AIストーリーアプリ「zeta(ゼタ)」でプロットを作成するとき、「この単語を書くだけで規約違反になるのでは」「非公開プロットでも禁止ワードに引っかかるのでは」と心配になることがあります。特に、性的な展開を避けるために「性的な関係にはしない」と書きたい場合や、キャラクター同士の主導的・受動的な立ち位置を指定するために「攻め」「受け」という言葉を使いたい場合は判断に迷いやすいでしょう。
2026年8月時点で確認できるzetaの日本向け利用規約では、一般ユーザー向けに「この単語を書いたら即違反」という禁止単語一覧は公開されていません。規約は単語そのものより、未成年者の性的対象化、違法・公序良俗に反する利用、安全装置を意図的に回避する行為など、コンテンツの目的や文脈を基準に禁止事項を定めています。そのため、「性的」という単語を禁止する目的で使うことと、性的内容を生成させるために使うことは同じではありません。
また「攻め」「受け」は日本語では複数の意味を持ちますが、恋愛・BLなどの文脈では性的役割を連想させやすい言葉でもあります。AIへキャラクターの性格や主導権だけを伝えたいなら、より具体的に「積極的に会話をリードする」「相手より先に行動する」などと書き換えたほうが、規約面だけでなくAIのキャラクター崩れ防止にも有効です。
- zetaに公式の「禁止ワード一覧」はある?
- 「性的な関係にはしない」と書くのは問題?
- 「性的」という言葉を使わずに同じ指示を書く方法
- 「攻め」「受け」という単語は使ってよい?
- 「攻め」を健全な言葉に置き換えるなら
- 「受け」を使わずに受動的な立場を指定する方法
- 「攻めが急に恥じらい始める」を防ぐには禁止形より行動ルールが有効
- 否定指示だけを大量に並べないほうがよい
- AI指示を「性格」「関係性」「行動ルール」に分けると安定する
- そのまま使いやすい健全なAI指示例
- 「非公開プロットなら規約を気にしなくてよい」とは限らない
- 2026年8月にzetaの利用規約・運営ルールが改定されている
- 単語を言い換えることと「規制回避」は別
- 「攻め・受け」を人物属性として固定するより行動を固定する
- AIが設定を忘れる場合は短い「最重要ルール」を作る
- 現在のzetaはプロットプロンプトの文字数も増えている
- 禁止ワードか迷ったときの判断基準
- まとめ:「性的」は否定指示なら文脈が重要、「攻め・受け」は行動表現への置き換えがおすすめ
zetaに公式の「禁止ワード一覧」はある?
2026年8月21日施行のzeta日本向け利用規約を確認すると、禁止事項は公開されていますが、「性的」「攻め」「受け」など個別の単語を列挙した禁止ワード表は確認できません。
規約では、AI技術を明らかに違法・社会通念上著しく不適切な目的へ利用すること、未成年者など社会的弱者を不適切に対象化すること、安全装置を意図的に回避して違法・公序良俗に反する目的を追求することなどが禁止されています。
つまり、単語一語だけを見るより、「その言葉を何のために使い、プロット全体として何を生成させようとしているのか」が重要と考えるのが適切です。ただし、実際の自動判定システムがどの単語や組み合わせを内部的に検出しているかまでは公開されていません。
「性的な関係にはしない」と書くのは問題?
