Firefoxではコンテナータブ機能を利用すると、同じブラウザ内で複数のログイン状態を分けて管理できます。一方で、この機能を使用しない場合は、ファイルメニューに表示される「新しいコンテナータブ」が不要に感じることがあります。
この記事では、Firefox 150以降で「新しいコンテナータブ」をメニューから非表示にする方法や、about:configではなくuserChrome.cssを利用したカスタマイズ方法について解説します。
Firefoxの「新しいコンテナータブ」はabout:configで非表示にできるのか
Firefoxのabout:configには多くの詳細設定がありますが、メニュー項目を個別に非表示にするための設定項目は基本的に用意されていません。
「新しいコンテナータブ」はFirefoxのUI(ユーザーインターフェース)上のメニュー項目として表示されているため、非表示にする場合はCSSによるUIカスタマイズを利用します。
そのため、about:configで特定の文字列を変更する方法ではなく、userChrome.cssを使って対象メニューを隠す方法が一般的です。
userChrome.cssを有効にする準備
Firefoxでは初期状態ではuserChrome.cssによるカスタマイズ機能が無効になっています。まず設定を変更して利用できる状態にします。
- Firefoxのアドレスバーに「about:config」と入力する
- 警告画面が表示された場合は内容を確認して進む
- 「toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets」を検索する
- 値を「true」に変更する
この設定を有効にすると、Firefoxのプロファイルフォルダー内にあるuserChrome.cssが読み込まれるようになります。
FirefoxのuserChrome.cssで「新しいコンテナータブ」を非表示にする方法
次にuserChrome.cssへCSSコードを追加して、メニュー項目を非表示にします。
Firefoxのプロファイルフォルダー内にある「chrome」フォルダーを開き、その中のuserChrome.cssファイルへ以下の内容を追加します。
#menu_newContainerTab {display:none !important;}
保存後、Firefoxを完全に終了して再起動すると、ファイルメニュー内の「新しいコンテナータブ」が表示されなくなります。
もしuserChrome.cssファイルやchromeフォルダーが存在しない場合は、自分で作成してください。
userChrome.cssの保存場所を確認する方法
Firefoxのプロファイルフォルダーは、ブラウザの設定画面から確認できます。
- Firefoxのメニューを開く
- 「ヘルプ」から「その他のトラブルシューティング情報」を開く
- 「プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」を選択する
開いたフォルダー内に「chrome」という名前のフォルダーを作成し、その中に「userChrome.css」というファイルを配置します。
例えばWindowsの場合、プロファイルフォルダーはユーザーごとに異なる場所へ保存されているため、直接パスを入力するよりもFirefoxの設定画面から開く方法が確実です。
設定後に表示が変わらない場合の確認ポイント
userChrome.cssを編集したあともメニューが残る場合は、以下の点を確認してください。
- toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheetsがtrueになっているか
- ファイル名がuserChrome.cssになっているか
- chromeフォルダーの場所が正しいか
- Firefoxを完全に再起動したか
また、Firefoxのアップデートによって内部のIDが変更される場合があります。その場合はCSSの指定方法を変更する必要があります。
コンテナータブ機能自体を無効化したい場合
「新しいコンテナータブ」を隠すだけではなく、コンテナータブ機能そのものを使わない場合は、関連する拡張機能や設定も確認するとよいでしょう。
ただし、コンテナータブはプライバシー管理やアカウント切り替えに便利な機能でもあるため、将来的に利用する可能性がある場合はメニューだけ非表示にする方法がおすすめです。
例えば仕事用と個人用でGoogleアカウントを分けて利用している場合、コンテナータブを残しておくことで便利に使えるケースがあります。
まとめ
Firefoxの「新しいコンテナータブ」を非表示にしたい場合、about:configだけでは対応できないため、userChrome.cssを利用したUIカスタマイズが有効です。
「toolkit.legacyUserProfileCustomizations.stylesheets」を有効にしたうえで、userChrome.cssに「#menu_newContainerTab {display:none !important;}」を追加すると、ファイルメニューから項目を隠すことができます。
Firefoxのアップデートによって仕様が変わる可能性はありますが、不要なメニュー項目を整理する方法としてuserChrome.cssによる設定は有効な手段です。


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