サイトアクセスログに未使用URLへのアクセスがあった場合の対策と考察

ウイルス対策、セキュリティ対策

サイトのアクセスログに未使用URLへのアクセスがあると、何かしらのセキュリティリスクを感じるかもしれません。特に、アクセス元が自ドメインであり、404エラーが発生している場合、これは不正アクセスの試みやスキャン活動の一環である可能性があります。この記事では、未使用URLへのアクセスの原因とその対策について解説します。

1. 未使用URLへのアクセスが意味するもの

サイトのアクセスログに「/backup」や「/bc」、「/wordpress」など、利用していないURLからのアクセスが記録されることがあります。これらは、実際にサイトに存在しないURLやディレクトリですが、攻撃者やスキャナーが自動的に試している可能性があります。

特に、「/backup」や「/wordpress」などのURLは、過去に使われていたことがある場合もありますが、現在は存在しない場合でも、攻撃者が旧いバックアップデータや脆弱性を探すためにアクセスしていることがあります。

2. セキュリティスキャンや攻撃の兆候

未使用URLへのアクセスが頻繁に行われる場合、セキュリティスキャンやボットによるアクセスが行われている可能性が高いです。特に「/backup」や「/wordpress」といったURLは、過去に使われていた可能性があるため、攻撃者がそれらを狙って脆弱性を探している場合があります。

これらの攻撃者は、サイトに脆弱性がないかをチェックし、悪用できる部分がないかを確認しています。こうしたアクセスは、必ずしも悪意ある攻撃でない場合もありますが、対策を講じておくことが重要です。

3. 対策方法

このようなアクセスがログに記録される場合、以下の対策を行うことでセキュリティを強化できます。

  • 不要なディレクトリやファイルを削除する: 「/backup」や「/wordpress」などの不要なディレクトリやファイルが公開されている場合、それらを削除または非公開に設定しましょう。
  • アクセス制限を設ける: 特定のIPアドレスやユーザーエージェントからのアクセスを制限することで、不正アクセスを防止することができます。
  • セキュリティプラグインの導入: WordPressやその他のCMSを使用している場合、セキュリティプラグイン(例:Wordfence, Sucuri)を導入して、攻撃や不審なアクセスを検出し、ブロックすることができます。
  • サーバーログの監視: 定期的にサーバーログをチェックし、不審なアクセスや異常なパターンを早期に発見しましょう。

4. SSL対応とHTTPからHTTPSへのリダイレクト

SSL対応が完了している場合でも、httpから始まるURLが記録されることがあります。これは、HTTPへのリダイレクト設定が不完全であるか、過去に存在したHTTP版のURLが参照されていることが考えられます。

解決策として、全てのHTTPトラフィックをHTTPSにリダイレクトする設定を行うことで、安全な通信を強制することができます。

まとめ

未使用URLへのアクセスがログに記録されることは、攻撃者によるセキュリティスキャンや不正アクセスの試みである可能性があります。サイトを守るためには、不要なファイルやディレクトリを削除し、適切なアクセス制限を設けることが重要です。また、セキュリティプラグインの導入やSSL設定の確認も有効な対策です。

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