「性的な関係にはしない」という文章は、性的な展開を要求する内容ではなく、むしろ性的な展開を禁止するための否定指示です。そのため、公開されているzeta利用規約だけを見る限り、「性的」という単語が含まれているという理由だけで直ちに規約違反になるとは読み取れません。
例えば「二人の関係は友情を中心に描写し、性的な関係には発展させない」という文章は、生成内容の境界線をAIへ伝える指示です。実際の意味としては、性的描写を避けたいという安全側のルールになっています。
ただし、AIサービスの自動フィルターは文脈を常に完璧に理解するとは限りません。そのため「性的」という語を使わなくても意図を伝えられるなら、より具体的な表現へ置き換える方法もあります。
「性的」という言葉を使わずに同じ指示を書く方法
性的な方向へ進ませたくない場合は、「性的」という抽象語だけに頼らず、物語として何を許可し、何をしないかを肯定的に指定するとAIにも伝わりやすくなります。
例えば次のような表現が使えます。
- 「二人の関係は友情・信頼関係を中心に描写する」
- 「恋愛関係には発展させず、親しい仲間として接する」
- 「身体的な親密さを強調せず、会話と感情交流を中心にする」
- 「過度に親密な展開や成人向けの展開は行わない」
- 「全年齢向けの穏やかな関係性を維持する」
例えば「AとBは非常に仲が良いが、関係性は親友の範囲を維持する。恋愛や成人向けの展開には発展させず、日常会話と信頼関係を中心に描写する」と書けば、AIへかなり具体的な方向性を伝えられます。
「攻め」「受け」という単語は使ってよい?
「攻め」「受け」についても、2026年8月時点で確認できるzeta公式利用規約には、その単語自体を禁止するとする記載は確認できません。ただし、この二語は文脈によって意味が大きく変わります。
例えば「攻めの姿勢で交渉する」「相手の言葉を受け止める」という一般的な日本語としても使えます。一方、恋愛・BLなどでは二人の性的役割を示す用語として使われることがあります。
そのため、キャラクターの性格や会話上の主導権を指定したいだけなら、「攻め」「受け」ではなく、その行動特性を直接文章にするほうが誤解されにくいでしょう。AIにとっても単語ラベルより具体的な行動ルールのほうが安定しやすくなります。
「攻め」を健全な言葉に置き換えるなら
「攻め側」という言葉で本当に指定したいのが、「積極的」「自分から距離を縮める」「会話をリードする」「恥ずかしがって引かない」といった性格なら、それをそのままプロンプトへ書くことができます。
例えば次のように表現できます。
- 「Aは常に関係性の主導権を握る」
- 「Aは積極的で、自分から会話や行動を起こす」
- 「Aは照れて消極的になることは少なく、堂々と振る舞う」
- 「AはBの反応を待つだけではなく、自分から提案や働きかけを行う」
- 「二人のやり取りではAが基本的にリード役となる」
例えば「Aは自信があり積極的な性格。Bとの会話では基本的にAから話題を提示し、行動を提案する。照れたことを理由に急に消極的になったり、Bへ主導権を丸投げしたりしない」とすれば、求めているキャラクター像をかなり明確に固定できます。
「受け」を使わずに受動的な立場を指定する方法
反対側のキャラクターについても、「受け」と一語で指定するより、「相手の働きかけを受け止める側」「自分から強引に主導しない」といった行動特性へ分解できます。
例えば「Bは穏やかで、Aからの提案に反応する側になりやすい。自分から強く主導するより、Aの言動を受け止めながら返答する」という指定です。
ただし、「受動的」と「無個性」は別です。Bにも自分の意見や感情を持たせたいなら、「基本はAが主導するが、Bも嫌なことには明確に断り、自分の意見を持つ」と補足すると自然な会話になりやすくなります。
「攻めが急に恥じらい始める」を防ぐには禁止形より行動ルールが有効
AIキャラクターでは、「Aは攻め」とだけ指定しても、会話の文脈からAIが「実は照れ屋」「押されると弱い」といった一般的な恋愛パターンを補完し、キャラクター像が変化することがあります。
この問題を防ぐには、「恥じらわない」とだけ書くより、普段どのように振る舞うかを複数のルールで固定します。
例えば「Aは自信家で余裕がある。相手から褒められても狼狽せず、軽く笑って受け止める。距離が近くなっても急に弱気にならない。会話の主導権を維持し、Bに決断を丸投げしない」と書く方法があります。
