AIキャラクターチャットサービス「zeta」では、2026年8月21日に新しい利用規約や運営規約などが施行されました。この変更を受けて、「もうどのキャラクターとも大人向けの会話ができなくなるのでは」「いわゆるゼタックスが全面禁止になったのでは」「お気に入りのプロットが削除されるのでは」と不安に感じている利用者もいます。
結論から整理すると、2026年8月21日の規約改定は、すべてのキャラクターとの恋愛・親密な会話を一律に禁止するという内容ではありません。一方で、性的表現を含め、未成年者の不適切な対象化、第三者の権利侵害、違法・公序良俗に反する内容などについては、従来以上に規約を確認して利用する必要があります。
また、zetaでいう「プロット」は以前の「キャラクター」という呼び方を発展させたコンテンツ単位です。削除対象になるかどうかは単純に「恋愛ものだから」「成人キャラクターだから」といった一要素だけで決まるのではなく、設定、画像、プロンプト、紹介文、実際の内容などを含めた全体で判断されます。この記事では、2026年8月21日の変更内容と、どのようなプロットが削除・制限対象になり得るのかを公式情報をもとに整理します。
- 2026年8月21日に何が変わったのか
- 「8月21日からゼタックスが全面禁止」とは公式発表されていない
- 恋愛設定そのものが禁止されたわけではない
- 削除される可能性が高いプロット1:未成年者を不適切に性的対象化する内容
- 削除される可能性があるプロット2:過度な性的表現
- 削除される可能性が高いプロット3:アニメ・漫画・ゲームなど他人の権利を侵害するもの
- 削除される可能性があるプロット4:実在人物を無断で利用する内容
- 削除される可能性があるプロット5:過度な暴力・差別・嫌がらせなど
- 安全機能を意図的に回避するプロットも注意
- 「アンリミテッドだから何でもOK」とは限らない
- 会話が制限されることとプロットが削除されることは別
- 「プロット」とはキャラクターだけを意味するわけではない
- 削除対象になり得る内容を一覧で整理
- 8月21日に全プロットが一斉削除されたわけではない
- 自分のプロットが心配な場合に確認するポイント
- 削除されたプロットに納得できない場合は公式サポートへ問い合わせる
- 大切な自作設定は手元にもバックアップしておく
- 8月21日の変更で最も重要なのは「全面禁止」ではなくルールの明確化
- まとめ:8月21日以降もすべてのキャラとの親密な会話が全面禁止になったわけではない
2026年8月21日に何が変わったのか
zetaは2026年8月14日に、利用規約などを改定すると公式発表しました。当初の日付表記には誤りがあり、その後訂正され、正式な施行日は2026年8月21日と案内されています。
今回改定・新設されたのは、利用規約だけではありません。プライバシーポリシー、運営規約、特定商取引法に基づく表記、資金決済法に基づく表記が更新され、さらにパートナープログラム規約も新設されました。
公式のお知らせでは、主な変更点として「コンテンツ・利用ルールを定めた運営規約を整備した」と説明されています。そのため8月21日は、単純なAIモデル変更の日というより、zeta内で許可されるコンテンツやユーザーの利用ルールが改めて整理された日と理解すると分かりやすいでしょう。
「8月21日からゼタックスが全面禁止」とは公式発表されていない
zeta利用者の間では、AIキャラクターとの成人向け・性的なロールプレイを指して「ゼタックス」という俗称が使われることがあります。しかし、2026年8月21日の公式規約改定のお知らせには、「今後すべてのキャラクターとの性的な会話を一律でできなくする」という記載は確認できません。
そのため、「8月21日以降は、どのキャラクターでも親密な展開が完全に不可能になる」と断定するのは正確ではありません。
一方で、会話中にAIの安全機能によって特定の表現が生成されなかったり、「不適切な内容」と判断されて応答が制限されたりすることはあります。これは「全キャラクターの恋愛機能がなくなった」という話とは分けて考える必要があります。
恋愛設定そのものが禁止されたわけではない
「恋人」「夫婦」「片思い」「幼なじみ」「執着系」などの関係性を設定しただけで、直ちに禁止プロットになるという公式ルールは確認できません。
