偽警告でPCが起動しない?詐欺広告後にWindowsが立ち上がらない場合の原因と対処法

ウイルス対策、セキュリティ対策

Webサイト閲覧中に突然「このPCはとりこまれました」「至急サポートへ連絡してください」といった警告音や警告画面が表示されるケースがあります。多くの場合、これはウイルス感染を装ったサポート詐欺であり、表示された電話番号へ連絡したり、遠隔操作ソフトを入れたりする必要はありません。しかし、その後にパソコンが起動しなくなると、本当に感染したのではないかと不安になることがあります。この記事では、偽警告が表示された後にWindowsが起動できなくなった場合の原因や、安全な復旧方法について解説します。

「このPCはとりこまれました」という警告はサポート詐欺の可能性が高い

Webページを閲覧していると、突然大きな警告音とともに「ウイルスに感染しました」「Microsoftへ連絡してください」「電源を切らないでください」などと表示されることがあります。

このような表示の多くは、ブラウザー上で表示される偽の警告です。実際にはWindowsのシステムが検出したものではなく、利用者を慌てさせて電話をかけさせたり、不要なソフトを購入させたりする目的で作られています。

例えば、「あと何分でデータが削除されます」「今すぐ電話してください」といったカウントダウン表示がある場合もありますが、これは不安をあおるための演出であり、通常はページを閉じれば解決します。

警告後にPCが起動しなくなった原因として考えられること

偽警告を見た直後にパソコンが起動しなくなると、詐欺サイトによってウイルスを入れられたと思うかもしれません。しかし、ブラウザーで表示された警告だけでWindowsが起動不能になるケースは一般的ではありません。

突然電源を切ったことによって、Windowsのシステムファイルや更新処理中のデータに問題が発生した可能性があります。特に、Windows更新中やディスクへの書き込み中に強制終了すると、自動修復が必要になることがあります。

また、以前から存在していたストレージの劣化やWindowsの不具合が、今回のタイミングで表面化した可能性もあります。警告画面と起動トラブルが同時に発生しても、必ずしも直接的な原因が同じとは限りません。

自動修復で直らない場合に試す復旧方法

Windowsの自動修復で改善しない場合は、順番に復旧方法を確認します。まずはパソコンに接続しているUSBメモリ、外付けHDD、プリンターなどの周辺機器をすべて取り外してください。

外部機器が原因で起動できない場合もあるため、必要最低限の状態で再起動を試します。

改善しない場合は、Windows回復環境から以下の項目を試します。

  • スタートアップ修復
  • システムの復元
  • 更新プログラムのアンインストール
  • セーフモードでの起動

例えば、最近Windows Update後から起動できなくなった場合は、更新プログラムの削除で復旧することがあります。

初期化する前に確認しておきたいこと

Windowsの初期化は有効な復旧方法ですが、実行するとアプリや設定、場合によっては個人ファイルが削除される可能性があります。そのため、すぐに初期化する前にデータの救出を検討することが重要です。

写真や仕事のファイルなど大切なデータが保存されている場合は、別のパソコンで作成したWindows回復メディアや、専門業者によるデータ救出を検討する方法もあります。

例えば、パソコン本体は故障していても、SSDやHDD自体からデータを読み取れるケースがあります。初期化を実行すると復旧が難しくなる場合があるため、必要なデータがある場合は慎重に判断しましょう。

NEC製パソコンでリカバリーを行う場合の注意点

NECのパソコンには、購入時の状態へ戻すためのリカバリー機能が搭載されている機種があります。Windowsの修復機能で改善しない場合、このリカバリーが最終的な解決方法になることがあります。

ただし、リカバリーを行うと工場出荷状態へ戻るため、保存していたデータや後からインストールしたソフトは消える可能性があります。

リカバリーを実行する前には、可能であればデータのバックアップや、必要なファイルが残っていないか確認してから進めることをおすすめします。

今後サポート詐欺に遭わないための対策

偽警告は、パソコン初心者だけでなく誰でも遭遇する可能性があります。重要なのは、画面に表示された電話番号へすぐ連絡しないことです。

MicrosoftやNECなどの正規サポートが、Web閲覧中に突然警告画面を表示して電話を要求することは通常ありません。

今後同じような画面が表示された場合は、ブラウザーを終了する、タスクマネージャーからブラウザーを閉じる、再起動するなどの対応を行い、不審なソフトをインストールしないようにしましょう。

まとめ

「このPCはとりこまれました」という警告表示は、多くの場合サポート詐欺による偽の警告です。表示されたこと自体が原因でパソコンが壊れる可能性は低く、強制終了や以前からあったWindowsの問題によって起動トラブルが発生している可能性があります。

自動修復で直らない場合は、Windows回復環境の修復機能を試し、必要なデータがある場合は初期化を急がないことが大切です。

もしリカバリーや専門的な修復が必要な状態であれば、データの重要度を考慮しながら慎重に対応することで、大切なファイルを守りながら復旧できる可能性があります。

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