「MacBookからiCloudに動画を転送した後、MacBookのストレージ内の元データを消したら、iCloud内のデータも消えるのか?」という質問について、iCloudの仕組みとデータ管理方法を解説します。
iCloudのデータ管理方法
iCloudは、Appleのクラウドストレージサービスで、Appleデバイス間でデータを同期できる便利なサービスです。iCloud内に保存したデータは、基本的にクラウド上に保管され、デバイス上のストレージとは独立して管理されます。そのため、MacBookのストレージから動画を削除しても、iCloudにアップロードされた動画自体には影響を与えません。
つまり、MacBookのローカルストレージからデータを削除しても、iCloud内のデータはそのまま残ります。ただし、iCloudの同期機能を利用している場合は、ローカルストレージとiCloud間でデータが同期されるため、注意が必要です。
iCloudの「iCloud Drive」と「写真」ライブラリの違い
iCloudには、「iCloud Drive」と「写真」ライブラリの2つの主要な保存場所があります。iCloud Driveはファイル管理システムで、ユーザーがアップロードしたファイルやドキュメントを保存します。一方、iCloud写真ライブラリは、写真や動画を自動的にアップロードしてバックアップします。
もし「iCloud Drive」に動画を保存している場合、MacBookのストレージから削除しても、iCloud上に残ることになります。しかし、「写真」ライブラリに保存した場合、iCloud写真ライブラリが最適化されている設定では、ローカルストレージから動画を削除してもiCloud上のフルサイズデータが消えないことが一般的です。
iCloud同期の設定と注意点
iCloudの同期設定を「最適化」にしている場合、MacBookのローカルストレージから動画や写真を削除しても、iCloudにアップロードされたデータが消えることはありません。ただし、iCloudの設定を「完全に保存」にしている場合は、同期されているデータが全てクラウドに保存され、ローカルストレージからデータを削除するとiCloud内のデータも削除される可能性があります。
そのため、iCloudにデータをアップロードする際は、同期設定を確認し、必要に応じてバックアップを取ることが重要です。
結論
結論として、MacBookからiCloudに動画を転送した後、MacBookのストレージ内の元データを消しても、iCloud内のデータは消えません。ただし、iCloudの同期設定に依存する部分があるため、設定に注意し、必要なデータをバックアップしておくことが大切です。
万が一、iCloud内のデータが削除されてしまうリスクを避けるために、手動でバックアップを取るか、iCloudの同期設定を確認しておくことをお勧めします。
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