます。この状態で端末を返却すると、「残っている5万円を一括で払うのか」「今月表示されている数千円だけ払えば終わるのか」が分かりにくくなります。
結論から整理すると、再分割期間中に条件を満たして端末を返却した場合、残っている残金を5万円など一括で支払うのではなく、返却した翌月以降の再分割支払金が不要になります。一方、返却した月までに発生する機種代金は原則として支払い対象です。
そのため、My docomoなどに表示されている「残金」と「今月の請求予定額」は別のものとして考える必要があります。ここでは、再分割中の返却で実際にどこまで支払うのかを分かりやすく解説します。
いつでもカエドキプログラムの「再分割」とは
ドコモのいつでもカエドキプログラムは、対象機種を残価設定型24回払いで購入する仕組みです。1回目から23回目までは端末価格から残価を差し引いた部分を支払い、24回目に残価を支払う設定になっています。
23か月目までに端末を返却しなかった場合、その24回目の残価は一括請求されるのではなく、さらに24回に分割されます。この24回目以降の支払いが「再分割支払金」です。[参照] NTTドコモ「いつでもカエドキプログラム」
例えば24回目の残価が60,000円だった場合、それを24回に再分割すると、単純化すれば毎月約2,500円ずつ支払う形になります。そして途中でプログラムを利用して端末を返却すれば、その後すべてを払い切る必要はありません。
再分割中に返却すると「翌月以降」の機種代金が不要になる
ドコモ公式では、いつでもカエドキプログラム+について、23か月目以降に対象機種を返却した場合は、プログラム早期利用料なしで返却した翌月以降の機種代金の支払いが不要になると案内しています。[参照] NTTドコモ「いつでもカエドキプログラム+」
従来のいつでもカエドキプログラムについても、24か月目以降の再分割期間中に返却すると、その翌月以降の再分割支払金が不要になる仕組みです。
つまり、My docomoに残金50,000円と表示されていても、正常にプログラムを利用して返却できれば、その50,000円をまとめて払って終了するという意味ではありません。
「残金5万円」「未確定6,000円」「確定7,500円」はそれぞれ意味が違う
ここが最も混乱しやすいポイントです。例えばMy docomoなどに「残りの分割支払金50,000円」と表示されている場合、これは将来支払う予定の再分割支払金を合計した金額と考えます。
一方、「今月の未確定料金6,000円」や「確定料金7,500円」は、端末代金だけとは限りません。通信料金、通話料、オプション、d払いなどを含んだ月全体の請求額である可能性があります。
| 表示例 | 意味 | 返却後の扱い |
|---|---|---|
| 残りの機種代金 50,000円 | 今後支払う予定の再分割支払金の残額 | 条件を満たして返却すれば翌月以降分が不要 |
| 今月の機種代金 2,500円 | 当月分として発生する再分割支払金 | 返却した月までの分は原則支払い対象 |
| 未確定料金 6,000円 | 通信料などを含む当月請求予定額 | 最終的な請求確定額を確認 |
| 確定料金 7,500円 | その月に請求される総額 | 通常どおり支払いが必要 |
したがって、「6,000円払えば終わり」「7,500円払えば終わり」と請求総額だけから判断することはできません。まず、その中に含まれる機種代金がいくらなのかを見る必要があります。
具体例:残金5万円で今月返却した場合
分かりやすくするため、再分割中の残額が50,000円、毎月の再分割支払金が2,500円だと仮定します。
今月プログラムを利用して端末を返却し、返却条件を満たした場合、原則として今月分までの2,500円は支払い対象となり、翌月以降に予定されていた47,500円分については支払いが不要になる、という考え方です。
この場合、50,000円を一括で払う必要はありません。また、スマートフォン回線の料金やオプション料金が別に5,000円あるなら、その5,000円は当然ながらカエドキプログラムとは関係なく支払います。
つまり「今月の請求額が7,500円だったので、それを払えば端末残債も全部清算」という表現より、「今月までに発生した料金を支払い、翌月以降の対象となる再分割支払金が免除される」と理解するのが正確です。
返却を申し込んだ日だけで即座に残金がゼロになるわけではない
注意したいのは、「返却を申し込むボタンを押した瞬間に残金がゼロになる」とは限らない点です。プログラムを利用するには、対象端末を実際にドコモへ返却し、ドコモが定める返却条件や査定条件を満たす必要があります。
ドコモ公式では、いつでもカエドキプログラム+の適用条件として、対象機種を所定の条件に基づいて返却することを定めています。郵送の場合も利用申し込みを行ったうえで端末を返送します。[参照] NTTドコモ「いつでもカエドキプログラム+ 適用条件」
月末に手続きをする場合は、申し込み日・返却日・ドコモ側での処理時期によって請求画面への反映に時間差が生じることも考えられます。My docomoの残額表示がすぐに変わらなくても、それだけでプログラムが適用されていないとは判断できません。
端末の状態によっては故障時利用料が発生する
もう一つ確認しておきたいのが端末の査定です。返却すればどんな状態でも無条件で残りの支払いが免除されるわけではありません。
ドコモが定める査定基準を満たさない端末でも、条件によっては故障時利用料を支払うことでプログラムを利用できます。いつでもカエドキプログラム+では、23か月目以降の利用の場合、公式案内上の故障時利用料は2,200円です。[参照] NTTドコモ「いつでもカエドキプログラム+ 故障時利用料」
画面割れや端末の故障がある場合は、返却前に自分の端末が査定条件を満たすか確認しておくと安心です。初期化やアカウント解除など、返却前に必要な作業も忘れないようにしましょう。
My docomoでは「請求額」ではなく機種代金の内訳を見る
返却前後に確認したいのは、携帯料金全体の「未確定6,000円」「確定7,500円」といった数字だけではありません。My docomoで機種代金の分割支払金と残額を確認することが重要です。
例えば月額7,500円の内訳が「ahamo等の通信料金3,000円+機種代金2,500円+オプション2,000円」なら、カエドキプログラムで今後不要になる可能性があるのは基本的に機種代金部分です。回線料金やオプションまで消えるわけではありません。
返却手続き後も翌月の請求が発生したように見えた場合は、その請求が「前月までに発生した機種代金」なのか「翌月以降の再分割支払金」なのかを明細で確認してください。
まとめ:再分割中は残金全額ではなく返却月までの支払いを考える
いつでもカエドキプログラム+を利用し、すでに残価の再分割期間に入っている場合、条件を満たして端末を返却すれば、残っている再分割支払金を一括で支払う必要はありません。
基本的な考え方は「返却した月までに発生する機種代金は支払い、返却した翌月以降の再分割支払金は不要になる」です。例えば残金が5万円あっても、5万円を払って終了するという仕組みではありません。
また、「未確定6,000円」「確定7,500円」という表示は通信料金などを含む総請求額の可能性があるため、その数字だけで端末代の清算額を判断しないことが重要です。My docomoで機種代金の内訳を確認しましょう。
最終的には返却時期、査定結果、現在何回目の再分割支払いなのかによって個別の請求額が決まります。月末でサポートにつながりにくい場合でも、まずはMy docomoの「機種代金」「分割支払金残額」とプログラム利用状況を確認すると、自分が今月までに何を支払い、翌月以降何が不要になるのかを整理しやすくなります。


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