AI技術の普及により、写真から加工画像を作成できるサービスが増えています。一方で、本人の許可なく顔写真などを利用した性的なディープフェイク画像の作成は、相手を深く傷つける可能性があり、法律やサービス規約上の問題につながる場合があります。
この記事では、誤って不適切なAI加工画像を作成してしまった場合に考えられるリスクや、削除後に確認しておきたい対応、今後同じ問題を起こさないための注意点について解説します。
ディープフェイク画像は作成後に流出する可能性がある
作成した画像を削除したとしても、インターネット上のサービスを利用した場合、完全に消えたと断言することはできません。
サービスによってはアップロードした画像や生成データを一定期間保存している場合があります。また、自分では保存していなくても、ブラウザの履歴や端末内のデータ、サービス側のバックアップなどに残る可能性があります。
ただし、作成した画像を公開していない、第三者へ送信していない、利用したサービスから削除したという状況であれば、不特定多数へ広がる可能性は大きく下げられます。
写真の持ち主に知られる可能性について
作成しただけで必ず本人に通知されるような仕組みがあるとは限りません。しかし、画像が保存・共有された場合や、利用したサービスの情報管理状況によっては発覚する可能性があります。
特にSNSのIDや本人が特定できる情報を画像に含めていた場合、第三者が見たときに誰の画像なのか判断されやすくなります。
例えば、元画像が公開アカウントの写真であっても、それを本人の同意なく性的な加工に利用することは、本人の人格や権利を侵害する行為になり得ます。
作成してしまった場合に行うべき対応
不適切な画像を作成してしまったことに気付いた場合は、まず画像データや生成履歴を削除してください。
利用したAIサービスにアカウントがある場合は、生成履歴、保存データ、アップロードした画像などが残っていないか確認し、削除機能があれば利用します。
また、端末の写真フォルダやクラウドストレージ、共有フォルダなどにも保存されていないか確認することが大切です。
削除した後でも注意したいポイント
削除後は、念のため利用したサービスの利用規約やプライバシーポリシーを確認しましょう。サービスによってデータの取り扱い方針は異なります。
もし第三者へ送信してしまった場合や、公開ページへ投稿してしまった場合は、自分で削除するだけでは不十分なことがあります。その場合は、投稿先サービスの通報・削除申請機能を利用するなど、早めの対応が必要です。
本人の写真を利用した性的な偽画像は、被害を受けた人に大きな精神的負担を与える可能性があります。今後は本人の許可がない画像加工や生成は避けることが重要です。
ディープフェイク画像に関する法律上の問題
本人の同意なく性的な画像を作成・公開する行為は、状況によっては名誉や人格権の侵害、プライバシー侵害などの問題になる可能性があります。
また、作成した画像を他人へ送ったり、SNSなどで公開した場合は、さらに重大なトラブルへ発展することがあります。
AIで簡単に加工できる時代になりましたが、元になる写真には実在する人の権利があることを忘れないことが大切です。
今後AI画像サービスを利用するときの注意点
AI画像生成サービスを利用するときは、自分が権利を持っている画像や、利用許可を得た素材だけを使うようにしましょう。
例えば、自分で撮影した風景写真を加工する、利用規約で許可された素材を使うといった利用方法であれば、トラブルを避けながらAI技術を楽しめます。
便利な技術ほど使い方によって大きな影響を与えるため、相手の立場や権利を考えた利用が必要です。
まとめ
ディープフェイク画像を作成してしまった場合、削除することは重要な第一歩ですが、流出リスクを完全になくせるとは限りません。
公開や共有をしていない場合は拡散の可能性を抑えられますが、利用したサービスのデータ管理状況や保存場所を確認しておくことが大切です。
今後は、本人の許可がない写真を性的な加工に利用しないこと、AIサービスを正しく安全に利用することが、自分自身と相手を守ることにつながります。


コメント