AdGuardのコンテンツブロッカーを利用していると、「AdGuard VPN」という表示を見かけることがあります。VPNという言葉から「通信が監視されるのではないか」「追加料金が必要なのではないか」と不安になる方も少なくありません。
この記事では、AdGuard VPNとは何なのか、通常の広告ブロック機能との違い、ドコモのセキュリティアプリなどで利用しているVPNとの関係、導入するメリットや注意点について詳しく解説します。
AdGuard VPNとは通信を保護するための別機能
AdGuard VPNは、AdGuardが提供しているVPN(Virtual Private Network)サービスです。VPNを利用すると、スマートフォンからインターネットへ接続するときの通信経路を暗号化し、通信内容を第三者から見られにくくすることができます。
通常のAdGuardの広告ブロック機能は、Webサイト内の広告やトラッキング用の通信をブロックするためのものです。一方でAdGuard VPNは、通信そのものを保護したり、接続元のIPアドレスを変更したりするための機能になります。
つまり、広告を消す機能とVPN機能は目的が異なります。広告を減らしたいだけの場合は必ずしもVPNを利用する必要はありません。
AdGuard VPNをインストールすると何が変わるのか
AdGuard VPNを有効にすると、スマートフォンからインターネットへ接続する通信がAdGuardのVPNサーバーを経由するようになります。
例えば、カフェやホテルなどの公共Wi-Fiを利用する場合、通信を暗号化することで第三者による盗み見リスクを下げる効果が期待できます。
また、VPNサーバーを経由することで、実際の接続場所とは異なる地域からアクセスしているように見せることもできます。ただし、すべてのサービスで地域制限を回避できるわけではありません。
AdGuard VPNは無料で使えるのか
AdGuard VPNには無料版と有料プランがあります。無料版では利用できる通信量やサーバーなどに制限があります。
頻繁にVPNを利用する場合や、多くの通信量を使う場合は有料プランが必要になるケースがあります。一方で、試しにVPNの仕組みを確認したい程度であれば無料範囲で利用できる場合があります。
インストールしただけで必ず料金が発生するわけではありません。ただし、アプリ内課金やサブスクリプション登録を行った場合は料金が発生するため、契約内容は確認することが大切です。
ドコモのセキュリティアプリのVPNとは別物なのか
ドコモのセキュリティサービスで利用しているVPNと、AdGuard VPNは基本的に別のサービスです。
セキュリティアプリのVPNは、危険なサイトへのアクセス防止や通信保護など、セキュリティ対策を目的として提供されています。一方、AdGuard VPNはプライバシー保護や通信経路変更を目的としたVPNサービスです。
スマートフォンではVPNを利用できるアプリは基本的に1つまでという制限があります。そのため、ドコモのセキュリティアプリでVPNを有効にしている場合、AdGuard VPNを同時に有効化できない、または切り替えが必要になることがあります。
AdGuard VPNを利用するメリット
AdGuard VPNを利用する主なメリットには以下のようなものがあります。
- 公共Wi-Fi利用時の通信保護
- IPアドレスを隠してプライバシーを守れる
- 通信経路を変更できる
- 広告関連の追跡を減らす補助になる場合がある
例えば、旅行先のホテルWi-Fiでネットバンキングを利用する場合などは、VPNによる通信保護が役立つ場面があります。
ただし、VPNを使えばすべてのウイルスや詐欺から守られるわけではありません。セキュリティ対策アプリやOSアップデートなどと組み合わせて利用することが重要です。
広告ブロックだけが目的ならVPNは必要ない場合もある
AdGuardを利用する目的が「Webサイトの広告を減らしたい」「追跡型広告を減らしたい」という場合、広告ブロック機能だけで十分なことがあります。
例えば、自宅のWi-Fiやモバイル通信で普段利用するだけで、特に公共Wi-Fiを使わない場合は、追加でAdGuard VPNを導入するメリットは大きくない可能性があります。
逆に、外出先でフリーWi-Fiをよく利用する人や、通信プライバシーを重視する人にはVPN機能が役立つ場合があります。
まとめ
AdGuard VPNは、AdGuardの広告ブロック機能とは別に提供されている通信保護用のVPNサービスです。
インストールしただけで料金が発生するわけではありませんが、有料プランを契約すると料金が発生します。また、ドコモのセキュリティアプリのVPNとは別サービスのため、利用目的を確認して使い分けることが大切です。
広告を消すことが目的なら通常のAdGuard機能だけでも十分な場合があります。公共Wi-Fi利用時の安全性やプライバシー保護を重視する場合に、AdGuard VPNの利用を検討するとよいでしょう。

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