インターネットで以前見た面白動画をもう一度探そうとしても、タイトルや投稿者が分からず、「おばあちゃん」「警察」「スピードガン」のような場面だけを覚えていることがあります。特に転載を繰り返された海外動画や短いコメディ動画は、YouTube・TikTok・Xなどで別タイトルが付けられるため、元動画までたどり着くのが難しくなります。
今回探しているのは、記憶を整理すると「おばあちゃんらしき女性がいる」「男性または車が高速で通過する」「警察官が速度計測器(スピードガン・レーダーガン)を使用する」「結果としておばあちゃんの速度が異常に速いことになってしまう」というオチのある動画です。
この特徴を日本語・英語の両方で調査しましたが、現時点では条件がすべて一致する元動画を信頼できる形では特定できませんでした。一方で、よく似た「おばあちゃん+スピードガン」の有名動画が複数存在するため、それらとの違いを整理すると目的の動画を探しやすくなります。
探している動画の特徴を整理
記憶されている場面では、まずおばあちゃんが道路付近にいます。「歩いていたかどうかは覚えていない」という点から、歩行中だったとは断定できず、立っていた・座っていた・別の乗り物に乗っていた可能性も残ります。
その近くを男性が運転する車などが非常に速い速度で通過し、警察官が速度計測器を向けます。そして本来なら高速で通過した車両の速度を測定する場面なのに、なぜかおばあちゃん側を測定したような結果になり、「おばあちゃんがあり得ない速度で移動している」ように見えることが笑いどころだった、というのが重要な特徴です。
この構成から考えると、実際の交通取り締まりを偶然撮影したニュース映像よりも、最初からオチを作った海外のコメディ動画、CM、ショートムービー、テレビ番組のスケッチなどだった可能性があります。
有名な「スピードガンおばあちゃん」の動画とは内容が違う
検索すると非常によく出てくるのが、米国モンタナ州のPatti Baumgartnerさんに関する動画です。道路を高速で走る車を減速させるため、おばあちゃんがヘアドライヤーをスピードガンのように構えていたという実話で、2019年に広く報道されました。[参照] LiveNOW from FOX
Pattiさんは道路脇に座り、通過するドライバーからスピード測定をしているように見えるようヘアドライヤーを向けていました。この行動は地元警察の目にも留まり、名誉トルーパーとして帽子やバッジを贈られたことも報じられています。
しかし、この映像は「車が通過した結果、おばあちゃんがものすごい速度だと計測される」という内容ではありません。そのため、今回の記憶と似た要素はあるものの、探している動画とは別物である可能性が高いと考えられます。
イギリスにもヘアドライヤーを速度計測器に見せる女性の有名動画がある
もう一つ検索結果に頻繁に登場するのが、イギリスで女性がヘアドライヤーを速度計測器に見せかけ、通過する車を減速させた動画です。Jean Brooksさんという女性が、速度を出して通過する車への対策として行ったもので、こちらも大きく拡散されました。[参照] The Drive
「おばあちゃん」「道路」「スピードガンのような物」「高速で走る車」というキーワードがそろうため、検索エンジンでは今回探している動画よりこちらが優先的に表示されやすくなります。
しかし、この映像についても女性自身が偽物の速度計測器を構える内容であり、警察が測定した結果おばあちゃんが超高速になってしまうというオチではありません。
「Grandma」「Speed Gun」だけでは別動画が大量に出てくる
目的の動画が見つかりにくい理由の一つは、「grandma speed gun」「old lady radar gun」といった英語検索をすると、前述したヘアドライヤー動画が非常に多くヒットするためです。2019年に大きく報道されたため、現在でも検索結果の上位を占めやすくなっています。
さらに「警察+おばあちゃん+速度」という組み合わせでは、スピード違反で高齢女性が警察に止められるジョーク動画や、高齢者が遅すぎる速度で運転するジョークなども多数あります。
そのため、目的の動画を探すには「おばあちゃん」だけでなく、「高速で通過した別の車の速度がおばあちゃんに誤って計測される」というオチを検索語へ反映させる必要があります。
英語動画なら「old lady」「granny」「grandma」を入れ替えて探す
日本語で「おばあちゃん」と呼ばれて転載されていた動画でも、元動画のタイトルでは「grandma」とは書かれていない可能性があります。英語では「old lady」「elderly woman」「granny」「grandmother」など複数の表現が使われます。
また速度計測器についても「speed gun」だけではなく、「radar gun」「police radar」「speed radar」「speed camera」などの表現があります。例えば「old lady police radar gun funny」「granny speed gun speeding car」「grandma radar gun comedy」のように組み合わせを変えると候補が変わります。
さらにコメディ作品だった場合は、「funny」「comedy」「sketch」「commercial」「prank」などを追加するのが有効です。特に昔のCMがYouTubeへ転載されたものだった場合、「funny commercial」「old commercial」を追加すると発見できる場合があります。
実写のハプニング動画ではなくCMだった可能性もある
