Safariで検索やWeb閲覧をしていると、「AIによる概要」やAIが生成した要約が表示されることがあります。これを消したい場合、最初に確認したいのは、その表示がSafari自身の機能なのか、Safariで開いているGoogle検索の機能なのかという点です。
特にGoogle検索結果の上部に「AIによる概要」と表示されている場合、それはSafariの機能ではなくGoogle検索側の「AI Overviews」です。2026年8月時点のGoogle公式ヘルプでは、この通常の「AIによる概要」はGoogle検索の主要機能であり、完全に無効化する設定は用意されていません。一方、検索後に「ウェブ」フィルタを選択すると、AIによる概要などを含まないテキストベースのWebリンク中心の結果を表示できます。
これとは別に、SafariにはApple Intelligenceを使ってWebページを要約する機能や「ハイライト」があります。こちらはApple側の機能なので、対処方法が異なります。
この記事では、Safariで目にするAI要約を種類別に見分け、Googleの「AIによる概要」を避ける方法、Apple Intelligenceの要約を使わない方法、検索エンジン自体を変更する方法まで解説します。
- まず確認:「AIによる概要」はSafariではなくGoogle検索の機能かもしれない
- Google検索の「AIによる概要」は完全にオフにできる?
- GoogleのAIによる概要を表示したくない場合は「ウェブ」フィルタを使う
- Google Labsをオフにしても通常のAIによる概要まで消えるとは限らない
- Safariの検索エンジンをGoogle以外へ変更する方法もある
- Safari自身にもApple IntelligenceによるWebページ要約機能がある
- SafariのApple Intelligenceによる要約を使いたくない場合
- Safariの「ハイライト」に表示される概要も別機能
- どの「AI概要」なのか簡単に見分ける方法
- 検索候補を消すだけならSafariの設定で変更できる
- 「気をそらすものコントロール」でAI概要を隠す方法は確実ではない
- CookieやSafariの履歴を消してもAIによる概要は基本的に消えない
- Safariを再インストール・初期化する必要もない
- AIによる概要をできるだけ見ずに検索したい場合のおすすめ手順
- まとめ:Googleの「AIによる概要」とSafariの要約は別物
まず確認:「AIによる概要」はSafariではなくGoogle検索の機能かもしれない
Safariを使っていると、画面に表示されたものをすべてSafariの機能だと思いやすいですが、Webページ内の表示はそのサイト側が提供しているものも多数あります。
Googleで検索した直後、通常の検索結果より上に「AIによる概要」と書かれた文章と参照リンクが表示される場合は、Google検索が提供しているAI機能です。
Google公式ヘルプでは、AIによる概要について、複数の情報源から情報をまとめることが有用だとシステムが判断した検索などで表示されるAI生成のスナップショットと説明しています。
[参照] Google検索ヘルプ「Google検索のAIによる概要で、情報をすばやく簡単に見つける」
つまり、Safariの設定画面を探してもGoogle検索結果内の「AIによる概要」を直接オフにする設定は見つかりません。表示しているWebサービスがGoogleだからです。
Google検索の「AIによる概要」は完全にオフにできる?
2026年8月時点のGoogle公式ヘルプでは、通常の検索結果に組み込まれている「AIによる概要」は、ナレッジパネルなどと同様にGoogle検索の主要機能であり、機能自体を無効にすることはできないと明記されています。
そのため、Safariで「設定」→「Safari」を探したり、Googleアカウントの一般設定を変更したりしても、通常のAIによる概要を恒久的に完全オフにする公式スイッチはありません。
ここは「Safariなら消せる」「Google Labsをオフにすれば全部消える」と誤解しやすい部分です。Googleの通常機能として提供されているAIによる概要と、Labsで試験提供されているAI機能は分けて考える必要があります。
GoogleのAIによる概要を表示したくない場合は「ウェブ」フィルタを使う
Googleが公式に案内している代替方法は、検索後に「ウェブ」フィルタを選択することです。
Google公式ヘルプによると、「ウェブ」フィルタではAIによる概要などの検索機能を含めず、テキストベースのリンクのみを中心に表示できます。
たとえばSafariで「東京 観光」とGoogle検索してAIによる概要が表示された場合、検索結果上部にある検索カテゴリから「ウェブ」を選択します。「ウェブ」がすぐ見えない場合は、「もっと見る」などの中に入っていることがあります。
Google検索を使い続けながらAIによる概要を避けたい場合、現時点では「検索後にウェブフィルタを使う」のがGoogle公式情報に沿った方法です。
Google Labsをオフにしても通常のAIによる概要まで消えるとは限らない
Googleには「検索におけるAI」など、新しいAI機能を試すLabsがあります。Google公式ヘルプでは、Labsで参加している試験運用版についてはオフにできると案内されています。
