家にあったソフトバンクのWi-Fi機器を久しぶりに使おうとして、電源やケーブルを差しても「回線」ランプが赤く点滅したままインターネットにつながらないことがあります。この場合、単にコンセントの差し込みが甘いだけではなく、機器の種類、契約状態、回線信号、設置場所、配線、機器故障など複数の原因が考えられます。
特に注意したいのは、「ソフトバンクのWi-Fi」と呼ばれる機器にはSoftBank Air、SoftBank 光の光BBユニット、NTTのONU・ホームゲートウェイなど複数の種類があり、ランプの意味が同じではないことです。まず本体に書かれている機器名を確認してから対処する必要があります。
この記事では、ソフトバンクのWi-Fi機器で回線ランプが赤色や異常表示になる場合に、何をどの順番で確認すればよいのかを初心者向けに解説します。
- 最初に「SoftBank Air」なのか「SoftBank 光」なのか確認する
- SoftBank Airなら「回線」ではなく5G・4GやLTEランプを確認する
- 家に「置いてあっただけ」のSoftBank Airは契約状態も確認する
- SoftBank Airは登録した設置場所と実際の利用場所も重要
- SoftBank 光の「回線」ランプなら色の意味が異なる
- 光BBユニットで赤点滅するのは「警告」ランプの可能性がある
- まず試したい基本の再起動手順
- SoftBank 光ならLANケーブルの差し込み場所を確認する
- NTTのONU側に異常があるとSoftBank 光もつながらない
- 「Wi-Fiにつながる」と「インターネットにつながる」は別
- 長期間使っていなかった機器なら契約者へ確認する
- ランプ状態ごとの原因を整理
- SoftBank Airを窓際へ移動すると改善する場合がある
- 初期化ボタンは最初に押さない方がよい
- ケーブルや電源アダプターは本来のものを使用する
- 周辺地域で障害が起きている可能性も確認する
- ここまで試しても赤ランプが直らない場合
- 問い合わせ前に確認しておくとよい情報
- おすすめの確認順序
- まとめ:赤点滅はまず機器名とランプ名を確認する
最初に「SoftBank Air」なのか「SoftBank 光」なのか確認する
最初に確認したいのは、自宅にある機器が何なのかです。SoftBank AirとSoftBank 光ではインターネットへ接続する仕組みがまったく異なります。
SoftBank Airは、Airターミナルが携帯電話と同じように無線の電波を受信してインターネットへ接続するサービスです。光回線工事は不要で、基本的には電源を入れて利用します。
一方、SoftBank 光では光回線を利用するため、壁の光コンセントからONUなどのNTT機器へ接続し、さらに光BBユニットなどを接続する構成があります。
| 機器 | 特徴 | 主な接続方法 |
|---|---|---|
| SoftBank Air | Airターミナルを使用 | 電源+携帯回線の電波 |
| SoftBank 光 | 光BBユニットなどを使用 | 光コンセント→ONU→ルーター |
| NTT機器 | ONU・ホームゲートウェイ | 光回線信号を受信 |
本体の側面や底面に「Airターミナル」「光BBユニット」「NTT」などの名称が書かれていることが多いため、まず確認してください。
SoftBank Airなら「回線」ではなく5G・4GやLTEランプを確認する
SoftBank Airの比較的新しいAirターミナルでは、「Status」「5G/4G」「SIM」「Wi-Fi」「Power」といったランプが使われています。旧機種では「LTE」という表示がある場合もあります。
ソフトバンク公式によると、Airターミナルで5G/4Gランプが赤点灯している場合は電波が圏外の状態です。また、5G/4Gランプが点滅している場合は電波が弱く、接続しづらい状態を示します。
[参照] ソフトバンク「Airターミナルのランプが正常に点灯しない場合」
その場合は、窓際など電波を受信しやすい場所へAirターミナルを移動し、一度電源アダプターを抜いて差し直す方法が案内されています。
家に「置いてあっただけ」のSoftBank Airは契約状態も確認する
以前家族が使っていたAirターミナルなどを見つけて、「コンセントへ差せばWi-Fiとして再利用できる」と考えることがあります。しかし、SoftBank Airは一般的な市販Wi-Fiルーターとは異なり、契約している回線サービスと組み合わせて利用する機器です。