記憶の内容で特徴的なのは、速度計測器の対象が高速の車ではなくおばあちゃんになり、あり得ない速度が表示されるという「きれいなオチ」がある点です。実際のスピード測定で偶然そのような現象が起きたというより、映像作品として意図的に演出された可能性も考えられます。
海外の古いCMやコメディ映像は、商品名を消した状態で「Funny Grandma」「Funny Police」「Best Commercial Ever」のようなタイトルを付けて転載されることがあります。その転載だけを見た場合、視聴者にはCMだったこと自体が記憶に残らない場合があります。
例えば元動画では最後の数秒に企業ロゴが表示されていても、再投稿者がそこをカットしていれば、単なる海外のおもしろ動画に見えます。そのためYouTubeだけでなく「commercial」「advert」「TV ad」などを含めた検索も候補になります。
「男性が車で爆走した」という記憶も少し広げると見つけやすい
数年前に見た短い動画では、細部の記憶が入れ替わることがあります。「男性が車で爆走した」と覚えていても、実際にはバイク、自転車、スポーツカーなどだった可能性もあります。
同様に、おばあちゃんについても「歩いていた」と思っていたものが、実際には道路脇に立っていた、横断していた、ベンチに座っていたという可能性があります。検索するときに記憶を一つの条件へ固定しすぎると、正解の動画を除外してしまいます。
したがって、最も確度が高そうな「警察官が速度を測る」「高速で何かが通過する」「おばあちゃんが異常な速度として扱われる」という3点を軸に探すのがよいでしょう。
YouTubeの視聴履歴が残っているなら検索してみる
その動画をYouTubeで視聴したのであれば、Googleアカウントの履歴が残っている可能性があります。動画タイトルを覚えていなくても、視聴したおおよその時期が分かれば手掛かりになります。
YouTubeの履歴やGoogleの「マイ アクティビティ」では、アカウント設定や履歴保存状況によって過去のYouTube利用履歴を確認できます。[参照] YouTubeヘルプ「再生履歴の表示、削除、オンとオフの切り替え」
ただし、当時ログインしていなかった、再生履歴をオフにしていた、履歴を削除した、保存期間の設定によって削除済みになっている場合などは見つかりません。履歴がない場合は検索から探す必要があります。
昔友達へ送った履歴も有力な手掛かり
面白い動画は、一人で見るだけでなくLINEやXのDMなどで友達へ送っていることがあります。YouTube上から動画が削除されていても、当時送ったメッセージには動画タイトルやURLが残っている場合があります。
例えばLINEで「おばあちゃん」「これ面白い」「警察」「速度」など、自分が一緒に書きそうな言葉を検索すると、数年前に共有したリンクが見つかる可能性があります。
スマートフォンを長く使っている場合は、スクリーンショットや画面録画も確認してみましょう。サムネイルの一部だけでも残っていれば、Google画像検索などで元動画を探すための強い手掛かりになります。
元動画の特定には追加の記憶が重要
現時点の情報だけでは候補を一つに絞れませんが、いくつか追加情報があれば大幅に検索しやすくなります。
- 動画を見たおおよその年
- YouTube Shortsだったか通常動画だったか
- 海外の映像だったか日本の映像だったか
- 警察官の制服やパトカーの色
- おばあちゃんが歩いていた・座っていた・乗り物に乗っていたなどの状況
- 爆走したのが車・バイク・自転車のどれだったか
- 実写だったかアニメ・CGだったか
- 会話があったか、BGMだけだったか
- 速度表示が何km/h・mphだったか
- 最後に企業名や商品ロゴが表示されたか
特に「どこの国っぽかったか」「車かバイクか」「CMのような映像だったか」の3点が分かると、検索候補をかなり絞ることができます。
まとめ:似た有名動画はあるが、探している動画そのものは現時点で特定できない
「おばあちゃんの近くを車が爆走し、警察がスピードガンで測ったところ、おばあちゃんがものすごい速度で移動していることになった」という内容の動画について、日本語・英語の複数の検索語で調査しましたが、記憶されている内容と完全に一致する元動画は現時点では特定できませんでした。
検索で特に近いものとしては、2019年に話題になった米国モンタナ州のPatti Baumgartnerさんがヘアドライヤーを速度計測器に見せかけて車を減速させる映像や、イギリスのJean Brooksさんによる類似動画があります。しかし、どちらも「警察が測定した結果、おばあちゃんが超高速判定される」というオチではないため、別動画と考えるのが自然です。
探している動画は、実際の交通取り締まり映像ではなく、海外のコメディ、CM、ショートムービーなどだった可能性もあります。「grandma」だけでなく「old lady」「granny」、「speed gun」だけでなく「radar gun」を組み合わせ、「funny」「sketch」「commercial」などを加えて探す方法が有効です。
動画を見た年代、国、車種、おばあちゃんの行動、警察官の服装などを一つでも思い出せれば、候補をさらに絞り込めます。特に当時のYouTube履歴、LINEやDMで共有したURL、スクリーンショットが残っていれば、検索だけで探すより元動画へ到達できる可能性が高くなります。


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