しかし、ここで注意したいのは、LabsのAI機能をオフにすることと、通常のGoogle検索に組み込まれた「AIによる概要」を無効にすることは同じではないという点です。
Googleは通常のAIによる概要について、検索の主要機能なので無効化できないと説明しています。したがって、Labsをオフにしたのに「AIによる概要」がまだ表示されるのは、必ずしも設定ミスではありません。
「以前Labsに参加したからAIが出ている」と考えている場合は、この違いを押さえておくと混乱しにくくなります。
Safariの検索エンジンをGoogle以外へ変更する方法もある
GoogleのAIによる概要そのものを見たくないのであれば、Safariで使用する既定の検索エンジンを変更するという選択肢もあります。
iPhoneでは、基本的に「設定」→「アプリ」→「Safari」と進み、検索エンジンの項目から利用する検索サービスを選択できます。利用可能な検索エンジンは地域やOSバージョンによって異なる場合があります。
[参照] Appleサポート「iPhoneのSafariでWebサイトを検索する」
たとえばGoogleから別の検索エンジンへ変更すると、Safariの検索欄へ普通のキーワードを入力したとき、その検索サービスで検索されるようになります。
ただし、別の検索エンジンならAI機能が一切表示されないとは限りません。各検索サービスが独自のAI検索や要約機能を導入している可能性があるため、実際の表示を確認して選ぶ必要があります。
Safari自身にもApple IntelligenceによるWebページ要約機能がある
Google検索のAIによる概要とは別に、現在のSafariにはApple Intelligenceを利用してWebページを要約する機能があります。
Apple公式ガイドでは、iPhoneのSafariでページメニューボタンをタップし、「要約」を選択するとApple IntelligenceがWebページの要約を生成できると案内されています。
[参照] Appleサポート「iPhoneのSafariでApple Intelligenceを使用する」
Mac版Safariにも同様に、ページメニューからWebページを要約する機能があります。
[参照] Appleサポート「MacのSafariでApple Intelligenceを使用する」
こちらはGoogle検索結果が生成しているAIによる概要とは別物です。
SafariのApple Intelligenceによる要約を使いたくない場合
Safariのページメニューから利用するApple Intelligenceの「要約」であれば、必要がなければ「要約」を選択しなければ利用する必要はありません。
Apple Intelligence自体を使用したくない場合、iPhoneでは「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」からApple Intelligenceをオフにできます。
[参照] Appleサポート「iPhoneでApple Intelligenceを使用する」
ただし、Apple IntelligenceをオフにするとSafariの要約だけではなく、対応するほかのApple Intelligence機能にも影響します。Safariの要約だけを消したいのにApple Intelligence全体を無効化するのは影響範囲が大きいため、用途を確認してから変更するとよいでしょう。
Safariの「ハイライト」に表示される概要も別機能
Safariには「ハイライト」という機能もあり、Webページによっては概要や経路、人、音楽、映画などに関する情報を表示できます。
Apple公式ガイドによると、ハイライトが利用できるページでは、検索フィールド左側のページメニューボタンがハイライトボタンに変わり、それをタップすると概要などの情報を確認できます。
[参照] Appleサポート「iPhoneのSafariでWebページのハイライトを表示する」
したがって、Safari上で「概要」を見たという場合でも、Google検索のAIによる概要、Apple Intelligenceの要約、Safariのハイライトの少なくとも複数の可能性があります。
どの「AI概要」なのか簡単に見分ける方法
表示場所を見ると、おおよそ判別できます。
| 表示される場面 | 機能 | 主な対処 |
|---|---|---|
| Google検索結果上部に「AIによる概要」と表示 | Google検索のAI Overviews | 完全オフ不可。「ウェブ」フィルタを利用 |
| Safariのページメニューから「要約」を実行 | Apple Intelligence | 使わない、またはApple Intelligence全体をオフ |
| Safariのハイライトボタンから概要が表示 | Safariのハイライト | ハイライトを開かず通常ページを閲覧 |
| 検索欄に文字を入れた段階で候補が表示 | 検索候補 | Safariの検索候補設定を確認 |
特に「Googleで検索したら毎回上のほうに長いAI文章が出て邪魔」という場合は、SafariのApple IntelligenceではなくGoogle検索のAIによる概要である可能性が高いでしょう。
検索候補を消すだけならSafariの設定で変更できる
AIによる概要ではなく、Safariの検索欄へ文字を入力したときに検索候補が大量に表示されることを「AIの表示」と感じているケースもあります。