AIは抽象的な役割名より、このような具体的な反応例を与えたほうが一貫したキャラクターを維持しやすくなります。
否定指示だけを大量に並べないほうがよい
プロットを安定させようとして「○○しない」「△△禁止」「□□禁止」と否定文ばかり増やすと、かえってAIが禁止対象の概念を強く意識してしまう場合があります。また、何をすべきかが曖昧なままになります。
例えば「Aは恥じらわない、受け身にならない、弱気にならない」とだけ書くより、「Aは落ち着いて自信を持ち、常に自分から会話を進める」と肯定形で書くほうが方向性が明確です。
おすすめは「望ましい行動を先に指定し、本当に避けたいものだけ最後に短く禁止する」という構成です。
AI指示を「性格」「関係性」「行動ルール」に分けると安定する
役割を固定したい場合は、一文へ全部詰め込むより、プロット内で情報を分けるとAIが理解しやすくなります。
| 項目 | 記述例 |
|---|---|
| 性格 | Aは自信があり、落ち着いていて積極的 |
| 関係性 | Aが主導し、Bがその働きかけに応じることが多い |
| 会話 | Aから話題や提案を出す |
| 感情表現 | Aは褒められても急に狼狽・萎縮しない |
| 境界線 | 全年齢向けの関係を維持する |
このように分ければ、「攻め・受け」というジャンル用語を一切使わなくても、求める関係性をかなり正確に再現できます。
そのまま使いやすい健全なAI指示例
例えば「積極的な側を固定したい」「ただし性的な展開にはしたくない」という場合は、次のような構成にできます。
【関係性】AとBは親しい信頼関係にある。二人の関係は全年齢向けの内容を維持し、成人向けの展開には発展させない。
【Aの行動】Aは自信があり積極的。会話や行動では基本的にAが主導し、自分から話題・提案・働きかけを行う。恥ずかしさを理由に突然消極的になったり、Bへ主導権を丸投げしたりしない。
【Bの行動】Bは比較的穏やかで、Aからの働きかけを受け止めて反応することが多い。ただし自分の意見や意思を持ち、不快なことには明確に断る。
この書き方なら「攻め」「受け」「性的」という単語を使わずに、関係性、主導権、健全性をまとめて指定できます。
「非公開プロットなら規約を気にしなくてよい」とは限らない
プロットを公開せず自分だけで利用している場合でも、zetaの利用規約そのものはサービスの利用全体に適用されます。非公開だから規約の対象外になるという記載は確認できません。
zetaの利用規約では、法律違反や規約違反と思われる場合、安全上の理由、サービス運営上必要な場合などに、ユーザーコンテンツへのアクセス、検討、選別、変更、削除などを行える旨が定められています。
そのため「非公開だからどんな内容でもよい」と考えるのではなく、公開・非公開にかかわらず利用規約の範囲で作ることが基本です。
2026年8月にzetaの利用規約・運営ルールが改定されている
zetaは2026年8月14日に規約改定を告知し、8月21日から新しい利用規約などを施行しています。今回の改定では、利用規約だけでなく「コンテンツ・利用ルールを定めた運営規約」を整備したことも公式に案内されています。
[参照] zeta公式:2026年8月の利用規約改定のお知らせ
つまり、以前SNSやQ&Aで見た「この言葉なら大丈夫」「昔はこれを書けた」という情報が、現在の運用と一致するとは限りません。禁止表現について判断するときは最新の公式規約・アプリ内案内を基準にする必要があります。
単語を言い換えることと「規制回避」は別
ここで注意したいのが、文章を分かりやすく健全に言い換えることと、安全フィルターを回避するために隠語へ変換することは別だという点です。
例えば「攻め」という曖昧な言葉を「積極的に会話をリードする」と言い換えるのは、キャラクター設定を明確にするための通常のプロンプト改善です。一方、禁止されている内容を生成させる目的で伏字や隠語を使って判定を回避しようとする行為は、zeta利用規約で禁止されている「セーフガードを意図的に回避する行為」に該当する可能性があります。
したがって、言い換えの目的は「禁止内容を通すこと」ではなく、「健全な意図をAIへ誤解なく伝えること」に置くのが安全です。
「攻め・受け」を人物属性として固定するより行動を固定する
