Netflixで筑波大学のOpenVPN(VPN Gate)は使える?視聴できない原因と注意点を解説

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Netflixを利用する際、筑波大学のVPN Gateなどで公開されているOpenVPN対応のVPNサーバーを経由して視聴できるのか気になる人もいるでしょう。VPN Gateは筑波大学の学術実験プロジェクトとして提供されている公開VPNサービスですが、VPNへ接続できることと、Netflixを問題なく視聴できることは別の問題です。Netflix側にもVPN・プロキシ経由の接続に関する制限があるため、仕組みを理解しておく必要があります。

この記事では、NetflixとVPN Gate・OpenVPNの関係、視聴できる場合とできない場合がある理由、広告つきプランでの制限、無料の公開VPNを利用する際の注意点まで整理します。

筑波大学のOpenVPNとは?VPN Gateとの関係

一般に「筑波大学のOpenVPN」と呼ばれているものは、筑波大学が運営するVPN Gate Academic Experiment Projectで公開されているVPN中継サーバーを、OpenVPNプロトコルで利用することを指しているケースが多いです。

VPN Gateでは世界各地のボランティアが運営する公開VPN中継サーバーが掲載され、OpenVPNをはじめ複数の接続方式が用意されています。Windowsだけでなく、Mac、iPhone・iPad、AndroidなどからOpenVPNを利用する方法も公式サイトで案内されています。[参照:VPN Gate公式サイト]

したがって、技術的にはVPN Gateの対応サーバーへOpenVPNで接続し、その接続を使ってインターネットへアクセスすること自体は可能です。しかし、そこからNetflixの動画まで正常に再生できるかどうかはNetflix側の判定にも左右されます。

NetflixはVPN経由でも必ず視聴できるわけではない

Netflix公式ヘルプでは、VPNを利用するとデバイスやネットワークが実際の所在地とは異なる場所から接続しているように見える場合があると説明されています。また、VPN経由ではNetflixが世界的なライセンスを持つ一部の作品のみが表示される場合があり、地域で提供されている作品を見るにはVPNをオフにする必要が生じることがあります。[参照:Netflixヘルプセンター]

さらにNetflixがVPNまたはプロキシ経由の通信だと判断すると、「VPNまたはプロキシを使用しているようです」といったエラーが表示される場合があります。Netflix公式の案内でも、この場合の対処方法としてVPNをオフにして再度試すことが示されています。[参照:Netflixヘルプセンター]

つまり、VPN GateのOpenVPNに正常接続できたからといって、Netflixも必ず再生できるわけではありません。同じVPNサービスでも接続先IPアドレスなどによって状況が変わる可能性があるため、「VPN Gateなら常にNetflixで使える」と考えないことが重要です。

広告つきプランではVPNがサポートされていない

特に注意したいのがNetflixの契約プランです。Netflix公式ヘルプによると、広告つきプラン・広告つきアカウントではVPN経由の視聴はサポートされていません。また、ライブイベントについてもVPN経由での視聴はサポートされていません。[参照:Netflixヘルプセンター]

そのため、「OpenVPNには接続できていて普通のWebサイトも見られるのに、Netflixだけエラーになる」という場合には、まず契約しているNetflixのプランを確認する価値があります。

広告なしのプランであっても、すべてのVPNサーバーでNetflixの視聴が保証されるわけではありません。VPNとして通信できるか、Netflixがその接続をどのように判定するか、視聴しようとしているコンテンツが何か、といった条件が関係します。

VPN GateでNetflixが見られないときに起きていること

VPNを使用すると、通常は自宅のインターネット回線に割り当てられたIPアドレスではなく、VPNサーバー側のIPアドレスを経由して外部サービスへアクセスします。そのためNetflixから見ると、VPNサーバーが設置されている地域などからアクセスしているように認識される場合があります。

例えば日本にいる利用者が海外のVPN中継サーバーへ接続した場合、Netflix側から実際の所在地とは異なる国からの接続のように見えることがあります。逆に日本国内のVPNサーバーを利用した場合でも、そのIPアドレスがVPN・プロキシとして認識されればエラーになる可能性があります。

NetflixではVPNによる問題が発生した場合、同じネットワークで「fast.com」を開き、「詳細を表示」からClient欄の国を確認する方法も案内しています。表示される国と実際の所在地が異なる場合はVPNが有効になっている可能性があります。[参照:Netflixヘルプセンター]

VPN Gateは一般的な有料VPNとは性質が異なる

VPN Gateを利用するときには、Netflixで使えるかどうかだけでなく、サービスの性質も理解しておきたいところです。VPN Gateは筑波大学の学術実験プロジェクトであり、多数の公開VPN中継サーバーはボランティアによって提供されています。公式のサーバー一覧にも、サーバーごとの運営者、回線品質、稼働状況、ログポリシーなどが掲載されています。[参照:VPN Gate公式サイト]

つまり「筑波大学」という名称だけを見て、すべての接続先が大学自身によって同じ条件で運営されていると考えるのは適切ではありません。公開されている個々の中継サーバーについて、運営主体やログポリシーなどを確認したうえで利用する必要があります。

特にアカウント情報や決済情報などを扱うサービスを利用するときには、無料だからという理由だけでVPNを選ばず、サービスの仕組みやプライバシーポリシー、通信環境を理解することが大切です。

NetflixでVPNエラーが出た場合の対処方法

NetflixでVPN・プロキシに関するエラーが表示された場合、最も確実なのはVPNを切断し、通常利用しているインターネット回線へ戻してからNetflixを開き直す方法です。Netflix自身もVPN関連のエラーに対してVPNをオフにすることを案内しています。

VPNを切断してもエラーが残る場合には、Netflix公式ヘルプではネットワーク設定のリセットやモデム・ルーターを初期設定へ戻す方法なども案内しています。ただし、ネットワーク設定を変更している場合には、元の設定を確認してから操作した方が安全です。

また、VPNを使っていないつもりでも、セキュリティソフトなどに搭載されたVPN機能が有効になっている場合があります。NetflixだけでVPN関連エラーが発生する場合には、こうした機能についても確認すると原因を切り分けやすくなります。

まとめ:OpenVPNへの接続とNetflixの視聴可否は分けて考える

筑波大学のVPN GateではOpenVPNに対応した公開VPNサーバーが提供されているため、対応する端末からOpenVPNを使ってVPNへ接続すること自体は可能です。しかし、その接続を利用してNetflixを常に問題なく視聴できることが保証されているわけではありません。

NetflixではVPN・プロキシとして接続が認識されることでエラーになる場合があり、広告つきプランやライブイベントではVPN経由の視聴自体がサポートされていません。広告なしプランでもVPN利用時には視聴できる作品が制限される場合があります。

そのためNetflixを安定して視聴することが目的なら、VPN関連のエラーが発生した際にはVPNをオフにして通常のインターネット接続へ戻すのが基本です。またVPN Gateを利用する場合は、Netflixへの対応状況だけでなく、公開VPNというサービスの性質や各サーバーの運営・ログポリシーについても確認したうえで利用するとよいでしょう。

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