Wi-Fi中継機はLAN接続で速度低下を防げる?無線中継と有線接続の違いを徹底解説

インターネット接続

Wi-Fiの電波が届きにくい部屋でインターネットを使う場合、中継機を設置する方法があります。しかし、無線で中継すると速度が落ちることがあり、有線LANケーブルで接続した場合との違いが気になる方も多いでしょう。

この記事では、Wi-Fi中継機の無線接続とLANケーブルを使った有線接続の違い、速度への影響、どのような環境でどちらを選ぶべきなのかを分かりやすく解説します。

Wi-Fi中継機の無線接続で速度が落ちる理由

無線タイプのWi-Fi中継機は、親機から飛んできたWi-Fi電波を受信し、それをもう一度別の場所へ飛ばす仕組みになっています。

このとき中継機は「受信」と「送信」を同時に行う必要があります。そのため、親機からスマホやパソコンへ直接通信する場合と比べて、通信できる帯域が分割され、速度が低下しやすくなります。

例えば、親ルーターの近くでは300Mbps出ている環境でも、無線中継機を経由すると100〜150Mbps程度まで低下するケースがあります。低下幅は機器の性能や電波状況によって変わります。

LANケーブルで接続すると速度低下は少なくなる

中継機と親ルーターをLANケーブルで接続する場合、データ通信は有線で行われるため、無線中継特有の速度低下が発生しにくくなります。

部屋間の距離程度であれば、適切なLANケーブルを使用することで、親ルーターに近い速度を維持できる可能性があります。

例えば、1階にルーターがあり2階の部屋でWi-Fiを使いたい場合、壁や床による電波減衰を避けるためにLANケーブルを配線してアクセスポイントとして利用すると、非常に安定した通信環境を作れます。

有線接続した中継機はルーターとして使えるのか

LANケーブルで接続したWi-Fi機器は、一般的には「無線LANアクセスポイント」として利用します。

多くの場合、家庭内のネットワークを管理するルーター機能は親機側が担当し、追加した機器はWi-Fi電波を提供する役割になります。

そのため、必ずしも新しいルーターを購入する必要はありません。現在使用しているルーターに対応したアクセスポイントや中継機を追加する方法でも十分な場合があります。

無線中継機と有線アクセスポイントのメリット比較

接続方法 メリット デメリット
無線中継 LAN配線が不要で設置が簡単 速度低下や電波干渉が起こりやすい
有線LAN接続 高速で安定した通信が可能 LANケーブルの配線が必要

無線中継は、配線が難しい場所や一時的に電波を広げたい場合に向いています。

一方で、オンラインゲームや動画視聴、在宅勤務など安定した通信が必要な用途では、有線LAN接続したアクセスポイントの方が適しています。

部屋間で利用する場合におすすめの構成

家の中で別の部屋までWi-Fiを届けたい場合、理想的な構成は以下のようになります。

  • 親ルーターからLANケーブルを別室まで配線する
  • 別室にWi-Fiアクセスポイントや対応中継機を設置する
  • 同じネットワーク名でWi-Fiを利用する

例えば、リビングに光回線のルーターがあり、寝室で電波が弱い場合、寝室までLANケーブルを引いてWi-Fiアクセスポイントを置くことで、速度低下を最小限にできます。

ただし、壁に穴を開ける必要がある場合や配線が難しい場合は、高性能なメッシュWi-Fiを利用する方法もあります。

中継機を選ぶときに確認したいポイント

中継機やアクセスポイントを選ぶ際は、単純な最大通信速度だけでなく、対応しているWi-Fi規格も確認することが重要です。

現在ではWi-Fi 6対応機器も増えており、対応端末を利用することで混雑した環境でも安定した通信が期待できます。

また、有線接続する場合はLANポートの規格も確認しましょう。高速通信を利用したい場合は、ギガビット対応のLANポートを搭載した機器がおすすめです。

まとめ

Wi-Fi中継機を無線で利用すると、受信と送信を同時に行う仕組みにより速度が低下しやすくなります。

一方で、LANケーブルで親ルーターと接続して利用する場合は通信が安定し、部屋間程度の距離であれば速度低下を大幅に抑えられる可能性があります。

動画視聴やゲーム、仕事など安定性を重視するなら有線LAN接続したアクセスポイント方式がおすすめです。配線が難しい場合は無線中継機やメッシュWi-Fiを選ぶなど、住環境に合わせて最適な方法を選ぶとよいでしょう。

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