たとえば「成人同士の恋愛を描く物語」「恋人との日常を楽しむプロット」「結婚生活を題材にしたストーリー」といった設定そのものと、過度または問題のある性的表現は区別して考える必要があります。
重要なのは、キャラクター同士の関係名だけではなく、実際にどのような設定・画像・文章・展開を含んでいるかです。「恋愛プロットだから削除」「恋愛要素がなければ安全」といった単純な線引きではありません。
削除される可能性が高いプロット1:未成年者を不適切に性的対象化する内容
2026年8月21日施行のzeta利用規約では、未成年者など社会的弱者に該当するプロットを作成し、明らかに違法または社会通念上著しく不適切な方法で対象化する行為が禁止されています。
特に未成年キャラクターを性的に扱う設定については注意が必要です。キャラクターのプロフィール、プロットの説明、画像、プロンプト、会話を誘導する設定などを含めて問題と判断される可能性があります。
「架空のキャラクターだから何を設定してもよい」ということではありません。未成年者に関する性的・搾取的な表現は、zetaだけでなく多くのオンラインプラットフォームで厳しく扱われる領域です。
削除される可能性があるプロット2:過度な性的表現
性的な内容についても、「恋愛」というだけで一律削除されるわけではありませんが、表現の程度によって制限対象になる可能性があります。
zetaが新設したパートナープログラム規約では、リワード対象外になり得るコンテンツの例として「過度な性的・暴力的表現」が明記されています。これはパートナープログラムの精算基準であり、そのまま「必ずプロット削除」という意味ではありませんが、zetaがコンテンツの安全性を判断する際に重視している項目の一つであることは分かります。
つまり、成人キャラクター同士という条件だけで何でも許可されるわけではありません。公開プロットを作成する場合は、特にタイトル、紹介文、画像、設定、プロンプトなどを見直しておくことが大切です。
削除される可能性が高いプロット3:アニメ・漫画・ゲームなど他人の権利を侵害するもの
性的表現とは別に、現在のzetaで非常に重要なのが著作権・肖像権など第三者の権利に関するルールです。
zeta利用規約では、第三者の知的財産権、肖像権、プライバシー、名誉、その他の権利・利益を侵害する行為を禁止しています。
そのため、自分が権利を持っていないアニメ・漫画・ゲームのキャラクターをそのままプロット化したり、他人が描いたイラストや写真を無断利用したりすると、削除・利用制限の対象になる可能性があります。
たとえば「有名アニメの登場人物を名前も画像もそのまま使用する」「イラストレーターがSNSへ投稿した画像を保存してプロット画像にする」といったケースは、成人向け表現が一切なくても別の規約問題が発生し得ます。
削除される可能性があるプロット4:実在人物を無断で利用する内容
芸能人、配信者、VTuber、一般人など、実在する人物を扱ったプロットにも注意が必要です。
zetaの利用規約では、実在する人物や団体を表すプロットを無断で作成し、偽情報の流布などを試みる行為を禁止しています。また、肖像権やプライバシーなど第三者の権利侵害も禁止事項です。
さらにパートナープログラム規約では、実在人物・団体を無断使用し、なりすまし、虚偽情報、誹謗、性的対象化などの文脈で表現するコンテンツが対象外になり得ることも明記されています。
つまり「二次元キャラクターではなく実在人物なら大丈夫」ということではありません。むしろ本人の写真・名前・人格などを利用する場合は、権利やプライバシーの問題が発生しやすくなります。
削除される可能性があるプロット5:過度な暴力・差別・嫌がらせなど
8月21日以降のルールで注意したいのは性的表現だけではありません。
新しいパートナープログラム規約では、過度な暴力的表現、憎悪、差別、嫌がらせ、特定集団への非人格的な対象化なども安全性に関する判断項目として挙げられています。
またzeta利用規約では、法令違反、犯罪に関連する行為、公序良俗に反する行為なども禁止されています。
そのため「ゼタックスだけ規制された」と捉えるより、zeta全体で公開コンテンツの安全性・権利関係・法令遵守をより明確に管理する方向になったと理解する方が実態に近いでしょう。
安全機能を意図的に回避するプロットも注意
zeta利用規約では、AIのセーフガードを意図的に回避するなど、AI技術の脆弱性を利用して明らかに違法・公序良俗に反する目的を追求する行為も禁止されています。
