iPhoneを長年使っていると、写真や動画の数が膨大になり、iCloudの容量や料金に悩む方は少なくありません。特に10万枚以上の写真や数千本の動画を保存している場合、2TBプランでもコストが負担に感じることがあります。この記事では、iCloud以外の保存方法や安全なバックアップの考え方について解説します。
iCloudだけに頼るリスクとは?
iCloudはApple製品との連携がスムーズで非常に便利ですが、万が一アカウントに問題が起きた場合や、支払いが途切れた場合にデータへのアクセスが制限されるリスクもゼロではありません。また、月額課金制のため長期的には高コストになる点もデメリットです。
外付けハードディスクやSSDでの保存
もっともオーソドックスな方法は、外付けHDDやSSDにデータを移行して保存する方法です。大容量モデルを選べば、10万枚以上の写真でも十分保存可能です。特にSSDは読み書き速度が速く、耐久性もあるためおすすめです。
例:4TBの外付けHDDを使えば、iCloudの月額料金を払わなくても数年分のデータを一括保存できます。
GoogleフォトやAmazon Photosの利用
クラウドサービスを活用するのも有効です。Googleフォトは15GBまで無料で使え、追加容量はiCloudより安価なプランもあります。Amazonプライム会員ならAmazon Photosで写真を無制限に保存できるため、写真中心の方には特におすすめです。
ただし、動画保存については容量制限があるサービスも多いため、事前に確認が必要です。
NAS(ネットワークHDD)で自宅クラウドを構築
コストを抑えつつ安全に保存したい方には、NAS(ネットワーク接続型ストレージ)の利用がおすすめです。Wi-Fi経由で自動バックアップができ、自宅にいながらクラウドのように使えます。初期投資はかかりますが、長期的に見るとコスト削減につながります。
実例として、SynologyやQNAPといったメーカーのNASを導入することで、iPhoneから自動で写真・動画を保存しているユーザーも増えています。
保存方法を組み合わせるのが安心
写真や動画のデータは一度失うと取り戻せません。そのため、「クラウド」+「外付けHDD/SSD」の二重保存が理想的です。iCloudの容量を減らしつつ、外部サービスや物理ストレージにバックアップすることで安心感が増します。
まとめ
・iCloudは便利だが長期的には高コスト
・外付けHDD/SSDに保存すればランニングコスト不要
・GoogleフォトやAmazon Photosなど他のクラウドも検討可能
・NASを導入して自宅クラウド化する選択肢もある
・ベストはクラウドと物理ストレージを組み合わせる二重保存
「撮りすぎかも?」と悩むよりも、安全に残す方法を選ぶのが賢明です。自分のライフスタイルに合った保存方法を選んで、大切な思い出を長期的に守りましょう。
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