そのため、以前のSoftBank Air契約がすでに解約されている場合や、利用停止になっている場合は、機器に電源が入ってWi-FiのSSIDが表示されても、インターネットへ正常接続できない可能性があります。
契約状況はMy SoftBankから確認できます。ソフトバンクはSoftBank Airの申し込み状況や登録情報をMy SoftBankで確認できると案内しています。
[参照] ソフトバンク「SoftBank Airの契約・登録情報の確認」
SoftBank Airは登録した設置場所と実際の利用場所も重要
SoftBank Airでは、契約時に登録した設置場所住所が重要です。持ち運び用モバイルルーターのように、自由に別の家へ持って行って利用することを前提としたサービスではありません。
ソフトバンクは、登録されている設置場所住所と実際の利用住所が異なる場合、確認のSMSを送信し、手続きが行われない場合には通信を停止することがあると案内しています。
[参照] ソフトバンク「SoftBank Airの設置場所確認」
たとえば家族が以前別の住所で契約していたAirターミナルを現在の自宅へ持ってきた場合、電波が入る場所であっても契約上の設置場所との不一致が問題になる可能性があります。
SoftBank 光の「回線」ランプなら色の意味が異なる
SoftBank 光で使われる光BBユニットには、「回線」または「インターネット回線」というランプがあります。こちらはSoftBank Airとは意味が異なります。
ソフトバンク公式では、光BBユニットの回線ランプについて、緑点灯ならインターネットが利用可能な正常状態、緑点滅なら内部で通信を確立中、オレンジ色の点灯・点滅なら認証が正常にできていない状態、消灯ならNTTロゴ入り機器から信号が届いていない状態と案内しています。
そのため、「回線が赤く点滅している」と思っていても、実際には隣の「警告」ランプが赤点滅している可能性があります。ランプ名と色をもう一度確認することが重要です。
光BBユニットで赤点滅するのは「警告」ランプの可能性がある
光BBユニットでは、「警告」ランプが赤点灯または赤点滅している場合、ソフトバンクは機器が異常を検知している状態と案内しています。
この場合、まず機器を再起動します。電源を切り、少し待ってから再度電源を入れます。それでも警告ランプの赤点灯・赤点滅が続く場合は、サポートへの問い合わせが必要です。
なお、電源を入れた直後は一時的に警告表示が出る機種もあるため、起動直後だけ赤くなった場合は1~2分程度待ってから状態を確認します。
まず試したい基本の再起動手順
ランプ異常が一時的な機器エラーによるものであれば、再起動だけで改善する場合があります。SoftBank Airについてもソフトバンクは、通信が不安定なときに電源を入れ直す方法を案内しています。
[参照] ソフトバンク「SoftBank Airの通信が不安定な場合」
- スマートフォンやパソコンのWi-Fi通信を一度切る
- SoftBank Airまたはルーターの電源を抜く
- SoftBank 光ならONU・ホームゲートウェイなども電源を切る
- 30秒程度待つ
- 光回線なら壁側に近い機器から順番に電源を入れる
- 最後に光BBユニットやWi-Fiルーターを起動する
- 数分待ってランプが安定するか確認する
SoftBank 光の場合は、複数機器が起動するまで時間がかかります。電源を入れて数秒で異常と判断せず、数分待ってランプを確認してください。
SoftBank 光ならLANケーブルの差し込み場所を確認する
光BBユニットの場合、コンセントへ電源を差すだけではインターネットへ接続できません。NTTのONUやホームゲートウェイと正しくLANケーブルで接続する必要があります。
久しぶりに機器を出して接続した場合は、LANケーブルを違う差し込み口へ接続しているケースがあります。本体の「インターネット回線」「WAN」などと書かれている端子と、ONU側のLAN端子が正しく接続されているか確認してください。
ケーブルが見た目上刺さっていても、最後まで入っておらず接続できていない場合もあります。一度抜いて、端子の向きを確認し、「カチッ」と固定されるまで差し直します。
NTTのONU側に異常があるとSoftBank 光もつながらない