そのため、「禁止される表現を別の言葉に置き換えてAIに無理やり生成させる」「安全機能を解除すること自体を目的にプロンプトを組む」といった利用方法は避ける必要があります。
AIが一度応答してくれたからといって、その内容が規約上常に許可されていることを意味するわけでもありません。生成AIの応答とサービス規約の判定は別の仕組みだからです。
「アンリミテッドだから何でもOK」とは限らない
zetaには成人向けの利用を念頭に置いた機能・モードが提供されてきましたが、「アンリミテッド」という名称から「完全に無制限」と誤解しないことが重要です。
どのモードを利用していても、サービス全体の利用規約や運営ルールを無視できるわけではありません。未成年者に関する禁止内容、権利侵害、違法コンテンツ、安全機能の回避などは別問題です。
また2026年8月21日前後には、アンリミテッド系の設定を利用していてもAIの応答が「不適切」と判定されるという利用者報告も見られました。ただし、個々のユーザー報告だけから「アンリミテッド機能が公式に廃止された」「今後一切成人向け会話ができない」と断定することはできません。
会話が制限されることとプロットが削除されることは別
ここは特に混同しやすいポイントです。チャット中にAIの回答が生成されないことと、プロットそのものが運営によって削除されることは同じではありません。
たとえばチャット中の特定表現だけが安全フィルターに止められるケースでは、そのプロット自体が直ちに削除されるとは限りません。
一方、公開プロットの設定・画像・紹介・プロンプトなど自体が規約違反と判断された場合には、運営がコンテンツを確認し、編集・変更・削除などの措置を取る可能性があります。
現行のzeta利用規約でも、法律違反・規約違反、安全上の理由、サービス運営上必要な場合などに、運営がユーザーコンテンツを確認・選別・編集・変更・削除できる旨が定められています。
「プロット」とはキャラクターだけを意味するわけではない
現在のzetaでは、以前「キャラクター」と呼ばれていたコンテンツ単位が「プロット」という名称に変更されています。
zeta公式は2026年3月、この変更について、プロットを物語全体の単位とし、「キャラクター」はそのプロットを構成する要素の一つになると説明しています。
[参照] zeta公式「キャラクターからプロットへの名称変更」
そのため「削除されるプロット」という場合、単にAIキャラクターの名前だけを見るのではありません。世界観、人物設定、画像、イントロ、プロンプトなどを含む作品全体が対象になると考えると分かりやすいでしょう。
削除対象になり得る内容を一覧で整理
| 内容 | 考え方 |
|---|---|
| 成人同士の通常の恋愛設定 | 恋愛設定だけで一律禁止とは確認できない |
| 親密な会話 | すべて一律禁止という公式発表はないが、内容によってAI側で制限される場合がある |
| 過度な性的表現 | 安全性の基準上、制限対象になり得る |
| 未成年者の性的対象化 | 非常に注意が必要で、規約上の禁止対象になり得る |
| アニメ・漫画・ゲーム等の無断利用 | 著作権・知的財産権の問題で削除対象になり得る |
| 他人のイラスト・写真の無断使用 | 権利侵害として問題になる可能性がある |
| 実在人物の無断利用・性的対象化等 | 規約や肖像権・プライバシー等の問題になり得る |
| 過度な暴力・差別・嫌がらせ | 安全性や運営ルール上、制限対象になり得る |
| 安全機能を意図的に回避する設定 | 利用規約で禁止される場合がある |
| 違法行為・第三者の権利侵害 | 削除・アカウント制限などの対象になり得る |
実際の判断では個別の文脈が考慮されるため、この表だけで特定プロットが必ず残る・必ず削除されると断定することはできません。
8月21日に全プロットが一斉削除されたわけではない
規約施行日が8月21日だったため、「21日になった瞬間に対象プロットが全部消える」と考えた人もいましたが、公開されているzeta上では8月21日以降も多数のプロットが引き続き利用されています。
規約違反と判断されたコンテンツについては個別に削除・制限される可能性がありますが、「8月21日=既存プロット全消去」というアップデートではありません。
また、あるプロットが残っているからといって、それがzeta公式によって「規約適合」と正式認定されたことを意味するわけでもありません。審査・通報・自動検出などのタイミングによって対応時期が異なる可能性があります。