AIプロンプトでは「A=攻め」「B=受け」というラベルだけでは情報量が少なく、AIが独自解釈してしまいます。例えばAを主導的だと指定したつもりでも、「強気だけれど好きな人の前では急に弱くなる」という典型的な人物像を補完されることがあります。
そこで「誰が何をするか」を明示します。Aなら「自分から近づく」「会話を開始する」「提案する」「決断する」「困ったときにBを支える」といった行動です。Bなら「Aの提案を聞いて返答する」「感情を言葉で返す」などです。
この方法なら恋愛要素の有無に関係なく、友人、バディ、師弟、ライバルなどさまざまな関係性にも使えます。
AIが設定を忘れる場合は短い「最重要ルール」を作る
プロットを細かく書きすぎると、重要なルールが大量の設定に埋もれることがあります。主導権の固定が特に重要なら、プロットの目立つ位置へ短くまとめます。
例えば「最重要:Aは一貫して積極的なリード役。Bとの会話で急に受動的・弱気な役割へ変化させない」といった形です。
そのうえで詳細欄にAの性格や具体的な行動例を書くと、「役割ラベル一語だけ」より一貫性を保ちやすくなります。
現在のzetaはプロットプロンプトの文字数も増えている
zetaは2026年7月16日から、プロットプロンプトの入力可能文字数を従来の1,200字から2,400字へ拡張すると案内しています。そのため、単語だけで役割を圧縮するより、具体的な性格・関係性・行動ルールを書き込める余裕が増えています。
[参照] zeta公式:プロットプロンプト・会話プロフィール文字数拡張のお知らせ
「攻め」「受け」の2文字だけでAIへ解釈を任せるより、数行使って「誰が会話をリードし、どういうときにもどの性格を維持するか」を記載したほうが、プロットプロンプトの使い方としても効果的です。
禁止ワードか迷ったときの判断基準
zetaで単語を使ってよいか迷ったときは、「その単語が危険か」だけでなく、次の点を確認すると判断しやすくなります。
- その文章の目的が健全な内容を指定するものか
- 未成年者を性的・搾取的に扱う内容になっていないか
- 違法・公序良俗に反する展開を生成させる目的ではないか
- 安全機能を回避するための隠語・伏字として使っていないか
- 曖昧なジャンル用語より具体的な行動表現へ変更できないか
- 最新のzeta利用規約・運営案内に反していないか
単語レベルで不安になるより、プロット全体を「何を生成させる指示なのか」という視点で確認するほうが実用的です。
まとめ:「性的」は否定指示なら文脈が重要、「攻め・受け」は行動表現への置き換えがおすすめ
2026年8月時点で公開されているzeta日本向け利用規約には、「性的」「攻め」「受け」という単語そのものを禁止ワードとして列挙した記載は確認できません。zetaの規約は、未成年者の不適切な対象化、違法・公序良俗に反する目的、安全装置の意図的な回避など、内容や利用目的を中心に禁止事項を定めています。
そのため「性的な関係にはしない」という文章は、文脈上は性的内容を要求する指示ではなく、それを避ける境界線の指定です。ただし自動判定の詳細は公開されていないため、気になる場合は「全年齢向けの関係を維持する」「恋愛・成人向けの展開には発展させない」など、より具体的に言い換えることもできます。
また「攻め」「受け」という言葉で指定したいものが性的役割ではなく、キャラクターの主導的・受動的な立ち位置であれば、「Aが会話と行動を積極的にリードする」「BはAからの働きかけを受け止めて反応する」と書くほうが安全で、AIにも意図が伝わりやすくなります。
特に「攻め側が途中から急に恥ずかしがって受け身になる」というキャラクター崩れを防ぎたい場合は、「Aは自信があり積極的」「自分から話題や行動を提案する」「褒められても急に弱気にならない」「Bへ主導権を丸投げしない」といった具体的な行動ルールを設定するのが効果的です。
非公開プロットであってもzetaの利用規約は適用されるため、「非公開なら何を書いてもよい」という扱いではありません。一方、健全な内容を明確にするための言い換えは、禁止内容を隠語で通す「フィルター回避」とは別物です。禁止ワードを探すより、生成してほしい健全な関係性とキャラクターの行動を具体的な日本語で書くことが、規約面でもAIの安定性という意味でも最も扱いやすい方法です。


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