アパートやマンションに無料Wi-Fi・インターネット設備が付いている場合、個人で契約しているSoftBank Airなどの自宅用インターネットを残すべきか迷うことがあります。月額約5,000円を支払っているなら、年間では約6万円になるため、使わない回線を二重に契約するのは大きな固定費になります。
ただし、アパートのWi-Fiは物件によって通信速度や安定性が大きく異なります。すぐにSoftBank側を解約するのではなく、まず数日~1週間ほどアパートのWi-Fiだけで普段どおり生活し、問題がないことを確認してから解約を判断するのが失敗しにくい方法です。
また、「ソフトバンクのWi-Fi機械」がSoftBank Airなのか、SoftBank 光で使っているWi-Fiルーターなのかによって、解約方法や機器の扱いが違います。この記事ではSoftBank Airを中心に、集合住宅の無料Wi-Fiと個人回線を二重に持つ必要があるのかを解説します。
アパートのWi-Fiだけで困らないなら個人回線を残す必要性は低い
アパートのインターネット料金が家賃や管理費に含まれていて、追加料金なしでWi-Fiを利用できるのであれば、それだけで日常のインターネット利用をまかなえることがあります。
スマートフォンでWebサイトやSNSを見る、YouTubeや動画配信サービスを視聴する程度で、アパートのWi-Fiが安定しているなら、別途SoftBank Airへ毎月数千円を支払うメリットは小さくなります。
例えば個人回線に月5,000円支払っている場合、解約できれば単純計算で年間60,000円の固定費を減らせます。引っ越し予定も当面なく、アパートの回線で十分なら、個人回線の整理を検討する価値は高いでしょう。
ただしアパートの無料Wi-Fiは夜に遅くなることがある
集合住宅のインターネットで注意したいのが、住人で設備や回線を共有している場合があることです。物件の設備構成によっては、利用者が増える夜間などに速度が低下することがあります。
昼間に速度を測って快適だったとしても、夜の20~23時ごろにYouTubeを見たら頻繁に止まる、ビデオ通話が不安定になる、といったこともあり得ます。そのため、昼間だけ試して判断するのはおすすめできません。
特にオンラインゲーム、リモートワーク、頻繁なビデオ会議、大容量ファイルの送受信などをする場合は、速度だけでなく通信の安定性や遅延も重要になります。一方、スマートフォンで動画やSNSを楽しむ程度なら、無料Wi-Fiで十分なケースも多くあります。
解約前に1週間「アパートWi-Fiだけ」で試してみる
最も分かりやすい判断方法は、現在のSoftBank Airなどをすぐ解約せず、一時的に使わない状態にしてアパートのWi-Fiだけで生活してみることです。
例えばSoftBank AirならスマートフォンのWi-Fi接続先をアパート側のSSIDへ変更し、Airターミナルには接続しないようにします。その状態で平日・休日、朝・昼・夜と数日間使ってみます。
確認したいのは、YouTubeが高画質で止まらないか、WebサイトやSNSが快適か、アプリのダウンロードに極端な時間がかからないか、部屋の中でWi-Fiが届きにくい場所がないか、といった点です。
1週間程度使って「SoftBank Airを使わなくても何も困らなかった」と感じるなら、個人回線を残す必要性はかなり低くなります。
アパートWi-FiとSoftBank Airを比較するポイント
どちらを残すべきか迷う場合は、月額料金だけでなく実際の使い勝手を比較しましょう。
| 確認項目 | アパートWi-Fi | SoftBank Air |
|---|---|---|
| 追加の月額料金 | 無料・家賃込みなら追加負担なし | 契約プランに応じた月額料金 |
| 通信品質 | 物件の設備・混雑状況による | SoftBankの電波状況・混雑状況などによる |
| 夜間の速度 | 住人の利用状況で低下する場合あり | モバイルネットワークの混雑等で変動する場合あり |
| 工事 | すでに設備があれば不要 | SoftBank Airは工事不要 |
| 費用を抑えたい場合 | 追加料金なしなら有利 | 別途料金がかかる |
SoftBank Airも携帯電話と同様に電波を利用するサービスなので、必ずアパートの固定回線より速いとは限りません。SoftBank公式も、利用環境や回線の混雑状況などによって通信速度が低下する場合があると案内しています。[参照] SoftBank「SoftBank Air」
「アパートにWi-Fi設備あり」の意味は管理会社に確認する
物件情報に「Wi-Fiあり」「インターネット対応」「インターネット無料」などと書かれていても、意味は同じとは限りません。単にインターネット回線を引ける設備があるだけで、利用には個別契約が必要な物件もあります。