SoftBank 光では、光BBユニットだけ正常でも、その前段にあるONUが光回線を受信できていなければインターネットへ接続できません。
NTTロゴ入り機器では、代表的に「認証」「UNI」「光回線」「電源」などのランプがあります。ソフトバンクのランプ診断では、光回線ランプが緑点灯であることなどを確認するよう案内されています。
光回線ランプが消灯していたり、電源ランプが赤色になっていたりする場合は、Wi-Fiルーターより前の光回線やONU側で問題が起きている可能性があります。
「Wi-Fiにつながる」と「インターネットにつながる」は別
スマートフォンのWi-Fi一覧にSoftBankのSSIDが表示され、パスワードを入力して接続できても、それだけではインターネット回線が正常とは限りません。
Wi-Fiとはスマートフォンとルーターの間の無線通信であり、インターネット回線とはルーターより先の通信です。そのため、回線異常があってもWi-Fiマークだけは表示されることがあります。
具体例として、スマートフォンにWi-Fiマークが出ているのにWebサイトが開かず、「インターネット接続なし」と表示される場合があります。この場合、Wi-Fi電波そのものではなく回線側を確認する必要があります。
長期間使っていなかった機器なら契約者へ確認する
「家にあった」という機器の場合、現在その回線契約が誰の名義で、契約が続いているのか分からないケースがあります。まず家族に確認してみるのが重要です。
たとえば数年前まで利用していたSoftBank Airを解約後も返却せず保管していた、または購入した端末が残っていたという場合、電源を入れただけで新しいインターネット契約として使えるわけではありません。
SoftBank 光でも、以前の契約を解約して光回線自体が停止している場合、光BBユニットを再接続するだけでは利用できません。My SoftBankなどで契約状況を確認します。
ランプ状態ごとの原因を整理
機器によって表示は異なりますが、一般的な確認ポイントを整理すると次のようになります。
| 状態 | 考えられる原因 | 確認すること |
|---|---|---|
| SoftBank Airの5G/4Gが赤 | 圏外 | 設置場所・登録住所・電波状況 |
| SoftBank Airの5G/4Gが点滅 | 電波が弱い | 窓際へ移動・再起動 |
| 光BBユニットの警告が赤 | 機器が異常を検知 | 再起動・サポート |
| 光BBユニットの回線がオレンジ | 認証が確立していない | 配線・前段機器・契約状態 |
| 光BBユニットの回線が消灯 | NTT機器から信号が届かない | ONUとLAN配線 |
| NTT機器の光回線が異常 | 光信号・ONU側の問題 | 光ケーブル・障害・サポート |
赤色だけで原因を決めつけず、「どの機器の、何というランプが、点灯なのか点滅なのか」を確認すると原因を特定しやすくなります。
SoftBank Airを窓際へ移動すると改善する場合がある
SoftBank Airの場合は、光BBユニットと違って携帯回線の電波状況が重要です。建物の奥、床付近、金属製家具の近くなどでは電波が弱くなる場合があります。
5G/4Gランプが電波異常を示している場合は、窓際やできるだけ高い場所へ移動します。ソフトバンク公式も、電波が入りにくい場合はAirターミナルを電波の良い場所へ移動するよう案内しています。
ただし、登録された設置住所とは異なる住所へ機器を持ち出す方法は避けます。場所を変える場合は同じ住居内で電波状態の良い位置を探してください。
初期化ボタンは最初に押さない方がよい
つながらないと、本体の「RESET」「初期化」と書かれたボタンを押したくなるかもしれません。しかし、初期化するとWi-Fi名やパスワード、各種設定などが工場出荷時状態へ戻る可能性があります。
原因が回線契約、配線、電波、ONUなどにある場合、初期化しても解決しません。むしろ再設定が必要になり、状況が複雑になる場合があります。
まずは機器名の確認、契約確認、配線確認、再起動、ランプ確認まで行い、それでも改善せずサポートから初期化を案内された場合に実施する方が安全です。
ケーブルや電源アダプターは本来のものを使用する
長期間保管されていた機器では、別の家電製品のACアダプターと混ざっていることがあります。端子が同じ形で差し込めても、電圧や電流などの仕様が異なるACアダプターを使用すると正常に起動しないだけでなく、故障につながるおそれがあります。
