Safariで検索した際に、検索欄の下へ「〇〇県〇〇市」などのおおまかな位置情報が表示されたり、画面共有中にIPアドレス関連の情報が見えてしまったりすると、不安になることがあります。これはSafariが勝手に個人情報を公開しているのではなく、IPアドレスを利用した位置推定やプライバシー設定が関係しています。この記事では、SafariでIPアドレスの公開を制限する方法や、位置情報が表示される原因、画面共有時に確認したい設定について解説します。
Safariで表示される地域情報はIPアドレスが原因の場合がある
Safariで検索した時に「東京都〇〇区」「大阪府〇〇市」のような地域情報が表示される場合、Webサイトや検索サービスがIPアドレスから現在地を推測して表示している可能性があります。
IPアドレスはインターネット通信を行うために必要な番号で、完全な住所や氏名が公開されるものではありません。ただし、契約しているインターネット回線や通信事業者の情報から、おおまかな地域が推測されることがあります。
そのため、Safariの設定だけではなく、iPhoneやMacのプライバシー設定、iCloudの機能なども確認することが重要です。
iPhoneのSafariでIPアドレス公開を制限する方法
iPhoneやiPadのSafariでは、「IPアドレスを非公開」という設定を利用できます。
設定方法は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「Safari」を選択する
- 「IPアドレスを非公開」を開く
- 「トラッカーのみ」または「トラッカーとWebサイト」を選択する
「トラッカーとWebサイト」を選択すると、対応しているWebサイトに対してIPアドレスを隠す効果があります。
ただし、この機能を利用するには、iCloud+への加入が必要な場合があります。
iCloudプライベートリレーを有効にする
Appleには「iCloudプライベートリレー」という通信プライバシー保護機能があります。
この機能をオンにすると、SafariでWebサイトを見る際にIPアドレスを直接相手へ渡さないように通信経路を保護できます。
設定する場合は以下を確認してください。
- 「設定」を開く
- Apple IDの名前部分をタップする
- 「iCloud」を選択する
- 「プライベートリレー」をオンにする
有効にすると、検索サイトや広告サービスから取得できる位置情報が制限される場合があります。
Safariの位置情報アクセスを制限する方法
IPアドレスとは別に、Safariが位置情報サービスを利用している場合もあります。
位置情報の利用を制限するには、iPhoneの場合は以下を確認します。
- 「設定」を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択する
- 「位置情報サービス」を開く
- 「SafariのWebサイト」を選択する
- 許可設定を変更する
例えば、地図や店舗検索など位置情報が必要なサービスを使わない場合は、許可を制限することで不要な位置情報共有を防げます。
MacのSafariでIPアドレス非公開を設定する方法
MacでもSafariにはIPアドレスを隠すための設定があります。
Safariを開き、メニューバーから「Safari」→「設定」→「プライバシー」を確認してください。
また、iCloud+を利用している場合は、システム設定からiCloudプライベートリレーを有効にすることでSafari利用時の通信情報を保護できます。
画面共有時にIPアドレスや地域情報が見える場合の注意点
オンライン会議やサポートで画面共有をする場合、ブラウザ画面だけでなく、検索履歴や通知、設定画面なども相手に見える可能性があります。
画面共有前には、以下のような情報を確認すると安心です。
- ブラウザの検索欄
- 通知ポップアップ
- メールやメッセージアプリ
- アカウント情報が表示される画面
IPアドレスから分かる地域情報だけで重大な個人情報が漏れるわけではありませんが、不要な情報を共有しないための準備は大切です。
VPNを利用するとIPアドレスを変更できる
より強くIPアドレスを隠したい場合は、VPNサービスを利用する方法があります。
VPNを利用すると、接続先から見えるIPアドレスがVPNサーバーのものになるため、自宅回線のIPアドレスや地域情報を直接表示されにくくできます。
ただし、無料VPNの中には通信速度や安全性に問題があるものもあるため、利用する場合は信頼できるサービスを選ぶことが重要です。
まとめ
Safariで検索時に地域情報が表示される場合、多くはIPアドレスを利用した位置推定によるものです。完全に住所が公開されているわけではありませんが、気になる場合はプライバシー設定を見直すことで対策できます。
iPhoneやMacでは、IPアドレス非公開設定やiCloudプライベートリレーを利用することで、Safari利用時の通信情報を保護できます。
画面共有時はIPアドレスだけでなく、通知や検索履歴なども含めて確認し、必要に応じてプライバシー設定を調整することで安心してインターネットを利用できます。

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