Cloudflareでドメインを管理していると、「Workers: 100K requests/day」という表示を目にすることがあります。この表記を見ると「ホームページのアクセス数が1日10万回までという意味なのか」と疑問に感じる方も多いですが、実際にはWebサイトの表示回数そのものを表しているわけではありません。
この記事では、Cloudflare Workersのリクエスト数とは何を意味するのか、通常のWebページ閲覧数との違い、無料プランで利用できる範囲について詳しく解説します。
Cloudflare Workersとはどのようなサービスなのか
Cloudflare Workersは、Cloudflareが提供しているサーバーレス実行環境です。通常のWebサーバーを用意することなく、Cloudflareのネットワーク上でJavaScriptなどのプログラムを動作させることができます。
例えば、アクセスしたユーザーに合わせてページ内容を変更したり、API処理を実行したり、アクセス制御を行ったりする場合に利用されます。
一般的なホームページをCloudflareのDNSやCDN機能だけで表示している場合、通常のページ閲覧はWorkersのリクエスト数としてカウントされません。
「100K requests/day」は1日10万ページビューという意味ではない
Cloudflare Workersの「100K requests/day」は、Workersで作成したプログラムが呼び出された回数を意味します。100Kは100,000のことで、1日あたり10万回までWorkersを実行できるという意味です。
つまり、通常のWebサイト訪問者がページを見るたびに必ず1回カウントされるわけではありません。Workersを設定して、その処理が実行された場合にリクエストとして数えられます。
例えば、1日にホームページへ50,000人がアクセスしても、Workersを利用していなければWorkersのリクエスト数は増えません。逆に、1人のアクセスでも複数回Workers処理が実行されれば、その分カウントされる可能性があります。
通常のアクセス数(PV)とWorkersリクエスト数の違い
Webサイト運営でよく使われるPV(ページビュー)は、ユーザーがページを表示した回数です。一方、Workersリクエスト数はCloudflare上でプログラム処理が実行された回数です。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| ページビュー(PV) | ユーザーがWebページを閲覧した回数 |
| Workers requests | Cloudflare Workersの処理が実行された回数 |
| DNSアクセス | ドメインの名前解決を行う通信 |
そのため、Cloudflareでネームサーバーを利用しているだけの場合、「Workers: 100K requests/day」がそのままサイト訪問者数の上限になるわけではありません。
どのような場合にWorkersのリクエストが消費されるのか
Workersのリクエストが発生するのは、Cloudflare Workersを利用する設定を行った場合です。代表的な利用例として以下のようなものがあります。
- アクセスした地域によって表示内容を変更する
- 特定のURLへのアクセス処理を変更する
- APIの中継処理を行う
- 認証やアクセス制限を実装する
- リクエスト内容を書き換える
例えば、サイト訪問者を別ページへ自動転送する処理をWorkersで設定している場合、その転送処理が実行されるたびにリクエストとして数えられます。
反対に、WordPressなどで作成した一般的なサイトをCloudflareのCDN機能で高速化しているだけなら、通常はWorkersの上限を気にする必要はありません。
無料プランの100K requests/dayで足りるケース
Cloudflare Workersを少し試してみたい個人サイトや小規模サイトであれば、1日10万リクエストという上限でも十分なケースが多くあります。
例えば、アクセス解析用の簡単な処理や、特定ページだけのリダイレクト処理などで利用する場合、大量のリクエストが発生しないことがあります。
一方で、大規模なWebサービスやAPIをWorkers上で動かす場合は、アクセス数や処理内容を確認しながら有料プランや追加利用を検討する必要があります。
Cloudflare利用時に確認すべきポイント
Cloudflareを導入しただけで「Workersの制限=サイト全体のアクセス制限」と考える必要はありません。まず、自分のサイトでWorkersを実際に使用しているかを確認することが大切です。
確認する場合は、CloudflareのダッシュボードからWorkersの設定画面を開き、作成済みのWorkerが存在するか、どのURLに適用されているかを確認します。
もしWorkersを利用していない場合、「100K requests/day」という表示があっても、ホームページの閲覧数や訪問者数には直接影響しません。
まとめ|Cloudflare Workersの100K requests/dayはアクセス数制限ではない
Cloudflareの「Workers: 100K requests/day」は、Webサイトの表示回数や訪問者数ではなく、Cloudflare Workersで作成したプログラムが実行される回数の上限を示しています。
通常のホームページをCloudflareのDNSやCDN機能で利用しているだけなら、この数字をアクセス上限として心配する必要はありません。
Workersを使って高度な処理を追加する場合のみリクエスト数を意識し、現在どの機能を利用しているのかを確認しながら運用することが重要です。


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