一方、「インターネット無料」で各部屋にLAN端子やWi-Fi設備があり、家賃以外の契約が不要な物件もあります。現在実際に接続できていても、退去まで無料なのか、通信容量などの制限があるのかは確認しておくと安心です。
解約前に管理会社や大家へ「このWi-Fiは入居中ずっと追加料金なしで使えるか」「個別のプロバイダー契約は不要か」「障害時の問い合わせ先はどこか」を確認しておくと、契約を整理しやすくなります。
無料Wi-Fiのセキュリティも確認しておく
アパートのWi-Fiをメイン回線にするなら、接続方法も確認しましょう。各部屋専用のSSID・パスワードが発行されているタイプなのか、建物の住人が共通のWi-Fiへ接続するタイプなのかによって環境が異なります。
共通ネットワークを利用する場合は、ネットワーク側で端末同士の通信を遮断する仕組みが適切に設定されているかなど、利用者側から判断しにくい部分もあります。提供事業者の案内を確認し、OSやブラウザを最新に保つことも重要です。
銀行や通販など重要なサービスではHTTPS接続を利用し、不審な証明書警告が表示された場合はそのまま進まないなど、基本的なセキュリティ対策も継続しましょう。
SoftBank Airを解約する前に端末代金を必ず確認する
アパートWi-Fiで十分だと分かっても、SoftBank Airをその場ですぐ解約する前に確認したいのがAirターミナルの端末代金です。
SoftBank AirではAirターミナルを購入して利用しているケースがあり、回線サービスを解約しても、端末の分割支払金が残っていればその支払いは続きます。SoftBank公式でも、解約時に割賦契約の残金がある場合は引き続き支払いが必要と案内されています。[参照] SoftBank「SoftBank Air解約時の機器代金」
そのため、「月5,000円が丸ごとなくなる」と思って解約したら、Airターミナルの分割代だけ数か月残った、ということもあり得ます。My SoftBankで現在の契約内容と機器代金の残債を確認してから判断してください。
レンタル機器なら返却が必要な場合がある
「ソフトバンクのWi-Fi機械」が何なのかも確認が必要です。SoftBank AirのAirターミナルを購入している場合と、SoftBank 光などでレンタルしている機器では解約後の扱いが異なります。
レンタル品の場合は、解約後に所定の期限までに機器を返却する必要があります。返却対象や返却方法を確認せずに処分してはいけません。SoftBankでは解約時の機器返却について公式サポートで案内しています。[参照] SoftBank「解約後の機器返却」
購入品の場合は基本的に自分の所有物ですが、分割払いが終わっているとは限りません。「機械が手元にある=もう端末代を払い終えている」とは限らないので注意しましょう。
スマホのセット割がなくならないかも確認する
SoftBankのスマートフォンを利用している場合、自宅のインターネットとの組み合わせで「おうち割 光セット」などの割引を受けている可能性があります。ワイモバイルでも対象の固定通信サービスとの組み合わせによる割引があります。
SoftBank Airを解約すると、条件を満たさなくなったスマホ側のセット割が終了する可能性があります。そのため、回線料金が約5,000円下がっても、スマホ料金がその分少し上がる場合があります。
例えば家族数人のスマートフォンに割引が適用されている場合は影響が大きくなることがあります。逆に一人暮らしでセット割を利用していないなら、解約による節約効果がそのまま大きくなりやすいでしょう。[参照] SoftBank「おうち割 光セット」
まとめ:アパートWi-Fiで十分なら二重契約を続ける必要性は低い
アパートに追加料金なしで使えるWi-Fiがあり、通信速度・安定性ともに普段の使い方で問題がないのであれば、月約5,000円を支払って個人のインターネット回線を二重に維持する必要性は低くなります。
おすすめなのは、まずSoftBank側のWi-Fiを使わずに数日~1週間生活し、特に利用者が増える夜間でもアパートWi-Fiが快適か確認する方法です。動画、SNS、ゲーム、ビデオ通話など普段行うことを一通り試し、不満がなければ解約を検討しやすくなります。
ただし解約前には、アパートWi-Fiが本当に追加料金なしで継続利用できるか、SoftBank Airなどの端末残債がないか、レンタル機器の返却が必要か、スマホのセット割が終了しないかを確認してください。
当面引っ越す予定がなく、アパートの回線だけで十分なら、使っていない個人回線を整理することで年間数万円の固定費削減につながる可能性があります。反対に、夜になると極端に遅い、仕事で安定した通信が必要、障害時の予備回線が必要といった事情があるなら、個人回線を残す価値があります。


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