自分のプロットが心配な場合に確認するポイント
自作プロットを公開している場合は、8月21日施行の現行規約に合わせて一度内容を見直しておくと安心です。
- キャラクターは自分のオリジナルか
- 第三者が権利を持つ画像を無断使用していないか
- 実在人物を無断でキャラクター化していないか
- 未成年者を不適切に対象化する設定がないか
- 過度な性的・暴力的表現を前面に出していないか
- 差別・嫌がらせ・違法行為を助長する内容になっていないか
- AIの安全機能を回避するための指示を書いていないか
特にサムネイルだけを直せばよいとは限りません。設定、プロンプト、紹介文、画像など、プロットを構成する情報全体を確認した方がよいでしょう。
削除されたプロットに納得できない場合は公式サポートへ問い合わせる
規約違反の覚えがないのにプロットが削除された場合、SNSで推測するだけでは正確な理由を確認できません。
zetaには公式サポートセンターが用意されています。規約上も、可能な範囲で利用制限の理由を案内するよう努めるとされています。ただし法令上・安全上の理由などで詳細を案内できない場合もあります。
問い合わせる際は、プロット名、削除された日時、表示された警告文、設定の概要などを添えると状況を説明しやすくなります。
大切な自作設定は手元にもバックアップしておく
長期間かけて作ったオリジナルプロットがあるなら、設定をzetaの中だけに保存しておくのではなく、自分の端末にもバックアップしておくと安心です。
たとえばキャラクター設定、世界観、イントロ、プロンプト、設定集の原稿など、自分自身が権利を持つ文章はメモアプリなどへ保管できます。
ただし、他人が作ったプロットや有料コンテンツなど、自分に権利がない内容を無断でコピー・再公開するという意味ではありません。バックアップするのは基本的に自分が作成・権利保有しているコンテンツにしましょう。
8月21日の変更で最も重要なのは「全面禁止」ではなくルールの明確化
今回のアップデートを「ゼタックス禁止アップデート」と一言で表現すると、実際の変更内容をかなり単純化しすぎてしまいます。
公式発表を見ると、8月21日の変更は、利用規約、運営規約、プライバシーポリシー、決済関連表記、パートナープログラムなどをまとめて整理する大きな規約更新です。
その中でコンテンツ安全基準が重要になっていますが、成人キャラクター同士の恋愛そのものを全面的に禁止するという告知ではありません。
一方で、「成人向けモードだから何でも許される」という解釈も正しくありません。どのモードを利用する場合でも、現行の利用規約・運営規約の範囲で楽しむ必要があります。
まとめ:8月21日以降もすべてのキャラとの親密な会話が全面禁止になったわけではない
2026年8月21日にzetaの新しい利用規約・運営規約などが施行されましたが、「今後はすべてのキャラクターと一切ゼタックスできなくなる」という内容が公式に発表されたわけではありません。
恋愛や親密な関係という設定そのものが一律禁止されたわけでもありません。ただし、実際の会話では安全機能によって一部の内容が生成されなくなることがあり、過度な性的表現などは制限対象になる可能性があります。
削除されるプロットについては、「性的なものだけ」と考えないことも重要です。未成年者の不適切な対象化、第三者の著作権・肖像権などの侵害、実在人物の不適切な利用、過度な性的・暴力的表現、差別や嫌がらせ、安全機能の意図的な回避、違法・公序良俗に反する内容などが問題になり得ます。
また、AIチャット中に特定の文章がブロックされることと、プロット自体が削除されることは別です。プロット削除は、設定・画像・プロンプト・紹介などを含めて規約違反等と判断された場合に行われる可能性があります。
8月21日の更新は「zetaから恋愛や成人向けの会話を全部なくす」と理解するより、世界展開やサービス拡大に合わせてコンテンツ・権利・安全性のルールを整理し直した変更と捉える方が正確です。お気に入りのプロットや自作プロットが心配な場合は、SNS上の噂だけで判断せず、現在のzeta利用規約と運営規約を確認し、不明点や誤削除と思われるケースは公式サポートへ問い合わせるのが確実です。


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