機器本体の型番とACアダプターを確認し、その機器に付属していた純正品・指定品を使用してください。
LANケーブルについても、断線している可能性があります。予備の正常なLANケーブルがあれば交換して確認すると切り分けできます。
周辺地域で障害が起きている可能性も確認する
昨日までは正常だったのに突然つながらなくなった場合は、自宅の機器ではなくソフトバンクや光回線側で通信障害が発生している可能性もあります。
再起動や配線確認をしても改善しない場合は、スマートフォンのモバイル通信など別の回線からソフトバンク公式サイトの障害・メンテナンス情報を確認してください。
周辺エリアで障害が発生している場合は、機器の設定変更を繰り返さず、復旧を待つ方がよいケースがあります。
ここまで試しても赤ランプが直らない場合
正しい契約が残っており、設置住所も正しく、再起動や配線確認を行っても異常ランプが続く場合は、機器故障や回線側の障害を利用者だけで判断するのは困難です。
SoftBank Airでは公式のトラブル診断やチャットサポートを利用できます。ソフトバンクは、電源の入れ直し、配線、ランプなどを確認しても改善しない場合にトラブル診断を利用するよう案内しています。
SoftBank 光でも、光BBユニットやNTT機器のランプ診断が公式サイトに用意されています。問い合わせる際には機器の型番とランプ状態を控えておくとスムーズです。
問い合わせ前に確認しておくとよい情報
サポートへ相談するときは、「Wi-Fiが赤い」とだけ伝えるより、次の情報を確認しておくと原因を切り分けやすくなります。
| 確認項目 | 例 |
|---|---|
| サービス名 | SoftBank Air/SoftBank 光 |
| 機器名・型番 | Airターミナル5、光BBユニットなど |
| 赤くなっているランプ名 | 5G/4G、警告、回線、電源など |
| 点灯か点滅か | 赤点灯/赤点滅 |
| 他のランプ | 緑・オレンジ・消灯など |
| 契約状態 | 現在も契約中か |
| 設置場所 | 登録住所と同じか |
| 試したこと | 再起動・配線差し直しなど |
特に機器の型番とランプ名が分かれば、SoftBank Airなのか光BBユニットなのかをサポート側でも判断しやすくなります。
おすすめの確認順序
原因が分からない場合は、次の順番で確認すると効率的です。
- 本体の機器名と型番を確認する
- SoftBank AirかSoftBank 光か確認する
- 現在も契約中か家族またはMy SoftBankで確認する
- 赤色になっている正確なランプ名を確認する
- 電源アダプターと配線を確認する
- 電源を抜いて30秒程度待ち再起動する
- SoftBank Airなら窓際など同一住所内の電波が良い場所へ移動する
- SoftBank 光ならONU側のランプを確認する
- 障害情報を確認する
- 改善しなければソフトバンクのトラブル診断・サポートへ問い合わせる
この順番なら、契約が終了している機器に対して設定を延々と変更したり、正常な設定を初期化したりすることを避けやすくなります。
まとめ:赤点滅はまず機器名とランプ名を確認する
ソフトバンクのWi-Fi機器で赤いランプが点滅している場合、コンセントをしっかり差せば必ず直るというものではありません。SoftBank Airなら電波や契約・設置場所、SoftBank 光なら配線、ONU、認証、機器異常などを確認する必要があります。
また、「回線ランプが赤い」と思っていても、光BBユニットでは実際に赤く点滅しているのが「警告」ランプである可能性があります。一方、SoftBank Airでは5G/4Gランプの赤表示が圏外を示す機種があります。そのため、本体に書かれている機器名とランプ名を正確に確認することが最初のポイントです。
家に以前から置いてあった機器なら、現在もSoftBank AirまたはSoftBank 光の契約が残っているかも確認してください。解約済みの機器は、電源を差してWi-Fi電波が出てもインターネットへ接続できない場合があります。
契約中であることを確認したうえで、再起動、配線、SoftBank Airの設置位置、SoftBank 光のONUランプを順番に確認し、それでも赤点灯・赤点滅が改善しない場合は、機器の型番とランプ状態を控えてソフトバンク公式サポートへ問い合わせるのが確実です。


コメント