Google スプレッドシートの条件付き書式を使用して、商品Noが一致する行を自動で塗り潰す方法について解説します。特に、AシートとBシートを使って、Aシートに入力された商品NoがBシートにある商品Noと一致した際に、Bシートの行が塗り潰されるようにする方法を紹介します。
1. 条件付き書式の基本設定
まず、条件付き書式とは、特定の条件を満たすセルに対して、色を付けたり、フォントを変更することができる機能です。これを活用することで、Bシートの商品NoとAシートの商品Noが一致する場合に、行全体を自動で塗り潰すことができます。
条件付き書式を適用するために、まずはBシートを選択し、設定を始めます。
2. カスタム数式の設定方法
条件付き書式を使用するためにカスタム数式を設定します。具体的には、Bシートの商品No(B3:B999)がAシートの商品No(AシートのD列)と一致する場合に、その行を塗り潰す設定を行います。
次の数式を使用します。
=ISNUMBER(MATCH(B3, 'Aシート'!D:D, 0))
この数式は、B3セルの値がAシートのD列にあるかを確認し、もし一致する商品Noがあれば、行が塗り潰されるようになります。
3. 数式を条件付き書式に適用する手順
条件付き書式の設定を進める手順は以下の通りです。
- BシートのB列(B3:B999)を選択します。
- 「フォーマット」>「条件付き書式」を選択します。
- 「セルの書式設定のルール」を「カスタム数式」に設定します。
- 上記の数式「=ISNUMBER(MATCH(B3, ‘Aシート’!D:D, 0))」を入力します。
- 塗りつぶしの色を選び、設定を完了します。
これで、AシートとBシートの商品Noが一致するたびに、Bシートの該当行が自動的に塗り潰されるようになります。
4. よくある問題と解決策
条件付き書式の設定後、うまく動作しない場合があります。主な原因としては以下の点が考えられます。
- 数式内のシート名が間違っている。
- 数式が正しく入力されていない。
- 範囲設定が間違っている(例えば、B列全体を選択するのではなく、特定の範囲のみを選択している)。
これらの点を確認し、再度設定を見直すことが必要です。
5. まとめ
Google スプレッドシートの条件付き書式を使うことで、AシートとBシートの商品Noが一致する際に、Bシートの該当行を塗り潰すことができます。カスタム数式を使うことで、効率的にデータを視覚的に把握することが可能です。設定に少し注意が必要ですが、上記の手順で問題なく設定できますので、ぜひ試してみてください。
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