Googleの「AIモード」とは何?突然表示された画面・機能・AIによる概要との違いを解説

Google Chrome

Google検索を使っていると、検索画面に「AIモード」と表示されたり、従来の検索結果とは違ってAIが文章で回答する画面が表示されたりすることがあります。見慣れない画面のため、「これは何?」「勝手に別のサービスへ移動した?」「危険なサイトではない?」と戸惑うこともあります。

Googleの「AIモード(AI Mode)」は、Google検索に組み込まれている生成AIを活用した検索機能です。通常のGoogle検索よりも会話形式で質問しやすく、複雑な質問についてAIがウェブ上の情報を調べ、回答と関連リンクをまとめて提示します。Google公式ヘルプでも「Google の最も強力な AI 検索機能」と説明されています。[参照] Google検索ヘルプ「AIモード」

ただし、質問文に画像や具体的な表示内容がない場合、「これは」がAIモード画面内のどのアイコン・文章・警告・機能を指しているのかまでは特定できません。この記事では、まずAIモードそのものが何なのか、表示される情報をどう見ればよいのかを整理します。

GoogleのAIモードは「検索+生成AI」の機能

従来のGoogle検索では、キーワードを入力すると関連するウェブページが検索結果として並び、利用者がそれぞれのページを開いて情報を確認する使い方が中心でした。

AIモードでは、それに生成AIによる回答機能が加わります。例えば「東京から大阪へ安く移動する方法を、所要時間も含めて比較して」と質問すると、単に検索結果を並べるだけでなく、質問内容を理解したうえで情報を整理した回答を生成できます。

さらに回答を読んだあと、「では荷物が多い場合は?」「朝9時までに到着するなら?」と続けて質問できます。Googleは、AIモードではフォローアップ質問によってさらに詳しく調べられると説明しています。

AIモードは質問を分解して複数の検索を行うことがある

AIモードの特徴の一つが、Googleが「クエリ ファンアウト」と呼ぶ仕組みです。Googleによると、質問を複数のサブトピックへ分割し、それぞれについて同時に検索することで、通常の検索より広く関連情報を探します。[参照] Google「検索におけるAI」

例えば「一人暮らしで電気代を抑えながら夏を快適に過ごす方法」と質問した場合、エアコンの使い方、電気料金、省エネ、室温管理など複数の観点を調べ、それらを組み合わせた回答が生成されるイメージです。

このため、単語を数個入力する従来型の検索だけでなく、「○○と△△を比較して」「この条件ならどちらがおすすめ?」といった長い文章でも質問しやすくなっています。

「AIによる概要」と「AIモード」は同じではない

Google検索には「AIによる概要(AI Overviews)」という機能もあります。名前が似ているため混同しやすいのですが、AIモードとは使い方が少し異なります。

機能 特徴
通常のGoogle検索 ウェブページなどの検索結果を中心に表示
AIによる概要 通常の検索結果上で、AIが検索内容の概要を提示することがある
AIモード AIとの対話を中心に、複雑な質問や追加質問をしながら検索できる

Google自身も、AIモードについて「AIによる概要」でできることを、より高度な推論や対話方法によって拡張した機能と説明しています。[参照] Google検索ヘルプ

したがって、検索結果の上部にAI回答が少し表示された場合と、画面上で「AIモード」を選択して会話形式の検索画面になった場合では、利用している機能が異なる可能性があります。

AIモードが表示されてもウイルスや不正サイトとは限らない

Google検索のデザインが突然変わったように見えると、ウイルスや不正広告を疑う人もいます。しかし、Google公式の検索画面やGoogleアプリ内に表示される「AIモード」はGoogleが提供している正式な検索機能です。

Googleでは機能追加や画面変更が順次行われるため、以前はなかったボタンが表示されることがあります。またSearch Labsでは、一般提供されているAIモードより先に新機能を試験的に利用できる場合があります。[参照] Google検索ヘルプ「Search LabsのAIモード」

