海外通販サイトで商品を購入するとき、多くの方が気になるのが「関税」です。特にQoo10やオリーブヤンググローバルのように韓国からの配送が多いサービスでは、まとめ買いをすると関税がかかるのか不安に思う人もいるでしょう。本記事では、購入金額や注文の分け方による関税の扱いについて解説します。
関税がかかる基準額
日本では個人輸入の場合、商品代金の合計が16,666円を超えると課税対象になるのが一般的です。これは関税や消費税を合わせた輸入税の基準であり、商品ジャンルによって税率は異なります。
例えば、化粧品や食品には消費税だけがかかる場合もあれば、衣類や靴などでは関税率が加わることもあります。
複数サイトや複数注文時の扱い
Qoo10とオリーブヤンググローバルなど、異なるサイトで購入した場合でも、通関のタイミングでまとめて処理されると合算扱いになる可能性があります。ただし、多くの場合は注文ごとに別の荷物として発送・通関されるため、それぞれが16,666円以下であれば課税対象外になるケースがほとんどです。
同じサイトで複数回に分けて注文した場合も同様で、配送や通関のタイミングがずれると別々に扱われます。しかし、もし同じタイミングでまとめて通関にかかった場合は合算され、課税対象になる可能性があります。
実際のケースと注意点
例えば、9月にQoo10で1万円、同時期にオリーブヤンググローバルで8千円の商品を購入した場合、別々の荷物として通関すればそれぞれ課税対象外です。しかし、配送業者の都合で一緒に通関された場合、合算で1万8千円となり課税対象になる可能性があります。
また、送料や保険料が課税価格に加算されるケースもあるため、注文時には商品代金だけでなく送料込みで考えるのが安全です。
関税を避けるための工夫
- 1回の注文を16,666円以下に抑える
- 配送時期をずらして複数回に分けて注文する
- 送料込みの金額で合計を確認する
- 課税対象になりやすい商品カテゴリ(衣類・靴など)に注意する
これらを意識することで、予期せぬ関税の発生を防ぐことができます。
まとめ
Qoo10やオリーブヤングで複数回に分けて購入しても、基本的にはそれぞれが独立した注文として通関されるため、合計が16,666円を超えても必ずしも課税対象になるわけではありません。ただし、同じタイミングでまとめて通関されると合算される可能性がある点には注意が必要です。購入を計画するときは、注文金額や発送タイミングを工夫して上手に活用しましょう。


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