SNSを通じて知り合った相手から、性的な画像や動画を要求され、その後「家族や友人に送る」と脅されるセクストーション詐欺の被害が増えています。一度送ってしまった画像が悪用される不安から、要求された金銭を支払ってしまう人も少なくありません。
この記事では、セクストーション詐欺に遭った場合に確認すべきこと、なぜ一度しか見られない写真でも保存される可能性があるのか、相手への対応や拡散を防ぐための具体的な行動について解説します。
セクストーション詐欺とはどのような手口なのか
セクストーションとは、性的な画像や動画を利用して相手を脅迫し、金銭や追加の画像を要求する犯罪です。「画像を家族や友人に送る」「ネット上に公開する」などと言って、被害者に精神的な圧力をかけます。
典型的な流れとしては、SNSで魅力的な人物を装って接触し、親密な会話を重ねた後に写真や動画を送らせ、そのデータを利用して脅迫するというものです。
相手が先に写真を送ってきたり、普通の会話を続けたりすることで信用させるケースもあります。しかし、送られてきた画像やプロフィール情報だけでは、本当に相手本人なのか確認することは困難です。
一度しか見られない写真でも保存される理由
InstagramなどのSNSには、一度だけ表示できる写真や動画を送信する機能があります。しかし、この機能は「絶対に保存できない」という意味ではありません。
相手は別のスマートフォンやカメラを使って画面を撮影したり、端末やアプリの機能を利用したりすることで、画像を残せる場合があります。
例えば、送信側では「一回表示だから安心」と思っていても、受信側が別端末で画面を撮影していれば、その時点で画像は相手の手元に残ります。
フォローされていない相手に写真を送ることはできるのか
SNSでは、相手との関係やアカウント設定によっては、フォロー関係がなくてもメッセージを送受信できる場合があります。
また、相手が複数のアカウントを使い分けたり、偽のアカウントを作成したりすることもあります。被害者の知人やフォロワーを調べ、脅迫材料として利用するケースもあります。
そのため、「フォローされていないから大丈夫」「鍵アカウントだから安全」とは限りません。SNS上で共有した情報は、意図しない形で利用される可能性があります。
脅された場合に絶対にしてはいけないこと
セクストーション詐欺では、相手の要求に従ってお金を払っても、問題が解決するとは限りません。一度支払うと「さらに払えば削除する」などと言って追加要求されるケースがあります。
また、相手とのやり取りを続けることで、さらに精神的に追い込まれる可能性があります。
- 要求された金銭をすぐに支払わない
- 追加の写真や動画を送らない
- 相手を刺激するような言葉で挑発しない
- 証拠を消す前に保存する
怖くても、相手との会話履歴、アカウント情報、脅迫メッセージなどは証拠になります。スクリーンショットなどで保存しておくことが大切です。
被害に遭った直後に行うべき対応
被害に気付いたら、できるだけ早く周囲の信頼できる人や専門機関へ相談してください。特に未成年の場合、一人で抱え込まず保護者や学校関係者に相談することが重要です。
具体的には、以下の対応を進めます。
- 脅迫メッセージや相手のアカウント情報を保存する
- SNS運営へ通報する
- 警察へ相談する
- 必要に応じて相談窓口を利用する
警察へ相談することで、相手のアカウント情報や送金要求などが捜査の手掛かりになる場合があります。犯人が海外にいるケースもありますが、だからといって必ず捕まらないわけではありません。
画像が拡散された場合の対応方法
もし画像が第三者へ送られた場合でも、できることはあります。まずは拡散状況を確認し、証拠を残した上で削除依頼や通報を行います。
インターネット上に公開された場合でも、投稿先のサービスへ違反報告を行うことで削除につながる可能性があります。
また、周囲の人へ送られることが不安な場合でも、自分を責めすぎないことが大切です。詐欺の加害者は相手の不安や恐怖心につけ込む犯罪者であり、被害に遭った人だけが責任を負うものではありません。
今後SNSで同じ被害を防ぐための注意点
SNSで知り合った相手と親しくなること自体は問題ではありません。しかし、短期間で性的な画像や個人情報を求めてくる相手には注意が必要です。
特に以下のような行動がある場合は警戒しましょう。
- すぐに恋愛関係のような態度を取る
- 性的な写真を要求する
- 別の連絡アプリへ移動したがる
- 顔や個人情報が分かる画像を求める
信頼できる相手であっても、一度インターネット上へ送った画像を完全に回収することは難しいため、送信前によく考えることが重要です。
まとめ
セクストーション詐欺では、相手が先に画像を送ってきたり、一度だけ表示される機能を利用したりして、安心させてから脅迫するケースがあります。
脅された場合でも、要求された金銭を支払ったり、追加の画像を送ったりすることは避け、証拠を保存して警察や専門機関へ相談することが大切です。
特に未成年の場合は、一人で解決しようとせず、家族や信頼できる大人に相談してください。早めに対応することで、被害の拡大を防げる可能性があります。


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