ただし、ブラウザー上の見た目だけで本物のGoogleかどうかを判断するのは危険です。Googleを装ったフィッシングサイトなどの可能性もあるため、ログイン情報やクレジットカード情報を求められた場合など、不審な挙動があればアドレス欄のドメインも確認しましょう。

AIモードでは画像やファイルについて質問できる場合もある

AIモードは文字だけの検索に限定されません。Google公式ヘルプでは、テキスト、音声、画像、ファイルなどを使って質問できる機能が案内されています。利用できる入力方法は端末や提供状況などによって異なる場合があります。

例えば、写真を使って「これは何という植物?」「この製品は何に使うもの?」と調べたり、ファイルの内容について質問したりする使い方が考えられます。

そのため、AIモード内でカメラ、マイク、画像・ファイル追加など、従来の検索画面では見慣れなかったアイコンが表示されることがあります。アイコンだけを見て異常な機能が追加されたと考える必要はありません。

AIモードの回答が必ず正しいとは限らない

AIモードで最も重要な注意点は、Googleが生成した回答だからといって100%正確とは限らないことです。Google自身も公式ヘルプで、AIによる回答には間違いが含まれる可能性があると注意を促しています。

生成AIは複数の情報を分かりやすくまとめることが得意な一方で、情報を取り違えたり、質問の意図を誤解したり、古い情報をもとに回答したりする可能性があります。

特に医療、法律、税金、投資、契約、行政手続きなど重要な判断に使う情報は、AIの回答だけで決定しないことが大切です。回答内に表示されるリンクから、官公庁、メーカー、医療機関などの一次情報を確認すると安全です。

AIモードに表示されるリンクは何のため?

AIモードは、AIだけで完結するチャットサービスというより、Google検索と生成AIを組み合わせた機能です。そのため回答の周辺には、情報をさらに確認できるウェブページへのリンクが表示されます。

例えば製品について質問した場合、メーカー公式サイト、販売ページ、解説記事などへのリンクが提示されることがあります。気になる情報があればAIの文章だけで終わらせず、リンク先で原文を確認できます。

「AIが答えた内容」と「リンク先のサイトに実際に書かれている内容」が必ず完全に一致するとは限らないため、重要な情報ほどリンク先まで確認するのがおすすめです。

「これは何?」だけでは画面内の対象を特定できない場合がある

AIモードを使っていて、突然見慣れない文章、マーク、カード、ボタンなどが表示された場合、「これは何ですか」と質問したくなることがあります。しかし、第三者がその画面を見られない状態では、何を指しているのか特定できません。

例えば同じAIモード画面でも、「鎖のようなマーク」「カメラのマーク」「Search Labsのフラスコ」「回答横のサイトリンク」「警告文」では意味がまったく異なります。

このような場合は、個人情報を隠したスクリーンショット、表示された文章、使用している端末などの情報があると判断しやすくなります。メールアドレス、氏名、住所、検索履歴などが写っている場合は、画像を共有する前に隠すのが安全です。

まとめ:GoogleのAIモードは生成AIを組み込んだ検索機能

GoogleのAIモードは、通常のGoogle検索に生成AIの推論・対話機能を組み合わせた検索サービスです。複雑な質問を文章で入力したり、回答に対して追加質問をしたり、ウェブ上の関連情報をさらに調べたりできます。

Google公式の検索画面に表示されている「AIモード」そのものは、Googleが提供する正式な機能であり、表示されたという理由だけでウイルスや不正サイトと判断する必要はありません。

一方、AIモードが生成する回答には誤りが含まれる可能性があります。重要な内容については、回答と一緒に提示されるウェブリンクや公式情報まで確認することが大切です。

また、「これはなんですか」という疑問がAIモードそのものではなく、AIモード内に表示された特定の文章・アイコン・画像・エラーなどを指している場合は、その表示内容が分からなければ正確な特定はできません。その場合は個人情報を隠したスクリーンショットや表示された文章を確認することで、何の機能なのかをより具体的に判断できます。

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