2階に設置したメインルーターから1階へ有線LANを引き、古いWi-Fiルーターをアクセスポイントや子機として利用すると、電波状況を大きく改善できる場合があります。しかし、NEC製ルーター同士でもモード設定やLANケーブルの接続場所を間違えると、通信できないことがあります。
この記事では、NEC Aterm WX3600HPとPA-WG2600HP2を組み合わせて有線接続する場合の正しい構成、CNVモードとブリッジ接続の違い、うまく接続できない場合の確認ポイントについて詳しく解説します。
WX3600HPとWG2600HP2を有線接続する場合の基本構成
2階のWX3600HPをメインルーターとして使用し、1階のWG2600HP2をWi-Fiアクセスポイントとして利用する場合は、基本的には無線中継ではなく有線LANによるアクセスポイント化がおすすめです。
理想的な接続構成は以下のようになります。
| 場所 | 機器 | 設定 |
|---|---|---|
| 2階 | WX3600HP | RTモード(親ルーター) |
| 1階 | WG2600HP2 | ブリッジモード(APモード) |
| 接続 | LANケーブル | WX3600HPのLANポート→WG2600HP2のLANポート |
重要なのは、1階側のWG2600HP2へ接続するLANケーブルはWANポートではなくLANポートへ接続することです。有線アクセスポイントとして利用する場合、WAN側に接続すると正常に通信できない場合があります。
CNVモードではなくブリッジモードを利用する理由
PA-WG2600HP2のCNVモードは、無線LANコンバーターとして利用するためのモードです。つまり、親ルーターのWi-Fi電波を受信して、有線機器などへ通信を渡すための設定です。
以前のように2階のWX3600HPの電波を1階のWG2600HP2が拾っていた場合は、CNVモードが適した使い方でした。しかし、今回は6Aケーブルで有線接続する構成なので、CNVモードを利用する必要はありません。
有線接続の場合は、WG2600HP2をブリッジモード(APモード)に変更することで、WX3600HPから受け取った高速な回線を1階のWi-Fiとして利用できます。
正しい接続手順と設定方法
まず、1階のWG2600HP2を初期化または現在の設定状態から変更します。無線中継用の設定が残っている場合、有線接続時に正常動作しないことがあります。
設定の流れは以下のようになります。
- WG2600HP2をブリッジモード(APモード)へ変更する
- WX3600HPのLANポートとWG2600HP2のLANポートをLANケーブルで接続する
- WG2600HP2を再起動する
- 1階でWi-Fi接続を確認する
WG2600HP2の場合、本体スイッチの設定や管理画面から動作モードを変更できます。設定変更後は必ず再起動し、ランプ状態を確認してください。
WX3600HPとWG2600HP2がつながらない原因
有線接続したのに通信できない場合、よくある原因はいくつかあります。
- WG2600HP2がCNVモードのままになっている
- LANケーブルをWANポートへ接続している
- 以前の無線中継設定が残っている
- LANケーブルやポートが正常に動作していない
- IPアドレスが競合している
特に多いのが、無線中継時の設定を残したまま有線接続へ変更しているケースです。以前問題なく使えていた設定でも、有線アクセスポイントとして利用する場合は別の設定が必要になります。
例えば、WG2600HP2が以前192.168.10.xxxなどの固定IP設定になっている場合、WX3600HP側のネットワーク設定と競合して通信できなくなることがあります。
Wi-Fi速度を改善するためのポイント
今回のように階をまたいでWi-Fiを利用する場合、有線接続によるアクセスポイント化は非常に効果的です。無線中継では親ルーターとの通信にもWi-Fiを使用するため、速度低下が起きやすくなります。
一方、有線LANで接続すれば、1階のWG2600HP2は安定した回線を直接受け取れるため、スマートフォンやパソコンへのWi-Fi速度も改善しやすくなります。
また、LANケーブルについてはカテゴリ6Aのような高速対応ケーブルを使用している場合、家庭内ネットワーク用途では十分な性能があります。
まとめ
NEC WX3600HPを2階のメインルーター、PA-WG2600HP2を1階のWi-Fiアクセスポイントとして利用する場合、CNVモードではなくブリッジモード(APモード)で設定することが基本です。
有線接続では、WX3600HPのLANポートからWG2600HP2のLANポートへ接続する構成にし、無線中継用の設定は解除する必要があります。
Wi-Fi速度を改善したい場合は、無線中継よりも有線LANによるアクセスポイント化が効果的です。設定変更後も接続できない場合は、モード設定、接続ポート、IPアドレス設定を順番に確認すると解決しやすくなります。


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