Apple公式ガイドでは、iPhoneの「設定」→「アプリ」→「Safari」から「検索エンジンの候補」をオフにできると案内されています。
[参照] Appleサポート「iPhoneのSafariでWebサイトを検索する」
これはGoogle検索結果のAIによる概要を消す設定ではありません。検索を実行する前にSafariへ表示される候補を調整するための設定です。
「気をそらすものコントロール」でAI概要を隠す方法は確実ではない
Safariには、Webページの特定要素を非表示にする「気をそらすものコントロール」があります。iPhone・iPadではiOS 18/iPadOS 18以降、MacではmacOS Sequoia以降で利用できます。
[参照] Appleサポート「SafariでWebページ上の気をそらす項目を非表示にする」
この機能を使えばWebページ上の一部要素を指定して隠せる場合がありますが、Google検索結果のAIによる概要を恒久的に消す公式な方法としてはおすすめできません。
Apple自身も、頻繁に内容が変更される要素については「気をそらすものコントロール」で完全に非表示にできるとは限らないと説明しています。Google検索結果は検索語ごとに内容・構造が変化するため、毎回安定してAI概要だけを除去できる保証はありません。
CookieやSafariの履歴を消してもAIによる概要は基本的に消えない
Google検索のAIによる概要を消す目的でSafariの履歴やCookieを削除しても、基本的な解決にはなりません。
AIによる概要は端末に保存された不具合データではなく、Google検索側が検索結果の機能として提供しているものだからです。
Cookieを削除するとログイン状態やWebサイト設定が解除されることもあるため、「AIによる概要を消したい」という理由だけで最初に履歴やCookieを全削除する必要はありません。
Safariを再インストール・初期化する必要もない
Google検索結果の「AIによる概要」が気になるだけなら、Safariの故障ではありません。そのためSafariを初期化したり、iPhoneをリセットしたりする必要はありません。
SafariでGoogleを開けばGoogle側の検索機能が表示されるため、同じGoogle検索を別のブラウザで利用してもAIによる概要が表示される場合があります。
「ChromeではGoogleのAI、SafariではSafariのAI」という単純な区分ではありません。ブラウザと検索エンジンは別のサービスであることを理解すると原因を判断しやすくなります。
AIによる概要をできるだけ見ずに検索したい場合のおすすめ手順
Google検索を使い続けたい場合は、次の順番で対応すると分かりやすいでしょう。
- AI概要がGoogle検索結果内に表示されているか確認する
- Google検索なら検索結果の「ウェブ」フィルタを選択する
- Labsへ参加している場合は不要な試験AI機能をオフにする
- それでもGoogleの通常AI概要が嫌ならSafariの既定検索エンジン変更を検討する
- Safariのページメニューから出した要約なら、Apple Intelligence側の機能と判断する
- Apple Intelligence自体が不要なら設定から全体をオフにする
最も重要なのは「SafariのAIを消す」という一括した設定を探すのではなく、表示しているAI概要の提供元を確認してから設定を変えることです。
まとめ:Googleの「AIによる概要」とSafariの要約は別物
Safariで表示される「AIによる概要」を消したい場合、まずそれがGoogle検索結果の「AIによる概要」なのか、SafariのApple IntelligenceによるWebページ要約なのかを確認してください。
Google検索結果に表示される「AIによる概要」であれば、2026年8月時点のGoogle公式情報では通常機能を完全にオフにする設定はありません。Googleは代替方法として、検索後に「ウェブ」フィルタを選び、AIによる概要などを含まないテキストリンク中心の検索結果を表示する方法を案内しています。
Google Labsの「検索におけるAI」をオフにすることはできますが、これは試験運用機能に対する設定であり、通常のAIによる概要を完全に無効化するものではありません。
GoogleのAI表示自体を避けたい場合は、Safariの既定の検索エンジンを別サービスへ変更する方法もあります。ただし、変更先の検索サービスにも独自のAI機能がある可能性があります。
一方、Safariのページメニューから利用する「要約」はApple Intelligenceの機能です。必要なければ利用しないようにし、Apple Intelligenceそのものが不要であれば「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」からオフにできます。ただし、その場合はSafari以外のApple Intelligence機能にも影響します。
Google検索画面の「AIによる概要」を消したい場合はSafari設定ではなくGoogle側の問題として考え、「ウェブ」フィルタを使うのが現在の公式な回避方法です。
[参照] Google検索ヘルプ「Google検索のAIによる概要」
[参照] Appleサポート「iPhoneのSafariでApple Intelligenceを使用する」
[参照] Appleサポート「iPhoneでApple Intelligenceを使用する」


コメント