iCloudには「メールを非公開」という機能があり、自分の本来のメールアドレスを相手に知らせずにサービスへ登録したり、メールを受信したりできます。しかし、送信時や受信時に相手のメールアドレスまで非公開になるのか、どの情報が隠されるのか分かりにくい部分があります。
この記事では、iCloudのメールアドレス非公開機能の仕組みや、宛先・送信者情報がどのように表示されるのか、利用時に注意したいポイントについて詳しく解説します。
iCloudの「メールを非公開」は何を隠す機能なのか
iCloudの「メールを非公開」は、自分が普段使っているメールアドレスを相手やサービスに知られないようにするための機能です。
この機能を利用すると、Appleがランダムに作成したメールアドレスを使ってサービスへ登録できます。そのアドレス宛に届いたメールは、設定した自分の本来のメールアドレスへ転送されます。
例えば、ネットショップへの登録時に「abc123@privaterelay.appleid.com」のような非公開用アドレスを使うことで、ショップ側には本当のiCloudメールアドレスを知らせずに利用できます。
メールアドレスを非公開にすると宛先も非公開になるのか
結論として、iCloudのメールアドレス非公開機能を使っても、メールの宛先まで自動的に非公開になるわけではありません。
非公開になるのは基本的に「自分のメールアドレス」です。メールを送る相手のメールアドレスや宛先情報は、通常のメールと同じように扱われます。
例えば、自分が非公開アドレスを利用してサービスからメールを受け取る場合、サービス側には自分の本来のアドレスではなく、Appleが発行した転送用アドレスが表示されます。一方で、送信相手のアドレスが隠れる機能ではありません。
iCloudメールで送信すると相手には何が表示されるのか
iCloudメールからメールを送信する場合、使用している送信元アドレスによって相手に表示される情報が変わります。
通常のiCloudメールアドレスから送信すれば、そのアドレスが相手に表示されます。メールアドレスを非公開にする機能を利用して作成されたアドレスの場合は、その転送用アドレスが送信元として使われます。
ただし、この機能は匿名メール送信サービスではありません。Appleのシステムを経由してメールを管理するため、完全に身元を隠した状態でメールを送れるという意味ではありません。
「メールを非公開」と「メールの宛先を隠す」機能の違い
メールアドレス非公開機能と、メールの宛先を隠す機能は目的が異なります。
メールアドレス非公開は、自分のアドレスを相手に知らせないためのプライバシー保護機能です。一方、宛先を隠す場合は、メールを複数人へ送る際に他の受信者へアドレスを見せないための「BCC」などを利用します。
例えば、複数の友人へ同じ案内メールを送る場合、相手同士にメールアドレスを知られたくなければBCCを使います。これはiCloudのメールアドレス非公開とは別の仕組みです。
iCloudのメール非公開機能を使うときの注意点
メールアドレス非公開機能は便利ですが、作成した非公開アドレスを削除すると、そのアドレスを使ったサービスからのメールを受け取れなくなる場合があります。
重要なサービスで利用する場合は、どのサイトにどの非公開アドレスを使ったのか管理しておくと安心です。
また、相手に自分のメールアドレスを伝える必要がある場面では、非公開アドレスではなく通常のメールアドレスを使ったほうがスムーズな場合もあります。
まとめ:iCloudの非公開機能は自分のアドレスを守るための機能
iCloudの「メールを非公開」は、自分の本来のメールアドレスを相手に知らせないための機能であり、メールの宛先や相手のアドレスを非公開にするものではありません。
送信先の情報を隠したい場合はBCCなど別の機能を利用する必要があります。目的に合わせて使い分けることで、iCloudメールをより安全に利用できます。
自分のメールアドレスを守りながらサービスを利用したい場合には、iCloudのメール非公開機能を上手に活用するとよいでしょう。


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