Googleフォトを使用している際に、画像のバックアップ設定やデバイス間でのデータ移行時に問題が発生することがあります。本記事では、オリジナル画質でバックアップした画像がスマートフォンのストレージに圧縮されて表示される問題や、新しいAndroidにデータ移行後に発生した重複表示について、解決策を提案します。
オリジナル画質の画像が圧縮される理由と解決方法
Googleフォトでは、オリジナル画質でバックアップを設定していても、ストレージ容量が不足すると自動的に圧縮された画像がデバイスに保存されることがあります。この現象は、スマートフォンの内蔵ストレージが満杯になり、Googleフォトがストレージの空き容量を確保するために圧縮を行うことが原因です。
ストレージ容量を確保した場合、Googleフォトが圧縮画像を自動的にオリジナル画質に戻すことはありません。手動でオリジナル画像をダウンロードして再同期する必要があります。以下の手順で対応できます。
オリジナル画質に戻す手順
1. Googleフォトアプリを開きます。
2. 設定メニューから「バックアップと同期」を選択し、「オリジナル画質」でのバックアップを確認します。
3. 既存の圧縮された画像を削除し、再度「オリジナル画質」の画像をダウンロードまたは同期します。
データ移行時に発生する重複表示とファイル名の変更について
Android端末のデータ移行時、新しい端末に画像やデータを転送する際に重複表示やファイル名が変更されることがあります。この問題は、特に「提供元不明(Android Switch)」やランダムなファイル名が付加されることで発生します。
これらは、データ移行中に古い端末と新しい端末間でファイルの同期が完全に行われなかったことが原因です。新しい端末では、移行されたファイルが「提供元不明」や「originai_ddxxx」のような名前に変更され、重複が表示されることがあります。
重複表示を解決する方法
1. Googleフォトで重複した写真を手動で削除します。
2. Android端末で「写真」アプリやファイルマネージャーを使用して、不要な重複ファイルを削除します。
3. 再度、必要な画像のみをGoogleフォトにアップロードし直します。
新しい端末へのデータ移行を円滑に行うためのポイント
新しいAndroid端末へのデータ移行を行う際、重複やファイル名変更を避けるためのいくつかのポイントを押さえておくことが重要です。
まず、Googleアカウントでバックアップを行い、GoogleフォトやGoogleドライブにデータを同期しておくと、移行後のファイル整理が簡単になります。また、移行後には「Googleフォト」や「写真」アプリで、転送されたデータを確認して重複や不具合がないか確認しましょう。
まとめ
Googleフォトを使った画像バックアップやデータ移行において、ストレージ容量や重複表示などの問題が発生することがありますが、適切な設定や手順を踏むことで問題を解決できます。オリジナル画質に戻すための手順や、データ移行時のトラブルシューティングを参考にして、スムーズにGoogleフォトを利用しましょう。
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